AIスキルとは?非エンジニアに必要な6つと何から身につけるかを解説
「AIスキルが大事」と言われても、具体的に何ができればよいのかわからず戸惑っていませんか。
非エンジニアに要るのはプログラミングではなく、AIを仕事で使いこなす6つの力です。ここが曖昧なまま遠回りの勉強を続けると、AIを使う同僚との成果の差が開いていきます。
本記事では、AIスキルの意味と一覧、6つのスキルと身についた目安、何から始めるかの5ステップを解説します。AIエージェントのSkills機能にも触れます。
読み終えるころには、次に伸ばすスキルが1つに絞れ、今日から業務や副業で練習を始められます。まずはAIスキルの意味から確認しましょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
AIスキルの使い道は、チャットで質問するだけでなく、手順を渡して作業そのものを任せるところまで広がっています。
本記事で解説する業務分解力は、AIエージェントに作業を渡すときの土台にもなります。
ただし、記事を読んで分かったつもりのままでは、自分の手作業で全部こなす状態は明日も変わりません。
SHIFT AIでは、AIエージェント無料セミナーを週2回ほど開催しています。CodexかClaude Codeを自分のPCで動かすまで一緒に進めます。以下のボタンから、ご希望の日程を選んでください。
AIスキルとは?仕事でAIを使いこなす能力のこと
AIスキルの基本は、意味・AI人材との違い・必要な理由の3点で押さえられます。

AIエージェントのSkills機能を指す使い方もありますが、まずは能力としての意味を押さえましょう。
AIスキルの意味:AIを使って業務の成果を出す力
AIスキルとは、AIに仕事の一部を任せて成果につなげる知識と能力の総称です。生成AIを操作できるだけでなく、指示の出し方や回答の確かめ方まで含みます。
たとえば議事録づくりなら、次の流れすべてがAIスキルに含まれます。
- 渡す:会議の文字起こしをAIに渡す
- 指示する:決定事項と担当者を抜き出すよう伝える
- 確かめる:要約を元の発言と照らし合わせる
経済産業省とIPAのデジタルスキル標準も、全ビジネスパーソン向けのDXリテラシー標準に生成AIの使い方を加えています。
特別な技術ではなく、毎日の仕事の進め方を変える力と捉えると、学ぶ範囲が見えやすくなります。
AI人材との違い:職種ではなく誰にでも要る能力
AI人材はAIの開発や導入を担う職種や人を指し、AIスキルは職種を問わず誰にでも要る能力を指します。代表的な職種は次のとおりで、プログラミングや統計の専門知識が求められます。
- AIエンジニア:AIのモデルやシステムを開発する
- データサイエンティスト:データを分析して事業の判断に生かす
- AIプランナー:AIを使った企画や導入を進める
営業や事務の仕事でAIを使う場合、そこまでの専門知識は要りません。非エンジニアは、今の仕事でAIを使いこなす状態をまず目指しましょう。
AI人材の職種ごとの仕事内容と必要なスキル、年収の相場は以下の記事で解説しています。
AIスキルが必要な理由:AI時代は使える人との成果の差が広がる
AIスキルが必要な理由は、AIを使う人と使わない人の成果の差が広がっているためです。公的な調査でも、次の2つの変化が示されています。
- 利用の広がり:総務省の令和8年版情報通信白書では、日本の生成AI利用経験率が58.8%に達した
- スキルの変化:世界の求人を分析したPwC JapanのAI Jobs Barometer 2026では、AIの影響が最も大きい職種は最も小さい職種の2倍以上速くスキル要件が変わっている
周りがAIで作業時間を減らすなかで同じやり方を続けると、同じ時間で出せる成果に差がつきます。
