AntigravityのSkillsとは?作り方・使い方と4つの実務例
AIへ同じ説明を何度も入力しているなら、Antigravity Skillsが役立ちます。
Skillsは、会議メモの整理や提出前チェックの手順をAIに渡し、毎回同じ流れで実行してもらう仕組みです。知らないと、指示を書き直すたびに出力がばらつき、手戻りも増えます。
本記事では、Antigravity 2.0でSkillsを作る方法、設置場所、そのまま使える実務用テンプレートを解説します。
読了後には、AIへ任せる定型業務を自分で選び、安全に小さく試せるようになります。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
使い方がわかっても、作業を任せるところまでは進めず「結局は自分で手を動かしている」という方は少なくありません。
チャットに指示を出して、返ってきた内容を確認して、また次を頼む。この繰り返しは自分の時間を使い続けます。
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Antigravity Skillsとは、AIに作業手順を渡す仕組み
Antigravity Skillsは、会議メモなら「決定事項、担当者、期限の順で整理する」のように、定型業務の手順と確認項目をAIへ渡す仕組みです。

まずは、AIへ毎回同じ説明をしている定型業務を1つ思い浮かべてみましょう。
毎回の説明を減らし出力の形をそろえられる
Skillsは、AIに任せる定型業務の「手順書」です。何を作るか、どの順番で進めるか、何を確認するかを書いておけます。
たとえば会議メモなら、決定事項、担当者、期限の順で整理するよう伝えます。Skill化しやすい定型業務には、次の3つの特徴があります。
- 出力の見出しや形式が決まっている
- 毎週・毎月のように繰り返す
- 確認項目を毎回そろえたい
同じ確認項目を毎回使うことで、次回からは細かな説明を繰り返さず、同じ形にまとめてもらいやすくなります。
AIに任せる手順と完成形が具体的なほど、指示の手間と出力のばらつきを減らせます。まずは1つだけ選ぶと、効果を確かめやすくなります。
最初は1つのProjectで使うSkillを作る
Antigravityでは、目的や資料のまとまりごとに「Project(プロジェクト)」を作れます。本記事では、1つのProjectに1つのフォルダを登録する前提で説明します。
初めてなら、今開いているProjectだけで使うSkillから始めてください。会議メモ整理用、記事確認用のように目的を絞ると、AIに何を任せるか判断しやすくなります。
会議メモ整理と記事確認のように目的が違うSkillは、最初から1つにまとめません。そのProjectに必要な手順だけをAIへ渡すほうが、関係のない資料を読ませる心配を減らせます。
チャットで毎回頼む方法との違い
Skillsを使わずに毎回チャットで頼む場合は、その都度、進め方や確認項目を伝えます。依頼文を少し変えるだけで、出力の順番や確認項目が変わることがあります。
- 通常のチャット:その場限りの相談や、毎回答えが変わる相談
- Skills:同じ順番・確認項目で繰り返す定型業務
Skillsは、定型業務の手順を先に決めておく方法です。毎回伝える内容を減らせるので、今回の資料や目的だけを伝えればよくなります。
たとえば「会議メモを要約して」ではなく、決まった見出しと確認項目を含む形にできます。担当者や期限の書き忘れにも気づきやすくなります。
一度きりの相談はチャット、何度も行う定型業務はSkillsと考えると、使い分けがわかりやすくなります。
【5ステップ】Antigravity Skillsを初めて使う手順
最初のSkillは、対象にする定型業務を1つ選び、決まった場所にSKILL.mdを置くことから始まります。
ここでは、例として「今日のタスクを整理するSkill」を実際に作ります。
ステップ1:Project用か全Project共通かを選ぶ
Antigravity 2.0には、今開いているProjectだけで使う「Project用」と、すべてのProjectで使う「Global(全Project共通)」があります。
| 種類 | 設置場所 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Project用(ローカル) | Projectに登録したフォルダ/ | そのProjectだけで使う手順やルール |
