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【初心者向け】Codexの使い方を解説!始め方・料金・できること13個

「Codexを使ってみたいけれど、何ができるのかわからない」「実際にどのように活用すればいいのかわからない」と悩んでいませんか。

Codexは、自然な言葉で指示するだけでコードの生成や修正、バグ調査、資料作成、データ整理などを自律的に進められるOpenAIのAIエージェントです。

使い方を理解しないまま利用すると、思ったような結果が得られず「結局何に使えばいいのか分からない」と感じてしまいます。

本記事では、Codexの基本的な使い方から具体的な活用例、効率よく使うコツ、注意点まで初心者向けに分かりやすく解説します。

自分の業務や開発にCodexをどう活用できるのかを理解して、AIを活用した生産性向上につなげましょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員20,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は15万人超え(5/21時点)。

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Codexとは?

Codex(コーデックス)とは、自然な言葉で指示するだけでコードの生成や修正、テスト実行、調査、定型作業の自動化などを行えるOpenAIのAIコーディングエージェントです。

Codexは実際にファイルを編集したりコマンドを実行したりしながら、タスクの完了まで自律的に進められる点が特徴です。

また、コード生成だけでなく、リファクタリングやドキュメント作成、データ処理など幅広い業務にも対応しています。

そのため、エンジニアだけでなく、ライターやマーケター、事務職など幅広い職種で利用が広がっています。

以下の記事では、ChatGPTのCodexの特徴や使い方、実際の活用事例を紹介しています。Codexについて詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

Codexでできること

Codexでできることは、大きく分けて以下の3つです。

Codexでできること3つの図解。コードの生成・修正・バグ修正、複数タスクの並列処理、資料作成やデータ整形などコーディング以外の作業

これらを押さえると、Codexを自分のどの作業に使えるかがイメージできます。それぞれ詳しく見てきましょう。

コードの生成・修正・バグ修正

Codexの中心的な機能は、自然な言葉の指示からコードを生成し、既存コードの修正やバグ修正まで自動で行うことです。

単にコードを書くだけでなく、変更後にテストやlintを実行し、エラーが出れば自分で直してくれるため、動く状態まで仕上げてくれます。

「ログイン画面にパスワード再設定機能を追加するためのコードを生成してください」と指示すれば、Codexが関連ファイルを確認しながら、必要なコードを提案・生成します。

手作業で何時間もかかっていた修正を短時間で終えられるため、本質的な設計や仕様検討に時間を使えます。

複数タスクの並列処理

Codexは、クラウド上で複数のタスクを同時並行で進められる点も特徴です。

各タスクは隔離されたサンドボックス環境で実行されるため、本番のコードに影響を与えずに安全に作業を任せられます。

バグ修正をクラウドに任せている間に、別の新機能の実装を同時に走らせるといった使い方ができます。

1つの作業の完了を待たずに次へ進めるため、開発全体のスピードを大きく引き上げられます。

資料作成やデータ整形などコーディング以外の作業

Codexは開発者専用ではなく、非エンジニアの業務効率化にも活用できます。

Codexはファイルの読み書きやコマンドの実行ができるため、表計算の整形やテキストの一括処理といった定型作業も自動化できるからです。

営業資料のフォーマット統一やExcelデータの整形、調査レポートの下書き作成などを指示一つで任せられます。

プログラミングの知識がなくても面倒な手作業を減らせるため、社内での評価や生産性の向上につながります。

【無料で利用可能】Codexの料金プラン

Codexは、ChatGPTのサブスクリプションに含まれており、無料プランから利用できます。利用方法は大きく以下の2つです。

  • ChatGPTを利用する場合
  • APIを利用する場合

利用方法によって料金体系が異なるため、自分の用途に合わせて選びましょう。

ChatGPTを利用する場合

CodexはChatGPTの各プランで利用できます。

利用できるタスク量や実行回数の目安はプランごとに異なるため、自分の利用頻度に合わせて選ぶ必要があります。主なプランの料金は以下のとおりです。

プラン月額(税込)主な対象
Free0円まず試したい初心者
Go約8ドル軽く使いたい個人
Plus約20ドル日常的に開発する個人
Pro約200ドル本格的に使う開発者
Business約25ドル/人チームでの利用