早めに基礎を押さえておけば、仕事の進め方が変わっても慌てずに対応できます。
AIスキル一覧:3種類のうち非エンジニアは生成AI活用から
AIスキルは、対象者によって3種類に分けられます。

自分に必要な種類を先に決めておくと、学ぶ範囲を絞れます。
【非エンジニア向け】生成AI活用スキル
生成AI活用スキルは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを業務で使いこなす力で、職種を問わず求められます。
対象になる主な作業は次のとおりで、プログラミングの知識がなくても日本語の指示で始められます。
- 文章作成:メールや報告書の下書き
- 要約:長い資料や会議の記録の要点整理
- 調べもの:集めた情報の比較や整理
中身は、本記事で解説する6つのスキルに分かれます。非エンジニアは、この種類から身につけるのが近道です。
今の仕事ですぐに使えるため、身につけた分だけ作業時間の短縮という形で効果を実感できます。
【エンジニア向け】AI開発スキル
AI開発スキルは、AIのモデルやシステムを作る技術者向けの力です。代表的なものは次のとおりです。
- プログラミング:Pythonやデータベースを扱うSQLなど
- 数学・統計:確率や統計、線形代数の基礎
- 機械学習:データからAIのモデルを学習させる手法
エンジニアへの転身を考えていない場合は、後回しにして問題ありません。業務でAIを使いこなしてから、必要に応じて学ぶ順番で十分です。
先に生成AI活用スキルを身につけておくと、開発を学ぶ段階でもAIを学習の相棒として使えます。
【業務を自動化したい人向け】AIエージェント連携スキル
AIエージェント連携スキルは、AIに複数の作業を任せて業務を自動化する力です。
ここでいうAIエージェントとは、指示を受けて作業を自分で進めるAIを指します。任せられる作業の例は次のとおりです。
- 日報:予定とタスクを集めて下書きを作る
- 調査:複数のサイトを調べて比較表にまとめる
- 整理:フォルダ内のファイルを決まったルールで分ける
このとき手順書をAIに覚えさせて使い回す仕組みが、AIエージェントのSkills機能です。
任せる手順を自分で組み立てる必要があるため、生成AI活用スキルに慣れたあとに取り組むと、つまずきにくくなります。
AIを仕事で使いこなすために必要なAIスキル6つ
業務でAIを使いこなすには、6つのAIスキルが必要です。

できているものとできていないものを分けると、次に伸ばすスキルがわかります。
プロンプト設計力:目的・条件・出力形式を指定して回答を引き出す
プロンプト設計力は、目的・条件・出力形式を指定してAIから使える回答を引き出す力です。指示があいまいだと、AIは一般論しか返しません。
たとえば会議の記録を要約させるなら、役割と出力の形、守ってほしい条件まで次のように伝えます。
あなたは営業部の会議の書記です。
以下の文字起こしから、決定事項・担当者・期限を表にまとめてください。
発言にない項目は推測で補わず「記載なし」と書いてください。
身についた目安は、1回の指示で手直しの少ない回答を引き出せる状態です。指示の型を1つ持っておくと、ChatGPTでもGeminiでも同じ品質で使えるようになります。
情報リテラシー:AIの回答の誤り(ハルシネーション)を見抜く
情報リテラシーは、AIの回答の誤りを見抜き、一次情報で確かめる力です。生成AIは、もっともらしい誤り(ハルシネーション)を出すことがあります。
とくに誤りが混ざりやすいのは、次の3つです。
- 数値・日付:料金や統計、法改正の時期など
- 固有名詞:人名や制度名、製品名など
- 出典:存在しない資料やURLが示されることもある
