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OpenAIの新モデル「GPT-5.6」とは?3モデルの違いや料金、ChatGPT Workでの使い方を解説!

「GPT-5.6(GPT5.6)」とは、2026年7月9日にOpenAIが公開した、Sol・Terra・Lunaの3モデルで構成される新世代モデルです。

モデルごとに性能や得意分野が異なるため、「どれを選べばよいのかわからない」と感じていませんか。

本記事では、GPT-5.6の特徴や3モデルの違い、用途別の選び方、料金をわかりやすく解説します。

同時に発表された新エージェント「ChatGPT Work」でGPT-5.6を使う方法についても、OpenAIの公式情報をもとに紹介します。

自分の用途や契約プランに適したモデルを確認し、GPT-5.6を使い始めるときの参考にしてください。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員40,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は15万人超え、SNS総フォロワー数:25万人超え(2026/06時点)。

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GPT-5.6とは?OpenAIの最新モデルを3分で理解

GPT-5.6は、OpenAIが2026年7月9日に提供を開始した、Sol・Terra・Lunaの3モデルで構成される最新モデルファミリーです。

1つのモデルではなく、性能や料金が異なる3モデルから、用途と予算に合うものを選べる設計が採用されています。

GPT-5.6を構成するモデルは、次の3つです。

  • Sol:複雑で高度な作業に対応する最上位モデル
  • Terra:性能とコストのバランスを重視したモデル
  • Luna:速度と料金を重視した軽量モデル

「5.6」はGPT-5シリーズの世代を表し、Sol・Terra・Lunaは同じ世代内での性能やコストの違いを示す名称です。

GPT-5.6は単純に前世代より性能が上がったモデルではありません。作業内容に合わせて3モデルを使い分けられる点が、従来のGPTシリーズとの大きな違いです。

GPT-5.6の5つの特徴

GPT-5.6は、モデル構成と機能の両面で進化し、前世代のGPT-5.5よりも幅広い用途に対応できるモデルです。

性能を一律に高めるだけでなく、タスクの難易度や予算に合わせてモデルや推論方法を選べる設計が採用されています。GPT-5.6のおもな特徴は、以下の5つです。

  • 用途で選べる3階層のモデル構成に進化した
  • max推論エフォートの追加で難しいタスクの精度が上がる
  • ultraモードでサブエージェントの並列処理ができる
  • コンテキストウィンドウが105万トークンに拡大した
  • サイバーセキュリティ性能が大幅に強化された

GPT-5.6はモデルの選択肢だけでなく、推論機能や長文処理、エージェント機能、セキュリティ性能も強化されています。それぞれ詳しく見ていきましょう。

用途で選べる3階層のモデル構成に進化した

GPT-5.6は、Sol・Terra・Lunaという3階層のモデルで構成されています。

タスクの難易度や、性能・速度・コストのどれを重視するかに応じて、適したモデルを選べる点が特徴です。

ChatGPTでは、モデル選択メニューからGPT-5.6 Solなど、用途に合うモデルへ切り替えて利用できます。

ChatGPT WorkでGPT-5.6のモデルを選ぶ画面のスクリーンショット

GPT-5.6は、1つのモデルですべての処理に対応するのではなく、目的に応じて3モデルを使い分けられる設計に進化しました。

各モデルの違いや選び方は、このあとの「GPT-5.6の3モデル(Sol・Terra・Luna)の特徴と選び方」で詳しく解説します。

max推論エフォートの追加で難しいタスクの精度が上がる

GPT-5.6では、推論の深さを調整できる「max推論エフォート」が追加されました。

タスクの難易度に応じて思考時間を増やせるため、複雑な分析や高度なコーディングにも対応できます。

ChatGPT Workでは、GPT-5.6 Solを選択したうえで、思考レベルを「最大」に設定できます。

ChatGPT Workで思考レベルを選ぶ画面のスクリーンショット

GPT-5.6は一律の思考量で処理するのではなく、タスクの難しさに合わせて推論の強さを調整可能です。

長いコードの修正や複数条件を含む分析など、じっくり考える必要があるタスクでは、推論の深さを高めることで回答精度の向上が期待できます。

ultraモードでサブエージェントの並列処理ができる

GPT-5.6では、複雑なタスクを効率よく進めるための「ultraモード」が追加されました。

ultraモードでは、1つのエージェントだけで処理するのではなく、複数のサブエージェントが作業を分担し、並列で進めます

OpenAIは、ultraを複数のエージェントが並行する作業を調整する最高性能の設定と説明しています。

以下のように複数のサブエージェントが担当別に作業を行います。

サブエージェント担当する作業例
調査担当仕様や既存コードを確認する
実装担当必要なコードを作成する
検証担当テストを実行して不具合を探す
レビュー担当コードの品質や安全性を確認する