無料プランでも利用できますが、利用量には制限があります。

日常的に利用する場合はPlusプランを選ぶユーザーが多く、個人開発や学習用途にも適しています。

大規模な開発や長時間のタスク実行を行う場合は、ProやBusinessを検討してみてください。

以下の記事では、Codexの料金プランや用途別のおすすめプランを紹介しています。自分に合ったプランを選んでCodexを使いたい方はぜひ参考にしてみてください。

関連記事: Codexの料金は?プラン別の費用や無料で使う方法、API料金も徹底解説

APIを利用する場合

CodexをAPI経由で利用する場合は、ChatGPTのサブスクリプションとは別に料金が発生します

APIは従量課金制となっており、入力トークン数と出力トークン数に応じて料金が決まります。そのため、解析するコード量や実行回数が増えるほどコストも高くなります。

モデル入力(100万トークン)キャッシュ入力出力(100万トークン)主な用途
GPT-5.5$5.00$0.50$30.00最高性能の汎用・コーディング
GPT-5.4$2.50$0.25$15.00バランス重視の用途
GPT-5.4-mini$0.75$0.075$4.52軽量・低コスト用途
GPT-5.3-Codex$1.75$0.175$14.00コーディング特化モデル
GPT-5.2$1.75$0.175$14.00互換性重視の用途
GPT-5.3-Codex-Spark料金未確定高速応答・大量処理向け
料金は米ドル建て(100万トークンあたり)。最新の価格はOpenAI公式の料金ページをご確認ください。

処理量が多いプロジェクトでは想定以上に利用料金が増える場合もあるため、利用状況を定期的に確認しながら運用するのがおすすめです。

API料金の体系や取得方法を詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

関連記事: CodexのAPIの取得方法を紹介!できることや料金体系、ポイントを徹底解説

Codexの使い方①5種類の始め方

Codexは利用する環境に応じて複数の始め方があります。主な利用方法は以下の5つです。

始め方インストールこんな人向け
【ブラウザ】ChatGPT版不要まず手軽に試したい人
【デスクトップアプリ】アプリ版必要ブラウザなしで集中したい人
【VSCode】拡張機能版普段VS Codeを使っている人
【Cursor】Cursor版普段Cursorを使っている人
【CLI】コマンドライン版ターミナル中心の開発者

ブラウザ版はインストール不要で始められるため、まずCodexを試してみたい方に向いています。

一方、VS CodeやCursor、CLI版は開発環境と連携しながら利用できるため、本格的な開発や既存プロジェクトでの活用に適しています。

それぞれ導入方法や利用シーンが異なるため、自分の開発スタイルに合った方法を選びましょう。

各形態のインストール手順をまとめて確認したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事: 【Mac・Windows】Codexのインストール方法を紹介!CLIとアプリ版の違いも解説

【ブラウザ】ChatGPT版の始め方

もっとも手軽な始め方は、ChatGPTからCodexを利用する方法です。ブラウザ上で利用できるため、ソフトウェアのインストールや複雑な環境構築は必要ありません。

手順は以下のとおりです。

  1. 公式サイトの「Cloudへ移動」を選択する
  2. ChatGPTへログインする
  3. 作業したいリポジトリを選択する
  4. プロンプトを入力してタスクを実行する
CodexのブラウザCloud画面。タスク入力欄とtodo-appリポジトリ、過去のタスクが並ぶ

まずはブラウザ版で基本的な操作に慣れ、その後にVS CodeやCLI版へ移行するのがおすすめです。

【デスクトップアプリ】アプリ版の始め方

デスクトップアプリ版は、WindowsやMac向けのChatGPTアプリからCodexを利用する方法です。ブラウザを開かずに利用できるため、開発作業へ集中しやすい点が特徴です。

手順は以下のとおりです。

  1. ChatGPTアプリをインストールする
  2. OpenAIアカウントでログインする
  3. サイドバーから「Codex」を開く
  4. 作業したいリポジトリを選択する
  5. プロンプトを入力してタスクを実行する
Codexデスクトップアプリの画面。New projectの入力欄と承認モード、モデル選択

