特定のタスクに特化したChatGPTを作れる機能「GPTs(ジーピーティーズ)」は、他人が作成したものも利用でき、自分に合ったGPTsを見つけることで業務効率を大幅に改善できます。
しかし、GPTsは無数に公開されているため、求めているものを探すだけでも時間がかかってしまい、本末転倒になってしまう可能性があります。
そこで本記事では、日本語で使える32種類のビジネス特化型GPTsを、7つのカテゴリに分けて紹介します。
この記事を読めば、自分にぴったりのGPTsを探し出せるだけでなく、今日から活用できる方法まで理解できるでしょう。
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
GPTsの活用は、企業の生成AI導入戦略の一部に過ぎません。より包括的なAI導入アプローチを求める方も多いはずです。
そこで、弊社では、AI人材を育成するべく、無料のセミナーを開催しています。これを機会に以下よりご参加ください。
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【実演あり】業務効率化におすすめのGPTs32選
本章では、以下7つのカテゴリに分けて、おすすめのGPTsを実際に使った画像とともに紹介します。
ビジネスを効率化させるもので、かつ日本語でも使えるGPTsを厳選しているため、ぜひ参考にしてみてください。
なお、本記事で紹介するGPTsは、ChatGPT-4(GPT-4・GPT-4o)で利用できます。ChatGPT-4について詳しく知りたい方は、以下の記事も確認してみてください。
ライティング業務を効率化
まずはコラムの執筆やメール作成など、ライティングに特化したGPTsを紹介します。
- Write For Me|読みやすい文章を生成
- 自動ブログ記事生成|SEOライティングを高速に
- SEO記事作成アシスタント|SEO全般のサポートを受けたいなら
- SEO Article Assistant v3|SEOの本文執筆のみに特化
- ビジネスメールGPT|メール作成を時短したいなら
ライティングはどの分野でも発生する業務であるため、まずは本章のGPTsの活用を検討してみてください。
Write For Me|読みやすい文章を生成
「Write For Me」は、おもにSEO記事執筆での活用を想定されているGPTsです。GPT Store※で紹介されているライティング系のGPTでは、もっとも有名です。
Write For Meの特徴は、簡単なプロンプトを入力するだけで情報が豊富で読みやすい文章を出力できる点です。また、マークダウン記法での執筆にも対応しているため、視覚的にわかりやすい出力が行われる点もメリットです。
また、SEO記事用に作成されているとはいえ、見出しを設置してわかりやすく情報をまとめてくれるため、レポート作成や営業資料の作成にも応用できます。
以下に、Write For Meと通常のChatGPTの出力を比較した画像を示します。
Write For MeはSEOライティング用に作られているため、通常のChatGPTと異なり「はじめに」を設置したり、SEO記事を意識した見出しを設置しています。また、Write For Meの方が自然で読みやすい文章が出力されていることもわかります。
ライティング業務を効率化させたい方は、Write For Meを活用してみてください。
>Write For Meの利用はこちらから
※ OpenAIが提供するプラットフォームで、ユーザーが自作したカスタマイズGPT(GPTs)を公開・共有・収益化できるマーケットプレイス
自動ブログ記事生成|SEOライティングを高速に
Write For Meと同じく、SEOライティングを効率化できるGPTsです。Write For Meとの違いは、構成案から作成してくれる点です。
最初にテーマを提供すると、構成案を作成してユーザーに尋ねる仕様で、Write For Meよりも記事のカスタマイズ性が高く設定されています(以下画像参照)。
構成案が決まったら、構成に従って記事を書き始めます。記事は一度ですべて出力されるわけではなく、見出し単位で出力されます(以下画像参照)。
見出しごとに確認・修正指示ができるため、自分が望む内容の記事を執筆しやすいGPTsです。
Write For MeよりもSEO記事作成に特化しているため応用は難しいですが、ブロガーやWebライターにとっては使いやすいGPTsといえるでしょう。
>自動ブログ記事生成の利用はこちらから
SEO記事作成アシスタント|SEO全般のサポートを受けたいなら
SEO記事作成に特化したGPTsで、以下のタスクを実行できます。
- SEO戦略の提案
- SEOに強いキーワードの提案
