Codex AGENTS.mdとは?書き方や置き場所、注意点をわかりやすく解説

Codexにコードを書かせると、毎回プロジェクトのやり方を一から説明したり、想定と違うコードが返ってきて直したりする手間に悩んでいませんか。
その悩みは、AGENTS.md(エージェンツ エムディー)というファイルをリポジトリに置くだけで大きく減らせます。
Codexは作業を始める前にこのファイルを必ず読み、書かれたルールに沿って動いてくれるからです。
逆に置かないままだと、毎回同じ指示を出し直す時間のロスが続きます。正しく用意すれば手戻りが減り、開発のスピードがぐっと上がるでしょう。
本記事では、codex agents.mdの概要から置き場所や書く内容、作成方法まで初心者向けに解説します。
最後まで読めば、自分のプロジェクトにAGENTS.mdを置いてCodexを使いこなせるようになります。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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Codex AGENTS.mdとは
AGENTS.mdとは、AIコーディングエージェントに向けた「プロジェクトの説明書」です。人間向けの説明書であるREADMEに対して、AIに読ませることを前提に作られています。
Codexはタスクを始める前にAGENTS.mdを読み込み、そこに書かれたコマンドやルールに従って作業します。
つまり、新しく入ったメンバーに渡す「最初に読んでおいてほしいメモ」のような役割です。
結果として、プロジェクトの決まりごとを毎回説明する手間が消え、規約に沿ったコードが安定して返ってきます。
AGENTS.mdは、Codexを使うなら最初に用意したい土台といえます。
Codexの概要や使い方をまず知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
Codex AGENTS.mdの置き場所は?
AGENTS.mdの置き場所は、以下の3点を押さえましょう。

それぞれ、詳しく説明していきます。
基本はリポジトリ(プロジェクト)の一番上
AGENTS.mdは、リポジトリの一番上(ルート)に置くのが基本です。ここに置けば、そのプロジェクト全体の作業でCodexが読み込みます。
ルートとは、プロジェクトのフォルダを開いて最初に見える階層のことです。READMEと同じ場所にAGENTS.mdを並べるイメージで問題ありません。
Codexアプリでリポジトリを連携している場合も、このルートのAGENTS.mdが読み込まれます。まずはこの1ファイルから始めれば十分です。
1か所にまとまっているため管理もしやすく、後から内容を追加したいときも迷いません。最初の置き場所として最もおすすめできる方法です。
フォルダごとに分けて置くことも可能
AGENTS.mdは、サブフォルダごとに分けて置くこともできます。フロントエンドとバックエンドでルールが違うような、規模の大きいプロジェクトで便利です。
それぞれのフォルダにAGENTS.mdを置くと、そのフォルダ内の作業をするときだけ追加で読み込まれます。共通ルールはルートに、個別ルールは各フォルダに書き分けられます。
まずはルートの1ファイルで運用し、必要になったらフォルダごとに足す流れがわかりやすいでしょう。
設定が重なったときは作業対象に近いフォルダが優先
ルートとサブフォルダの両方にAGENTS.mdがある場合は、作業対象に近いフォルダの内容が優先されます。
Codexはルートから順に読み込み、より深い階層の指示で上書きしていきます。
たとえばルートで「テストはnpm test」と書き、サブフォルダで別のコマンドを指定すれば、そのフォルダではサブ側が使われます。
この仕組みを知っておくと、「全体のルール」と「ここだけのルール」を自然に両立できます。
1ファイルだけで運用する場合は優先順位を気にする必要はありません。複数置くようになったときに、この考え方を活用してみてください。
Codex AGENTS.mdは何を書けばいい?
AGENTS.mdに書く内容は、大きく分けて次の4つです。