アプリ版でもブラウザ版と同様に、コード生成やバグ修正、テスト実行などを行えます。

また、アプリ専用のショートカットや通知機能を利用できるため、日常的にCodexを使う場合にも便利です。

アプリ版の導入方法や詳しい使い方については、以下の記事で解説しています。

関連記事: Codexアプリの使い方は?5つのできることやMac・Windows導入手順を徹底解説

【VSCode】拡張機能版の始め方

普段からVS Codeを利用している場合は、Codex拡張機能を導入する方法が便利です。

エディタ内でそのままCodexへ指示を出せるため、開発の流れを止めることなくコード生成や修正を進められます。

手順は以下のとおりです。

  1. VS Codeを起動する
  2. 拡張機能マーケットプレイスを開く
  3. 「Codex」を検索してインストールする
  4. OpenAIアカウントでサインインする
  5. Codexパネルを開いてプロンプトを入力する
VSCodeのCodexパネル。タスク一覧が表示された拡張機能の画面

VS Code版では、現在開いているプロジェクトを参照しながらコード生成やバグ修正、リファクタリングなどを行えます。

また、変更内容をエディタ上で確認しながら適用できるため、既存コードへの影響を把握しやすい点もメリットです。

VS Code版の詳しい導入手順や活用方法については、以下の記事で解説しています。

関連記事: CodexはVSCodeで使える?できることやインストール手順、使い方を徹底解説!

【Cursor】Cursor版の始め方

Cursorを利用している場合は、Codex IDE拡張機能を導入して利用できます。

CursorはVS Code互換のエディタのため、Codex IDE拡張機能をそのままインストールできます。

手順は以下のとおりです。

  1. Cursorをインストールしてログインする
  2. Extensions(拡張機能)を開く
  3. 「Codex」を検索してインストールする
  4. 「Open Codex」を実行する
  5. ChatGPTアカウントでサインインする
  6. Codexパネルを開いてプロンプトを入力する
CursorにCodex拡張機能をインストールした画面とターミナル

Cursor版では、編集中のコードを参照しながらコード生成やバグ修正、リファクタリングなどを実行できます。

また、CursorのAI機能と併用することで、用途に応じてAIを使い分けられる点もメリットです。

普段からCursorを利用している場合は、新しい開発環境を用意することなくCodexを試せます。

Cursor版の詳しい導入手順や活用方法については、以下の記事で解説しています。

関連記事: 【4ステップ】CodexとCursorの連携方法!違いや活用例、トラブル対策を紹介

【CLI】CLI版の始め方

CLI版は、ターミナルからCodexを利用する方法です。

ローカル環境のファイルを直接参照しながら作業できるため、既存プロジェクトの開発や大規模なコード修正にも活用できます。

手順は以下のとおりです。

  1. Node.jsをインストールする
  2. ターミナルを起動する
  3. コマンド「npm install -g @openai/codex」を実行してCodexをインストールする
  4. コマンド「codex」でCodexを起動する
  5. 画面の案内に従ってChatGPTアカウントでサインインする
  6. 作業したいプロジェクトでプロンプトを入力する
ターミナルで起動したCodex CLI。モデルgpt-5.5とプロンプト入力欄

CLI版では、コード生成やバグ修正だけでなく、テスト実行やファイル編集などもターミナル上から行えます。

また、ローカル環境のプロジェクトを直接扱えるため、開発フローへ組み込みやすい点も特徴です。

Windowsの場合はWSLの利用が推奨されるため、環境構築でつまずきやすい初心者は以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事: 【Mac・Windows】Codexのインストール方法を紹介!CLIとアプリ版の違いも解説

Codexの使い方②13個の基本操作

Codexは「指示を出す」「結果を確認する」「変更を承認する」という流れで作業を進めるAIコーディングエージェントです。

この流れを理解したうえで各機能の使い方を覚えると、より効率的に活用できます。ここでは、以下の13項目を解説します。

Codexの基本操作13個の一覧図解。TUI画面の見方から始まりクラウドへの切り替えまで13の操作を列挙

これらの機能を使いこなせるようになると、コード生成だけでなく、調査やレビュー、保守運用までCodexへ任せられます。

すべてを一度に覚える必要はありません。まずは基本的なタスク実行から始め、必要に応じて各機能を活用していきましょう。

画面(TUI)の見方

Codexは、チャット形式の画面からタスクを実行します。今回はアプリ版のCodexで解説します。

画面中央には会話履歴や実行結果が表示され、入力欄から自然言語で指示を出せます。

Codexアプリの画面構成。左のプロジェクトやタスク履歴と中央の入力欄

主な画面構成は以下のとおりです。

画面の場所役割
左側サイドバープロジェクトや過去のタスク履歴を表示
中央エリアCodexとの会話や実行結果を表示
入力欄プロンプトや指示を入力
入力欄下部プロジェクト、実行環境、ブランチなどを設定
モデル選択利用するモデルを変更
承認モードCodexが変更を実行する際の承認方式を設定
実行ボタンタスクを開始