- SEOに強い記事構成の提案
- SEOに強い記事の作成
Write For Meや自動ブログ記事生成とは異なり、執筆以外のSEO関連タスクを実行できる点が特徴です。たとえば、キーワードの提案を依頼すると以下のような出力をしてくれます。
記事作成以外も効率化したい方は、SEO記事作成アシスタントを利用してみるとよいでしょう。
>SEO記事作成アシスタントの利用はこちらから
SEO Article Assistant v3|SEOの本文執筆のみに特化
こちらもSEO記事作成に特化したGPTsです。紹介している他のGPTsと異なる点は、構成案がすでに作成されている前提であるという点です。
このGPTsでは、提供された構成案から記事の内容や読者像を把握するため、読者ニーズに沿った記事を書いてくれやすい点がメリットです。
使い方はGPTsの開始画面に書かれています。本文執筆のみをChatGPTに任せたい方は、SEO Article Assistant v3がおすすめです。
>SEO Article Assistant v3の利用はこちらから
ビジネスメールGPT|メール作成を時短したいなら
メールの内容や絶対に含めるべき情報を最初に提供するだけで、ビジネスマナーに沿ったメールを下書きしてくれるGPTsです。
画像のように、最初に情報を与えるだけでメールを作成できます。
頻繁にメールを送信する社会人の方にとっては、非常に便利なGPTsでしょう。
>ビジネスメールGPTの利用はこちらから
資料要約・作成を効率化
次に、資料を読んだり、作成したりするタスクを効率化できるGPTsを7個紹介します。
- PDF Ai PDF|PDFの要約に特化
- Diagrams ‹Show Me› |情報を視覚的にまとめたいなら
- Slide Maker|スライドを数分で作成
- Web Pilot|インターネット検索に特化
- Voxscript|長時間のYouTube動画も一瞬で要約
- Marketing GPT|マーケティング施策の0→1を効率化
- Simple Professor|英文校正に特化
資料作りに時間をとられていて悩んでいる方は、ぜひ紹介するGPTsを試してみてください。
PDF Ai PDF|PDFの要約に特化
PDF Ai PDFは「AI Drive」というクラウドストレージにPDFをアップロードして、その内容をChatGPTで要約できるGPTsです。
通常のChatGPTでもPDFをアップロードして要約できますが、PDF Ai PDFでは以下の点が異なります。
特徴 | PDF Ai PDF | 通常のファイルアップロード |
---|---|---|
ドキュメントアップロード数 | 実質的に無制限 | 最大 10 ファイル |
ストレージ期間 | 永久保管 | 毎回新しいチャットごとに再アップロードが必要 |
サポートファイルサイズ | 最大 2 GB | 小容量ファイル |
ファイル管理 | Chrome 拡張機能による統合管理 | 利用不可 |
PDF ビューア | 超高速 PDF ビューア | 利用不可 |
検索および要約 | 詳細な検索とクリック可能な参照付き要約 | 基本的な検索と要約 |
自動アップロード支援 | 自動的に AI Drive にアップロード | 手動アップロードが必要 |
つまりPDF Ai PDFは、通常のChatGPTに搭載されているファイルアップロード機能を強化したGPTsです。
PDFを仕事でよく扱う方は、PDF Ai PDFを利用してみてください。
>PDF Ai PDFの利用はこちらから
Diagrams ‹Show Me› |情報を視覚的にまとめたいなら
Diagrams ‹Show Me› は、情報をマインドマップやフロー図で視覚的にまとめてくれるGPTsです。
生成AIに関する論文を提供して、内容をまとめてもらいましょう。
また、作成した図やコードはダウンロードできたり、「miro」というサービス上で編集できます。プレゼン資料や図解の作成を効率化させたい方は、Diagrams ‹Show Me› を利用してみてください。
>Diagrams ‹Show Me› の利用はこちらから
Slide Maker|スライドを数分で作成
パワーポイントやGoogleスライドのプレゼン資料を作成できるGPTsです。
GPTsと会話しながらスライドの内容を決めて、最終的にダウンロード可能な形式でスライドを出力させるのが一連の流れです。
上記のように、スライドの主な内容とアウトラインを決定するだけでスライドが完成します。
現段階では完璧なデザインは難しいものの、ゼロからスライドを作成するよりも時間を節約できるでしょう。
>Slide Makerの利用はこちらから
