【アプリ・サイト別】無料のAI文字起こしツール6選を徹底比較
会議や講義、インタビューなどの音声データを手動で文字起こしするのは、非常に時間がかかり、労力を要する作業です。
また、話者が複数いる場合や、背景雑音が多い環境での録音は、文字起こしがさらに困難になります。
文字起こしに多くの時間を費やしてしまうと、本来の業務に集中できなかったり、締め切りに間に合わせられなかったりと、さまざまな弊害が生じかねません。
そこで、AI文字起こしツールを活用すれば、音声をテキストに変換する作業を自動化できます。
本記事では、無料で利用できるAI文字起こしツールを6つ厳選し、それぞれの特徴やスペックを徹底的に比較していきます。
本記事を最後まで読むことで、自分のニーズに最適なAI文字起こしツールを見つけ、効率的に文字起こし作業を進められるようになるでしょう。
監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
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目次
AI文字起こしツールは何ができる?
AI文字起こしツールは、音声をテキストに自動変換してくれる、非常に便利なツールです。
従来、文字起こしは人力で行われることが多く、膨大な時間と労力を要していました。
しかし、AI技術の進歩により、高精度な文字起こしを短時間で完了できるようになりました。
AI文字起こしツールの主な機能として、音声認識が挙げられます。
AIが音声データを解析し、話されている内容を正確に認識することで、人間が手作業で行うよりも高速かつ高精度な文字起こしが可能になります。
文字起こしされたテキストから重要なキーワードを自動的に抽出したり、長い音声データの要点をまとめて簡潔な要約を生成したりすることも可能です。
AI文字起こしツールを活用することで、議事録の作成やインタビューのテキスト化など、さまざまな場面で業務の効率化を図ることができるでしょう。
次の章では、実際におすすめのAI文字起こしツールを詳しく紹介していきます。
【アプリ・サイト別】無料のAI文字起こしツール6選を紹介!
AI文字起こしツールを活用することで、音声データをテキストに変換する作業を大幅に効率化できることがわかりました。
しかし、数多くのAI文字起こしツールが存在する中で、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本章では、無料で利用できるAI文字起こしツールを、アプリとサイトに分けて6つ厳選して紹介していきます。
それぞれのツールの特徴や利点を詳しく解説していきますので、自分のニーズに合ったツールを見つける参考にしてください。
無料のAI文字起こしアプリ
AI文字起こしツールをスマートフォンやタブレットで手軽に利用したい方におすすめなのが、以下の4つのアプリです。
- Google ドキュメント
- LINE WORKS AiNote
- Notta
これらのアプリを活用することで、いつでもどこでも手軽に音声を文字起こしできます。
ここからは、それぞれのアプリの特徴を紹介していきます。
Google ドキュメント
Google ドキュメントは、Googleが提供する完全無料のオンライン文書作成アプリであり、AI文字起こし機能を備えています。
Google ドキュメントの音声入力機能を使えば、話した内容をリアルタイムでテキストに変換することが可能です。
文字起こししたテキストは、Google ドキュメントの編集機能を使って簡単に修正できます。
誤字脱字の訂正や、文章の修正も容易に行えるため、音声認識の精度に不安がある場合でも、後から手動で修正を加えられるのは大きなメリットです。
このように、Google ドキュメントは、多言語対応、自動保存、編集機能、オフライン利用など、優れた機能を無料で提供しています。
LINE WORKS AiNote
LINE WORKS AiNoteは、LINE WORKS株式会社が提供するAIを活用した議事録自動作成アプリです。
このアプリは、CLOVA Note βで蓄積したユーザーデータを活用することで、音声認識の精度を大幅に向上させています。
とくに日本語の音声認識において高い精度を誇り、会議の音声を正確にテキスト化することが可能です。
また、LINE WORKS AiNoteには、フリープランと有料プランが用意されています。
フリープランでは月300分の文字起こしが可能で、有料プランでは、必要に応じて文字起こし時間を追加できる柔軟な料金体系を採用しており、個人事業主から法人まで幅広いニーズに対応しています。
Notta
Nottaは、AIを活用した自動文字起こしアプリで、とくに会議やインタビューの内容を効率的にテキスト化するために設計されています。
このアプリの最大の特徴は、リアルタイムでの高精度な音声認識機能です。
AI技術を駆使することで、98.86%という高い精度で音声をテキストに変換できます。
音声ファイルや動画ファイルからの文字起こしにも対応しており、さまざまな形式でテキストをエクスポートできるため、用途に応じて柔軟に利用できます。
Nottaアプリは、無料プランを提供しているのも魅力の一つです。
無料プランでは、リアルタイムでの文字起こしを3分まで、録音済みの音声や動画ファイルの文字起こしを5分まで利用できます。
より長時間の文字起こしが必要な場合は、有料プランへのアップグレードを検討しましょう。
無料のAI文字起こしサイト
無料で利用できるAI文字起こしサイトは、パソコンでの作業に適しています。
ここでは、以下の4つのサイトを紹介します。
- 文字起こしさん
- Otter.ai
- Speechlogger
これらのサイトを活用することで、ブラウザ上で手軽に音声をテキスト化できます。
以下では、それぞれのサイトの特徴を詳しく見ていきましょう。
文字起こしさん
