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【画像あり】ChatGPT Plusと無料版の違いは?課金すべきか解説

ChatGPT Plus(チャットジーピーティー プラス)はChatGPTの有料版で、無料版に比べて多機能・高性能です。

しかし、いくら多機能・高性能と知っていても、「有料・無料のどっちを使うべき?」「お金がかからないほうがいい」と考えるでしょう。

とくに費用だけで判断すると、業務効率化や生産性向上といった目的を果たしきれません。そのため、両者の違いを的確に把握しておく必要があります。

本記事では、ChatGPT Plus(有料版)と無料版の違いや、ChatGPT Plusの登録方法を解説します。

この記事を読むことで、自分に合ったプランを選べるようになり、ChatGPTによる業務効率化の効果を最大まで高められるでしょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員1万人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は10万人超え(2025年1月現在)

ChatGPTに課金するべきかどうかを判断するときには、他のAIツールにどんなものがあるのかおさえておきたいところです。

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ChatGPT Plus(有料版)と無料版の違いは?

ChatGPT Plus(有料版)と無料版には、機能面と性能面で違いがあります。どのような違いがあるのか、詳しく解説します。

機能の違い

ChatGPT Plus(有料版)と無料版の機能面の違いは以下の通りです。

項目無料版ChatGPT Plus(有料版)
GPT-4o※1の利用◯(5時間で10回)◯(回数制限ありだが無料ユーザーの5倍)
GPT-4※2の利用×◯(回数制限への到達時)
インターネット検索
データの分析・チャート作成
画像認識機能
ファイルのアップロード
メモリ機能
GPTストアの利用(他人のGPTsを使える)
GPTsの作成×
画像生成(DALL•E)×
音声会話×
※1:2024年7月時点の最新モデル。ChatGPTで利用できるモデルの中で性能がもっとも高い。
※2:GPT-4oの前身モデル。GPT-4oと同等の性能をもつが、出力速度が遅い。

表にあるように、無料版でも最新モデル(2024年7月9日現在)のGPT-4o(ジーピーティーフォー・オー)を利用できます。

しかし、GPT-4oの回数制限に達すると、無料版の場合はモデルがGPT-3.5になります。

より高い精度で回答を得たいなら、GPT-4oの利用制限より前にチャットを完了する必要があるため、ChatGPTへの命令文(プロンプト)を慎重に考える必要があります。

また、画像生成・GPTs(ジーピーティーズ)の作成はChatGPT Plus(有料版)のみの機能です。

無料版のみの利用では、業務内容や使用目的によっては期待する効率性や生産性に達しない可能性があります。この点に留意することが重要です。

性能の違い

ChatGPT Plus(有料版)と無料版の性能面の違いは、利用できるモデルによって異なります。まずは、利用できるモデルを把握しましょう。

最初から使えるモデル回数制限後に使えるモデル
無料版GPT-4oGPT-3.5
ChatGPT Plus(有料版)GPT-4oGPT-4

以上のように利用できるモデルが変わると、できることやChatGPTで得られる回答といった性能も、以下表のように変化します。

特徴GPT-3.5GPT-4GPT-4o
性能低い高い非常に高い
パラメーター数※1約3,550億個約1兆個約1兆個
学習時期2022年1月2023年12月2023年10月
文脈理解良好優れている非常に優れている
メモリ機能ありありあり
カスタム機能(GPTs)の作成なしありあり
画像生成不可可能可能
画像認識不可可能可能
Advanced Data Analysis※2不可可能可能
ファイルのアップロード不可可能可能
※1:AIモデルが学習した知識を表現する数値。数値は非公開であるため予測。
※2:ChatGPT上でプログラミングを実行できる機能。

無料版で使った場合、最初はGPT-4o(列右)を使用可能です。しかし、回数制限に達すると、GPT-3.5(列左)の性能での出力になってしまいます。

無料版のチャット回数は「5時間で10回程度」に制限されていますから、この制限に達したのちの回答精度は、有料版を利用するより劣ってしまうのです。

ChatGPTの機能や使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。

ChatGPT-4(GPT-4o)の特徴や使い方
【無料で使える】ChatGPT-4(GPT-4o)の特徴や活用事例、使い方を完全網羅!