それぞれ詳細に説明していきます。
プロジェクトの概要
最初に、そのプロジェクトが何なのかを一言で書きます。Codexが全体像をつかめると、的外れな提案が減ります。
たとえば「ReactとTypeScriptで作るタスク管理アプリ」のように、使っている技術と目的を添えるだけで十分です。
長く書く必要はありません。新しく参加した人に最初の1〜2行で伝えるつもりで書くと、ちょうどよい分量になります。
動かすコマンド
次に、プロジェクトを動かすためのコマンドを書きます。インストール、起動、テストなど、開発でよく使うものをまとめましょう。
Codexはここに書かれたテストコマンドを使って、自分が書いたコードが正しく動くかを確認します。コマンドを伝えておくと、検証まで任せられるようになります。
「インストールは npm install」「テストは npm test」のように、コマンドと用途をセットで書くとわかりやすいでしょう。これだけでCodexの動きが安定します。
コードのルール
コードの書き方のルールも伝えておくことをおすすめします。インデントの幅や命名のしかた、使ってよいライブラリなどです。
ルールを書いておくと、プロジェクトの他のコードと統一感のあるコードが返ってきます。後から自分でフォーマットを直す手間が減るのが利点です。
「インデントはスペース2つ」「新しいライブラリは追加せず既存のものを使う」のように、守ってほしい点を具体的に書くのがコツです。
やってほしくないこと
触ってほしくないファイルや、避けてほしい操作も書いておきます。これは事故を防ぐうえでとくに大切です。
たとえば「設定ファイルは編集しない」「.envファイルは変更しない」と書いておけば、Codexが大事なファイルを勝手に書き換えるのを防げます。
守ってほしいことだけでなく、やめてほしいことも伝える点がポイントです。禁止事項を明示しておくと、安心してCodexに作業を任せられます。
【3ステップ】Codex AGENTS.mdの作り方
AGENTS.mdの作り方は以下の3ステップです。
- ステップ1:Codexアプリで対象リポジトリを開く
- ステップ2:「AGENTS.mdを作って」と依頼する
- ステップ3:差分を確認して反映する
AGENTS.mdの作成は、CodexのアプリでもCLI(ターミナル)でも、できることは変わりません。
本記事では、はじめての方にもわかりやすいよう、アプリだけで完結する手順にしぼって紹介します。
ステップ1:Codexアプリで対象リポジトリを開く
まず、AGENTS.mdを置きたいプロジェクトをCodexで開きます。クラウド版でGitHub連携を使っている場合は、対象のリポジトリを選びます。
デスクトップアプリなどローカルで作業する場合は、AGENTS.mdを置きたいプロジェクトフォルダをCodexで開きます。

すでにCodexで開発しているプロジェクトがあれば、その状態のままで問題ありません。準備ができたら、次のステップに進みます。
ステップ2:「AGENTS.mdを作って」と依頼する
次に、Codexに「このプロジェクトを調べて、セットアップ方法やテストコマンド、コーディング規約を含むAGENTS.mdを作って」と頼みます。
すると、Codexが中身を調べ、AGENTS.mdの内容を自動で作ってくれます。

入れてほしい内容を具体的に伝えるほど、実用的なものができます。
ステップ3:差分を確認して反映する
最後に、Codexが作成したAGENTS.mdの内容(差分)を確認します。気になる点があれば、修正を依頼してから反映しましょう。
GitHub連携を使っている場合は、Codexが変更内容をプルリクエストとして提案できます。内容を確認してマージすれば、AGENTS.mdがリポジトリに追加されます。
ローカルで作業している場合は、アプリ内で差分を確認し、そのまま保存(コミット)すれば反映されます。いずれの場合もCodexアプリ内で作成から反映まで進められます。
反映したAGENTS.mdは、次に始める新しいタスク(セッション)から読み込まれます。編集中のタスクには反映されない点に注意しましょう。
正しく読み込まれているか不安なときは、Codexに「いま読み込んでいるAGENTS.mdの内容を要約して」と聞くと確認できます。これなら初心者でも安心して設定を終えられます。
Codexアプリの使い方に関して詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
Codex AGENTS.mdとCLAUDE.md・README.mdの違い
AGENTS.mdとよく似たファイルに、CLAUDE.mdとREADME.mdがあります。
役割の違いを整理しておくと、迷わず使い分けられます。
- CLAUDE.mdとの違い
- README.mdとの違い
それぞれの違いに関して、詳しく説明していきます。
CLAUDE.mdとの違い
AGENTS.mdは多くのツールで使える共通の指示書、CLAUDE.mdはClaude Code向けの指示書です。
| 項目 | AGENTS.md | CLAUDE.md |
|---|---|---|
| 対象ツール | Codexなど多くのAIエージェント共通 | 主にClaude Code |
| 位置づけ | ツールに依存しない共通の指示書 | Claudeに最適化した指示書 |
| 使い分け | CodexやCursorを使うなら基本こちら | Claude Codeをメインで使うなら |
Codexを使うならAGENTS.mdを用意すれば十分です。複数のツールを併用する場合も、共通フォーマットのAGENTS.mdにまとめておくと管理が楽になります。
CodexとClaude Codeのどちらを使うか迷っている方は、両者の違いを比較した記事もあわせて読むと選びやすくなります。
README.mdとの違い
AGENTS.mdとREADME.mdは、読む相手が違います。README.mdは人間向け、AGENTS.mdはAI向けの説明書です。
| 項目 | AGENTS.md | README.md |
|---|---|---|
| 読む相手 | AI(Codexなど) | 人間(開発者) |
| 主な中身 | コマンド・規約・禁止事項 | プロジェクト紹介・使い方 |
| 目的 | AIに正しく作業させる | 人に内容を伝える |
READMEに作業ルールを書いてもCodexが優先して読むとは限りません。AI向けの指示は、AGENTS.mdにまとめるのが確実です。
2つのファイルは役割が違うため、両方そろえておくのが理想です。人間にもAIにも伝わるプロジェクトになり、開発がスムーズに進みます。
Codex AGENTS.mdを上手に使うコツ
AGENTS.mdは、書き方を少し工夫するだけで効果が変わります。
初心者がまず意識したいコツは次の3つです。