また、入力欄付近では現在利用中のモデルや承認設定なども確認できます。

まずは各エリアの役割を把握し、どこで指示を出してどこで結果を確認するのかを理解しておくとスムーズに操作できます。

基本のタスクの指示

Codexでは、入力欄へ自然な言葉で指示を出すだけでタスクを実行できます。

専門的なコマンドを覚える必要はなく、日本語でやってほしい内容をそのまま入力できます。

Codexにタスクを指示し、技術構成と生成ファイル一覧が返ってきた画面

以下のような指示が可能です。

  • READMEに使い方の章を追加して
  • ログイン機能のテストコードを作成して
  • TypeScriptエラーを修正して
  • このプロジェクトの構成を説明して

指示は具体的に書くほど、期待する結果に近づきやすくなります。

まずは簡単な依頼から試し、どのように応答するかを確認してみてください。

差分の確認とコードレビュー

Codexでコードを変更したら、差分確認とコードレビューを行うのがおすすめです。

なぜなら、AIが生成したコードにも意図しない変更や見落としが含まれる場合があるためです。

Codexで「コードレビュー」を選択する操作画面

Codexは変更内容を確認し、論理バグやセキュリティ上の問題、設計上の懸念点などを指摘してくれます。

差分確認とコードレビューを習慣化すると、品質を保ちながら効率よく開発を進められます。

生成コードの承認とGit連携

Codexがコードを生成・修正すると、変更内容を確認してから反映できます。

変更を確認する工程があるため、意図しない修正が加わっていないかを事前に確認できます。

Codexで生成コードの承認を選択する操作画面

基本的な流れは以下のとおりです。

  1. Codexが変更内容を提案する
  2. 差分を確認する
  3. 問題がなければ変更を適用する
  4. 必要に応じて追加の修正を依頼する
  5. Gitへコミットする

Gitと連携している環境では、変更内容を履歴として管理できます。

差分を確認しながら作業を進められるため、変更内容を把握しやすく、チーム開発でも運用しやすい仕組みです。

以下の記事では、CodexとGitHubの連携方法やできること、活用事例を紹介しています。GitHub上の開発作業をAIで効率化したい方はぜひ参考にしてみてください。

関連記事: 【4ステップ】CodexとGitHubの連携手順!できること5つや注意点も解説

タスクの中断と終了

Codexの実行中に意図しない動作が発生した場合は、タスクを途中で停止できます。

誤った方向へ処理が進んでいると感じた場合は、早めに中断することで不要な変更を防げます。

Codexでタスクの中断と終了を行う操作画面

主な操作は以下のとおりです。

操作内容
Ctrl + C実行中のタスクを中断
/exitCodexを終了
/quitCodexを終了

タスクを中断しても、必要に応じて新しい指示を出して作業を再開できます。

まずは中断と終了の方法を覚えておくと、安心してさまざまなタスクを試せるようになります。

ファイルや画像の挿入

Codexでは、ファイルや画像を渡して作業を依頼できます。

対象のファイルを指定することで、修正対象や参照内容を明確に伝えられます。

Codexのメニューから写真やファイルを追加する操作画面

主な方法は以下のとおりです。

方法内容
@ファイル名特定のファイルを指定して参照させる
ファイル添付ドキュメントやコードファイルを直接渡す
画像添付スクリーンショットやデザイン画像を渡す

デザイン画像を添付して「この画面をReactで実装して」と指示したり、エラーメッセージのスクリーンショットを渡して「原因を調査して」と依頼したりできます。

対象を明示して指示を出すことで、Codexが状況を把握しやすくなり、より正確な結果を得られます。

スラッシュコマンドの使い方

Codexでは、「/」から始まるスラッシュコマンドを使って各種操作を実行できます。

入力欄で「/」を入力すると利用できるコマンドの一覧が表示されるため、すべてを覚えていなくても選択しながら利用できます。

Codexでスラッシュコマンドの一覧を表示した画面

初心者がよく利用する主なコマンドは以下のとおりです。

コマンドできること
/initAGENTS.mdの雛形を作成する
/model利用するモデルを切り替える
/diff変更差分を表示する
/reviewコードレビューを実行する
/compact会話履歴を圧縮する
/resume保存した会話を再開する
/mcp連携中のMCPツールを表示する
/status現在の設定や利用状況を表示する

