Googleが公開した新AIツール「Opal」とは?特徴や使い方、活用事例を徹底解説

Googleが2025年7月に公開した「Opal(オパール)」は、日本でも利用できるようになりました。
プログラミングの知識がなくても、対話形式でAIミニアプリを作成・共有できます。知らないままだと、外注や手作業に時間とコストを払い続けることになります。
本記事では、Opalの概要や特徴、使い方、作成事例を解説します。2026年2月に追加されたエージェント機能や、他のノーコードAIツールとの違いも紹介します。
読み終えるころには、自分の業務のどこをOpalに任せられるかが見えているはずです。ノーコードAIツール選びのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
使い方がわかっても、作業のたびに自分で指示を出し直しているという方は少なくありません。
指示を出し、結果を確かめて、また次を頼む。その繰り返しから、目的を伝えて作業をAIに任せる進め方へ移れます。
ただ、読んで分かったつもりのままでは、明日も自分で全部こなす状態は変わりません。
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Opalとは?
Opalは、Google Labsが開発した実験的なAIツールで、誰でも簡単にアプリを作成・共有できます。
「こういうアプリが欲しい」と入力するだけで、AIが自動でアプリを作成してくれます。生成されたアプリは、視覚的なワークフロー画面で編集可能です。
以下のような形でアプリを作成できます。
再生速度:2倍速
プログラミングの知識が不要で、アイデアをそのままアプリにできます。そのため、エンジニアだけでなく、企画職や教育関係者、クリエイターなど、幅広い層におすすめのツールです。
Opalの3つの特徴
ここでは、Opalの3つの特徴を紹介します。

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
対話形式でコーディングできる
Opalでは対話形式でアプリを作成していきます。プログラミングの専門知識がなくても、作成したいアプリの詳細を入力するだけでコーディングが可能です。
以下の画像のように、画面下部の入力欄に「作りたいアプリの内容」を入力すると、Opalが自動的にコーディングしてくれます。

複雑な設定やコード入力が不要なため、誰でも簡単にアプリを作成できます。
視覚的に編集できる
Opalは、アプリの構成や処理フローを視覚的に管理・編集できるノーコードツールです。
ブロック状のステップを線でつなげるため、どのデータがどの順番で処理されるかをひと目で把握できます。
以下の画像のように、画面中央ではフロー全体をビジュアルで確認しながら、クリックやドラッグ操作でステップの追加や削除が可能です。

複雑なコードを読まずに、処理の流れを可視化しながら柔軟に調整できるため、コーディング初心者でも構造的なアプリを直感的に構築できます。
Geminiの機能を活用できる
Opalでは、GoogleのGeminiをはじめとするAIモデルを自在に組み合わせて活用できます。
テキスト生成に加えて、画像や音声、動画などを活用したアプリを作成可能です。
以下の画像のように、ステップごとに使用するモデルを選択し、用途に合わせた生成処理を直感的に構築できます。

複数のモデルを一括で扱えるため、高度なコンテンツ生成アプリをノーコードで構築でき、作業の幅も表現の自由度も格段に広がります。
調べて理解する段階と、実際に手を離せる段階のあいだには、まだ一段あります。
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AIエージェントセミナーの日程を選ぶOpalのエージェント機能(agent step)でできること
2026年2月24日、OpalにAIエージェントを構築できる「agent step」が追加されました。
従来のOpalは、ステップごとに使うAIモデルを自分で選んでワークフローを組む形でした。agent stepでは「generate」ステップでモデルの代わりにエージェントを選べます。
Google Labsの公式ブログによると、agent stepで使えるのは以下の4点です。
- 目標にもとづいて最適な経路を自律的に判断し、適切なツールとモデルを呼び出す
- セッションをまたいで情報を記憶する
- カスタムロジックにもとづく複数の経路を定義し、適切なステップへ自動で遷移する
- 情報が足りないとき、エージェント側からユーザーにチャットで質問する
Opalは「ミニアプリを作るツール」から、AIエージェントも作れるツールへ広がりました。手順を指定しなくても、目的を伝えればエージェントが進め方を決めます。
>公式ブログはこちらから
【無料で使える?】Opalの料金プラン
Opalの料金について、Googleは公式な案内を出していません。有料プランや課金の案内も出ていません。
公式ドキュメントと公式FAQで確認できるのは、以下の2点だけです。
- 対象の国と地域のすべてのユーザーに公開されている
- 利用料金・有料プラン・従量課金についての記載はない
Google Labsから提供されている実験的なツールのため、提供条件が今後変わる可能性もあります。業務で本格的に使う前に、公式FAQで最新の案内を確認しておきましょう。
>公式FAQはこちらから
料金の案内がない段階でも、機能そのものは試せます。まずは実際に触って、自分の業務に合うかを確かめてみてください。
プランを上げても、作業する人が自分のままでは、増えるのは使える機能だけです。
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AIエージェントセミナーの日程を選ぶOpalで作成したアプリは商用利用可能
Opalで作成したアプリは、商用利用が可能です。
OpalはGoogleから提供されているツールであり、作成したアプリやコンテンツにはGoogleの利用規約が適用されます。
Googleの利用規約には、以下のように記載されています。
ユーザーのコンテンツはユーザーに帰属します。つまり、コンテンツに含まれるユーザーの知的所有権はすべてユーザーが保持します。
引用:利用規約(Google)
Opalで作成したアプリを商品やサービスとして提供したり、業務利用したりできます。
ただし、用途によっては制限が発生する場合もあるため、商用利用を行う前にGoogle利用規約を確認しておきましょう。
Opalは日本でも利用できる
Opalは日本でも利用できます。以前は日本からアクセスできず、VPNで米国のネットワークにつなぐ必要がありましたが、現在はその必要はありません。
提供地域は、公開から段階的に広がってきました。
- 2025年7月24日:米国限定の公開ベータとして提供開始
- 2025年10月7日:日本・カナダ・インド・韓国など15の国と地域へ拡大
- 2025年11月6日:160以上の国と地域へ拡大
Google Labsの公式FAQにある「Opalを利用できる国」の一覧にも、日本(Japan)が記載されています。
>公式FAQはこちらから
公式サイトにGoogleアカウントでログインすれば、そのまま使い始められます。次の章で基本的な手順を見ていきましょう。
Opalの使い方
ここでは、Opalの基本的な使い方を紹介します。以下は、実際にOpalを使ってアプリを作成する際の基本的な手順です。
- Opalの公式サイトにアクセス・ログインする
- 新しくアプリを作成する
- 作成したいアプリの内容を入力する
- アプリを実行・編集・共有する
新しくアプリを作成する
ログイン後、Opalのメイン画面が表示されます。ここでは、新しいアプリの作成やOpal公式が用意したサンプルアプリを試せます。