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GPT-4(GPT-4o)は文章・画像・音声に対応の、回答の正確性や多様な機能が特徴のAIモデルです。本記事では、GPT-4oの基礎知識や機能、活用方法などを解説します。本記事を読めば、ChatGPTで業務効率化を一気に進められるでしょう。

価格の違い

ChatGPTの無料版と有料版では、価格に違いがあります。無料版は、どれだけ利用しても無料ですが、有料版(ChatGPT Plus)は、月額20ドル(約3,000円)のサービスとなっています。

文字数制限の違い

次に、生成可能な文字数の違いです。無料版では、一度に生成できる文字数が最大2,048文字に制限されています。これに対して、有料版(ChatGPT Plus)では、最大4,096文字まで生成できます。有料版は無料版の約2倍の文字数を扱えるため、長文作成や翻訳作業を行う際に非常に便利です。

利用可能数の違い

ChatGPTの無料版と有料版では、利用可能数に大きな違いがあります。

・無料版:1分あたり最大60リクエスト・1日4,000回まで
・有料版:1分あたり最大600リクエスト・1日100,000回まで

利用可能数を超えると1時間ほど利用できない状態となります。

回答速度の違い

回答速度については、無料版の方が速い傾向にあります。有料版(ChatGPT Plus)は、より複雑な処理を行うため、無料版に比べて回答速度が遅くなる場合があります。そのため、回答の精度を求める場合は有料版、速度を優先する場合は無料版というように、目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。

システムの安定性の違い

ChatGPTの無料版と有料版では、システムの安定性に違いがあります。無料版はアクセスが集中すると利用できなくなる場合がありますが、有料版(ChatGPT Plus)はより安定したシステムで運用されており、アクセス集中時でも比較的安定して利用できます。

画像生成の違い

ChatGPTの無料版と有料版では、画像への対応に違いがあります。無料版では、画像への対応ができませんが、有料版なら画像対応が可能になります。「この画像の内容を教えて」と指示すると、どのような画像なのか説明してくれます。また、「このような画像を作成して」と指示すると、イメージ通りの画像を作成してくれます。

サポート体制の違い

ChatGPTの無料版と有料版では、サポート体制に違いがあります。無料版でもサポートは受けられますが、優先的な対応は受けられません。有料版は、ChatGPTのカスタマー担当者の個別サポートが受けられます。

新機能の提供機会の違い

ChatGPTの無料版と有料版では、新機能の提供機会に違いがあります。ChatGPTで新機能が公開された際は、有料版のユーザーが優先的に利用できるケースが多いです。たとえば、インターネット上の最新情報をもとに回答を作成できるWebブラウジング機能は、以前は有料版のユーザーだけが利用できる状態でした。

独自アプリの作成権限の違い

ChatGPTの無料版と有料版では、独自アプリの作成権限に違いがあります。有料版では、GPTsによる独自アプリの作成権限が与えられているため、専門的な知識がなくてもチャットボットや文章添削などのアプリを作成できます。

ChatGPT Plusの利用料金は?

ChatGPT Plusは月額20ドル(2024年7月9日現在:3,200円程度)で利用できます。

先ほど示した通り、無料版の使用モデルの変化は「GPT-4o→GPT-3.5」です。チャットの回数制限が5時間で10回程度だったり、利用できる機能に限りがあったりします。

とくに、筆者の経験では10回程度のチャットはすぐに達してしまう感覚です。

たった月20ドルの投資で業務・作業効率がグッと向上するため、「業務に利用したい」という方には、ChatGPT Plusの利用をおすすめします。

ChatGPTの有料プランについては、以下の記事で詳しく解説していますので、どのプランを利用するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
関連記事:【2024年最新】ChatGPT4(GPT-4o)の料金プランを徹底解説!API料金も紹介

組織・企業向けのTeamプランとEnterpriseプランもある

ChatGPTの有料版には、実は組織や企業向けのTeamプランとEnterpriseプランもあります。

組織が利用するプランの選択は、「少人数の組織で業務に使いたいのか、大企業として全社的に導入して使いたいのか」といった目的によって異なります。

以下の表で利用料金や特徴を比較しますので、ぜひ参考にして、利用するプランを検討してみてください。

特徴TeamEnterprise
対象中小企業・組織大企業
料金年額プラン:月額25ドル/ユーザー(約4,000円)
月額プラン:月額30ドル/ユーザー(約4,800円)
要問い合わせ
セキュリティ標準的なデータ保護高度なデータ保護
利用人数複数人複数人
GPT-4oの利用利用可能無制限
GPT-4oの速度通常速度通常の2倍
カスタマイズ性一般的高い
チャットの文字数制限通常の2倍通常の4倍
サポート一般的なサポート優先サポート

