【初心者向け】CLAUDE.mdのベストプラクティス!効かない原因と直し方

CLAUDE.mdを用意したのに、毎回出力が変わったり、同じ説明を求められたりしていませんか。
基本となる正しいCLAUDE.mdの書き方を覚えて、正本、保存先、承認が必要な操作を整理すれば、手戻りや誤公開を防ぎながら仕事を任せられます。
本記事では、ビジネスパーソン向けのベストプラクティス、テンプレート、無視される時の直し方を解説します。Codexと共通ルールを同期する方法も紹介します。
CLAUDE.mdを業務の案内役として使い、資料作成や情報整理を安全に自動化したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
使い方がわかっても、作業を任せるところまでは進めず「結局は自分で手を動かしている」という方は少なくありません。
チャットに指示を出して、返ってきた内容を確認して、また次を頼む。この繰り返しは自分の時間を使い続けます。
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業務効率化で役立つCLAUDE.mdのベストプラクティス5つ
業務でCLAUDE.mdを使うときに押さえたいポイントは5つです。

5つを先に決めると、Claude Codeへ任せる作業の再現性と安全性が高まります。
参照する情報の正本と優先順位を決める
CLAUDE.mdには、業務で参照する情報の正本と優先順位を記載します。
商品情報が複数の資料へ分散していると、Claude Codeは古い資料を使うおそれがあります。どの資料を優先するか決めておけば、判断のずれを防げます。
たとえば、以下のように参照先と優先順位を指定します。
## 参照する正本
- 商品仕様:product-master.md
- 表記ルール:writing-rules.md
- 最新データ:月次売上シート
- 内容が矛盾する場合は、商品マスターを優先する
料金や在庫数など、頻繁に変わる値はCLAUDE.mdへ転載しません。最新情報がある資料の場所だけを示すと、古い数値の再利用を避けられます。
成果物の保存先とファイル名を決める
成果物の保存先とファイル名を決めると、作成した資料が散在しません。
Claude Codeはファイルを作成できるため、指定がないと作業場所や名前がばらつきます。元資料を上書きすると、復元や比較にも手間がかかります。
保存ルールは、次のように具体的に記載します。
## 成果物の保存
- 下書きは drafts/ に保存する
- ファイル名は YYYYMMDD_テーマ.md にする
- 元資料は上書きせず、修正版を別ファイルで作る
- 完成したレポートは reports/ に移動する
保存場所が統一されると、担当者が変わっても成果物を探しやすくなります。後から自動処理へつなげる場合も、対象ファイルを迷わず指定できます。
文体・表記・出力形式を固定する
毎回共通の文体や出力形式は、CLAUDE.mdで固定します。
「わかりやすくまとめる」のような指示では、見出しや文字量が変わります。確認できる形式へ置き換えると、手直しする箇所を減らせます。
業務資料なら、次のような項目が対象です。
- 回答は日本語で結論から書く
- 日付はYYYY年MM月DD日に統一する
- レポートは「結論・根拠・次の対応」の順にする
- 比較対象が3つ以上ある場合は表にする
- 出典URLを各数値の近くに記載する
個別のメール本文や議事録の内容まで固定する必要はありません。複数の業務で繰り返し使う形式だけを残すと、CLAUDE.mdを簡潔に保てます。
公開・送信・削除は人の確認を必須にする
外部へ影響する操作には、人の確認が必要だと明記します。
メール送信、SNS投稿、記事公開、ファイル削除は、誤操作の影響が大きい作業です。下書き作成までは任せても、最終実行は担当者が判断する運用が安全です。
たとえば、次のように作業範囲を分けます。
## 承認が必要な操作
- メールは下書きまで作成し、送信しない
- WordPressの記事は下書きで登録し、公開しない
- ファイルを削除せず、削除候補を一覧で報告する
- 外部サービスのデータ更新前に確認を求める
ただし、CLAUDE.mdは行動を案内するファイルであり、操作を技術的に禁止する機能ではありません。重要な制限には、権限設定や人による承認も組み合わせます。
作業完了の条件と確認項目を決める
作業完了の条件を決めると、途中の成果物を完成品として受け取る事態を防げます。