| Global(全Project共通) | ~/ | 複数のProjectで共通する手順 |
「~」は、そのパソコンを使う人専用の保存場所を表す記号です。記号や保存場所を暗記する必要はありません。
- Globalでも、Skill名のフォルダの中に同じSKILL.mdを置く
- Globalを選んだ場合は、ステップ2の保存場所を表のGlobal欄に置き換える
初めては、Project用に作るのがおすすめです。使う範囲を1つのProjectに限れるため、試しやすく、不要になったときも影響範囲を把握しやすいからです。
ステップ2:Skill用のフォルダとSKILL.mdを作る
Antigravityで、練習用のProjectを開きます。そのProjectに登録したフォルダが、Skillを置く場所です。
次の依頼文をチャットに貼り付けると、Skill用のフォルダと中身を書くファイルを用意できます。
今開いているProjectに登録したフォルダに、
次のものを作ってください。
.agents/skills/daily-task-organizer/SKILL.md
まだ他のファイルは変更しないでください。
作成前に、作る場所と作るものを日本語で説明し、私の確認を待ってください。
Antigravityが作る場所を説明したら、内容に間違いがないかを確認します。
「Projectに登録したフォルダにdaily-task-organizer用のSKILL.mdを作る」と説明されていれば、作成を依頼してください。
この段階では、SKILL.mdが「AIの手順書」であることがわかれば十分です。フォルダやファイルを自分で手作業する必要はありません。
ステップ3:SKILL.mdの全文をそのまま入れる
次の内容は、SKILL.mdの最初から最後までの全文です。冒頭と中間にある「—」も含め、すべてコピーして使います。
---
name: daily-task-organizer
description: 一日のタスクメモを整理するときに使います。
---
# 今日のタスクを整理する
## 目的
バラバラに書かれたタスクメモを、次に行動できる形に整理する。
## 受け取る内容
- ユーザーが貼り付けたタスクメモ
- わかれば、今日の日付と優先したいタスク
## 進め方
1. メモから、何をするか、期限、関係者を拾う。
2. 期限が今日のものと、今日やると指定されたものを「今日やること」に入れる。
3. 今日より後の期限があるものを「期限があること」に入れる。
4. 誰かの返事や確認が必要なものを「確認待ち」に入れる。
5. 期限や担当者が書かれていない場合は、推測せず「要確認」と書く。
## 出力形式
### 今日やること
- タスク名|期限|担当者
### 期限があること
- タスク名|期限|担当者
### 確認待ち
- 確認したいこと|確認相手
### 不足している情報
- 追加で確認したいこと
## 守ること
- メモにない事実、期限、担当者を作らない。
- 意味が複数に取れる内容は「要確認」にする。
- 元のメモを書き換えたり、外部へ送信したりしない。
上の全文をチャットに貼り、「今作ったSKILL.mdにこの全文を保存してください。他のファイルは変更しないでください」と伝えます。
「name」はSkillの名前、「description」はAIが使う場面を判断するための説明です。その他の文章は、AIに守ってほしい手順と確認項目だと考えてください。
ステップ4:SettingsでSkillが認識されたか確認する
Antigravity 2.0では、そのProjectで使えるSkillsを設定画面で確認できます。画面の左下にあるSettings(設定)を開きます。
次に、Settingsの左側にあるProjects(Projectごとの設定)で、使用中のProjectを選びます。その画面内のCustomizations(設定内容)に、Skillsの一覧が表示されます。

- Project用:一覧に「daily-task-organizer」と表示される
- Global:Skill名と一緒に「Global」と表示される
表示されない場合は、フォルダ名が「.agents」、ファイル名が「SKILL.md」かを確認します。画面に名前が出れば、AIが読める状態です。
ステップ5:練習用のメモでSkillを試す
