【無料】複数の画像をアップしてMIX画像を作成!Googleの画像生成AI「Whisk」特徴や使い方を解説

Googleは2025年2月12日、日本を含む100以上の国と地域で、画像生成AI「Whisk(ウィスク)」を試験運用として順次提供することを発表しました。
Whiskは、難しいプロンプトを使わず、複数の画像をアップロードするのみの直感的な操作で、それぞれの要素を取り入れたMIX画像を生成できる点が特徴です。
本記事では、Whiskの特徴や使い方、実際に筆者が生成した画像を紹介していきます。
この記事を読めば、他の画像生成AIとの違いを理解した上で、Whiskを使いこなし、創作活動に取り入れることができるようになるでしょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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目次
Whiskの3つの特徴

Googleの画像生成AIWhisk(ウィスク)は、複数の写真をアップロードするだけで、それらを組み合わせたMIX画像を生成できるツールです。
- 画像をプロンプトとして使用
- 主題・場面・スタイルの3要素を指定するだけで画像を生成
- GeminiとImagen 3の統合
ここでは、Whiskの3つの基本的な特徴について詳しく解説していきます。
画像をプロンプトとして使用
従来の画像生成AIでは、テキストプロンプトで画像を細かく説明する必要があり、これは多くのユーザーにとって高い障壁となっていました。
しかし、Whiskは画像をプロンプトとして使用することで、この課題を解決しています。
この機能により、ユーザーは言葉で表現することが難しいデザインや雰囲気を、参考となる画像を選ぶだけで簡単に伝えることができます。
主題・場面・スタイルの3要素を指定するだけで画像を生成
Whiskでは、画像生成に必要な要素を主題・場面・スタイルの3つに整理することで、制作プロセスをシンプルにして、誰でも直感的に自分のイメージを具体化できるようになりました。
たとえば、ペットの写真を「主題」として選び、公園の写真を「場面」として指定し、水彩画の作品を「スタイル」として設定することで、ペットが公園にいる水彩画タッチの新しい画像を生成できます。
また、カプセルトイやお弁当など、日本文化に特化したテンプレートも用意されており、より身近な表現での画像生成も可能です。
この3要素による直感的な制作方法により、イラストが得意ではない人でも、自分のイメージに近い画像を作成できるようになりました。
GeminiとImagen 3の統合
Whiskは、Google独自の最新AI基盤である「Gemini」と「Imagen 3」を統合することで、高度な画像生成能力を実現しています。
この統合により、ユーザーが入力した画像の本質的な特徴を正確に捉え、それを新しい画像として表現することが可能になりました。
たとえば、ユーザーが画像をアップロードすると、まずGeminiがその画像の特徴や細部の情報を自動的にキャプション化します。
その後、Imagen 3がこのキャプションをもとに、商品の重要な要素を保持しながら、新しい表現や異なる角度からの画像を生成します。
このような2つのAIモデルの連携により、イラストが得意ではない人でも、自分の好きな写真から新しい表現の画像を簡単に作れるようになりました。
Whiskは日本語にも対応!
Googleの画像生成AIWhisk(ウィスク)は、日本を含む100以上の国と地域で展開されており、日本語での操作が可能です。サービスの基本的なメニューやボタンの表示は日本語化されており、英語が苦手な方でも簡単に操作できます。
たとえば、画像のアップロード方法や、画像生成のための設定画面など、主要な機能は日本語で表示されます。
また、日本のユーザー向けに「カプセルトイ」や「お弁当」といった、日本文化に特化したテンプレートも提供されている点が特徴です。
ただし、画像生成の精度を最大限に引き出すためには、一部で英語のプロンプト使用が推奨されています。基本的な機能は日本語で利用できるものの、より細かい調整には英語の知識があると便利です。
Whiskは無料で利用可能
Googleの画像生成AIWhisk(ウィスク)は、現在すべての機能を無料で利用できます。
たとえば、画像のアップロード回数に制限はなく、生成した画像の保存や再利用も自由に行えます。また、提供されているテンプレートやスタイルの選択肢もすべて無料で使用可能です。
ユーザーは自分の写真や好みの画像をアップロードし、何度でも異なるバリエーションの画像生成を試すことができます。
実験的な機能として提供されているものの、Googleアカウントでログインするだけで利用できる手軽さは、個人の創作活動や趣味での利用に最適です。
画像生成に興味はあるものの、有料サービスの利用をためらっていた方にとって、Whiskは気軽に画像生成AIを体験できるツールと言えます。
【1分で完了】Whiskの始め方
Googleの画像生成AIWhisk(ウィスク)を使い始めるために必要な作業は、ログイン作業のみです。
※現在、Googleアカウント以外でのログインができないため、Whiskを利用する際は事前にGoogleアカウントを用意しましょう。
まずは、公式サイトにアクセスします。