Web Pilot|インターネット検索に特化
Web Pilotはインターネット検索に特化したGPTsです。
ChatGPTにはもともとインターネット検索機能(ブラウジング機能)が搭載されていますが、Web Pilotはさらに高精度に情報を収集できます。
また、集めた情報を要約したり、参照情報として利用して記事作成ができたりします。
さらにAPI※を発行しているため、自分専用のGPTsにWebPilotの機能を搭載する使い方も可能です。
※:外部のソフトと連携できるようにするための仕組み
インターネットの情報を効率的に集めたい方は、WebPilotを利用してみましょう。
>WebPilotの利用はこちらから
Voxscript|長時間のYouTube動画も一瞬で要約
Voxscriptは、YouTube動画の要約に特化したGPTsです。
使い方は簡単で、動画のリンクをChatGPTに提供するだけです。1時間以上ある動画でも要約できるため、情報収集の時間を大幅に削減できます。
また、海外の動画も日本語で要約できるため、確認できる動画の幅も広がります。
VoxscriptはYouTubeから情報を集める機会が多い方にとって、非常に有効なGPTsといえます。
>Voxscriptを利用するならこちらから
Marketing GPT|マーケティング施策の0→1を効率化
マーケティング施策の提案に特化したGPTsです。簡単なプロンプトでも、具体的な施策や広告戦略、必要な分析項目などを提案してくれます。
マーケティング施策をMarketing GPTによってある程度提案させた上で、人間が最終確認や修正を行うことで効率的にタスクを処理できます。
事業をするなら使って損がないGPTsといえるでしょう。
>Marketing GPTを利用するならこちらから
Simple Professor|英文校正に特化
Simple Professorは、提供した英文を正しく校正することに特化したGPTsであり、英語でやりとりするビジネスパーソンには最適です。
英文を投げれば、間違った部分を修正した文章を出力してくれます。名前にSimpleと入っているだけあって、余計な出力を行いません。
文法ミスやスペルミスなどを、Google検索で調べる必要はありません。英語でのやりとりが頻繁に行われる職場では、とくに重宝するGPTsでしょう。
>Simple Professorの利用はこちらから
画像・動画・デザイン作成を効率化
広告やサイト、LP(ランディングページ)の作成もGPTsで効率化できます。
- Canva|テンプレート選びを楽に
- スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」|ロゴ作成を効率化したいなら
- Logo Creator|ロゴ作成のコスト削減にピッタリ
- Video GPT by VEED|テキストから簡単に動画を生成
- 2D Pixel Game Asset Artist|ドット絵の作成なら
- LPつく〜る|LPに必要なセクションを瞬時に出力
本章では、画像・動画・デザインに特化したGPTsを6個紹介します。
Canva|テンプレート選びを楽に
デザインツールのCanvaのGPTsで、指定したデザインに適したテンプレートを選んでくれます。
提示されたテンプレートのリンクをクリックすることで、Canvaにアクセスして編集できます。ChatGPT上で編集はできませんが、テンプレート選びの時短ができるだけでも効率的です。
Canvaを普段から活用している方は、ぜひ利用してみてください。
>Canvaの利用はこちらから
スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」|ロゴ作成を効率化したいなら
スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」は、名前のとおりロゴを簡単に作れるGPTsです。
スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」は、ChatGPTと会話しながら詳細を決めていきながら、ロゴを作っていきます。
以下は、生成されたロゴです。
要望通り、紫色をメインとして、モチーフの時計をいれてくれました。
デザインセンスがなければ作成が難しいロゴは、スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」に頼って作成してもらいましょう。
>スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」の利用はこちらから
Logo Creator|ロゴ作成のコスト削減にピッタリ