Codexではultraモードとして、APIではベータ版のマルチエージェント機能として利用できます。

APIでは、GPT-5.6が複数のサブエージェントを並列で動かし、結果をまとめて出力します。

ultraモードは、複数の工程に分けられる大規模な開発や調査を、1つずつ処理するよりも効率よく進めたい場面に適しています。

コンテキストウィンドウが105万トークンに拡大した

GPT-5.6は、105万トークンのコンテキストウィンドウに対応しています。

一度に保持できる情報量が増えたため、長い資料や大量のコードも分割せずに読み込ませやすくなりました。

項目トークン数
コンテキストウィンドウ105万トークン
最大出力12万8,000トークン

大量の情報を扱う作業でも文脈を保ちやすくなり、長文の要約や分析を効率化できます。

サイバーセキュリティ性能が大幅に強化された

GPT-5.6は、サイバーセキュリティ分野の性能が大きく向上しています。

なかでもSolは、脆弱性の発見や修正、セキュリティ調査など、専門性の高いタスクへの対応力が強化されました。

OpenAIの評価では、実際の攻撃よりも脆弱性の発見や修正を得意とする傾向が確認されています。

ExploitBenchのスコア比較グラフ GPT-5.6 Solが前世代より高いスコアを示す
出典:OpenAI

一方で、高度なサイバー能力が悪用されるリスクもあるため、GPT-5.6には従来より強力な安全対策が導入されています。

OpenAIは、危険性の高い依頼や不正利用への防御を強化し、段階的に提供を進めています。

GPT-5.6は防御を目的とした脆弱性調査やセキュリティ分析で、実務への活用が期待できるモデルです。

GPT-5.6の3モデル(Sol・Terra・Luna)の特徴と選び方

Sol・Terra・Lunaは、性能・速度・コストのバランスが異なる3つのモデルです。

選び方の基本は、難しいタスクはSol、普段使いはTerra、大量の軽い処理はLunaです。

モデル特徴向いている用途選び方の目安
SolGPT-5.6シリーズの最上位モデル・高度なコーディング
・科学研究
・サイバーセキュリティ分析
・複雑な推論
精度を最優先したい難しいタスクに使う
Terra性能・速度・コストのバランスに優れた主力モデル・文書作成
・日常会話
・情報整理
・一般的なコーディング
迷ったときに最初に選ぶ
Luna3モデルのなかで最速・最安の軽量モデル・分類
・ラベル付け
・情報抽出
・短い要約
・大量の定型処理
軽い作業を大量に処理したいときに使う

基本的にはTerraから試し、精度が足りないタスクだけSolへ切り替える使い方が効率的です。

3モデルを適切に使い分ければ、必要な品質を保ちながら、処理時間と利用コストの両方を調整できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

Sol:複雑なタスクやコーディング向けの最上位モデル

Solは、GPT-5.6シリーズで最も高性能なフラッグシップモデルです。

複数の条件を整理しながら進める、高度なコーディングや科学研究、サイバーセキュリティ分析などに適しています。

実際にSolへ、ブラウザで遊べるオリジナルの2Dアクションゲームを作成するよう依頼しました。

キャラクター操作や敵、収集アイテム、スコア表示など、複数の要素を含むゲームが生成されました。条件の多い制作物でも、指示を整理しながら形にできる点がSolの強みです。