身についた目安は、数値や制度の記述を公式サイトや原典で確かめてから使う習慣がある状態です。確認を習慣にしている人ほど、AIの回答を安心して仕事に使えます。
ハルシネーションが起こる原因と、誤りを減らす対策は以下の記事で解説しています。
業務分解力:仕事を手順に分けてAIに任せる部分を決める
業務分解力は、仕事を手順に分け、AIに任せる部分と人がやる部分を決める力です。仕事をまるごと任せると、AIは途中の判断を誤りやすくなります。
週次の営業報告書なら、次のように分けられます。
- 数値の集計:人が表計算ソフトで集計し、元データと照合する
- 要点の文章化:集計結果をAIに渡し、報告文の下書きを作らせる
- 最終確認:人が数字と表現を確かめて提出する
身についた目安は、自分の業務を手順に書き出し、AIに任せる手順を選べる状態です。手順に書き出す力は、AIエージェントに仕事を覚えさせるSkills機能でもそのまま役立ちます。
業務設計力:テンプレート化と複数ツールの組み合わせで仕組みにする
業務設計力は、うまくいった指示を型にし、複数のツールを組み合わせて仕組みにする力です。
たとえば資料づくりなら、工程ごとに得意なツールを使い分けます。
- 構成案:ChatGPTに目的と読み手を伝えて骨組みを作る
- データの集計:ExcelのCopilotで表を集計する
- 清書:保存しておいた指示の型で文体をそろえる
身についた目安は、同じ作業を2回目から型で進め、作業時間を短くできている状態です。仕組みができると、毎回ゼロから指示を書く手間がなくなり、空いた時間をほかの仕事に回せます。
AIリスク管理:情報漏えいと著作権侵害を避けて使う
AIリスク管理は、情報漏えいや著作権侵害を避けてAIを使う力です。便利さだけで使うと、会社や取引先に損害を与えるおそれがあります。
AIに入力する前に、次の情報が含まれていないか確かめます。
- 個人情報:顧客や社員の氏名・連絡先など
- 社外秘の情報:未公開の数値や取引先との契約内容など
- 認証情報:パスワードやアカウント情報
生成した文章や画像を使うときは、既存の作品と似ていないかも確認します。考え方は文化庁のAIと著作権のページで整理されています。
身についた目安は、勤務先のAI利用ルールと、入力内容を学習に使わせない設定を説明できる状態です。
安全な使い方を押さえておくと、社外秘を扱う業務でもAIを使ってよい場面を自分で判断できます。
AI基礎知識:生成AIの得意・不得意を説明できる
AI基礎知識は、生成AIの得意なことと苦手なことを説明できる力です。仕組みを大まかに知っていると、AIに任せる作業を選び間違えません。
生成AIの得意・苦手は、次のように整理できます。
| 得意なこと | 苦手なこと |
|---|---|
| 文章の下書き・言い換え | 正確な数値や日付を答える |
| 長い資料の要約 | 学習していない最新の出来事を答える |
| アイデアの案出し | 社内だけの事情をふまえた判断 |
身についた目安は、AIが間違えやすい場面を具体例とともに説明できる状態です。6つのスキルがどこまで身についているかは、次の表で確かめられます。
| スキル | できているかの確認 |
|---|---|
| プロンプト設計力 | 目的・条件・出力形式を入れて指示を書いている |
| 情報リテラシー | 数値や固有名詞を原典で確かめてから使っている |
| 業務分解力 | 任せる手順と人が確かめる手順を分けている |
| 業務設計力 | うまくいった指示を保存して使い回している |
| AIリスク管理 | 入力してはいけない情報を説明できる |
| AI基礎知識 | AIが間違えやすい場面を例を挙げて言える |
できていない項目が見つかったら、本記事の5ステップでその力から順に鍛えていきましょう。
【5ステップ】AIスキルの身につけ方:初心者は何から始める?