「レポートを作成する」だけでは、保存や出典確認まで含むか判断できません。完了時に確認する項目を定義すると、期待する状態を共有できます。
記事制作なら、以下のような確認項目を設定します。
## 完了条件
- 指定された見出しをすべて含める
- 数値に出典URLを付ける
- 誤字と表記揺れを確認する
- drafts/ に指定のファイル名で保存する
- 外部公開はせず、確認待ちと報告する
完了条件は、担当者が最終確認するときのチェックリストにもなります。作業の終了地点が明確になり、確認の往復を減らせます。
CLAUDE.mdの配置場所や作成手順は、以下の記事で詳しく解説しています。
CLAUDE.mdに書かない方がいい内容
CLAUDE.mdには、毎回必要な業務ルールだけを残します。情報の性質に合わせて保存先を分けると、内容の肥大化や情報漏洩を防げます。
- 今回だけの依頼や一時的なTODO:現在のチャットで指示する
- 料金・在庫・日程など変わりやすい情報:Notionや社内DBなどの正本で管理する
- 複数ステップの細かい業務手順:必要なときだけskillsで呼び出す
- APIキーやパスワード:環境変数や社内の認証情報管理サービスへ保存する
- 必ず禁止したい操作:permissions、hooks、人の承認で制御する
公式ドキュメントでも、複数ステップの手順はskillsへ分けるよう案内しています。一部の作業だけで使う指示は、対象を限定したrulesへ分けます。
>Claude Code公式ドキュメントはこちらから
公開されているAI Business Skillsでも、CLAUDE.mdに共通原則を置いています。個別の制作手順はskillsへ分け、必要な業務だけ呼び出す設計です。
>AI Business SkillsのCLAUDE.mdはこちらから
注意点を押さえておけば、AIは安心して任せられる相手になります。
作業をまるごと任せるAIエージェントでは、この見極めがそのまま成果の差になります。
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無料AIセミナーに参加する【コピペ可】業務効率化で使えるCLAUDE.mdテンプレート
初めて作る場合は、業務の正本、保存先、出力形式、承認境界、完了条件から記載します。
以下は、資料作成や記事制作、レポート作成などに使える汎用テンプレートです。自社のフォルダ名や資料名に置き換えてください。
# このフォルダの目的
- 調査、資料作成、レポート作成に使用する
- 回答と成果物は日本語で作成する
## 参照する正本
- 商品情報:product-master.md
- 表記ルール:writing-rules.md
- 最新データ:月次実績シート
- 情報が矛盾する場合は商品マスターを優先する
## 成果物の保存
- 下書きは drafts/ に保存する
- ファイル名は YYYYMMDD_テーマ.md にする
- 元資料を上書きしない
## 出力ルール
- 結論から書く
- 数値には出典URLを付ける
- 比較対象が3つ以上ある場合は表にする
- 不明な情報を推測で埋めない
## 承認が必要な操作
- メールを送信しない
- 記事やSNS投稿を公開しない
- ファイルを削除しない
- 外部サービスを更新する前に確認を求める
## 完了条件
- 誤字と表記揺れを確認する
- 指定フォルダへ保存する
- 実施内容と確認待ちの項目を報告する
## 業務別の詳しい手順
- 記事作成は専用skillを使用する
- 月次レポートは専用skillを使用する
すべてを埋める必要はありません。毎回説明している内容や、間違えると困る内容から追加します。
CLAUDE.mdが無視される時の直し方
CLAUDE.mdが無視される場合は、3つの順番で原因を切り分けます。

最初に読み込みを確認すると、配置の問題と指示内容の問題を混同せずに直せます。
/memoryで読み込み状況を確認する
最初にClaude Codeで/memoryを実行し、対象のCLAUDE.mdが読み込まれているか確認します。
一覧に表示されない場合は、文章を書き直しても状況は変わりません。作業フォルダとCLAUDE.mdの配置場所が合っているかを見直します。
配置場所は、ルールを共有する範囲に合わせて選びます。
- チーム共通のルールは
./CLAUDE.mdか./.claude/CLAUDE.mdへ置く - 個人だけで使う内容は
CLAUDE.local.mdへ分ける - 下位フォルダのルールは、そのフォルダ内のファイルを扱うときに読み込む
