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  • 画像生成AI

Midjourneyは消費税がかかる?課税の仕組みや仕訳について解説

「Midjourneyの利用に消費税はかかるの?」と気になっていませんか。

MidjourneyをはじめとするAIツールの多くは海外のサービスなので、「そもそも消費税はかかるものなのか」と疑問に思うでしょう。

また、クレジットカードなどの実際の支払いを見て「プランの料金と金額が違う!」と困った方もいるのではないでしょうか。

本記事では、Midjourneyの利用に消費税はかかるのかどうか、そしてMidjourney利用料の仕訳例を解説します。

ぜひ最後まで読み進めて、MidjourneyをはじめとするAIツールの消費税の仕組みや仕訳について知識を深めてください。

Midjourneyの利用料金やプランごとの違いについては以下の記事で解説しています。

Midjourneyの利用料金は?プランの違いや商用利用について解説
Midjourneyの利用料金は?プランの違いや商用利用について解説

Midjourneyの利用料金は?プランの違いや商用利用について解説

Midjourneyを使うにあたり、料金やプランの違い、商用利用の可否が気になるでしょう。料金やプランの違いを知らなければ、過度なコストがかかってしまいます。本記事では、Midjourneyの料金や各プランの違い、商用利用について解説します。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)

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Midjourneyの利用に消費税はかかる?

Midjourneyを利用する際、消費税はかかります。以下は筆者の実際の領収書です。領収書にも消費税の記載があることがわかります。

筆者の実際のMidjourneyの領収書
筆者の実際のMidjourneyの領収書

上の領収書は2024年10月2日の利用分です。実際のクレジットカード支払いの履歴を確認すると、消費税込みの11ドル(当時で1,624円)が決済されていました。

Midjourneyの領収書については以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:Midjourneyの領収書はどこで発行?プランの解約・変更方法も解説

2023年10月1日から開始したインボイス制度によって、Midjourneyは「適格請求書発行事業者」として登録されています。

この点からも、Midjourneyを利用する際は、Midjourneyが定める利用料金とは別で消費税がかかるのです。

Midjourneyの各プランの料金と消費税込みの料金を記載しますので、ぜひ参考にしてください。

プラン名利用料金(月払いの場合)+消費税
Basic10ドル(1,530円)11ドル(1,683円)
Standard30ドル(4,590円)33ドル(5,049円)
Pro60ドル(9,181円)66ドル(10,099円)
Mega120ドル(18,363円)132ドル(20,199円)
円の表記は2024年1月2日時点の金額
年払いの場合それぞれ20%オフ

インターネットサービスの課税のしくみ

消費税が課税される対象は「国内で、事業者が事業として、対価を得て行う資産の譲渡や役務の提供」です。
参考:どんな取引が課税対象?(国税庁)

Midjourneyのようなサービスは、インターネットを介してサービスが提供される「電気通信利用役務の提供」として位置づけられています。
参考:国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について(国税庁)

このようなサービスが国内の利用者に提供される場合、国内・国外のいずれから提供されるものであっても、国内取引として消費税が課税されます。

つまり、Midjourneyをはじめとする海外のAIツールはインターネットを通じたサービスと扱われ、国内利用者(日本に住んでいる人)が利用する場合は消費税がかかるのです。

課税・不課税の関係性は以下図のとおりです。ぜひ参考にしてください。

課税・不課税の関係性
課税・不課税の関係性
参考:国境を越えた役務の提供に係る消費税の課税関係について(国税庁)

Midjourney利用料の仕訳のしかた

Midjourneyの利用料金を適切に経理処理するには、勘定科目の選択と消費税の処理が重要になります。クラウド型のAIサービスとして、その特性に合わせた会計処理が必要です。

勘定科目の選択

Midjourneyの利用料は、主に「通信費」「支払手数料」「消耗品費」のいずれかで処理できます。

  • 通信費:業務に関係する電話代やインターネット通信の費用
  • 支払い手数料:毎月継続して支払いするもの
  • 消耗品費:消耗するもの・使用可能年数が1年未満かつ10万円未満のもの

なかでも、Midjourneyのようなサブスクリプション型のサービスは「通信費」として処理するケースが一般的です。

ただし、企業の会計方針に応じて「支払手数料」「消耗品費」で処理することも可能です。

月額料金の仕訳方法

仕訳の基本的な形は以下のとおりです。借方の「勘定科目」に、先ほど選んだ「通信費」「支払い手数料」「消耗品」を記載します。

借方貸方
勘定科目金額勘定科目金額

今回はより一般的である「勘定科目:通信費」で例を紹介します。
※今回は事業が小規模なフリーランスの方に向けて、税込方式で記載しています。

たとえば、Basic Planの月額11ドル(1,683円:消費税込み)をクレジットカードで支払う場合、決済時に「通信費」と「未払金」で計上します。

借方貸方
通信費1,683円未払金1,683円
クレジットカード決済時の仕訳

そして引き落とし時に「未払金」と「預金」で処理します。

借方貸方
未払金1,683円預金1,683円
クレジットカード引き落とし時の仕訳

年払いにした場合の処理方法

年間契約で支払う場合は、「前払費用」として計上し、毎月分を費用に振り替えていく必要があります。

以下はケースと仕分の例です。今回も一般的である「勘定科目:通信費」で例を紹介します。

  • 年払いで契約している
  • 年払いの総額は105.6ドル(16,159円)
  • 支払いはクレジットカードにした

まずはクレジットカード決済時、総額を「前払費用」として計上します。

借方貸方
前払費用16,159円未払金16,159円
クレジットカード決済時の仕訳

そして毎月の費用計上として、以下のように仕訳します。総額を12か月で割ると「16,159円÷12か月=1,346.5」ですが、1円未満を切り上げて1,347円として処理します。

借方貸方
通信費1,347円前払費用1,347円
クレジットカード決済時の仕訳

まとめ:Midjourneyでは「利用料金+消費税」

消費税の画像

Midjourneyの利用には消費税がかかります。Midjourneyのページに消費税の記載はないので、消費税分の金額は、税率から計算するか領収書をチェックしましょう。

仕訳の際、消費税分の記載は「税抜方式」「税込方式」どちらでも構いません。小規模事業のフリーランスの方なら「税込方式」でまずはOKです。

ぜひこの記事を参考にして、Midjourneyの利用料金に関して安心して処理してください。

また、弊社SHIFT AIでは、画像生成AIの教科書やプロンプト集も配布しています。

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記事を書いた人

木村凛日

フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。