Suno AIで日本語の楽曲を制作する方法!歌詞&プロンプト作成のコツ・アプリの設定手順も

Suno AIは、音楽の知識がなくても、誰でも簡単に楽曲制作ができる音楽生成AIツールです。
日本語での楽曲制作も可能ですが、その画面を開くと英語表記であるため、「日本語の曲は作れるの?」「日本語での使い方は?」と戸惑う方も多いでしょう。
本記事では、Suno AIで日本語の楽曲を制作する方法、日本語でプロンプトや歌詞を書くコツを解説します。アプリの設定方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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目次
Suno AIは日本語に対応している?

Suno AIは、日本語での楽曲制作が可能な音楽生成AIツールです。
ブラウザ版とアプリ版が提供されていますが、楽曲の検索や曲名・歌詞・プロンプト(指示文)の入力は、日本語に対応しています。
ただし、インターフェース(操作画面)自体を日本語化できるのはアプリ版のみです。
ブラウザ版で日本語表示にしたい場合は、ブラウザ自体の翻訳機能を使用する必要があります。

Suno AIのアプリ版を日本語設定で使う方法【5ステップ】
Suno AIのアプリ版のインターフェース(操作画面)の言語を変更したい場合には、以下の手順で設定できます。
- Suno AIのアプリを開き、ログインする
- .画面左下のアイコンをタップして、プロフィール画面を開く
- プロフィール画面右上の設定(歯車)マークをタップする
- 「設定と環境設定」の画面で言語の欄を選択する
- デバイス本体の言語設定画面に遷移したら、「日本語」を選択する
以下より手順を1つずつ画像付きで説明します。
※iPhoneでアプリをダウンロードした画面を例に説明しますが、Androidなどその他デバイスでも同様に操作して設定できます。
1.Suno AIのアプリを開き、ログインする
まずはSuno AIのアプリを開き、アカウントにログインします。Suno AIを初めて利用する場合には、アカウント作成から行いましょう。

2.画面左下のアイコンをタップして、プロフィール画面を開く
アプリにログインできたら、「探検する」の画面が開いた状態になるので、画面右下のアイコンをタップしましょう。プロフィール画面にアクセスできます。

3.プロフィール画面右上の設定マーク(歯車)をタップする
プロフィール画面を開けたら、画面右上にある設定マーク(歯車)をタップします。
Suno AIの「設定と環境設定」画面にアクセスできます。

4.「設定と環境設定」の画面で言語の欄を選択する
「設定と環境設定」の画面を開いたら、「言語」の欄をタップします。すると、デバイス本体の言語設定画面に移動します。

5. デバイス本体の言語設定画面に遷移したら、「日本語」を選択する
優先する言語にて「日本語」を選択して、Suno AIアプリに戻ります。これで日本語化が完了します。

Suno AIで日本語のオリジナル楽曲を制作する方法
Suno AIには、主に2通りの楽曲生成方法があります。
- 「Song description(曲の概要)」を伝えて生成する
- 「Custom(カスタム)」モードでより細かいスタイルや歌詞を指定して生成する
どちらの場合でも、日本語のプロンプト(指示文)や歌詞にもとづいて楽曲を生成できます。
以下でそれぞれの方法を解説します。
「Song description(曲の概要)」を伝えて生成する
まずは、曲の概要・イメージから楽曲を生成する方法を紹介します。
楽曲制作は、画面左部の「Create」の画面から作業できます。

「Create」をクリックすると、「Song description(曲の概要)」を入力する画面が開かれます。
入力欄に日本語で指示文を入力し、青い「Create」ボタンを押すと生成が始まります。
歌詞も日本語で生成してほしい場合には、ここで「歌詞は日本語で」を条件と入れると確実です。

「Custom(カスタム)」モードでより細かいスタイルや歌詞を指定して生成する
「Custom」モードを使用する場合には、「Song description」の画面左上部の「Custom」と書かれたトグルを切り替えます。

歌詞・曲のスタイル・曲名の指示を入力する欄が表示されるので、それぞれを日本語で指定しましょう。
※曲のスタイルに関しては、日本語対応であるものの英語で入力したほうが精度が高まる可能性が高いです。