Logo Creatorはもっとも有名な画像生成系のGPTsで、スーパーロゴデザイナー「ロゴ作る君」と同じくロゴ作成に特化したGPTsです。
Logo Creatorでは、ChatGPTと対話しながらデザインを決めます。スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」と異なる点は、最初から選択肢が決められており、具体的なイメージがなくても理想のロゴを作りやすい点です。
また、Logo Creatorでは、9つ同時にロゴを出力できるため、理想のロゴを早く見つけられる点もメリットです。
スーパーロゴデザイナ「ロゴ作る君」とLogo Creatorを両方使ってみて、自分の好みのGPTsを使ってみるとよいでしょう。
>Logo Creatorの利用はこちらから
Video GPT by VEED|テキストから簡単に動画を生成
Video GPT by VEEDはテキストから動画を生成できるGPTsです。
最初に動画のコンセプトや視聴者、動画の長さ、台本、声を指定します。
簡単なプロンプトでも、以下のような動画を作成できます。
サンプルのように、日本語の動画も生成できます。広告やプレゼン資料など、さまざまな場面で活用できるでしょう。
サクッと動画を作りたい方は、Video GPT by VEEDを使ってみてください。
>Video GPT by VEEDの利用はこちらから
2D Pixel Game Asset Artist|ドット絵の作成なら
2D Pixel Game Asset Artistはドット絵の生成に特化したGPTsです。
使い方は非常に簡単で、最初に作りたい画像の特徴を与えるだけです。以下の画像のように「富士山」というプロンプトだけでも綺麗なドット絵が完成します。
リアルな絵よりもドット絵がふさわしい場面で重宝するGPTsといえるでしょう。
>2D Pixel Game Asset Artistの利用はこちらから
LPつく〜る|LPに必要なセクションを瞬時に出力
LPつく〜るは名前の通りLP(ランディングページ)を作成するGPTsで、いくつかの質問に答えるだけでLPに必要な項目を洗い出してくれます。
提案された項目をもとにLPを作るだけでも、0から考えるよりも効率的です。
また、近年はWebサイトをテキストだけで作成できるツールが登場しているため、それらと組み合わせて使うとさらに効果的です。
(Webサイトを簡単に作れるツール例:Create.xyz、Figma、10webなど)
LPを効率的かつ低コストで作成したい方は、ぜひLPつく〜るを利用してみてください。
>LPつく〜るの利用はこちらから
研究や分析を効率化
研究や分析業務などに特化したGPTsでは、データ分析やプログラミングなどを効率化できます。
本章では、とくに効率化の効果が高いGPTsを4つ紹介します。
Consensus|論文の検索を時短するなら
Consensusは、2億本以上の論文データベースからユーザーが求める論文を探してきてくれるGPTsです。
以下の画像のようにテーマを指定するだけで、そのテーマにあった論文を提示します。
Google Scholarで論文を探すことに時間がかかっていた方は、ぜひConsensusを使ってみてください。
>Consensusの利用はこちらから
Scholar AI|論文を一瞬で検索
Scholar AIもConsensusと同様のGPTsです。
使い方もConsensusと同じで、テーマを与えるだけで論文を探してきてくれます。
Consensusと大きく変わりないため、どちらも使ってみて、自分にあった論文を探してきてくれるGPTsを使うとよいでしょう。
>Scholar AIの利用はこちらから
論文読める君|論文要約を楽に
ConsensusやScholar AIで論文を取得したら、論文読めるくんで読む効率も高めましょう。
論文読めるくんは論文内容をわかりやすく解説するように開発されているため、PDFや論文サイトのURLを提供するだけで要約してくれます。
最初の出力がわかりにくい場合、「小学生にもわかるように解説して」のようなプロンプトを入力することで、よりわかりやすい解説になります。
論文を読む時間を短縮して、他の業務に時間を使いたい方は、論文読めるくんを利用してみましょう。
>論文読めるくんの利用はこちらから
Wolfram|数値計算を効率化したいなら
Wolfram(ウォルフラム)は、数値計算に特化した言語であるWolframを、ChatGPT上で利用できるGPTsです。
通常のChatGPTは、数学的な計算や推論の処理が苦手です。しかしWolframでは、二次方程式や図形問題などの数学の作問にも取り組めます。
使い方は、以下のように処理したい数式を提供するだけです。