初回は、本物の顧客情報や社外秘の資料を使いません。次の練習用メモをそのまま使えば、実際の情報を入れずに出力を確認できます。
「daily-task-organizer」を使ってください。
次の練習用メモを整理してください。
- 10時までに週報の下書きを作る
- Bさんに会議日程を確認中
- 明日までにアンケート結果をまとめる
- 資料の提出時間はまだ不明
出力に「今日やること」「期限があること」「確認待ち」「不足している情報」が出ているかを見ます。不明な期限をAIが勝手に作っていないことも確認してください。
期待と違う場合は、「優先度も出して」などとその場で追加するだけでなく、SKILL.mdの手順自体を直します。手順書を直すと、次回も改善後の形で使えます。
Codex・Claude Code・AntigravityでSkillsを共通利用する3つのポイント
CodexやClaude Codeの利用上限が来ても、目的・手順・完成形をAntigravityで再利用しやすくなります。
ただし、保存場所や使える機能・許可は、切り替え先で確認してください。
複雑な引き継ぎ手順より、次の3点を先に整えておくことが重要です。
CodexとAntigravityは同じProject用Skillsをそのまま使う
Project用Skillsについて、覚えることは次の2つです。
- CodexとAntigravity 2.0は、同じProjectに登録したフォルダの「.agents/skills」を読む
- そのProjectに登録したフォルダを両方で開くなら、形式変換や追加コピーは不要
たとえば、Codexで使っていたSkillを、同じProjectに登録したフォルダを開いたAntigravityが読めます。別々のSkillsを作る必要はありません。
全Project共通の保存場所は製品ごとに異なります。共通利用したいSkillは、Projectに登録したフォルダの.agents/skillsに置くのが簡単です。
CodexでのSkillsの作り方や設置場所は、以下の記事で手順から解説しています。
Claude Codeは.claudeから同じSkillへのショートカットを作る
Claude Codeで共通利用するときは、次の3点を押さえてください。
- Project用の設置場所は「.claude/skills」
- 同じSKILL.mdを2つ作らず、本体へのシンボリックリンクを作る
- Claude Code 2.1.203以降は、別の場所にあるSkillフォルダへのリンクを読み込める
自分で設定するのが難しい場合は、AntigravityまたはClaude Codeに次の文章をそのまま依頼できます。
このProjectでは、次の場所をSkillの本体にします。
.agents/skills/daily-task-organizer
Claude Codeでも同じSkillを使えるようにしてください。
次の場所から本体を読むシンボリックリンクを作ってください。
.claude/skills/daily-task-organizer
同じ名前のファイルやフォルダがある場合は、
上書きや削除をせずに停止してください。
その状況を日本語で説明してください。
作成後に、両方が同じSKILL.mdを読んでいるか確認してください。
本体を1つにすると、3製品を切り替えても手順のずれを防げます。
Claude Code側でのSkillsの作り方や管理のコツは、以下の記事でくわしく解説しています。
製品名ではなく、どのAIでも理解できる手順を書く
複数のAIで使うSkillには、特定製品だけの画面や自動化機能を前提にした指示を書きません。たとえば、特定の調査機能名ではなく、「公式情報を優先し、確認日と参照先を残す」と書きます。
これなら、どのAIも自分が使える方法で、同じ目的を目指せます。共通利用するSkillには、次の4つを書いてください。
- 受け取る内容
- 実行する手順
- 出力の形
- 情報が足りないときの対応
使えない機能は無理に代替させず、理由を返すよう書きます。特定の製品名ではなく、実行する内容を主語にすることがコツです。
ここから先で差がつくのは、どこまでAIに任せるかの線引きです。
指示を出すたびに自分が確認するのか、目的だけ伝えて任せきるのかで、手元に残る時間が変わります。
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スキルゼロから始められる!