歌詞は「Write with Suno」機能を使用して、自動で考えてもらう方法もあります。
ここで日本語の歌詞を生成してほしい場合は、「日本語で」を条件に依頼すると、日本語の歌詞を生成できます。

Suno AIで実際に制作した日本語のオリジナル楽曲の例
今回は、例として「Cusom」モードを使用して、「夜の都会でのドライブに合う、おしゃれで懐かしさや切なさ漂う曲」をテーマに日本語の楽曲(1コーラス)を制作しました。
歌詞・曲のスタイル・曲名はそれぞれ以下のように設定しました。
【歌詞】
[Verse 1]
夜の都会息を潜めて
ネオンの川に 映る影たち
心の奥に そっと忍び寄り
思い出たちが また顔を出す
[Pre-Chorus]
静かな通り 誰もいなくて
車のライト 揺れる黄昏
君の言葉が まだ響いてる
あの瞬間だけ 切り取られてる
[Chorus]
都会の風が 頬を撫でてく
君の香りが まだ漂うよ
忘れられない あの景色だけ
胸にしまって 夜に消えてく
【曲のスタイル】
80s, citypop, Japan, night, Jazz
【曲名】
ネオンの夢
実際に指示に合った日本語の楽曲を生成できました。
なお、ここではCanvaで編集した簡単な動画にしていますが、Suno AIで直接縦型の動画を生成することも可能です。
Suno AIで日本語のプロンプトを書くコツ
Suno AIで日本語のプロンプト(指示文)を書くときは、曲のテーマやスタイル・テイストをできるだけ明確に詳しく伝えることが重要です。
楽曲のイメージを整理しながら、以下のような要素をプロンプトに組み込んでみてください。
- テンポ(速さ):アップテンポ、ミディアム、スローテンポ など
- ボーカルの特徴:力強い、優しい、エモーショナル など
- 楽器構成:アコースティックギター、ピアノ、シンセサイザー など
また、日本の楽曲スタイルを指定すると、日本語の歌詞がうまくはまりやすく、より理想的な仕上がりになります。
- J-POP:日本のポップミュージック
- J-ROCK:日本のロックミュージック
- 演歌:哀愁漂う伝統的な歌謡曲
- アニソン:アニメの主題歌や挿入歌
- ボーカロイド:合成音声を活用した音楽
- ヴィジュアル系:派手なメイクと衣装が特徴のロック
- シティポップ:80年代の都会的で洗練された音楽
これらを組み合わせながら、「爽やかな夏をイメージしたアップテンポのJ-POP」「落ち着いた雰囲気のシティポップ」のように具体的な指示を出すと、意図に合った楽曲を生成しやすくなります。
Suno AIで日本語の歌詞を書く3つのコツ

