share

更新日 

  • AIキャリア・学習

MicrosoftのAI資格とは?種類や選び方、取得するメリットを解説

「Microsoft AI 資格」と検索すると、さまざまな資格名が出てきます。結局どれを取ればいいのか、整理できずに困っていませんか。

MicrosoftのAI資格の中には廃止されたものもあるため、古い情報のまま学習を進めると、受験できない試験の対策に時間を溶かしてしまうでしょう。

本記事では、Microsoft AI資格をエンジニア向けの「Azure系」ビジネスユーザー向けの「ABシリーズ」に整理して解説します。

読み終える頃には、自分に合った資格を1つ選び、正しい情報で学習をスタートできる状態になります。資格選びで迷わないよう、まずは全体像から確認していきましょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員40,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は15万人超え、SNS総フォロワー数:25万人超え(2026/06時点)。

SHIFT AIでは、生成AIやAIエージェントを日々の業務に活かしたい方に向けて、実務ですぐに使える資料を無料でプレゼントしています。どなたでも受け取れます。

たとえば『Claude Codeで始める業務自動化の教科書』『Claude Code コマンド大全』『AIエージェント用語集』など、明日からの業務にそのまま役立つ資料をご用意しています。

「AIエージェントを使って業務を効率化したい」「まず何から始めればいいか知りたい」という方は、ぜひ以下のボタンから受け取ってください。

30秒で簡単受取!

無料で今すぐもらう

MicrosoftのAI資格は「Azure系」と「ABシリーズ」の2種類がある

Microsoftが提供するAI関連資格は、大きく分けてエンジニア向けの「Azure系」ビジネスユーザー向けの「ABシリーズ」の2系統があります。

自分がどちらに該当するかで、学ぶべき資格がまったく変わります。

Azure系は、Azure上でAIサービスを開発・運用するエンジニアの実装スキルを証明する資格です。

一方でABシリーズは、コーディングを行わずCopilotなどのAI機能を業務で活用するスキルを証明する資格です。対象者も評価されるスキルも、系統によってまったく異なります。

現行の主な資格を一覧にすると、以下のとおりです。

系統試験番号資格名対象者
Azure系AI-901Azure AI FundamentalsAIの基礎を学びたいエンジニア
Azure系AI-103Azure AI Apps and Agents Developer AssociateAIアプリ・エージェントを開発するエンジニア
ABシリーズAB-900Microsoft 365 Copilot and Agent Administration FundamentalsCopilotを管理するIT管理者
ABシリーズAB-730AI Business ProfessionalCopilotを業務で活用するビジネスユーザー
ABシリーズAB-731AI Transformation LeaderAI導入を推進する意思決定者
ABシリーズAB-100エージェントAIビジネスソリューションアーキテクトAIソリューションを設計する上級アーキテクト

なお、セキュリティ・コンプライアンス分野の基礎資格「SC-900」には、AI要素がほとんど含まれていません。

AI活用に特化した資格は、現時点でABシリーズに集約されている点を知っておくと、資格を探す際に迷わずに済むでしょう。

MicrosoftのAI資格以外も含めて生成AI関連資格を幅広く比較したい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。

2系統の存在を把握したところで、次は自分にどちらが向いているかを判断する視点を確認していきましょう。

自分に合うMicrosoftのAI資格の選び方

エンジニアとして技術力を証明したいならAzure系、社内のCopilot活用を推進する立場ならABシリーズを選ぶのが基本です。

Azure系はPythonでのコーディング経験を前提とする資格です。

ABシリーズはコーディング不要で、Microsoft 365の基本操作ができれば挑戦できます。この前提知識の差が、選ぶべき資格を大きく左右します

系統前提知識実務での活用例
Azure系Pythonでのコーディング経験AzureでAIアプリ・エージェントを開発する
ABシリーズMicrosoft 365の基本操作Copilotで資料作成・意思決定を効率化する

エンジニアかビジネスユーザーかという立場を先に明確にすれば、資格選びで遠回りせずに済むでしょう。

Azure系AI資格(エンジニア向け)の概要

Azure系AI資格の現行資格は、AI-901とAI-103の2つです。2026年6月30日に旧試験のAI-900・AI-102は廃止され、この2つに完全移行しました。

試験番号正式名称レベル受験料
AI-901Azure AI Fundamentals初級1万2180円
AI-103Azure AI Apps and Agents Developer Associate中級2万300円

それぞれの試験概要を確認しましょう。

AI-901:AI活用の基礎知識を問う入門資格

AI-901は、AIの基礎知識を問う入門資格です。旧試験AI-900の後継にあたり、AIの概念理解とMicrosoft Foundryを使ったAIソリューションの実装を扱います。

Microsoft Learn公式の学習ガイドによると、出題分野は以下の2分野です。

  • AIの概念と機能を特定する(40〜45%)
  • Microsoft Foundryを使用したAIソリューションの実装(55〜60%)

旧試験と異なり、Pythonの基本構文知識が前提として求められる点に注意が必要です。非エンジニアが受験する場合は、Pythonの基礎学習もあわせて計画しましょう。