ただし、すべての作業をSolで処理すると、利用コストや待ち時間が増える可能性があります。

Solは、複雑な開発や高度な分析など、品質を優先したい難しいタスクに絞って使うのが効率的です。

Terra:GPT-5.5相当の性能を約半額で使える主力モデル

Terraは、性能・速度・コストのバランスに優れた、日常業務向けの主力モデルです。

文書作成や情報整理、日常会話、一般的なコーディングなど、幅広いタスクを高い品質で処理できます。

実際にTerraへ、会議メモを決定事項・保留事項・次のアクションに整理し、議事録を作成するよう依頼しました。

会話形式のメモから要点を抽出し、共有しやすい形式の議事録にまとめられました。日常的な文書作成や情報整理であれば、Terraでも十分に対応できます。

基本的にはTerraから試し、より複雑な推論や高い精度が必要なタスクのみSolへ切り替える使い方が効率的です。

Luna:分類や要約など大量処理向けの最速最安モデル

Lunaは、GPT-5.6シリーズのなかで、速度とコストを重視した軽量モデルです。

複雑な推論よりも、決まったルールに沿って大量のデータを処理するタスクに適しています。

実際にLunaへ、複数の問い合わせ文を「料金」「不具合」「解約」「機能」「その他」に分類し、それぞれを一文で要約するよう依頼しました。

短い文章の分類と要約をまとめて処理でき、結果を一覧で確認できました。文章のラベル付けや情報抽出など、同じ形式の作業を繰り返す場面で活用できます。

定型的な処理をLunaへ任せれば、処理時間とコストを抑えながら、TerraやSolを難しいタスクに集中させられます。

3モデルをどう使い分ければ自分の業務で成果につながるのかは、体系的に学ぶと理解が一気に深まります。

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【比較】GPT-5.6とGPT-5.5の違い

GPT-5.6とGPT-5.5の大きな違いは、3モデル体制への移行とコスト効率の向上です。

GPT-5.5は単一モデルとして使う設計でしたが、GPT-5.6ではSol・Terra・Lunaの3モデルから、用途や予算に応じて選べます。

OpenAIによると、コーディングワークフローを測るTerminal-Bench 2.1では、GPT-5.6 Solが新たな最高水準を記録しました。

Terminal-Bench 2.1のスコア比較グラフ GPT-5.6 Sol Ultraが最高スコア
出典:OpenAI

また、GPT-5.6ではコスト効率も改善されています。

OpenAIは、LunaがGPT-5.5のピーク性能に近い結果を半分未満の推定コストで実現し、TerraはGPT-5.5を下回るコストで上回る性能を示すと説明しています。

GPT-5.5で十分な作業もありますが、複雑なコーディングや長文処理、エージェント機能を活用したい場合は、GPT-5.6へ切り替えるメリットがあります。

一方で、すべての作業をSolに置き換える必要はありません。普段使いはTerra、大量の分類や要約はLuna、難しいタスクだけSolを使う形が効率的です。

乗り換えに迷う場合は、前世代であるGPT-5.5の特徴を確認すると、GPT-5.6で何が変わったのかをより理解できます。

関連記事: OpenAIから新モデル「GPT-5.5」がリリース!料金や使い方、活用事例を解説

【無料で使える?】GPT-5.6の料金とプラン別に使えるモデル

GPT-5.6は、ChatGPTで使う場合とAPIで使う場合で、料金の仕組みが異なります。

ChatGPTでは契約しているプランによって使えるモデルや上限が変わり、APIでは利用したトークン数に応じて料金が発生します。

  • ChatGPT利用時の料金
  • API利用時の料金

無料プランでも一部の機能を試せる場合がありますが、Sol・Terra・Lunaを本格的に使うには、有料プランやAPI料金の確認が欠かせません。

自分の使い方に合う料金プランを確認していきましょう。

ChatGPT利用時の料金

GPT-5.6は、無料プランでも一部機能を利用できる場合があります。ただし、最上位モデルのSolを通常のChatGPTで使うには、Plus以上の有料プランが必要です。

以下に、ChatGPTのプラン別に使えるGPT-5.6のモデルと、ChatGPT Workの対応状況をまとめました。

プラン料金(月額)通常会話で使えるモデルChatGPT Workの対応
無料・Go無料/Goは約1,200円/月(8ドル)Terra(ChatGPT WorkやCodex経由)デスクトップ版で利用可
Plus約3,000円/月(20ドル)Sol・Terra・Lunaを選択可能デスクトップ版で利用可(Web・モバイルは順次)
Pro・EnterpriseProは約15,000〜30,000円/月(100〜200ドル)/Enterpriseは要問い合わせSol・Terra・LunaとSol Proデスクトップ・Web・モバイルで先行
Business約3,800円/月〜(25ドル〜)Sol・Terra・Lunaを選択可能デスクトップ版で利用可(Web・モバイルは順次)

通常の会話では、Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduなどの有料プランでGPT-5.6 Solを利用できます。