配置を直したら、/memoryでもう一度確認します。実際の読み込み状況を見ることが、最短の確認方法です。
矛盾したルールと不要な情報を整理する
読み込まれているのに無視される場合は、ルールの矛盾と情報量を確認します。
たとえば、上位のCLAUDE.mdに「下書きで保存する」、下位のファイルに「自動公開する」と書かれていると、判断が安定しません。古いルールが残っている場合も同様です。
次の観点で内容を見直します。
- 同じ操作について反対の指示がないか
- 「適切に」「必要に応じて」など曖昧な表現がないか
- コードや資料を見ればわかる説明を転載していないか
- 現在は使っていない業務手順が残っていないか
情報量を確認したい場合は/contextも利用できます。対応バージョンでは/doctorが、CLAUDE.mdから削れる情報の候補も示します。
必ず守らせたい操作は別の仕組みで制御する
読み込まれていても、CLAUDE.mdの指示が必ず実行されるとは限りません。
CLAUDE.mdは、Claude Codeへ判断基準を伝えるためのコンテキストです。システム上の権限や承認フローを置き換える機能ではありません。
公開、送信、削除などの重要操作は、以下の方法も組み合わせます。
- 操作権限を付与しない
- permissionsで許可する操作を制限する
- hooksで実行前後の確認処理を設定する
- 下書き作成までを自動化し、最終操作は人が行う
とくにビジネス用途では、人の承認を残す方法が導入しやすいでしょう。CLAUDE.mdには承認ルールを書き、実際の権限でも操作を制限すると安全性が高まります。
CLAUDE.mdとAGENTS.mdを同期する方法
Claude CodeとCodexの共通ルールは、3ステップで一本化できます。

同じ内容を2ファイルへコピーしないため、修正漏れや内容の不一致を防げます。
共通ルールをAGENTS.mdにまとめる
Claude CodeとCodexで共通する正本、保存先、出力形式、承認境界は、AGENTS.mdへまとめます。共通ルールの更新先が1か所になります。
Codexは作業前にAGENTS.mdを読み込みます。一方、Claude Codeは直接読まないため、次の手順でCLAUDE.mdから取り込みます。
この分け方なら、ツールごとの役割を保ちながら二重管理を防げます。Codex側の配置場所や適用範囲は、以下の記事をご覧ください。
CLAUDE.mdから@AGENTS.mdを読み込む
CLAUDE.mdの先頭に@AGENTS.mdと記載します。
@AGENTS.md
Claude Codeには、CLAUDE.mdから別ファイルを読み込む機能があります。相対パスは、CLAUDE.mdがある場所を基準に解決されます。
この方法はClaude Code公式ドキュメントでも案内されています。Egg.jsやReact Native Screensなどの公開リポジトリでも採用されている方法です。
AGENTS.mdだけを更新すれば、Claude CodeとCodexへ同じ共通ルールを渡せます。二重管理がなくなり、片方だけ古いルールになる事態を防げます。
Claude Code固有の指示だけCLAUDE.mdに残す
Claude Codeだけで使う内容は、@AGENTS.mdの下へ追記します。
@AGENTS.md
## Claude Code固有のルール
- 記事作成では専用skillを使用する
- 完了後に /memory を確認する
共通ルールを再びコピーすると、二重管理へ戻ってしまいます。CLAUDE.mdには、Claude Code固有のskillsやコマンドだけを残してください。
すべての内容が共通なら、シンボリックリンクを使う方法もあります。ただし、Windowsでは権限設定が必要なため、@AGENTS.mdの方が扱いやすいでしょう。
ここから先で差がつくのは、どこまでAIに任せるかの線引きです。
指示を出すたびに自分が確認するのか、目的だけ伝えて任せきるのかで、手元に残る時間が変わります。
SHIFT AIのAIエージェントを学べる無料セミナーでは、その線引きの考え方を実演を交えて解説しています。下のボタンから詳細をご確認ください。
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無料AIセミナーに参加するCLAUDE.mdに関するよくある質問
CLAUDE.mdのベストプラクティスに関する質問は以下の4つです。