スラッシュコマンドを活用すると、設定変更やレビュー、履歴管理などを素早く実行できます。

まずは /model/diff など利用頻度の高いコマンドから覚えると、Codexをより効率的に操作できるようになります。

会話の管理とコンテキスト圧縮

Codexを長時間利用する場合は、会話の管理とコンテキストの整理が重要です。

会話が長くなるほど参照する情報量が増えるため、応答速度や回答品質に影響する場合があります。

Codex CLIで/resumeを入力し保存した会話を再開する画面

主なコマンドは以下のとおりです。

コマンドできること
/new新しい会話を開始する
/resume過去の会話やタスクを再開する
/compact会話内容を要約してコンテキストを圧縮する

新しい機能開発や別プロジェクトの作業を始める場合は /new を利用し、以前の続きから作業したい場合は /resume を利用します。

また、長時間の作業で会話履歴が増えてきた場合は /compact を実行すると、重要な情報を残したまま履歴を整理できます。

会話を適切に管理することで、長期間のプロジェクトでも効率よくCodexを活用できます。

モデルの変更

Codexでは、作業内容に応じて利用するモデルを切り替えられます。

簡単な修正や調査では軽量モデルを使い、複雑な実装や大規模なリファクタリングでは高性能モデルを使うことで、効率よく作業を進められます。

Codexでモデルを変更するメニュー。GPT-5.5やGPT-5.4を選べる

主なモデルは以下のとおりです。

モデル特徴
GPT-5.3-Codexコーディングに特化した既定モデル
GPT-5.5高い精度が求められる複雑なタスク向け
GPT-5.4品質と速度のバランスが取れた標準モデル
GPT-5.4 Mini軽量で高速な処理に向いたモデル

モデルは入力欄付近のモデル選択メニューから変更できます。

簡単なコード修正や調査では軽量モデル、設計を伴う実装や大規模なコード変更では高性能モデルというように使い分けると効率的です。

作業内容に応じてモデルを選択することで、品質と処理速度のバランスを調整できます。

推論レベルの変更

Codexでは、タスクごとに推論レベル(Reasoning Level)を変更できます。

推論レベルを上げるほど多くの計算リソースを使って問題を分析するため、複雑な実装や設計にも対応しやすくなります。

一方で、処理時間や利用量も増えるため、作業内容に応じて使い分けることが重要です。

Codexで推論レベル(低・中・高・非常に高い)を変更するメニュー

選択できる推論レベルは以下のとおりです。

推論レベル向いている作業
低(Low)軽微な修正や簡単な調査
中(Medium)日常的な開発作業
高(High)複雑な実装やリファクタリング
非常に高い(Extra High)大規模なコード解析や高度な問題解決

軽いタスクでは「低」や「中」、設計を伴う実装や複雑なバグ修正では「高」や「非常に高い」を選択すると効率的です。

作業内容に応じて推論レベルを調整すれば、品質と処理速度のバランスを取りながら開発を進められます。

承認モードとサンドボックスの変更

Codexでは、どこまで自動実行を許可するかを承認モードで設定できます。

承認モードによって、ファイル編集やインターネットアクセスを行う際の確認方法が変わります。

設定によって安全性と作業効率が大きく変わるため、用途に応じて使い分けることが重要です。

Codexアプリで承認モード(承認を求める・代理で承認・フルアクセス)を変更する画面

アプリ版で選択できる主な承認モードは以下のとおりです。

承認モード動作向いている場面
承認を求めるファイル編集やインターネット利用のたびに確認を求める初めて利用するとき
代理で承認危険と判断された操作のみ確認を求める日常的な開発作業
フルアクセス確認なしでファイル編集やインターネット利用を実行する信頼できる環境での自動化