一方、ChatGPT WorkやCodexでは、プランや画面に応じてSol・Terra・Lunaを使い分けられます。

まずは無料プランでGPT-5.6の使用感を確認し、通常のChatGPTでSolを使いたい場合はPlus以上のプランを検討しましょう。

API利用時の料金

APIでGPT-5.6を使う場合は、モデルごとに100万トークンあたりの単価が設定されています。

料金は、入力トークンと出力トークンの量に応じて発生する従量課金です。

SolからTerra、Lunaへ下がるほど単価は安くなるため、用途に合わせてモデルを使い分けると、全体のコストを抑えやすくなります。

モデル入力(100万トークン)出力(100万トークン)
Sol5.00ドル30.00ドル
Terra2.50ドル15.00ドル
Luna1.00ドル6.00ドル

複雑な推論や高度なコーディングにはSol、日常的な処理にはTerra、大量の分類や短い要約にはLunaを使うと、必要な性能を確保しながら費用を調整できます。

さらに、プロンプトキャッシュの読み出しは通常入力よりも安く設定されています。

同じ前提情報や長いプロンプトを繰り返し使う場合は、キャッシュを活用すればAPI利用料を抑えられます。

ChatGPTでGPT-5.6を使う方法

ここでは、ChatGPTでGPT-5.6を使う方法を紹介します。手順は、以下の3ステップです。

  • ステップ1:公式サイトにアクセスする
  • ステップ2:モデル選択メニューからGPT-5.6を選択する
  • ステップ3:プロンプトを入力する

プランや利用画面によって選べるモデルは異なりますが、基本的な流れはモデルを選び、プロンプトを入力するだけです。

画像付きで手順を確認しながら、GPT-5.6の使い方を見ていきましょう。

ステップ1:公式サイトにアクセスする

まずは、ChatGPTの公式サイトにアクセスします。

ChatGPT公式サイトでログインを選択する画面のスクリーンショット

初めて利用する場合は、以下の4つの方法からログインまたは新規登録できます。

  • Googleアカウント
  • Microsoftアカウント
  • Appleアカウント
  • メールアドレス

アカウントを作成すれば、無料プランでもGPT-5.6の一部モデルを試せます

ステップ2:モデル選択メニューからGPT-5.6を選択する

ログインしたら、入力欄にあるモデル選択メニューを開きます。

ChatGPTでモデル選択メニューを開く画面のスクリーンショット

現在のモデル名が表示されている部分をクリックすると、利用できるモデルの一覧が表示されます。

一覧から、用途に合うGPT-5.6のモデルを選択します。

ChatGPTでGPT-5.6を選択する画面のスクリーンショット

選択したモデルは、その会話で使われます。必要に応じて、会話の途中でもモデル選択メニューから別のモデルに切り替えられます

ステップ3:プロンプトを入力する

モデルを選んだら、入力欄にプロンプトを入力して送信します。

プロンプトでは、目的・前提条件・出力形式をまとめて伝えると、意図に近い回答を得やすくなります。

たとえば「何を作りたいのか」「どの条件を守るのか」「どの形式で出力してほしいのか」を具体的に入力します。

細かい指示を何度も分けるより、最終的にほしい成果物と条件をまとめて伝えると、GPT-5.6の性能を活かしやすくなります。

ChatGPT WorkでGPT-5.6を使う方法

ここでは、ChatGPT WorkでGPT-5.6を使う方法を紹介します。

ChatGPT Workは、GPT-5.6とCodexを搭載した仕事向けのエージェント機能です。2026年7月9日に、GPT-5.6と同時に発表されました。

手順は、以下の3ステップです。

  • ステップ1:「Work」に切り替える
  • ステップ2:プロンプトを入力する
  • ステップ3:進捗を確認して完成物を受け取る

プランや利用画面によって選べるモデルは異なりますが、基本的な流れは通常のChatGPTと同じです。

画像付きで手順を確認しながら、ChatGPT WorkでGPT-5.6を使う方法を見ていきましょう。

ステップ1:「Work」に切り替える

ChatGPTにログインし、画面上部の切り替えボタンから「Work」を選択します。

ChatGPT WorkでWorkに切り替える画面のスクリーンショット

Workに切り替えると、通常のチャット画面から、調査や資料作成などの業務をまとめて依頼できる画面に変わります。

SlackやGoogle Drive、GitHubなどを利用する場合は、入力欄の「プラグイン」から連携するサービスを選択します。

ChatGPT Workでプラグインを選択する画面のスクリーンショット