文字起こしさんは、シンプルで使いやすいインターフェースを持つ、AI文字起こしアプリです。
音声や動画ファイルをアップロードするだけで、自動的に文字起こしを行ってくれるため、特別な技術や知識がなくても、誰でも簡単に利用できます。
文字起こしさんは、無料プランと有料プランが用意されています。
無料プランでは、会員登録をすることで毎日10分までの文字起こしが可能です。
より多くの文字起こしを行いたい場合は、月額1,000円からの有料プランに加入することで、さらに長い時間の音声をテキスト化できます。
文字起こしさんは、手軽さと高精度を兼ね備えたAI文字起こしアプリとして、個人やビジネスでの利用に適しています。
シンプルな操作で、音声や動画の内容をテキスト化したい方にとって、心強いツールになるでしょう。
Otter.ai
Otter.aiは、AIを活用した音声認識技術により、英語の会議や講義、インタビューなどをリアルタイムで文字起こしするサイトです。
このサイトの主な特徴は、複数の話者を識別できる機能です。これにより、会議などで誰が何を話したかを正確に記録することができます。
音声ファイルや動画ファイルをアップロードすれば、すぐに文字起こしが行えるため、リアルタイムでの文字起こしが不要な場合にも便利です。
Otter.aiは、基本的な機能を無料で利用できるプランを提供しており、毎月600分までの録音が可能です。
この無料プランは、個人利用からビジネスシーンまで幅広く対応しているため、初めてのユーザーでも気軽に試すことができるでしょう。
Otter.aiは、公式サイトから簡単に登録でき、すぐに利用を開始できます。英語での会議や講義、インタビューの文字起こしで活用してみてください。
Speechlogger
Speechloggerは、AIを活用した音声認識技術により、リアルタイムでの文字起こしや翻訳を行うことができるツールです。
自動句読点設定やタイムスタンプ、音声ファイルの転写など、さまざまな機能を備えており、会議や講義、インタビューなどの内容を簡単にテキスト化できます。
Speechloggerの大きな特長は、複数の言語に対応していることです。これにより、国際的なコミュニケーションにも役立ちます。
海外との会議やインタビューの内容を、リアルタイムで文字起こしや翻訳できるため、言語の壁を越えたスムーズな情報共有が可能です。
基本的な機能は無料で提供されており、登録なしで使用可能なため、初めてのユーザーでも手軽に試すことができ、音声をテキストに変換する際のコストを抑えることができます。
音声を聞き返しながらテキストを修正できるため、正確性の高い文字起こしが可能です。
AI文字起こしツールの特徴やプラン内容を比較してみた
以下の表は、代表的なAI文字起こしツールの特徴や無料プランの内容を比較したものです。
ツール名 | 特徴 | 無料プランの内容 | URL |
---|---|---|---|
Google ドキュメント | オンラインでの共同編集、音声入力機能、リアルタイムでの自動保存が可能なドキュメント作成アプリ | 音声入力機能を無制限で利用可能 | Google ドキュメント |
LINE WORKS AiNote | ビジネス向けの音声メモの文字起こし機能を持つアプリで、会議の音声を自動でテキスト化 | 基本機能は無料で利用可能 | LINE WORKS AiNote |
Notta | AIによる高精度な文字起こしを提供し、リアルタイムでの録音と翻訳機能を備えたアプリ | 月120分まで、1回につき3分の録音を無料で文字起こし可能 | Notta |
文字起こしさん | 音声・動画・画像の文字起こしを行うツールで、AIによる高精度なテキスト化が特徴 | 最大10分まで無料で試用可能 | 文字起こしさん |
Otter.ai | リアルタイムの文字起こし、話者識別機能、音声ファイルのアップロードが可能なオンラインサービス | 月600分までの録音が無料 | Otter.ai |
Speechlogger | 自動文字起こし、翻訳機能、タイムスタンプ付きのキャプションを提供するウェブアプリ | 無料で利用可能(録音時間制限あり) | Speechlogger |
上記の表を見ると、各ツールにはそれぞれ独自の特徴があることがわかります。
たとえば、Google ドキュメントはオンラインでの共同編集に適しており、LINE WORKS AiNoteはビジネス向けの機能を備えています。
Nottaは高精度な文字起こしと翻訳機能を提供し、文字起こしさんは音声だけでなく動画や画像からも文字起こしが可能です。
自分のニーズに合ったAI文字起こしツールを選ぶには、これらの特徴や無料プランの内容を参考にすると良いでしょう。
文字起こしだけでなく、議事録作成に役立つAIツールも知りたい方は以下の記事もご覧ください。
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自身のニーズに合ったAI文字起こしツールを活用し、業務を効率化しよう!
AI文字起こしツールを活用することで、会議や講義、インタビューなどの音声データを効率的にテキスト化できます。
AI文字起こしツールには、多言語対応や話者分離、キーワード抽出などの高度な機能を備えたツールが多数存在し、業務の生産性向上に貢献します。
本記事では、アプリ版とサイト版に分けて、おすすめのAI文字起こしツール6つを厳選して紹介しました。
無料プランの録音時間や利用可能な機能など、各ツールの特徴を比較することで、自分のニーズに合ったツールを選択できます。
AIツールを用いた効率的な文字起こし業務により、より仕事や日常生活を豊かにできるはずです。
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記事を書いた人
Chie Suzuki
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