AIスキルは、無料の生成AIを使う5つのステップで身につけられます。

各ステップは、6つのスキルのどれかを鍛える練習になっています。
ステップ1:入力しない情報を決めてから無料の生成AIを使う
最初のステップは、入力しない情報を決めたうえで、無料の生成AIを毎日の作業で使うことです。ChatGPT・Gemini・Claudeはいずれも無料プランから使えます。
使い始めに向くのは、失敗しても影響の小さい次のような作業です。
- メールの下書き:用件を箇条書きで渡して文章にする
- 資料の要約:公開済みの資料を貼り付けて要点をまとめる
- 調べものの整理:集めた情報を比較表の形にする
勤務先にAIの利用ルールがあれば、先に確認しておきます。このステップではAIリスク管理とAI基礎知識が鍛えられます。
学び始めにどの教材を選び、どの順で勉強するかは、以下のAI勉強法の記事で解説しています。
ステップ2:目的と出力形式を決めて指示を出す
2つ目のステップでは、目的と出力形式を決めてから指示を出します。「要約して」だけでなく、誰に向けて何文字で、どの形式にするかまで伝えます。
たとえば報告用の要約なら、次のように指示します。
以下の資料を、部長への報告用に300字以内で要約してください。
結論・理由・次の対応の順で、箇条書きにしてください。
このステップではプロンプト設計力が鍛えられます。同じ依頼で条件を変えて結果を比べると、効く指定を見分けられます。
指示の型が身につくと、AIとのやり取りが短い回数で終わるようになります。
ステップ3:回答を一次情報で確かめる習慣をつける
3つ目のステップは、AIの回答に含まれる数値や固有名詞を一次情報で確かめることです。確かめ方は次のとおりです。
- 原典を開く:公式サイトや公的機関の資料で同じ記述を探す
- 出典を照らす:AIが示したURLを開き、内容が一致するか見る
- 日付を見る:情報が古くなっていないか更新日を確かめる
このステップでは情報リテラシーが鍛えられます。まずは仕事で使う回答だけでも、1か所は原典と照らし合わせましょう。
誤りに気づいた経験が増えるほど、AIに任せてよい範囲を自分で判断できるようになります。
ステップ4:身近な業務を手順に分けてAIに任せる
4つ目のステップでは、身近な業務を1つ選び、手順に分けてAIに任せる部分を決めます。向いているのは、くり返し発生する次のような業務です。
- 定例の報告書:週次や月次でまとめる報告
- 会議の議事録:文字起こしから決定事項をまとめる作業
- 定型のメール:日程調整やお礼など、型が決まった連絡
業務の手順を書き出し、AIに任せる工程と人が確かめる工程に分けます。このステップでは業務分解力が鍛えられます。
1つの業務で成功すると、ほかの業務にも同じ分け方を当てはめられます。
ステップ5:うまくいった指示をテンプレートにして使い回す
最後のステップは、うまくいった指示をテンプレートとして保存し、使い回すことです。指示を保存できる主な機能は次のとおりです。
- ChatGPT:プロジェクトに指示と資料をまとめておける
- Gemini:Gemに役割と指示を登録できる
- Claude:プロジェクトに指示と資料をまとめておける
このステップでは業務設計力が鍛えられます。5つのステップと、それぞれで鍛えるスキル、練習の題材は次のとおりです。
| ステップ | 鍛えるスキル | 練習の題材 |
|---|---|---|
| 1:無料の生成AIを使う | ・AIリスク管理 ・AI基礎知識 | メールの下書き |
| 2:目的と形式を決めて指示 | プロンプト設計力 | 資料の要約 |
| 3:一次情報で確かめる | 情報リテラシー | AIが示した数値の確認 |
| 4:手順に分けて任せる | 業務分解力 | 定例の報告書 |
| 5:テンプレートで使い回す | 業務設計力 | 毎週くり返す作業 |
5つのステップを順に進めれば、6つのスキルをひととおり練習でき、同じ作業にかかる時間も短くなっていきます。
5つのステップで型にした業務は、次の段階でAIエージェントに型ごと渡せます。ただし、どこまで任せられるかは、一度動かして結果を確かめるまで見えてきません。
SHIFT AIでは、AIエージェント無料セミナーを週2回ほど開催しています。CodexかClaude Codeを自分のPCで動かすまで一緒に進めます。以下のボタンから、ご希望の日程を選んでください。
スキルゼロから始められる!