無料AIセミナーに参加する非エンジニアが始めやすいAntigravity Skillsの活用例
Skill化しやすいのは、繰り返しが多く、完成した形を説明できる定型業務です。

自分の業務に近い例を1つ選び、練習用の内容で試してみましょう。
会議メモを、決まった報告形式に整える
会議メモから、決定事項、担当者、期限、未決の項目を同じ順番で整理するSkillです。書かれていないことは推測させません。
ステップ2と同じ作り方で、Skill名だけ「meeting-note-organizer」に替えます。以下を最初から最後まで保存してください。
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name: meeting-note-organizer
description: 会議メモを議事録に整えるときに使います。
---
# 会議メモを整理する
**目的**
会議後に、誰が何をいつまでに行うかを確認できる形に整える。
**受け取る内容**
- 会議中に取ったメモや文字起こし
- わかれば、会議名、日付、参加者
**進め方**
1. 会議の目的と主な話題を、200字以内でまとめる。
2. 明確に決まったことだけを「決定事項」に入れる。
3. 行動が必要な項目は、内容、担当者、期限に分ける。
4. 結論が出ていない話題は「未決事項」に入れる。
5. 担当者や期限が書かれていない場合は、推測せず「要確認」と書く。
**出力形式**
# 会議メモ整理結果
## 概要
(会議の目的と主な話題)
## 決定事項
- (決まったこと)
## 対応事項
| 対応内容 | 担当者 | 期限 |
|---|---|---|
| (内容) | (担当者または要確認) | (期限または要確認) |
## 未決事項
- (次回以降に確認すること)
## 不足している情報
- (人に確認したいこと)
**守ること**
- メモにない発言、決定、担当者、期限を作らない。
- 重要な数字や固有名詞は、元のメモと照合するよう注意を添える。
- 会議メモを外部へ送信したり、元のファイルを変更したりしない。
使うときは、「meeting-note-organizerを使って、次の会議メモを整理してください」と依頼します。AIが作った内容は、参加者の認識と合っているか必ず人が確認してください。
Web調査の確認順と出典の出し方をそろえる
調査テーマに対し、公式情報を先に確認し、要点、公開日や更新日、参照先を残すSkillです。最新情報が必要な場合に、古い解説記事だけで判断することを防げます。
ステップ2と同じ作り方で、Skill名だけ「official-web-research」に替えます。以下の全文を保存してください。
---
name: official-web-research
description: 公式情報を優先したWeb調査に使います。
---
# 公式情報を優先してWeb調査する
**目的**
調査結果と根拠をセットで残し、後から人が確認できる形にする。
**受け取る内容**
- 調べたいテーマや質問
- 必要に応じて、対象地域、期間、比較したい項目
**進め方**
1. 調べる内容が曖昧な場合は、最初に確認質問をする。
2. 企業、行政機関、開発元などの公式ページを優先する。
3. 重要な主張ごとに、根拠となる参照先を記録する。
4. 公開日または更新日と、調査した日を記録する。
5. 情報が矛盾する場合は、無理に一つに決めず両方を示す。
6. 必要な情報を確認できない場合は、推測せず「確認できない」と書く。
**出力形式**
# 調査結果
## 結論
(現時点で確認できたことを先に書く)
## 調査メモ
| 確認項目 | 確認できた内容 | 日付 | 参照先 |
|---|---|---|---|
| (項目) | (内容) | (公開日・更新日) | (ページ名とURL) |
## 情報が一致しない点
- (あれば、どの情報が違うか)
## 人に確認してほしい点
- (最終判断に必要な確認)
## 調査日
(YYYY年MM月DD日)
**守ること**
- 参照していないページやURLを作らない。
- 有料、登録必須、閲覧できない情報は、読んだように書かない。
- 重要な数字、料金、日付、法令は、人に元ページの確認を促す。
「official-web-researchを使って、○○の最新情報を調べてください」と依頼します。大切な数字や比較は、参照先を人が開いて確認することを忘れないでください。
文章の下書きを、目的に合う形へ整える
メール、社内案内、SNS投稿などの下書きを、相手と目的に合う形に整えるSkillです。資料にない事実を勝手に足さず、情報が足りないときは人に確認します。