たとえば、社内システムにチャットボットを組み込みたいエンジニアが、AI活用の土台を固める最初の一歩として受験するケースが多い資格です。

取得すれば、AI活用の基礎知識を証明でき、社内での信頼を得やすくなるでしょう。

AI-103:AIアプリ・エージェント開発を問う資格

AI-103は、Azure AIアプリ・エージェントの設計・開発スキルを問う中級資格です。

旧試験AI-102の後継にあたり、正式名称は「Azure AI Apps and Agents Developer Associate」です。

Microsoft Learn公式によると、対象者にはPythonでのアプリ開発経験と、AI・生成AI・Azureサービスの理解が求められます。

AI-901が知識の理解を問う資格である一方、AI-103は実際にAIアプリやエージェントを構築できるかを問う点が異なります。

たとえば、社内向けAIエージェントの開発を任されたエンジニアが、実装力の証明として取得を目指します。取得すれば、Azure上でのAI開発案件を任される機会が広がるでしょう。

Azure系AI資格の難易度や勉強法をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。

関連記事: 【2026年最新】Azure AI資格とは?種類や勉強法、取得メリットを解説

Copilot・ABシリーズ(ビジネス向け)の概要

ABシリーズは、Copilot・AIエージェントの活用スキルを証明する資格群で、対象者ごとに4種類あります。

2026年7月時点でABシリーズの4試験はいずれも英語のみで提供されており、日本語版は用意されていません

Copilot・ABシリーズの資格4種一覧(AB-900:Microsoft 365 Copilotの基礎知識証明/AB-730:Copilotの導入・管理スキル(管理者向け)/AB-731:Copilotの高度な活用・管理スキル/AB-100:Microsoft AIソリューション全体の基礎)
試験番号正式名称レベル試験時間受験料
AB-900Microsoft 365 Copilot and Agent Administration Fundamentals初級45分1万2180円
AB-730AI Business Professional初級45分1万2180円
AB-731AI Transformation Leader初級45分1万2180円
AB-100エージェントAIビジネスソリューションアーキテクト上級100分2万300円

受験料はMicrosoft Learn公式ページに示された日本向けの金額です。為替や地域の設定変更により見直される可能性があるため、受験前に最新の金額を確認しましょう。

なお、英語版はMicrosoft Learn公式によると2026年7月22日に出題範囲が改定される予定です。受験前に最新の学習ガイドを確認してください。

AB-900:IT管理者向けの基礎資格

AB-900は、IT管理者向けの基礎資格です。

正式名称は「Microsoft 365 Copilot and Agent Administration Fundamentals」で、組織内でCopilot・AIエージェントを管理するための基礎知識を問います。

たとえば、社内でCopilotのライセンス割り当てやアクセス権限の設定を担当するIT管理者が、受験候補になります。

取得すれば、Copilot管理者としての専門知識を客観的に示せるようになります。

AB-730:ビジネスユーザー向けの基礎資格

AB-730は、コーディング不要のビジネスユーザー向け基礎資格です。

正式名称は「AI Business Professional」で、Microsoft 365(Outlook・Word・Teams・PowerPoint・Excelなど)の基本操作ができれば挑戦できます。

コーディングやアプリ開発のスキルは一切必要ありません。

たとえば、会議の議事録作成や資料のドラフト作成にCopilotを日常的に使うビジネスパーソンが、受験候補になります。

取得すれば、Copilot活用スキルを社内で客観的にアピールできます。

AB-731:意思決定者向けの資格

AB-731は、経営層やビジネス意思決定者向けの資格です。

正式名称は「AI Transformation Leader」で、Copilot・Azure AI・Microsoft Foundryを使ったAI変革の機会を見極め、業務プロセスへ落とし込む力を問います。

たとえば、部門横断でAI導入プロジェクトを統括する管理職が、投資判断の説得材料として取得を検討するケースが挙げられます。

取得すれば、AI導入の意思決定に説得力のある根拠を加えられます。

AB-100:ソリューションアーキテクト向けの上級資格

AB-100は、ABシリーズの中でもっとも上級の資格です。

正式名称は「エージェントAIビジネスソリューションアーキテクト」で、AIを活用したビジネスソリューションの設計・実装を担うアーキテクト向けです。

AI-103やPower Platform関連資格などいずれか1つの前提資格が必須である点に注意しましょう。

たとえば、複数部門のAI活用基盤を1人で設計するリードアーキテクトが、取得を目指す資格です。取得すれば、複数のMicrosoft製品を横断した設計力を対外的に証明できます。

MicrosoftのAI資格を取得する3つのメリット

Microsoft AI資格を取得すると、客観的なスキル証明・転職での評価向上・実務力の証明という3つのメリットがあります。

MicrosoftのAI資格を取得する3つのメリット(1.客観的なスキルを証明できる/2.転職・社内評価で選考優位に立てる/3.Copilot活用の実務力を証明できる)