CLI版では /permissions コマンドから承認モードを変更できます。

Codex CLIで承認モードと権限を変更する画面

また、CLI版ではサンドボックス設定によってファイルへのアクセス範囲も制御できます。

主なサンドボックス設定は以下のとおりです。

設定動作向いている場面
Read Onlyファイルの読み取りのみ可能提案内容を確認したいとき
Ask for approval作業ディレクトリ内で編集可能。重要な操作のみ確認を求める通常の開発作業
Approve for me安全でない可能性がある操作のみ確認を求める自動化を多く利用するとき
Full Access制限なくファイル編集やインターネット利用が可能隔離環境での自動実行

通常は「代理で承認」または「Ask for approval」を利用すると、安全性と作業効率のバランスを取りやすいです。

プランモードの活用

大規模な機能追加やリファクタリングを行う場合は、プランモードを活用すると便利です。

プランモードでは、いきなりコードを変更するのではなく、まず作業計画を提示してから実装へ進みます。

プランモードを利用する主なメリットは以下のとおりです。

メリット内容
作業内容を事前に確認できる実装前に変更方針を把握できる
手戻りを減らせる意図と異なる実装を防ぎやすい
大規模な変更に向いている複数ファイルにまたがる作業を整理できる
レビューしやすいチームで進める際に方針を共有しやすい

アプリ版では、入力欄のメニューから「プランモード」を有効化できます。

Codexのメニューからプランモードを切り替える操作画面

CLI版では画面右下に現在のモードが表示されます。画像のように「Plan mode」と表示されている場合は、計画作成モードで動作しています。

プランモードを利用すると、Codexが「どのファイルを変更するか」「どのような手順で進めるか」を先に提示するため、複雑な開発でも安心して作業を進められます。

クラウドへ切り替える方法

Codexでは、ローカル環境だけでなくクラウド環境でタスクを実行できます。

クラウド実行を利用すると、PCを閉じた後も処理を継続できるため、時間のかかるタスクや複数の作業を並列で進めたい場合に便利です。

Codexで実行環境をローカルからクラウドへ切り替える操作画面

クラウドへ切り替える手順は以下のとおりです。

  1. 入力欄下部の実行環境メニューをクリックする
  2. 「クラウド」を選択する
  3. プロンプトを入力して実行する
実行環境特徴
ローカル環境で作業する手元のPC上で実行する
新しい Worktree分離した作業環境で実行する
クラウドOpenAIのクラウド環境で実行する