AIエージェントセミナーの日程を選ぶAIスキルは独学で身につく?目的別に3つの学び方を選ぶ
生成AI活用スキルは独学でも身につきますが、目的に合わせて3つの学び方を使い分けると効率が上がります。

自分に合う学び方を選ぶと、かける費用と時間の無駄を減らせます。
独学:無料ツールと公開教材で基礎を固める
独学は、無料の生成AIと公開教材を使い、費用をかけずに基礎を固める学び方です。OpenAIやAnthropicなどのAI企業も、使い方を学べる無料の教材を公開しています。
独学が向いているのは、次のような人です。
- 自分で手を動かして試すのが好きな人
- まずは費用をかけずに始めたい人
- 決まった時間を確保しにくい人
一方で、つまずいたときに質問できる相手がいないため、途中で手が止まりやすい点に注意が必要です。まず独学で試し、止まった部分だけ講座やセミナーで補う進め方もあります。
目的別の生成AIの勉強法と、独学で進めるときの注意点は以下の記事で解説しています。
講座・セミナー:つまずきを質問しながら体系的に学ぶ
講座やセミナーは、つまずいた点を質問しながら体系的に学べる学び方です。講師が実際の操作を見せるため、独学では気づきにくい使い方がわかります。
無料のセミナーから試すと、費用の負担なく自分に合うかを判断できます。選ぶときは次の3点を確認します。
- 対象レベル:初心者向けか、業務で使っている人向けか
- 実演・演習:画面を見せる実演や、手を動かす演習があるか
- 料金と期間:無料か有料か、単発か継続か
業務での使い方を知りたい場合は、実演や演習がある講座を選ぶと、学んだ内容をすぐ仕事に移せます。
無料と有料のAI講座の比較と、目的に合う選び方は以下の記事で紹介しています。
資格学習:出題範囲に沿って知識を体系的に固める
資格学習は、試験の出題範囲に沿ってAIの知識を体系的に固める学び方です。生成AIに関する主な資格は次のとおりです。
- 生成AIパスポート:生成AIの基礎知識とリスクへの対応を問う
- G検定:AIやディープラーニングの基礎知識を問う
出題範囲が決まっているため、何を学べばよいか迷わずに済みます。合格すれば、学んだ範囲を職務経歴書で示せる点も利点です。
生成AI資格の種類と試験の難易度、目的に合う選び方は以下の記事で比較しています。
もう1つの「AIスキル」:AIエージェントのSkills機能とは
「AIスキル」は、AIエージェントに仕事の手順を覚えさせるSkills機能を指す場合もあります。

業務分解力が身についていると、Skills機能も使いこなしやすくなります。
仕組み:手順書をまとめて必要なときだけ読み込む
Skills機能は、手順書や参考資料をフォルダにまとめ、必要なときだけAIに読み込ませる仕組みです。Skillsのフォルダには、主に次のものを入れます。
- SKILL.md:Skillsの名前と説明、作業の手順を書いたファイル
- 参考資料:テンプレートや社内ルールなど
- スクリプト:決まった処理を実行するプログラム
AIは普段は名前と説明だけを読み、依頼に合うと判断したときに中身を読み込みます。たくさん入れても会話の邪魔になりにくいのが特徴です。
>Anthropicの公式ドキュメントはこちらから
Claude CodeでSkillsを作る手順と、すぐに使えるおすすめのSkillsは以下の記事で解説しています。
プロンプトとの違い:毎回同じ指示を書かずに済む
Skills機能とプロンプトの違いは、指示を毎回書くか、一度まとめて使い回すかです。違いをまとめると次のとおりです。
| 項目 | プロンプト | Skills機能 |
|---|---|---|
| 指示の渡し方 | 会話のたびに書く | ファイルにまとめて保存する |
| 読み込まれるとき | 送信したとき | 依頼に合うとAIが判断したとき |
| 向いている作業 | 1回限りの依頼 | くり返す定型の作業 |
外部のツールやデータとAIをつなぐMCPとも役割が異なります。MCPはつなぐ仕組みで、Skills機能は作業の進め方を教える仕組みです。
何度も同じ指示を書いている作業があれば、Skills機能にまとめる候補になります。
Antigravity Skillsで、毎回チャットで頼んでいた指示を手順書にまとめる5ステップは以下の記事で解説しています。
対応サービス:Claude・Codex・Antigravityなどで使える