プラグインを連携すると、ChatGPT Workが各サービスの情報を参照しながら、メール作成や資料整理、コード確認などのタスクを進められます。

ChatGPT Workは1,400以上のプラグインに対応しています。

ステップ2:プロンプトを入力する

Workに切り替えたら、入力欄の右下に表示されているモデル名を選択し、使用するモデルを選択します。

ChatGPT Workでモデル選択メニューを開く画面のスクリーンショット

モデル選択メニューでは、思考レベルや回答速度も変更できます。タスクの難易度や求める回答の詳しさに合わせて設定してください。

設定が完了したら、入力欄にプロンプトを入力します。

ChatGPT Workにタスクをプロンプトで指示している画面のスクリーンショット

「資料をまとめて」のような曖昧な依頼ではなく、目的・参照する情報・出力形式まで具体的に伝えると、意図に近い結果を得やすくなります。

SlackやGoogle Drive、GitHubなどを連携している場合は、「@」を入力して対象のアプリやファイルを指定できます。

参照先を明確にして依頼すると、ChatGPT Workが関連データを読み込みながらタスクを進めます。

ステップ3:進捗を確認して完成物を受け取る

プロンプトを入力すると、ChatGPT Workがタスクを進めます。

作業中は、進捗を確認しながら完成を待ちます。必要に応じて、途中で追加の指示を出したり、重要な操作を承認したりできます。

ChatGPT Workが完成物を生成した結果の画面のスクリーンショット

人が要所で確認しながら進められるため、すべてをAIに任せきりにせず、安心して業務に活用できます

最終的に、作成されたシートやスライド、ドキュメントなどの完成物を確認すれば、作業は完了です。

【実践】GPT-5.6を試してみた!

GPT-5.6を、通常のChatGPTとChatGPT Workの両方で試してみました。使い方によって得意な場面が異なります。

ここでは、ChatGPTでの3事例と、ChatGPT Workでの3事例を紹介します。

  • ChatGPTでオリジナルの2Dアクションゲームを作ってみた
  • ChatGPTで長い会議の文字起こしから議事録を作ってみた
  • ChatGPTで大量の顧客レビューを一括で分類・分析してみた
  • ChatGPT Workで業務用のWebアプリを作ってみた
  • ChatGPT Workで売上データの分析資料を作ってみた
  • ChatGPT Workでスライド・資料を作ってみた

自分の業務に近い使い方から参考にしてみてください。

ChatGPTでオリジナルの2Dアクションゲームを作ってみた

最上位モデルSolの実力を試すために、ブラウザで遊べるオリジナルの2Dアクションゲームをゼロから作成しました。

今回はChatGPTのSol(推論レベル:最大)で、以下のプロンプトを入力しました。

HTML・CSS・JavaScriptを使って、ブラウザで遊べるオリジナルの2Dアクションゲームを作成してください。
主人公は雲の精霊で、空に浮かぶ島々を進み、風の結晶を集めながらゴールを目指します。

以下の機能を実装してください。

・左右移動とジャンプ
・空中で一度だけ使える追加ジャンプ
・動く足場と落下する足場
・触れるとダメージを受けるオリジナルの敵

Solは仕様を細かく分解し、キャラクターの動きやステージ、当たり判定まで含めて、実際に遊べるゲームを一度に生成しました。

専門知識がなくても、アイデアを伝えるだけで動くアプリやゲームを形にできます

ChatGPTで長い会議の文字起こしから議事録を作ってみた

105万トークンの大きなコンテキストを試すために、1時間を超える会議の文字起こしから議事録を作成しました。

今回はChatGPTのTerra(標準)で、以下のプロンプトを入力しました。

以下は約1時間の会議の文字起こしです。次の形式で議事録を作成してください。

・決定事項
・ネクストアクション(担当者と期限つき)
・保留、要検討の事項

発言者ごとの意図もくみ取り、重複する話題は整理してまとめてください。

(文字起こしを貼り付け)

1時間分の文字起こしでも文脈を保ったまま、担当と期限まで振られた議事録に整理してくれました。

会議のたびに発生する議事録づくりを、そのまま任せられます

ChatGPTで大量の顧客レビューを一括で分類・分析してみた

最速・最安のLunaの実力を試すために、数百件の顧客レビューを一括で分類・分析しました。

今回はChatGPTのLuna(高速)で、以下のプロンプトを入力しました。

以下の顧客レビューを1件ずつ、次の3つの観点で分類してください。

・カテゴリ(料金/機能/サポート/使いやすさ)
・感情(ポジティブ/中立/ネガティブ)
・要望の有無

最後に、カテゴリ別の件数と、代表的な声を3つずつまとめてください。

(レビュー一覧を貼り付け)