普段から数式を扱う研究者だけでなく、数学教師も活用しやすいGPTsです。
>Wolframの利用はこちらから
教育業務を効率化
本章では、3つの教育系GPTsを紹介します。
教育分野でGPTsを活用すれば、教師の業務効率化だけでなく、生徒への教育の質も高まることが期待されます。
Universal Primer|あらゆる分野の勉強に
Universal Primerは、学びたい分野について簡単に質問するだけで、非常に詳しい回答を得られるGPTsです。
以下の画像のように、簡単なプロンプトだけで詳しい回答が出力されます。
通常のChatGPTと違いがわかりにくいですが、同じプロンプトでもGPTsを活用した方が圧倒的に情報量が多く出力されます。
経営コンサルタントとして先方の業界について詳しく知りたいときや、業務でわからない用語があったときなど、さまざまな場面で活躍するでしょう。
>Universal Primerの利用はこちらから
English Reading Tutor|長文英語の読解力UPに最適
English Reading Tutorは、英語の長文読解の問題を出力するGPTsです。
GPTs開始画面に表示されている「Let’s start」をクリックすると、以下のような長文と4択問題が出題されます。
問題に回答すると、答えと解説が出力されます。
大学入試やTOEICなどの長文読解対策として、English Reading Tutorを使ってみてください。
>English Reading Tutorの利用はこちらから
未来問|ノートから問題を生成
未来問は、授業でとったノートの画像を提供すると、内容に沿った問題を作成してくれるGPTsです。
以下のように数学の授業ノートを提供すると、内容を読み取って問題を作成してくれました。
未来問は、主に授業の復習や、テスト対策に利用できます。また、ビジネスでも、書いたメモを提供することで覚えた業務を忘れづらくなります。
ノートやメモからの復習を効率化させたい方は、未来問を使ってみてください。
>未来問の利用はこちらから
プログラミングを効率化
ChatGPTはプログラミングコードも生成できるため、エンジニア向けのGPTsも多数存在します。
- Grimorie|プログラミング全般を支援
- Screenshot To Code GPT|フロントエンドならおまかせ
- SQL Expert|SQL関連のタスクを効率化したいなら
- Google Apps Script Expert|Googleサービスの自動化なら
- Java Assistant|JavaならこのGPTs一択
本章では、エンジニアにとって重宝する6つのGPTsを紹介します。
Grimorie|プログラミング全般を支援
Grimoireは、プログラミングの課題解決に特化したGPTsです。初心者から上級者まで幅広くサポートし、コード生成やデバッグ、最適化などの機能を提供します。
作りたいアプリやサイトの特徴を伝えると、Grimorieが必要な要件を洗い出し、コードを生成します。
デフォルトのコード生成よりも精度が高いため、エンジニアの方はとくに重宝するでしょう。
>Grimorieの利用はこちらから
Screenshot To Code GPT|フロントエンドならおまかせ
Screenshot To Code GPTは、WebサイトのスクリーンショットからHTMLコードを生成するGPTsです。
以下のように参考にしたいサイトのスクリーンショットを撮影し、提供するだけでコードが生成されます。
生成されたコードを実際に動かした結果は、以下のとおりです。
もとのデザインと比較しても、ほとんど変わらないサイトが作られました。
また、完全に再現されない場合でも、コーディングを0から行う必要がないため効率的です。
Webサイト制作を効率化させたい方は、ぜひScreenshot To Code GPTを使ってみてください。
>Screenshot To Code GPTの利用はこちらから
SQL Expert|SQL関連のタスクを効率化したいなら
SQL※に関する質問への回答やコードの生成・デバッグなどを行うGPTsです。
※データベースの情報を収集・編集するための言語
たとえば、以下のようにSQLコードのエラーを解消できます。
他にも、SQL ExpertはSQLについてさまざまな知識を学習しているため、初心者から上級者まで幅広いレベルの質問にも回答できます。
SQLを活用する方にとって、SQL Expertは頼りになる相棒になるでしょう。
SQL Expertの利用はこちらから
Google Apps Script Expert|Googleサービスの自動化なら