【要確認】ChatGPT PlusとAPIの利用は別料金

ChatGPT Plus(有料版)と似たような“課金制”のものにAPI(エーピーアイ)がありますが、これらの利用は別料金です。

ChatGPT Plusは月々支払う課金制、APIは利用した分だけ支払う従量課金制です。

APIは、他のアプリケーションやサービスと連携する仕組みです。たとえば、ECサイトやWebサービスに組み込めば、問い合わせ対応のチャットボットを作成できます。

個人や会社の利用目的によっては、APIの利用が適切な可能性もあります。ChatGPT PlusとAPIのどちらを利用すべきか、ぜひ比較検討してみてください。

【利用環境別】ChatGPT Plusの登録方法

では、ChatGPT Plusの登録方法を以下の利用環境別に解説します。

  • ブラウザ
  • デスクトップアプリ
  • スマホアプリ

あなたにとって使いやすい利用環境で登録してみてください。

ブラウザ

ブラウザでの登録手順は以下の通りです。

  1. ChatGPTのトップページを開く
  2. 画面上部「ChatGPT ∨」をクリック
  3. 「アップグレードする」を選択
  4. 「Plusにアップグレードする」を選択
  5. 必要事項を入力して申し込み

※画面左下「プランをアップグレードする」のクリックからでも、手順4以降を行えます。

まずは、ChatGPTのトップページ上部「ChatGPT ∨」をクリックします。

「ChatGPT ∨」をクリックすると、以下のプラン一覧が表示されますので、中央にある緑色のボタン「Plusにアップグレードする」をクリックしましょう。

ChatGPTのプラン一覧画面

「Plusにアップグレードする」をクリックすると、以下のような「OpenAI(オープンエーアイ)」の画面に移動します。

必要事項を入力して、下部の緑色のボタン「申し込む」をクリックすればアップグレード完了です。

OpenAIのアップグレード申し込み画面

デスクトップアプリ

結論、デスクトップアプリからの操作はおすすめしません。ChatGPT Plusの登録はアプリ内で完了できないからです。

最初にブラウザでログインし、ブラウザで操作を続ける必要があります。

さらに、ブラウザで先にログインしていない場合、ログイン後にブラウザ画面でアップグレードの操作をやり直さなければなりません。

二度手間になりますので、ChatGPT Plusへの登録は、デスクトップアプリからではなく最初からブラウザで行うことをおすすめします。

おすすめはしませんが、登録を行うこと自体はできますので、以下にデスクトップアプリからの登録手順を記載します。

  1. ブラウザでChatGPTを開く
  2. ChatGPTのアプリを開く
  3. アプリ画面上部「ChatGPT >」をクリック
  4. 「アップグレードする」を選択
  5. ポップアップ下部「Plusにアップグレードしてください」を選択
  6. ブラウザ画面「Plusにアップグレードする」を選択
  7. 必要事項を入力して申し込み

※画面左下「設定→サブスクリプション」のクリックでも、手順6以降を行えます。

手順1. ブラウザでChatGPTを開く

手順2. ChatGPTのアプリを開く

手順3〜4. まずは、ChatGPTアプリの上部「ChatGPT >」をクリックし、プルダウンメニューから「アップグレードする」を選択します。

手順3:アプリ画面上部「ChatGPT >」をクリック
手順3:アプリ画面上部「ChatGPT >」をクリック
手順4:「アップグレードする」を選択
手順4:「アップグレードする」を選択

手順5〜6. 「アップグレードする」を選択すると、以下のようなポップアップが表示されますので、画面下部にある「Plusにアップグレードしてください」を選択しましょう。

手順5;「Plusにアップグレードしてください」
手順5;「Plusにアップグレードしてください」

手順5で「Plusにアップグレードする」を選択すると、プランの選択画面に移動します。利用するプランを選択しましょう。
※ブラウザへのログインが済んでいない場合は、ログイン後に「ブラウザでの登録手順」を1から行うことになります。