数百件のレビューを短時間で処理し、分類・感情・要望の集計まで一気に出してくれました。

手作業では時間のかかる大量処理を、低コストで一気にさばけます

ChatGPT Workで業務用のWebアプリを作ってみた

Workの開発力を試すために、要件を伝えるだけで業務用のWebアプリ一式を作成しました。

今回はChatGPT Workに、GitHubを連携して以下のプロンプトを指示しました。

在庫を管理する社内向けのWebアプリを作成してください。

・商品名、数量、入出庫日を登録、編集、削除できる
・在庫が設定した数を下回ると警告を表示する
・一覧をCSVで書き出せる

HTMLとJavaScriptで動く形にし、GitHubへのコミットまで行ってください。

要件を分解し、登録・編集・削除の画面から在庫の警告表示まで実装し、GitHubへのコミットまで自律的に進めました。

要件を伝えるだけで、動くツールの開発をまるごと任せられます

ChatGPT Workで売上データの分析資料を作ってみた

ChatGPT Workの分析力を試すために、スプレッドシートの売上データから、集計・グラフ・改善提案までを一式で作成しました。

データ分析のプラグインとスプレッドシートを連携し、以下のプロンプトを指示しました。

添付の月別売上データをもとに、以下の完成物を用意してください。

・商品カテゴリ別と月別の売上を集計したスプレッドシート
・売上の推移がわかるグラフ
・重要な傾向と改善案をまとめた5枚程度のスライド

数値は添付データのみを使用し、推測を含む内容は「仮説」と明記してください。
完成前に、集計結果の誤りやグラフとの不一致がないか確認してください。

Workはプラグインでスプレッドシートを読み込み、数分かけて集計・グラフ・スライドまでを自律的に仕上げました。

実際に「年間売上3億8,640万円、月間ピークは2026年6月の4,000万円、前年比48.7%増」といった集計と、表紙から改善案までのスライドが自動で生成されました。

プラグイン連携で社内データをそのまま扱えるため、分析から資料化までを丸ごと任せられます

ChatGPT Workでスライド・資料を作ってみた

ChatGPT Workの資料作成力を試すために、テーマを伝えるだけで提案用のプレゼン資料を作成しました。

今回はChatGPT Workに、以下のプロンプトを指示しました。

新製品の市場戦略について、10枚のスライド構成のプレゼン資料を作成してください。
内容には以下を含めてください。

・市場分析
・ターゲットユーザー
・競合優位性
・収益モデル
・販売戦略
・今後のロードマップ

Workはスライド全体の構成案を示したうえで、各ページの要点やチャート図の提案まで含めて、完成度の高い資料を仕上げました。

資料作成のアイデア出しからドラフトまでを任せ、人は中身の検討と最終判断に集中できます。

GPT-5.6を使うときの注意点

GPT-5.6は高性能ですが、使う前に押さえておきたい注意点がいくつかあります。

  • ハルシネーション(誤情報)の発生に注意する
  • 個人情報や機密情報は入力しない
  • 発表直後の誤情報に注意する
  • 使えない場合は段階的な提供が原因のことが多い

知らずに使うとトラブルにつながる場合もあります。

とくに、誤情報や機密情報の扱い、発表直後ならではの情報の錯綜には注意が必要です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

ハルシネーション(誤情報)の発生に注意する

GPT-5.6を使うときは、事実と異なる内容を生成する場合がある点に注意が必要です。もっともらしい誤りを出す場合があります。

性能が上がっても、ハルシネーションが完全になくなったわけではありません。

GPT-5.6は事実誤認が前世代よりわずかに減ったものの、完全にはなくなっていません。誤りを含みやすいケースでの評価が続いています。

引用:GPT-5.6 System Card(OpenAI)

とくに数値や固有名詞、最新情報については、最終的に人がファクトチェックする必要があります。

出力をそのまま使わず確認する習慣をつければ、誤情報のリスクを抑えられます。

個人情報や機密情報は入力しない

ChatGPTには、個人情報や社外秘の情報を入力しないのが基本です。入力した内容が外部に渡るリスクを避けるためです。

ChatGPTに入力した内容は、設定によってはモデルの改善に使われる場合があります。

引用:データの利用について(OpenAI ヘルプ)