ステップ2と同じ作り方で、Skill名だけ「business-draft-writer」に替えます。次の全文を保存してください。
---
name: business-draft-writer
description: 業務文章の下書きを作るときに使います。
---
# 業務文章の下書きを作る
**目的**
読み手が「何を知り、次に何をすればよいか」を短時間で理解できる下書きを作る。
**受け取る内容**
- 文章の種類(メール、社内案内、SNS投稿など)
- 読み手
- 文章の目的
- 必ず入れたい事実や資料
- 希望する言葉づかいや長さ
**進め方**
1. 読み手、目的、必ず入れたい事実のいずれかが
不明なら、書き始める前に質問する。
2. 結論または最も伝えたいことを先に置く。
3. 一文を短くし、専門用語には簡単な説明を付ける。
4. 読み手にしてほしい行動と期限がある場合は、明確に書く。
5. 資料で確認できない事実は作らず、「要確認」とする。
6. 下書きの後に、人に確認してほしい点を分けて書く。
**出力形式**
# 下書き
(目的に合わせた完成文)
# 人に確認してほしい点
- (宛先、日付、数字、事実など)
# 修正しやすい選択肢
- もっと短くする
- やわらかい言葉づかいにする
- 要点を箇条書きにする
**守ること**
- 資料にない実績、数字、口コミ、引用を作らない。
- 差別的、威圧的、過度にあおる表現を使わない。
- 宛先へ送信せず、必ず下書きとして提示する。
「business-draft-writerを使い、社内制度を知らせるメールの下書きを作ってください」のように頼みます。送信までは任せず、宛先、数字、日付を人が確認してから使いましょう。
提出前の確認リストを毎回使う
資料、原稿、メールの提出前に、名前、数字、日付、リンク、添付物を確認するSkillです。確認済みと未確認を分けるため、人が次に何を見ればよいかわかります。
ステップ2と同じ作り方で、Skill名だけ「pre-submission-checker」に替えます。以下の全文を保存してください。
---
name: pre-submission-checker
description: 資料やメールの提出前確認に使います。
---
# 提出前の確認をする
**目的**
提出物の間違いや確認漏れを見つけ、人が最終判断できるチェック結果を作る。
**受け取る内容**
- 確認したい文章または資料
- 提出先と目的
- わかれば、提出期限、指定形式、必要な添付物
**確認項目**
1. 人名、会社名、サービス名の表記が途中で変わっていないか。
2. 金額、個数、割合、順位などの数字に食い違いがないか。
3. 日付、曜日、時刻、期限に矛盾がないか。
4. 文中のリンクが、説明された行き先と合っているか。
5. 「添付します」などの記載がある場合、必要な添付物が何かを示す。
6. 読み手にしてほしい行動が明確か。
7. 断定の根拠が不明な箇所や、誤解されやすい表現がないか。
**出力形式**
# 提出前チェック結果
## 確認できた項目
- [x] (項目と確認結果)
## 修正を提案する項目
- [ ] (対象箇所|問題|修正案)
## 確認できなかった項目
- [ ] (項目|確認できない理由|人に確認してほしいこと)
## 最終確認
「そのまま提出可能」または「人の確認後に提出」と、理由を添えて書く。
**守ること**
- 確認できない項目を「問題なし」にしない。
- 数字、日付、名前を推測で補わない。
- 元の文章や資料を勝手に変更せず、修正案として示す。
- 最終提出は行わず、人の判断を待つ。
「pre-submission-checkerを使って、次の資料を提出前に確認してください」と依頼します。
AIが「確認できない」と返した項目こそ、人が見るチェックリストです。最終提出のボタン操作は、人が行ってください。
Antigravity Skillsを安全に使う3つの約束
Skillsは便利ですが、AIへ何を渡し、どこまで任せるかは人が決める必要があります。

便利さよりも、情報を守りながら試せることを優先してください。
個人情報や社外秘を入れない
Skillsの説明や練習用の資料には、氏名、住所、電話番号、パスワード、社外秘の内容を書きません。必要なら架空の内容に置き換えて試します。
会議メモなら、人名を「Aさん」、会社名を「B社」のように変えられます。実際の情報を渡す必要があるか、AIへ依頼する前に考えてください。
画像、表、ファイル名にも個人情報が含まれる場合があります。迷った情報は入れないを基本にし、送信前に含まれる情報を見直してください。