Skills機能は、Claude・Codex・Antigravityなど複数のAIサービスで使えます。「SKILL.md」を中心にした形式は、Agent Skillsという共通の仕様として公開されています。
主な対応サービスは次のとおりです。
| サービス | 提供元 | 使える場所 |
|---|---|---|
| Claude | Anthropic | ・Claudeのアプリ ・Claude Code ・Claude API |
| Codex | OpenAI | ・ChatGPTのデスクトップアプリ ・Codex CLI ・IDE拡張機能 |
| Antigravity | ・Antigravityのデスクトップアプリ ・Antigravity IDE ・Antigravity CLI |
Claudeのアプリで自作のSkillsを使うには、Pro以上の有料プランでコード実行を有効にする必要があります。普段使うサービスで試すと、新しいツールを覚える手間がかかりません。
CodexでSkillsを作って呼び出す4ステップと、「SKILL.md」の書き方のコツは以下の記事で解説しています。
注意点:出所のわからないSkillsは中身を確認してから使う
Skills機能を使うときは、出所のわからないSkillsの中身を確認してから入れることが大切です。Skillsには手順だけでなく、実行されるプログラムも含められるためです。
Anthropicの公式ドキュメントも、自作したものやAnthropicが提供するものなど、信頼できるSkillsだけを使うよう注意しています。入れる前には次の点を確かめます。
- 手順の中身:「SKILL.md」に目的と違う指示がないか
- プログラム:スクリプトがファイルの削除や送信をしていないか
- 外部への接続:知らないサイトから情報を取りに行っていないか
社内でSkillsを共有するときも同じ確認を習慣にすると、情報漏えいの事故を防げます。
CodexやClaude Codeを手元のPCで一度も動かしていなければ、Skillsにまとめた手順を試す場面そのものが来ません。
SHIFT AIでは、AIエージェント無料セミナーを週2回ほど開催しています。CodexかClaude Codeを自分のPCで動かすまで一緒に進めます。以下のボタンから、ご希望の日程を選んでください。
スキルゼロから始められる!
AIエージェントセミナーの日程を選ぶAIスキルを転職・副業で評価される形にする方法
身につけたAIスキルは、成果がわかる形で示すと転職や副業で評価されます。
- 【転職】職務経歴書にAIで改善した業務と成果を書く
- 【副業】AIを使った制作物を実績として見せる
「AIを使える」と伝えるだけでは、どこまでできるのかが相手に伝わりません。
【転職】職務経歴書にAIで改善した業務と成果を書く
転職では、AIで改善した業務とその成果を数字で書くと評価されやすくなります。ツール名を並べるだけでは、どの程度使えるのかが伝わりません。
職務経歴書には、次の3点をそろえて書きます。
- 業務:AIを使った業務の名前(例:週次の営業報告書の作成)
- 工夫:AIに任せた工程と、人が確かめた工程
- 成果:短くなった時間や減ったミスを自分の実績の数字で書く
面接では、AIに任せた範囲と人が確認した範囲を分けて話すと、使い方の確かさが伝わります。日々の業務でAIを使った記録を残しておくと、応募のたびに書く内容に困りません。
AIスキルを武器にAI人材として転職したい場合は、成功させる5つの方法とおすすめの職種を以下の記事で解説しています。
【副業】AIを使った制作物を実績として見せる
副業では、AIを使って作った制作物を実績として見せることが受注への近道です。実績として見せやすい制作物は次のとおりです。
- 文章:ブログ記事やSNS投稿の下書き
- 資料:提案書やスライド
- 手順書:業務マニュアルや操作手順書
見せるときは、AIに任せた部分と自分で手を加えた部分を説明します。依頼主の資料をAIに入力してよいかも、契約前に確認しておきます。
本業で作った成果物は公開できないことが多いため、副業用に見本を1つ作っておくと応募しやすくなります。
AIスキルに関するよくある質問
AIスキルに関する質問は以下の3つです。
- AIを使いこなす人にはどんな特徴があるか
- AIの進化についていけないと感じたらどうすればよいか
- 有料のAIツールを契約しないとAIスキルは身につかないか
質問に対する回答を確認して、AIスキルを身につける参考にしてみてください。
AIを使いこなす人にはどんな特徴がある?