機密情報の入力は避け、設定でデータの利用範囲を管理するのが安全です。

とくに業務で使う場合は、顧客情報や未公開の資料などの取り扱いに注意します。

会社のルールがある場合は、それに従って利用してください。情報の入力範囲を意識すれば、安心してGPT-5.6を業務に活用できます。

発表直後の誤情報に注意する

GPT-5.6は発表されたばかりのため、ネット上には不正確な情報や、限定プレビュー時の古い情報も残っています。仕様や提供状況は、OpenAIの公式情報をもとに判断してください。

コンテキストを「150万トークン」とする情報がありますが、これは公開前のうわさによる誤りです。

GPT-5.6のコンテキストウィンドウは105万トークン、最大出力は12万8千トークンです。

引用:GPT-5.6(OpenAI)

また、限定プレビュー中は利用できる組織や製品が限られていたため、「一般ユーザーは利用できない」「審査中で使えない」といった情報が掲載されている場合があります。

GPT-5.6は2026年7月9日に一般提供が発表されており、限定プレビュー時の利用条件を説明した情報は、現在の提供状況と異なる可能性があります。

発表直後は仕様や利用条件が更新されやすいため、OpenAIの公式発表やモデルページで最新情報を確認する習慣が大切です。

使えない場合は段階的な提供が原因のことが多い

GPT-5.6が表示されない場合は、段階的な提供に加えて、契約プランやワークスペースの設定も確認してください。

一般提供は2026年7月9日に始まり、順次グローバルへ展開されています。

GPT-5.6は一般提供の開始から、およそ24時間かけて世界へ展開されます。

引用:GPT-5.6(OpenAI)

そのため、対象プランを利用していても、展開状況によってはモデル選択画面に表示されない場合があります。

ただし、利用できるモデルはプランや使用する機能によって異なります。

通常のChatGPTでは、Plusプラン以上でGPT-5.6 Solを利用でき、無料プランとGoプランは対象外です。無料プランでも、ChatGPT WorkやCodexではGPT-5.6 Terraを利用できます。

アプリを最新版に更新して少し待てば、多くの場合は表示されます。

GPT-5.6に関するよくある質問

GPT-5.6に関する質問は以下の4つです。

  • ChatGPT Workでできることは何か?
  • Microsoft 365 CopilotでもGPT-5.6は使えるか?
  • APIでGPT-5.6を使うにはどうすればよいか?
  • max推論エフォートとultraモードは何が違うか?

質問に対する回答を確認して、GPT-5.6を使いこなす参考にしてみてください。

ChatGPT Workでできることは何ですか?

ChatGPT Workは、GPT-5.6を搭載し、指示した業務タスクをエージェントが自律的に進めてくれる機能です。

チャットで答えるだけでなく、アプリ開発やデータ分析、資料作成といった複数ステップの作業を、完成物まで一気に仕上げられる点が特徴です。

ChatGPT Workで主にできることは、以下のとおりです。

できること具体例
アプリ・ツール開発要件を伝えるだけで業務用のWebアプリを開発し、GitHubへのコミットまで自律的に実行する
データ集計・分析スプレッドシートの売上データを読み込み、集計・グラフ化から改善提案までまとめる
資料・スライド作成テーマを伝えるだけで、構成からチャートの提案まで含む提案資料を作成する
外部ツール連携Slack・Google Drive・GitHub・Gmailなどと連携し、社内のデータやツールを直接操作する

これらのプラグイン連携により、社内のデータやシステムをまたいだ一連の業務を、そのまま任せられます。

実行の前後で人が内容を承認できる仕組みもあるため、確認しながら安全に業務を進められます。

Microsoft 365 CopilotでもGPT-5.6は使えますか?

Microsoft 365 Copilotでも、GPT-5.6を利用できます

2026年7月9日から、WordやExcel、PowerPoint、Copilot Chat、Coworkで提供が始まりました。OpenAIは、GPT-5.6をMicrosoft 365 Copilotの新たな推奨モデルと発表しています。

GPT-5.6の導入により、Wordでの文書作成や編集、Excelでのデータ分析、PowerPointでの資料作成などに、最新モデルの性能を活用できます。

ただし、Microsoft 365を契約しているだけで、すべてのユーザーが利用できるわけではありません

Microsoft 365 Copilotのライセンスや段階的な展開状況、組織の管理者設定によって、利用できる機能や表示されるモデルが異なります。

モデル選択画面にGPT-5.6が表示されない場合は、契約内容と管理者側の設定を確認してください。

APIでGPT-5.6を使うにはどうすればいいですか?