Googleサービス(Gmailやスプレッドシートなど)を自動化するための機能であるGoogle Apps Script (GAS)を効率的に活用するためのGPTsです。
GASを活用すれば、スプレッドシートの関数だけでは実現できない複雑な処理をしたり、Gmailとスプレッドシート、Googleドキュメントを連携したりできるようになります。
たとえば、Gmailとスプレッドシートを連携するコードと、実装手順を尋ねてみると、以下のような回答が返ってきます。
GASを扱ったことがない方でも、Google Apps Script Expertが丁寧に解説してくれるため、簡単に自動化できるでしょう。
Googleサービスを日常的に活用する方は、Google Apps Script Expertを活用してみてください。
>Google Apps Script Expertの利用はこちらから
Java Assistant|JavaならこのGPTs一択
アプリや家電などに広く使われるプログラミング言語「Java」のコード生成・デバッグをアシストするGPTsです。
以下の画像は、あるコードをよりシンプルに書き換えてもらった例です。
また、関数の説明やデバッグなどのタスクも可能です。
Javaを使って業務に取り組まれている方にとって、Java Assistantは強力なアシスタントツールになってくれるでしょう。
>Java Assistantの利用はこちらから
GPTsやプロンプト作成を効率化
本章では、GPTsを自作したり、他のGPTsを検索したりすることに特化したGPTsを紹介します。
本章のGPTsも業務効率化の助けになるため、ぜひ活用を検討してみてください。
GPT Finder|目的にあったGPTを瞬時に検索
効率化させたいタスクに特化したGPTsを探せるGPTsです。
以下のように、テーマだけ指定すれば、ほしいGPTsを探し出してくれます。
GPTsは機能が公開した初日から300万個以上がリリースされたといわれています。現在は、さらに数が多くなっていることでしょう。
自分に合ったGPTsを探し出すのは至難の業なので、GPT Finderを活用して目的に合ったGPTsを効率良く見つけましょう。
>GPT Finderの利用はこちらから
Assistants to structured prompts|構造化プロンプト作成を効率化
通常のChatGPTで使うためのプロンプトや、GPTsに組み込むプロンプトなどを提案してくれるGPTsです。
ChatGPTにとって理解しやすいといわれている、記号や変数を用いて構造化されたプロンプトを、Assistants to structured promptsを使うと簡単に作成できます。
効率化したいタスクを伝えるだけで複雑なプロンプトを作成できます。以下のように、ChatGPTの役割や処理の実行ステップ、制約事項など、非常に細かいプロンプトが出力されます。
Assistants to structured promptsで出力されたプロンプトは、通常のChatGPTでも、GPTsの指示文でも活用できます。
プロンプト作成時間を大幅に短縮できるため、ぜひ自作のGPTsを作るときに活用してみてください。
>Assistants to structured promptsの利用はこちらから
本記事で紹介したGPTs以外も知りたい方は、弊社SHIFT AIがご用意したオリジナルコンテンツをご活用ください。今なら以下のリンクから無料でダウンロード可能です。
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GPTsは無料でも利用できる
無料版のChatGPTでも、GPT Storeから他人の作ったGPTsを利用できます。つまり、本記事で紹介したGPTsは無料でも利用できるのです。
ただし、無料版の場合は、自分でGPTsを作れません。自分の業務に特化したGPTsを作る場合は、月額20ドル(約3,200円)のChatGPT Plusに加入する必要があります。
また、無料版は5時間に約10回という回数制限が設けられています。そのため、本格的に活用したい方には、有料版のChatGPT Plusにすることを推奨します。
試しに無料版でGPTsを使ってみて、さらに多くの回数を使いたい、または自分でGPTsを作ってみたいと考えた際にはChatGPT Plusに加入するとよいでしょう。
ChatGPT Plusと無料版の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
関連記事:【画像あり】ChatGPT Plusと無料版の違いは?料金や登録方法を解説
GPTsの作り方
実際にGPTsを作成する手順を紹介します。