クラウド実行では、長時間のリファクタリングやテスト実行、大規模なコード生成などをバックグラウンドで進められます。

また、複数のタスクを同時に実行できるため、「バグ修正を走らせながら新機能の実装を進める」といった使い方も可能です。

処理に時間がかかるタスクでは、クラウドへ切り替えて実行すると効率よく作業を進められます。

Codexをさらに使いこなす3つの設定と機能

基本的な操作に慣れてきたら、より効率的に活用するための設定や機能も試してみましょう。

とくに以下の3つは、多くの開発者が活用している代表的な機能です。

Codexをさらに使いこなす3つの設定と機能の図解。AGENTS.md・MCP・Skills

これらを活用すると、毎回同じ指示を入力する手間を減らしながら、より自分の開発スタイルに合った運用ができます。それぞれの機能について詳しく見ていきましょう。

AGENTS.mdでCodexに作業ルールを覚えさせる

AGENTS.mdは、Codexへプロジェクト固有のルールや前提条件を共有するための設定ファイルです。

Codexは作業を開始する前にAGENTS.mdを自動で読み込むため、毎回同じ指示を入力しなくても、チームのルールや開発方針に沿って作業を進められます。

CLI版では /init コマンドを実行すると、現在のコードベースを分析してAGENTS.mdの雛形を生成できます。

生成された内容をそのまま使うのではなく、プロジェクトに合わせて編集するのがおすすめです。

また、AGENTS.mdは「AI向けのREADME」のような役割を持ち、リポジトリへ保存しておくことで、チーム全体で共通のルールを管理できます。

以下の記事では、AGENTS.mdの作成方法やおすすめの設定例を詳しく解説しています。

関連記事: Codex AGENTS.mdとは?書き方や置き場所、注意点をわかりやすく解説

MCPで外部ツールと連携する

MCP(Model Context Protocol)は、Codexを外部ツールやサービスと連携させるための仕組みです。

MCPを利用すると、Codexがローカルファイルだけでなく、さまざまな外部サービスの情報も参照しながら作業できます。

以下のようなツールと連携できます。

  • GitHub
  • Slack
  • Figma
  • Notion
  • Google Drive
  • Jira

CLI版では /mcp コマンドを実行すると、現在連携しているMCPサーバーや利用可能なツールを確認できます。

開発ツールだけでなく業務ツールとも連携できるため、情報収集から実装までを一連の流れとして進められます。

外部ツールと連携すると、開発以外の業務も含めて自動化を進められます。

Skillsで繰り返し作業を自動化する

Skillsは、よく使う作業手順やワークフローを再利用できる機能です。

毎回同じ指示を入力する代わりに、手順をSkillsとして登録しておくことで、必要なときに呼び出して実行できます。

Skillsを活用すると、複数の手順をまとめて実行できるため、定型業務の効率化につながります。

また、チームで共有すれば、開発フローの標準化にも役立ちます。

繰り返し発生する作業が多い場合は、Skillsへ登録しておくことで手間を減らしながら作業を進められます。

Skillsの作成方法や具体的な活用例については、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事: CodexのSkills機能とは?使い方や書き方、活用アイデアまで解説

CodexとClaude Codeの違いと使い分け

CodexとClaude CodeはどちらもAIコーディングエージェントですが、得意な作業や利用スタイルに違いがあります。

Codexはクラウド実行や並列タスクを活用した開発に強く、Claude Codeはローカル環境でコードベース全体を理解しながら進める作業を得意としています。

主な違いは以下のとおりです。

観点CodexClaude Code
実行方式クラウド中心で並列実行に強いローカル中心で文脈理解に強い
設計思想必要なときに呼び出して使うエージェント型日常的に伴走するペアプログラマー型
利用開始ChatGPTから利用可能Claudeから利用可能
得意な作業PRレビュー、自動化、並列タスク大規模リファクタリング、設計変更
長時間タスククラウドで継続実行できるローカル環境で実行する
複数タスクの同時実行得意やや不得意
コードベースの理解良好非常に得意

日常的な実装やコードベース全体を把握しながら進める開発ではClaude Codeが向いています。

一方で、PRレビューや定型業務の自動化、複数タスクの並列実行、クラウド上での長時間処理を活用したい場合はCodexが適しています。

目的に応じて使い分ければ、それぞれの強みを活かしながら効率よく開発を進められます。

両者を比較してじっくり選びたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

関連記事: CodexとClaude Codeを4つの観点から徹底比較!自分に合う選び方も紹介

Codexを使うときの3つの注意点

Codexは非常に便利なAIコーディングエージェントですが、安全かつ効率的に活用するためには注意しておきたいポイントもあります。

とくに以下の3点は、利用前に確認しておく必要があります。

Codexを使うときの3つの注意点の図解。機密情報の取り扱い・コードの人間による検証・トークン消費への注意

これらを意識することで、情報漏えいや想定外のトラブルを防ぎながら活用できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

機密情報はプロンプトに入れない

Codexへ指示を出す際は、機密情報や重要な認証情報を直接入力しないようにしましょう。

入力した情報が意図せず外部に渡る可能性があり、情報漏えいのリスクがあるためです。

Codexを運営しているOpenAIも以下のように記載しています。

Please don’t share any sensitive information in your conversations.

引用:ChatGPT general FAQ(OpenAI Help Center)

【和訳】

会話の中に機密情報を共有しないでください。

このようにOpenAIは、入力内容がモデルの改善に使われる場合があるため、会話に機密情報を含めないよう求めています。

また、コードレビューやバグ修正を依頼するときも、機密情報を含む部分はマスキングして共有すると安心です。

機密情報と開発データを適切に分離して、安全性を保ちながらCodexを活用できます。

出力したコードは人間が検証する

Codexが生成したコードは、本番環境へ反映する前に必ず人間が確認しましょう。

AIは高品質なコードを生成できますが、仕様の解釈違いやロジックの誤り、セキュリティ上の問題を含む場合があります。

そのため、生成されたコードはレビューやテストを実施し、意図した動作になっているかを確認する必要があります。

確認したいポイントは以下のとおりです。

  • 要件どおりに実装されているか
  • セキュリティ上の問題がないか
  • パフォーマンスに問題がないか
  • テストが正常に通るか
  • コーディング規約に沿っているか