公式サイトにアクセスしたら「Googleでログイン」をクリックし、使用するGoogleアカウントを選択します。

プライバシーポリシーと利用規約を確認後、Whiskを使用することができます。
【初心者でも簡単】Whiskで画像を生成する方法
ここでは、Googleの画像生成AIWhisk(ウィスク)の使い方を解説します。
- テンプレートと画像のアップロードでMIX画像を生成
- 複数の画像のアップロードでMIX画像を生成
- 画像と簡単なテキストプロンプトでMIX画像を生成
基本的な画像の作り方を、画像や動画をもとに確認しましょう。
テンプレートと画像のアップロードでMIX画像を生成
ログインすると、スタイルやモデルを選択する画面が出てきます。

テンプレートを選択し、オリジナルの画像をアップロードすることで、それらをMIXした画像が生成されます。
複数の画像のアップロードでMIX画像を生成
複数のオリジナル画像をアップロードし、MIX画像を生成するためには、最初に「ゼロから作ってみる」ボタンを押しましょう。
「モデル」「背景」「スタイル」と書かれた枠線にカーソルを合わせ、クリックすることで画像を選択することができます。
また、左上にあるサイコロの絵をクリックすることで、おまかせでテンプレートの画像を追加してくれます。
右下の矢印のボタンを押すことで、選択した画像を組み合わせた画像を生成することができます。
画像と簡単なテキストプロンプトでMIX画像を生成
画像を選択し、簡単なテキストプロンプトを入力することで、さらにオリジナリティのあるMIX画像を生成することができます。
編集をしたい場合は、生成された画像にカーソルを合わせ、編集ボタンをクリックし、追加したい情報をプロンプトで入力することで、新たな画像が生成されます。
生成された画像のダウンロードを行いたい場合は、画像にカーソルを合わせ、右上のダウンロードボタンを押してください。
Whiskを実際に筆者が使ってみた
ここでは、実際に筆者がGoogleの画像生成AIWhisk(ウィスク)で生成した画像を紹介します。
- テンプレート画像のみを使ってMIX画像を生成
- オリジナル画像とテンプレート画像を使ってMIX画像を生成
- オリジナル画像のみを使ってMIX画像を生成
- オリジナル画像とテキストプロンプトを使ってMIX画像を生成
Whiskで生成される画像の雰囲気やクオリティの高さがわかるので、ぜひ参考にしてみてください。
テンプレートの画像を使ってMIX画像を生成
まず、テンプレートの画像のみを使ってMIX画像を生成しました。
使用したテンプレートの画像は以下です。

3つのテンプレート画像から生成されたMIX画像が以下です。

3つの画像の要素がすべて組み込まれた画像が、数秒で生成されました。
オリジナル画像とテンプレートの画像を使ってMIX画像を生成
筆者が飼っている猫の画像と、テンプレートの画像を使ってMIX画像を生成しました。
使用した画像は以下です。

猫の画像とテンプレートの画像から生成されたMIX画像が以下です。

猫の特徴を捉え、背景とスタイルもしっかりと反映された画像が生成されました。
オリジナルの画像のみを使ってMIX画像を生成
筆者が飼っている猫の画像と、筆者が撮影したチューリップの画像を使ってMIX画像を生成しました。
※今回は、スタイルの指定はなしで画像を生成しています。
使用した画像は以下です。

猫の画像とチューリップの画像から生成されたMIX画像が以下です。

スタイルを指定していないため、元の画像と同じ質感で、猫とチューリップの特徴を捉えたMIX画像が生成されました。
オリジナル画像とテキストプロンプトを使ってMIX画像を生成
筆者が飼っている猫の画像と、筆者が撮影した滝の画像、テキストプロンプトでスタイルをアニメ風に指定し、MIX画像を生成しました。
使用した画像と、プロンプトは以下です。
使用したプロンプト
「アニメ風のスタイルで出力」

猫の画像と、滝の画像、テキストプロンプトを組み合わせて生成された画像は以下のとおりです。

猫と滝の画像の特徴を捉え、アニメ風のスタイルもしっかりと反映されたMIX画像が生成されました。
Whiskを使いこなし、創作活動に取り入れよう!
Googleの画像生成AIWhisk(ウィスク)は、主題・場面・スタイルの3つの要素を画像で指定するだけで、誰でも簡単に画像を作成できる次世代の画像生成AIです。
難しいテキストプロンプトを考える必要がなく、日本語対応や無料での利用が可能なため、画像生成AIを使ったことがない方でも気軽に始められます。
まずは自分の好きな写真をアップロードして、Whiskの画像生成を体験してみましょう。
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記事を書いた人

Chie Suzuki
SEO・インタビューライター歴4年以上。
AIを活用し、情報収集やライティングの時間を半分以上削減。
最近は動画生成AIで遊ぶのが趣味です。
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