今回はChatGPTと対話するだけでGPTsを作成できる「GPT Bulder」を活用します。
GPT Storeの右上にある「+作成する」をクリック
まずはGPT Storeにアクセスして、右上の「+作成する」をクリックしましょう。
ChatGPT開始画面からGPT Storeにアクセスするには、開始画面左の「GPTを探す」をクリックしましょう。
GPTs作成画面上部タブの「作成する」を選択
GPTs作成画面に行くと、最初に「構成」画面に遷移します。今回はGPT Bulderを利用するために、上部タブの「作成する」を選択しましょう。
作りたいGPTsの概要を入力してタイトルを決定
効率化したいタスクを言語化して、ざっくりとした内容をChatGPTに伝えます。ここで詳細な条件を伝えても構いません。
そうすると、ChatGPTがGPTsの内容を確認し、タイトルを提案してくれます。タイトルに修正がなければ、「OK」や「大丈夫」などと返答して次に進みましょう。
アイコンを作成
タイトルが決まると、ChatGPTがDALL•Eを用いてアイコンを作成してくれます。
必要であればアイコンに修正を加えて、次に進みましょう。
詳細な指示を追加
アイコンを作成したら、ChatGPTと対話しながら詳細な指示内容を決めていくパートに入ります。
ここでは、ユーザーが満足するまで細かく挙動をカスタマイズできます。
実際にGPTsに入力されているプロンプトは、タブの「構成」に移動すると確認できます。
挙動を確認
プロンプトをある程度書いたら、画面右側の「プレビュー」でGPTsの挙動を確認しましょう。
ここで挙動が意図しないものである場合は、GPT Builderで修正を依頼するか、「構成」タブの「指示」の部分でプロンプトを編集する必要があります。
「作成する」ボタンを押して完成
理想の挙動になった場合、画面右上の「作成する」でGPTsをリリースします。
ここでは、「自分だけ」「リンクを受け取った人」「GPTストア」の共有方法を選択できます。
個人情報や機密情報が含まれている場合、情報漏洩リスクを回避するために「自分だけ」もしくは「リンクを受け取った人」を選びましょう。
最後に「保存する」を押すと、専用GPTsの作成は完了です。
今回はシンプルなGPTsを作りましたが、より複雑な機能を利用できるGPTsも作成できます。
GPTsの詳しい作り方は、以下の記事を参考にしてみてください。
社内GPTsを作るのもおすすめ
自社内だけで利用する「社内GPTs」を作成することも、業務効率化においておすすめの選択肢です。
社内GPTsのメリットは以下のとおりです。
- 自社のノウハウを組み込める
- 他人が作ったGPTsよりも自社業務に特化させられる
- いつでも機能を更新できる
- 外部への情報漏えいリスクが低い
他人が作ったGPTsには、自社のノウハウはもちろん組み込まれていません。さらに、大衆向けに作られているGPTsが多いため、自社業務へ完全にマッチしたものは少ないでしょう。
しかし社内GPTsであれば、それらデメリットを解消しつつ、更新しやすかったり、セキュリティリスクが低かったりするなどのメリットがあります。
業務でGPTsを活用したいと考えている場合は、自社でGPTsを作成する手段を検討してみてください。
ただし、社内GPTsを活用する前に、セキュリティリスクも把握しておく必要があります。GPTsを利用する際に行うべきセキュリティ対策については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:GPTsのセキュリティ対策は何をすればいい?社内利用時の注意点を徹底解説
自分にあったおすすめのGPTsを選んで業務を効率化させよう
GPTsは公開されているものだけでも数が多すぎるため、なかなか目的のGPTsに辿り着けません。そのようなときは、本記事で紹介したGPTsを使ってみてください。
さらに、他人の作ったGPTsが物足りなくなった場合は、自分でGPTsを作成してみましょう。プログラミングの知識がなくても高度なチャットボットを作成できるため、自分に合ったGPTsを探すよりも効率が良い可能性があります。
そして、企業での生成AI活用を考えている場合は、GPTsの導入がおすすめです。社内のノウハウを組み込めたり、他人が作ったGPTsよりも自社業務に特化させられるためです。
しかし、自社にGPTsを作成したり、導入したりするリソースがないことに悩まれている場合は、弊社SHIFT AIのサービスを検討してみてください。
SHIFT AIでは、AIリテラシー向上からGPTsの作り方までのセミナーを無料で開催しています。ぜひ、ご参加をご検討ください。
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