また、Codexがテストを実行した場合でも、重要な機能については実際の動作確認を行うのがおすすめです。

トークン消費とコストに注意する

Codexを利用する際は、トークン消費量や利用コストも意識しておく必要があります。

推論レベルの高いモデルや長時間のタスク、大量のコードを扱う作業では利用量が増えます。

とくにAPI経由で利用する場合は従量課金となるため、利用量が増えるほど費用も高くなります。

コストを抑えたい場合は、以下のような工夫がおすすめです。

  • 簡単な作業では低い推論レベルを利用する
  • 必要な場面だけ高い推論レベルを利用する
  • 長くなった会話は /compact で圧縮する
  • 不要なコンテキストを減らして実行する
  • タスクを適切な単位に分割する

また、ChatGPT版でも利用量に応じた上限が設定されているため、長時間の利用や大量のタスク実行では上限へ達する場合があります。

利用量を意識しながら運用して、コストを抑えつつ継続的にCodexを活用しましょう。

Codexの使い方に関するよくある質問

Codexの使い方について、とくによくある質問をまとめました。

  • Codexは日本語で使える?
  • CodexとCursorの違いは?

使い始める前に疑問を解消しておけば、導入後もスムーズに活用できます。それぞれの回答を見ていきましょう。

Codexは日本語で使える?

Codexは日本語のプロンプトに対応しており、日本語でそのまま指示できます。

「ログイン機能を実装して」「このバグの原因を調査して」のように自然な日本語で依頼しても、内容を理解して作業を進められます。

また、コード生成や説明、レビュー結果も日本語で出力できるため、英語が苦手な方でも利用しやすいのが特徴です。

ただし、一部のエラーメッセージや外部ツールの出力、公式ドキュメントの引用などは英語で表示される場合があります。

その場合は「日本語で説明して」や「日本語で回答してください」と追加で指示すると、日本語で解説してもらえます。

継続的に日本語で利用したい場合は、AGENTS.mdに「回答は日本語で行う」と記載しておくのがおすすめです。

以下の記事では、Codexを日本語で使うための設定方法や英語表示への対処法を紹介しています。Codexを日本語環境で快適に使いたい方はぜひ参考にしてみてください。

関連記事: Codexは日本語で使える?日本語化の設定方法と英語が残る部分の対処法を解説

CodexとCursorの違いは?

CodexとCursorはどちらもAIを活用した開発ツールですが、役割が大きく異なります。

Codexは作業そのものを任せるAIエージェントであるのに対し、Cursorはコードを書きながらAIの支援を受けるAIエディタです。

主な違いは以下のとおりです。

項目CodexCursor
位置付けAIエージェントAI搭載エディタ
開発スタイルタスクを任せて結果を受け取る自分で編集しながらAIを利用する
実行環境クラウド中心ローカル中心
複数タスクの並列実行得意不向き
長時間タスク得意不向き
コード編集AIが主体人間が主体
向いている作業自動化、レビュー、リファクタリング日常的な実装、細かな編集

細かくコードを書きながら開発したい場合はCursor、実装やレビュー、調査などの作業をまとめて任せたい場合はCodexが向いています。

Codexを使いこなしてAI時代の開発力を高めよう

Codexは、自然な言葉の指示だけでコードの生成や修正、レビュー、自動化まで任せられるOpenAIのAIコーディングエージェントです。

ブラウザ版なら環境構築なしですぐに始められるため、まずは簡単なタスクから試してみるのがおすすめです。

基本的な操作に慣れたら、AGENTS.mdによるルール設定やMCPによる外部ツール連携、Skillsによる定型業務の自動化も活用してみてください。

これらを使いこなせるようになると、コードを書く時間だけでなく、調査やレビュー、運用にかかる時間も削減しながら開発を進められます。

また、CodexのようなAIエージェントを使いこなすスキルは、今後の開発現場においてますます重要になります。

一方で、ツールの使い方だけを覚えても、AIを活用した開発フローの設計や業務への組み込み方までは身につきにくい場合があります。

AI時代に求められる開発力を体系的に身につけたい方は、専門家から学べる学習機会を活用するのが近道です。

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目次

執筆者

西啓汰

フリーランスのSEO/AIライターとして活動。

生成AIツールを実際に検証し、その知見をもとに実務で活用できる情報発信を行っている。

AI関連の最新動向や活用ノウハウを、初心者にもわかりやすく伝えるコンテンツ制作が強み。

趣味は野球観戦とラジオ聴取。