- CLAUDE.mdは業務ごとに作るべきか
- CLAUDE.mdは何行まで書いてよいか
- CLAUDE.mdは日本語で書いても問題ないか
- CLAUDE.mdに顧客情報やAPIキーを書いてよいか
質問に対する回答を確認して、業務環境を整える際の参考にしてみてください。
CLAUDE.mdは業務ごとに作るべきですか
一度きりの業務ごとにCLAUDE.mdを作る必要はありません。作業フォルダで繰り返し使う共通ルールを記載します。
記事制作と営業資料作成で正本や承認ルールが異なる場合は、作業フォルダを分け、それぞれにCLAUDE.mdを置きます。下位フォルダのルールは、該当する作業で読み込まれます。
今回だけの依頼や期限は、現在のチャットで伝えます。プロジェクトやチーム単位から始め、無関係な指示が混ざる場合だけ細分化してください。
CLAUDE.mdは何行まで書いてよいですか
CLAUDE.mdに固定の行数上限はありません。公式ドキュメントでは、1ファイル200行未満が目安です。
重要なのは行数より、毎回必要な情報だけが残っているかです。長くなった場合は、特定業務の手順をskillsへ移し、変動する情報を正本へ戻します。
@で別ファイルを読み込んでも、起動時に読む情報量は減りません。削る内容に迷う場合は、/contextや対応バージョンの/doctorも参考にしてください。
CLAUDE.mdは日本語で書いても問題ありませんか
CLAUDE.mdは日本語で書いても問題ありません。言語よりも、内容が具体的で担当者が確認できることが重要です。
「見やすくまとめる」ではなく、「結論・根拠・次の対応の順で書く」と指定します。確認できる表現にすると、出力のずれを見つけやすくなります。
固有名詞は、次のように実際の表記へ合わせてください。
- ファイル名は保存されている表記を使う
- コマンド名は英語のまま記載する
- サービス名は公式の表記を使う
日本語へ無理に置き換えると、参照先を特定できない場合があります。
チームで共有する場合は、担当者全員が読める言語で統一します。人が見直しやすい内容にすると、古いルールや矛盾にも気づきやすくなります。
CLAUDE.mdに顧客情報やAPIキーを書いてもよいですか
顧客の機密情報、APIキー、パスワードはCLAUDE.mdへ記載しません。Gitで共有・公開される可能性があり、情報漏洩につながるためです。
CLAUDE.mdには、認証情報の値ではなく、取り扱いルールだけを記載します。たとえば「APIキーは環境変数を使う」「顧客名は成果物へ記載しない」と指定します。
機密情報は、社内で承認された管理サービスへ保存してください。Claude Codeへ渡す必要がある場合も、アクセス権と利用範囲を先に確認します。
CLAUDE.mdのベストプラクティスは業務ルールを整理して使い分けること
CLAUDE.mdには、正本、保存先、出力形式、承認境界、完了条件など、毎回使う業務ルールを記載します。一度きりの依頼や変動する数値を混ぜないことが重要です。
役割を分けるときは、以下の3点を基準にしてください。
- 共通ルールはCLAUDE.mdへ記載する
- 細かい手順はskillsへ分ける
- 最新データは正本、強制したい制限は権限設定で管理する
まず、現在の業務で繰り返し説明している内容を書き出してください。細かい手順はskills、最新データは正本、強制したい制限は権限設定へ分けます。
ルールを整理すると、Claude CodeやCodexへ任せられる作業が増えます。一方で、どこまで自動化し、どこに人の判断を残すかという設計も必要です。
ここまでの手順どおりに進めれば、目の前の作業は確実に速くなります。ただ、作業が速くなっただけでは、空いた時間が別の作業で埋まってしまうのもよくある話です。
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当日は、AIエージェントに作業を任せる実演と、AIで収入や働き方を変えた会員の事例をご覧いただけます。
登壇するのは、SHIFT AI代表の木内翔大です。参加は無料で、オンライン開催です。
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執筆者
宇津木隼人
複数のAI系SEOメディアでライターの経験。
専門・得意な領域はSEO/GEO/コンテンツマーケ/アプリケーション開発。





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