プランを選択すると、以下のようなOpenAIの画面に遷移します。必要事項を入力して、申し込みを完了しましょう。

OpenAIのアップグレード申し込み画面

スマホアプリ

スマホ版のChatGPT公式アプリでは、以下の手順で、アプリ内でのアップグレードが可能です。

  1. サイドバーを開く
  2. アカウント名右側の3点をタップ
  3. 「サブスクリプション」をタップ
  4. 「サブスクリプションを登録する」をタップ
  5. 支払い情報を確認して決済

サイドバー下部にあるアカウント名右側の3点をタップすると、以下の画像のような画面になりますので、「サブスクリプション」をタップしましょう。

スマホ版ChatGPT公式アプリのアカウント設定画面

「サブスクリプション」をタップすると以下の画面になります。「サブスクリプションを登録する」をタップしたあと、決済を行って登録完了です。

ChatGPTのサブスクリプションに登録する画面

ChatGPT Plusの解約方法

ChatGPT Plusの解約には「ブラウザから」と「スマホアプリから」の2通りがあります。

ただし、ChatGPT Plusの解約は、アップグレードを行った利用環境でのみ可能です。「解約の表示がない」と困らないように、この点はぜひ覚えておいてください。

また、ChatGPT Plusを解約しても、次の更新日までの間は利用できます。解約を忘れそうな方は、忘れないうちに解約しておきましょう。

では、ブラウザとスマホアプリの解約手順を解説します。

ブラウザから

ブラウザから解約する手順は以下の通りです。

  1. ChatGPTのトップページを開く
  2. 右上のアイコンをクリック
  3. 「設定」を選択
  4. ポップアップ下部「サブスクリプション」をクリック
  5. 「管理する」から「サブスクリプションをキャンセルする」をクリック
  6. もう一度「サブスクリプションをキャンセル」をクリック

まずは、ChatGPT画面右上のアイコンをクリックし「設定」を選択します。

手順3:ChatGPTの設定画面を開く
手順3:ChatGPTの設定画面を開く

「設定」を選択すると上の画面になりますので、下部「サブスクリプション」をクリックしてください。

「サブスクリプション」をクリックすると、以下の画面になります。上部「管理する」から「サブスクリプションをキャンセルする」を選択しましょう。

なお、下部「管理する」からでもキャンセルは可能です。この場合は、OpenAIの支払い画面に移動します。

手順4:ChatGPTの「サブスクリプション」の画面を開く
手順4:ChatGPTの「サブスクリプション」の画面を開く

「サブスクリプションをキャンセルする」を選択すると、以下のポップアップが表示されます。

内容を確認して、問題なければ再度「サブスクリプションをキャンセルする」をクリックしましょう。

スマホアプリから

スマホアプリから解約する手順は以下の通りです。

  1. サイドバーを開く
  2. アカウント名右側の3点をタップ
  3. サブスクリプションをタップ
  4. 画面下部「サブスクリプションを管理」をタップ
  5. サブスクリプションの解約を行う
スマホ版ChatGPT公式アプリのアカウント設定画面

サイドバー下部にあるアカウント名右側の3点をタップすると、以下画像の画面になりますので、「サブスクリプション」をタップしましょう。

「サブスクリプション」をタップすると以下の画面になります。「サブスクリプションを管理する」をタップしたあと、画面の指示にしたがって操作すれば解約完了です。

ChatGPT  Plusの解約画面

業務効率・生産性を上げたいならChatGPT Plusへ課金すべき!

ChatGPT Plus(有料版)は、無料版と比べて多機能・高性能です。

「費用をかけたくない」という理由だけで無料版を使うと、ChatGPTを中途半端にしか利用できず、あと一歩のところで求める高精度な回答が得られなくなってしまうでしょう。

業務効率や生産性の向上を目的としているなら、ChatGPT Plusの利用がおすすめです。

また、組織や企業向けのTeamプランやEnterpriseプランもあります。利用する目的に沿って比較し、より業務効率や生産性に役立つプランを選択してください。

現在、ChatGPTをいざ活かそうと思っても、日々の業務でどのように動かしていくべきかわからず、使いこなせないままの方が多くいらっしゃいます。

活用方法を十分に理解していなければ、効率化を目指しているにもかかわらず、調査に多くの時間を費やしてしまう可能性があります。

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記事を書いた人

木村凛日

フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。