AIを使いこなす人は、毎日の小さな作業からAIを使い、結果を見て指示を直している点が共通しています。
具体的な行動は次の3つです。
- 指示を直す:よい回答が出なくても、条件を足して使える回答に近づける
- 確かめる:回答をそのまま使わず、原典で確認してから仕事に使う
- 使い回す:うまくいった指示を保存して次の作業に生かす
使いこなす人とそうでない人の差は、特別な才能ではなく習慣の差です。今日から同じ行動を始めれば、少しずつ近づけます。
AIの進化についていけないと感じたらどうすればいい?
AIの進化についていけないと感じたら、新機能は全部追わず、自分の業務に関係するものだけ試すのが近道です。
新しいサービスや機能は毎月のように発表されますが、仕事で使う機能は限られます。追い方は次のように絞りましょう。
- 情報源を絞る:普段使うサービスの公式発表など1〜2つに決める
- 目的を決めて試す:その機能でどの作業が楽になるかを1つ決めてから触る
本記事の6つのスキルは、使うツールが変わっても通用します。土台を身につけておけば、新しい機能が出ても落ち着いて試せます。
AIについていけないと感じる5つの原因と、焦らなくてよい理由は以下の記事で解説しています。
有料のAIツールを契約しないとAIスキルは身につかない?
AIスキルの基本は、ChatGPTやGemini、Claudeの無料プランでも身につけられます。指示の出し方や回答の確かめ方は、無料か有料かで変わりません。
無料プランでも、本記事の5ステップの練習はひととおり行えます。有料プランを検討する目安は次のとおりです。
- 上限に達する:利用回数の上限に何度も達するようになった
- 機能が足りない:長い資料の読み込みなど、無料では使えない機能が必要になった
まずは無料プランで毎日使う習慣をつけ、足りない機能がはっきりしてから有料プランを選ぶと無駄な出費を防げます。
AIスキルは無料の生成AIを毎日使うことから身につけよう
AIスキルとは、AIを仕事で使いこなす能力のことです。非エンジニアに必要なのは、プロンプト設計力や情報リテラシーなど6つの力です。
入力しない情報を決めて無料の生成AIを使い、指示の出し方と回答の確かめ方を身につけます。そのうえで、業務を手順に分けてAIに任せていきます。
まずは今日の仕事から作業を1つ選び、AIに任せてみてください。うまくいった指示はその場で保存し、翌日からも同じ型で使い続けましょう。
6つのスキルのうち業務分解力と業務設計力は、AIエージェントに作業を渡すときにもそのまま使えます。
ただし、手順を書き出せても、AIエージェントを一度も動かしていなければ、その手順は毎回自分でAIに指示し直すことになります。
SHIFT AIでは、AIエージェント無料セミナーを週2回ほど開催しており、CodexかClaude Codeを自分のPCで動かすところまで一緒に進めます。以下のボタンから、ご希望の日程を選んでください。
スキルゼロから始められる!
AIエージェントセミナーの日程を選ぶ目次
執筆者
Momoko





スキルゼロから始められる!
AIエージェントセミナーの日程を選ぶ