APIでGPT-5.6を使うには、OpenAI PlatformでAPIキーと支払い方法を設定し、Responses APIへのリクエストでモデル名を指定します。

ChatGPT PlusやProなどの利用料金にAPI料金は含まれず、使用したトークン数に応じて別途課金されます。

指定できるおもなモデルIDは、次の3つです。

モデルモデルID特徴適した用途
Solgpt-5.6-sol精度と推論性能を重視・複雑な分析
・コーディング
・重要な文書作成
Terragpt-5.6-terra性能・速度・料金のバランスがよい・一般的な業務処理
・資料作成
・情報整理
Lunagpt-5.6-luna処理速度が速く、費用を抑えやすい・大量の分類
・要約
・定型処理

gpt-5.6と指定した場合は、自動的にgpt-5.6-solへ振り分けられます。

まずLunaやTerraで動作を試し、精度が必要な処理だけSolに切り替えると、効率よく使えます。

max推論エフォートとultraモードは何が違いますか?

max推論エフォートとultraモードは、処理を強化する仕組みが異なります

項目max推論エフォートultraモード
仕組み1つのモデルに長く推論させる複数のサブエージェントを並列で動かす
処理方法1つの処理を深く考える複数の調査や作業を分担して進める
適した用途・難しい計算
・複雑な分析
・コーディング
・大規模な調査
・複数案の比較
・複数工程を含む作業
対応モデル・Sol
・Terra
・Luna
おもにGPT-5.6 Sol
提供範囲・ChatGPT Work
・Codex
・API
・ChatGPT Work
・Codex
・APIのマルチエージェント機能

max推論エフォートは、使用するモデルの推論時間を増やし、1つの回答をより深く検討させる設定です。Solだけでなく、TerraとLunaでも利用できます。

ultraモードは、複数のサブエージェントに調査や作業を分担させ、結果をまとめて返す仕組みです。単に思考時間を延ばすのではなく、複数の処理を同時に進める点が異なります。

ChatGPT WorkではPro・Enterprise、CodexではPlus以上のプランでultraモードを利用できます。

APIでは、複数のサブエージェントを同時に動かして結果を統合するマルチエージェント機能がベータ版として提供されています。

GPT-5.6は用途に合うモデルを選べば誰でも使いこなせる!

GPT-5.6は、Sol・Terra・Lunaの3モデルで構成されるGPT-5系の最新モデルです。

難しいタスクにはSol、日常的な業務にはTerra、大量の軽い処理にはLunaと、目的に合うモデルを選ぶだけで、性能を効率よく引き出せます。

同時に登場したChatGPT Workを使えば、資料作成やデータ分析、情報整理など、複数の工程を含む業務もまとめて任せられます。

本記事で紹介したモデルの違いや使い方を参考に、自分の業務に合うモデルから試してみてください。

ただし、最新モデルを選ぶだけで、期待どおりの成果が得られるとは限りません。

高い精度を引き出すには、「何を任せるか」「どのような完成物を求めるか」を明確に伝える必要があります。

GPT-5.6を活用して成果を出せるかどうかは、モデルの性能だけでなく、目的に合わせて使い分ける力と指示の出し方によって変わります。

SHIFT AIでは、生成AIやAIエージェントを活用して業務を効率化したい方に向けて、実務ですぐに使える資料を無料でプレゼントしています。

受け取れる資料には、たとえば以下のようなものがあります。

  • 『Claude Codeで始める業務自動化の教科書』:定型業務を自動化する実践パターン
  • 『Claude Code コマンド大全』:現場でよく使うコマンドを場面別に解説
  • 『AIエージェント用語集』:つまずきやすい重要用語をやさしく整理
  • 『Claude Code インストール&環境構築ガイド』:ゼロから始める初期設定の手順
  • 『AI社員の作り方(スキル集)』:AIに仕事を任せるためのスキルづくり
  • 『Claude Code × Codex 使い分けガイド』:目的に合わせた賢い使い分け

いずれも、生成AI・AIエージェントをこれから業務に取り入れたい初心者〜中級者の方に向けた内容です。

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目次

執筆者

西啓汰

フリーランスのSEO/AIライターとして活動。

生成AIツールを実際に検証し、その知見をもとに実務で活用できる情報発信を行っている。

AI関連の最新動向や活用ノウハウを、初心者にもわかりやすく伝えるコンテンツ制作が強み。

趣味は野球観戦とラジオ聴取。