外部のSkillは内容を説明させてから使う
外部のSkillは、すぐに使いません。何を読み、何を変え、外部へ何を送るかをAIに説明させます。説明できないものは使いません。
AIの説明だけで安全かは判断できません。配布元と内容を人が確認し、わからない処理が含まれるなら使わない判断で問題ありません。迷う場合は一人で決めず、周囲にも相談してください。
変更や外部送信を伴う許可は、理解できたものだけにします。迷う場合は練習用の資料でも使いません。理解できないまま許可しないことが安全につながります。
重要な業務ほど小さく試して人が確認する
最初から本番の資料をまとめて任せると、違いに気づくまで時間がかかります。練習用の資料で、出力の形と確認の流れを確かめます。
試す範囲は、1件の会議メモ、1つのメール、1段落の文章などで十分です。期待と違った点を一つずつ直すと、Skillの手順が実務に合っていきます。
AIの出力は、内容、数字、宛先、変更点を人が確認してから採用します。最初の実務は一件ずつ確認することが基本です。焦らず進め、確認した内容も記録しましょう。
Antigravity Skillsのよくある質問
Antigravity Skillsに関する質問は以下の2つです。
- Skillsは自分で作らなければいけませんか
- 全プロジェクト共通のSkillsはいつ使いますか
質問に対する回答を確認して、最初のSkillsを選ぶ参考にしてください。
Skillsは自分で作らなければいけませんか
Skillsは、自分で一から作らなければならないわけではありません。すでに用意されたSkillsを、内容を確認して使う方法もあります。
自分の業務向けにする場合は、AIに任せたい内容と完成形を伝えて相談します。提案された進め方は違う点を直し、最初は練習用の資料で試します。
最初は会議メモや提出前チェックのように、結果を確認しやすい定型業務が向いています。難しいSkillsから始めず、一つずつ広げることが続けるコツです。
全プロジェクト共通のSkillsはいつ使いますか
全プロジェクト共通のSkillsは、複数のProjectで同じ手順を使いたい場合に向いています。関係のない手順まで増やさず、共通部分だけを入れます。
たとえば、どのProjectでも同じ形の週報を作る、同じ項目で提出前チェックをするといった場合です。毎回の説明と管理の手間を減らせます。
会議メモ整理用と記事確認用のように目的が異なるSkillは、Projectごとに分けます。まずは1つのProjectで試すと、例外が出たときに分けやすくなります。
Antigravity Skillsで、AIに任せる定型業務を少しずつ増やそう
Antigravity Skillsは、AIへ定型業務の目的、手順、確認項目を渡し、繰り返し使う仕組みです。
- 会議メモ整理や確認リストなど、完成形が決まった定型業務から始める
- 初めてはProject用に作り、Globalは全Projectで同じ手順だけに使う
- AntigravityとCodexは同じProjectに登録したフォルダのSkillsを読める
- Claude Codeはショートカットで同じSkillにつなぎ、二重管理を防ぐ
- 個人情報を入れず、練習用の資料で小さく試す
AIを使いこなすために、最初から多くの業務を任せる必要はありません。まずは1つの定型業務を、AIと一緒に見直してください。
定型業務の手順を言葉にできるようになると、使うAIが変わっても、任せられる範囲を広げやすくなります。日々の負担を少しずつ減らす土台になります。
AIを業務で使う方法を体系的に学びたい方は、実演を通じて任せ方を確認してみてください。
ここまでの手順どおりに進めれば、目の前の作業は確実に速くなります。ただ、作業が速くなっただけでは、空いた時間が別の作業で埋まってしまうのもよくある話です。
SHIFT AIでは、AIエージェントに仕事を任せる側に回るための無料セミナーを開催しています。
当日は、AIエージェントに作業を任せる実演と、AIで収入や働き方を変えた会員の事例をご覧いただけます。
登壇するのは、SHIFT AI代表の木内翔大です。参加は無料で、オンライン開催です。
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執筆者
宇津木隼人
複数のAI系SEOメディアでライターの経験。
専門・得意な領域はSEO/GEO/コンテンツマーケ/アプリケーション開発。





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