続いては、Suno AIで日本語の歌詞を書くコツを紹介します。
日本語で楽曲制作する場合ならではのコツもありますので、ぜひ確認しておきましょう。
- 楽曲構成を意識して書く
- 発音が紛らわしい助詞はローマ字で書く
- 読み方が複雑な漢字はひらがなで書く
以下で詳しく解説します。
楽曲構成を意識して書く
Suno AIでの楽曲生成に使う歌詞を自分で書く場合は、楽曲の構成を意識して制作しましょう。
一般的に楽曲は、以下の要素で構成されます。
- Verse(Aメロ):曲のストーリーを展開する部分
- Pre-Chorus(Bメロ):曲のストーリーを展開する部分
- Chorus(サビ):曲のハイライトとなる部分
- Bridge(ブリッジ):曲に変化をつける部分
- Pre-Chorus(プレサビ):Aメロからサビへスムーズにつなげる部分
- Outro(アウトロ):曲の締めくくりにあたる部分
この構成に沿って歌詞を書くことで、自然な楽曲に仕上げやすくなります。
なお、歌詞を伝える際は、以下の例の[Verse] や[Pre-Chorus] のように[]で囲った構成タグを用いることで、Suno AIが楽曲の構成を理解しやすくなります。
[Verse]
初めて見たあの日のこと
まだ心の奥に残ってる
[Pre-Chorus]
近づくたびに鼓動が速くなる
この気持ちは止められない
[Chorus]
君が好きだと伝えたくて
夜空に願いをかけるよ
[Bridge]
もしも時間を戻せるなら
あの時 君を抱きしめてた
[Outro]
静かに消えていく星のように
想いだけが光を残して
発音が紛らわしい助詞はローマ字で書く
Suno AIは日本語の処理において、発音が紛らわしい助詞の読み方を誤ることがあります。
とくに、助詞「は」や「へ」のような読み方が2つあるひらがなは、文脈によって異なる読み方をしてしまう場合が多いです。
1度生成した楽曲を後から調整することも可能ですが、無駄なクレジット消費を防ぐためにも、はじめからローマ字で表記することをおすすめします。
- 「は」→「ha」「wa」
- 「へ」→「he」「e」
読み方が複雑な漢字はひらがなで書く
Suno AIでは、歌詞に読み方が複雑な漢字が含まれる場合にも、正確に処理されない場合があります。
たとえば、以下のような言葉が問題となりやすいです。
- 「明日」→「あす」または「あした」(日常的な漢字でも読み方が複数あるケース)
- 「雪崩」→「なだれ」(熟語として特殊な読み方をするケース)
このような漢字・熟語を使う場合は、意図した読み方で処理してもらうためにも、はじめからひらがなで入力するとよいでしょう。
Suno AIで日本語の楽曲を制作する際の注意点
続いては、Suno AIで日本語の楽曲を制作する際の注意点を2つ紹介します。
- 自然な日本語の発音やイントネーションを再現できない可能性がある
- 楽曲を商用利用したい場合には有料プランに加入する必要がある
以下で1つずつ詳しく解説します。
自然な日本語の発音やイントネーションを再現できない可能性がある
Suno AIは日本語の楽曲を生成できますが、日本人の自然な発音・アクセントを完全に再現できるわけではない点には注意が必要です。
最初の生成だけでは、発音やイントネーションを自然な形に仕上げることが困難な場合も多くあります。
不自然な箇所がある場合は、ブラウザ版の調整機能で微調整しましょう。
より自然な日本語の楽曲を目指す場合は、生成された楽曲に自分で歌を入れたり、アレンジを加えたりする方法もあります。
楽曲を商用利用したい場合には有料プランに加入する必要がある
Suno AIで作った楽曲を商用利用したい場合は、有料プラン(ProプランまたはPremierプラン)への加入が必須である点に注意しましょう。
無料プランで生成した楽曲は商用利用が禁止されており、後から有料プランに切り替えても、無料プラン期間中に生成した楽曲の商用利用は認められません。
Suno AIの商用利用に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
どのようなケースが商用利用にあたるのか、曲の権利はどうなるのかなど、気になる方はぜひあわせて確認してみてください。
関連記事:Suno AIは商用利用可能!YouTubeで使える?解約後はどうなる?著作権の疑問も解決
Suno AIは日本語対応の音楽生成AI!積極的に活用しよう

Suno AIは、日本語での楽曲制作に対応している音楽生成AIです。ブラウザ版のインターフェースは英語のみですが、アプリ版では日本語で利用できます。
日本語の楽曲制作には少しコツが必要ですが、ここで紹介した内容を参考にしながら適切な指示を出せれば、独創性の高いオリジナルの楽曲制作ができます。
Suno AIは世界的に注目を集めているAIツールで、有料プランで制作した楽曲であれば配信・販売することも可能です。
本格的に制作に取り組めば、収益化できる可能性も期待できます。実際、すでにAIクリエイターとして活躍する人も出始めています。ぜひ積極的に活用してみてください。
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記事を書いた人

福原瑶子
SEO&ライティング歴5年以上。
ChatGPTやClaude、Notion AIのような文章生成AIツールやMidjourneyのような画像生成AIツールを駆使し、記事作成やプライベートにも積極的に活用。
生産性をアップできる便利なアプリやツール・拡張機能の情報を探すのが好き。
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