それぞれ解説していきます。
短く書いて少しずつ足す
最初から細かく書き込まず、短い内容から始めるのがコツです。使いながら「これも伝えたい」と思った点を少しずつ足していきましょう。
いきなり長文を用意しても、本当に必要なルールが埋もれてしまいます。実際にCodexを動かし、気になった動きを直す形で育てるほうが、無駄なく仕上がります。
はじめはプロジェクト概要とコマンドだけでも構いません。運用しながら自分のプロジェクトに合った指示書へ育てていきましょう。
指示はできるだけ具体的に書く
ルールは、あいまいな言葉ではなく具体的に書くと精度が上がります。人によって解釈が分かれる表現は、AIにとっても判断が難しくなります。
数字やコマンド名など、誰が読んでも同じ意味になる書き方を心がけましょう。
具体的に書くほど、返ってくるコードの品質も安定します。AGENTS.mdをより便利にするSkills機能とあわせて使うと、さらに細かい指示も渡せます。
Skills機能に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
AGENTS.mdの記載やCodexの返答は日本語OK
AGENTS.mdに書く言語は日本語でも英語でもかまいません。公式に言語の制限はなく、日本語で書いたルールもCodexは問題なく読み込みます。
さらに、AGENTS.mdに「チャットでは必ず日本語で返答してください」と一行書くだけで、Codexの返答も日本語に固定できます。毎回日本語で返すよう指示する手間がなくなります。
ただし、英語の方がモデルの理解精度が安定しやすいという実践的な知見もあります。精度を優先するなら、指示文は英語で書きつつ「返答は日本語で」と一行加える書き分けが有効です。
Codex AGENTS.mdの注意点
AGENTS.mdには、知らないと失敗しやすい注意点が3つあります。

事前に押さえておくと、つまずきを防げます。
読み込み上限に注意する
AGENTS.mdには初期設定で32KiB(およそ全角1万6千文字)の読み込み上限があります。これを超えた分は読み込まれないおそれがあります。
参照:Custom instructions with AGENTS.md
そもそも長すぎる指示は、AIが重要な点を見落とす原因にもなります。あれもこれもと詰め込むと、かえって従ってくれなくなります。
大事なルールにしぼって、簡潔にまとめましょう。内容が増えてきたら、フォルダごとに分けて1ファイルを軽く保つのも有効です。
機密情報は書かない
APIキーやパスワードなどの機密情報は、AGENTS.mdに書いてはいけません。AGENTS.mdはリポジトリに保存され、他のメンバーにも見える状態になるからです。
うっかり書き込むと、情報漏洩につながるおそれがあります。とくにGitHubで公開しているリポジトリでは、世界中の誰でも見られる状態になります。
機密情報は.envファイルなどで管理し、AGENTS.mdには「.envは触らない」とだけ書くのが安全です。秘密の情報は書かないと徹底しましょう。
反映されないときは新しいタスクで確認する
AGENTS.mdを編集しても、作業中のタスクには反映されません。AGENTS.mdはタスクの開始時に読み込まれるためです。
編集した内容を試すときは、新しいタスクを始めて確認しましょう。
それでも反映されない場合は、ファイル名が「AGENTS.md」で正しいか、置き場所がリポジトリのルートかを見直します。
ファイルが空になっていないかも確認ポイントです。基本を押さえておけば、反映されないトラブルはほとんど防げます。
Codex AGENTS.mdでCodexをもっと賢く使おう
Codex AGENTS.mdは、Codexにプロジェクトのルールを伝える説明書です。リポジトリのルートに置き、概要やコマンド、守ってほしいルールを書くだけで、Codexの出力が安定します。
Codexアプリなら、タスクで頼むだけでAGENTS.mdを自動生成できます。まずは短い内容から作り、使いながら少しずつ育ててみてください。
AGENTS.mdでCodexを使いこなせるようになると、次に気になるのは「身につけたAIスキルをどう収入につなげるか」ではないでしょうか。
開発を効率化する力は、副業や案件獲得でそのまま武器になります。
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執筆者
Chie Suzuki
SEO・インタビューライター歴4年以上。
AIを活用し、情報収集やライティングの時間を半分以上削減。
最近は動画生成AIで遊ぶのが趣味です。





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