それぞれのメリットを確認しましょう。

客観的なスキルを証明できる

Microsoft認定資格は世界的に認知度が高く、履歴書や職務経歴書への記載が客観的なスキル証明として評価されます。

Azure系・ABシリーズのどちらも、Microsoftという製品開発元自身が発行する資格である点が強みです。

「なんとなく詳しい人」ではなく、資格を持つ担当者として認識されやすくなります。

たとえば、AI・クラウド関連の求人票で、資格保有を歓迎条件に挙げるケースが増えています。社内でAI活用を提案する場面でも、資格という第三者評価があることで説得力が増すでしょう。

転職・社内評価で選考優位に立てる

Microsoft AI資格の取得は、転職市場や社内評価での優位性につながります。

AI・クラウド分野の求人では、Microsoft資格の保有が応募条件や優遇条件に含まれるケースがあります。

とくにエンジニア職ではAzure系、企画・管理部門ではABシリーズの評価が高まる傾向にあります。

たとえば、社内でAI活用推進を担当する部署への異動を希望する際、資格保有が実績の代わりとなり後押しになります。

未経験からの転職やキャリアアップを目指す場合も、資格取得は実務経験の不足を補う材料になるでしょう。

Copilot活用の実務力を証明できる

ABシリーズの資格は、Copilot導入推進担当としての実務力を証明できる点が特徴です。

Azure系がエンジニアの技術力を証明するのに対し、ABシリーズは非エンジニアであっても実務でのAI活用力を客観的に示せます。

たとえば、AB-730の取得を機に、会議資料の下書き作成にCopilotを組み込む業務改善を提案しやすくなります。

資格で得た知識を業務や副業に活かすには、実践的なノウハウの習得も欠かせません。SHIFT AIの無料セミナーでは、その具体的な方法を学べます。

MicrosoftのAI資格に関するよくある質問

Microsoft AI資格に関する質問は以下の3つです。

  • 独学でMicrosoft AI資格に合格できる?
  • Microsoft Applied Skillsとは?
  • G検定やAI実装検定などの他資格とどう違う?

質問に対する回答を確認して、資格選びの参考にしてみてください。

独学でMicrosoftのAI資格に合格できる?

独学でも合格を狙えます。

Azure系・ABシリーズともに、Microsoft Learn公式が無償で提供する学習パスと試験サンドボックスが用意されています。

出題範囲に沿って作られた公式教材のため、まず着手すべきリソースといえるでしょう。

学習パスは資格ごとに用意されており、出題範囲に沿って順番に進めるだけで対策が完了する設計です。

Azure系の学習をさらに深めたい場合は、公式の学習パスと合わせて実践的な教材も活用しましょう。

Microsoft Applied Skillsとは?

Microsoft Applied Skillsは、特定タスクの実践スキルを短時間で証明する検定です。

AI-901やAB-730のような体系的な知識を問う認定資格(Fundamentals・Associate等)とは異なり、より限定的な作業スキルを短期間で証明する位置づけにあります。

資格を取得する目的に応じて、認定資格とApplied Skillsを使い分けるとよいでしょう。

たとえば、幅広い知識を体系的に示したいなら認定資格、特定の作業スキルだけを素早く証明したいならApplied Skillsが適しています。

G検定やAI実装検定などの他資格とどう違う?

G検定・AI実装検定は、特定ベンダーに依存しない汎用的なAI資格です。

一方でMicrosoft AI資格は、AzureやCopilotという特定製品の活用スキルを証明する資格です。

汎用的なAI知識を幅広く示したいならG検定、実務で使う製品のスキルを直接証明したいならMicrosoft AI資格が向いています。

自分が実務で使っている製品や、志望する職種に合わせて選ぶとよいでしょう。

MicrosoftのAI資格の全体像を理解して自分に合う一歩を踏み出そう

Microsoft AI資格は、エンジニア向けのAzure系とビジネスユーザー向けのABシリーズの2系統に分かれ、2026年6月30日の試験改定を経て現行の体系に移行しました。

自分がエンジニアかビジネスユーザーかを明確にし、対象者に合った系統の資格から学習を始めれば、遠回りせずに合格を目指せます。

資格取得はゴールではなく、その知識を実務や転職活動、副業でどう活かすかが次の課題になるでしょう。

資格を取得した後は、その知識を実際の業務や副業でどう活かすかが次の課題になるでしょう。

SHIFT AIでは、生成AIやAIエージェントを日々の業務に活かしたい方に向けて、実務ですぐに使える資料を無料でプレゼントしています。どなたでも受け取れます。

たとえば『Claude Codeで始める業務自動化の教科書』『Claude Code コマンド大全』『AIエージェント用語集』など、明日からの業務にそのまま役立つ資料をご用意しています。

「AIエージェントを使って業務を効率化したい」「まず何から始めればいいか知りたい」という方は、ぜひ以下のボタンから受け取ってください。

30秒で簡単受取!

無料で今すぐもらう

目次

執筆者

Chie Suzuki

SEO・インタビューライター歴4年以上。
AIを活用し、情報収集やライティングの時間を半分以上削減。
最近は動画生成AIで遊ぶのが趣味です。