新しくアプリを作成したい場合は、画面右上の「Create New」を選択すると、アプリ作成画面へ進みます。

Opal公式が用意したサンプルアプリを試したい方は「Gallery」の中から好きなアプリを選択してみてください。

- Blog Post Writer(ブログ記事自動生成)
- Book Recs(本のおすすめ生成)
- Fashion Stylist(ファッション提案AI)
- City Games(AI都市ゲーム生成)など
まずは試しに触ってみるのもおすすめです。
アプリの内容を入力する
「Create New」を選ぶと、アプリ作成用の画面が表示されます。画面下の入力欄から作成するアプリの内容を入力できます。

入力後は右側のボタンを押すと自動でアプリの流れを生成します。
また、画面上部には機能ごとのボックスが用意されており、ここから手動で各機能を追加してアプリを作成できます。

ボックスを選択後、右側に機能の内容を入力します。また、モデルの選択や出力形式も選べます。

機能を追加した後は、それぞれのブロックを線でつなぐだけで、アプリ内の処理の流れを作成できます。

アプリを実行・編集・共有する
アプリを実行する場合は「Preview」タブに切り替えて「Start」を押すと、作成したアプリの動作を確認できます。

作成済みのアプリは、後から機能の追加や内容の修正が可能です。ボックスや下部の入力欄を使って、自由に編集できます。
完成したアプリは、右上の「Share App」から共有できます。リンクを送るだけで、誰でもあなたのアプリにアクセス可能です。

Opalの土台になっているGemini本体の使い方も押さえておくと、アプリ作成の幅が広がります。Geminiの使い方は以下の記事で機能別に解説しています。
筆者が実際にOpalで作成した5つのアプリ
ここでは、筆者がOpalを使って実際に作成した5つのアプリを紹介します。
- アイデア整理メモアプリ
- 発音トレーニングアプリ
- 家の間取り&外観作成アプリ
- BGM自動生成アプリ
- 映像でリサーチ内容解説アプリ
以下のアプリは、Opalが日本で提供される前の2025年8月に、筆者がVPN経由で作成したものです。現在は日本からそのまま試せるので、具体例として参考にしてください。
アイデア整理メモアプリ
今回は、Opalのテキスト生成機能を試すために、入力したテーマに関連するアイデアや構成要素を自動で提案し、メモ形式で表示するアプリを作成しました。
以下は入力したプロンプトです。
#アプリ名
アイデア整理メモアプリ
#説明
テーマや話題を1つ入力してください。アプリはその内容に関連するアイデアや見出しを自動で生成し、整理されたメモ形式で表示します。
#プロンプト
あなたは企画構成の専門家です。
以下の情報にもとづいて、次のステップを実行してください。
1.ユーザーが入力したテーマから、関連するキーワードを5つ挙げてください。
2.そのキーワードをもとに、小見出し+要点を3〜5個整理してください。
3.出力形式は「テーマ→キーワード→小見出しと説明」という順番で構造的にまとめてください。
生成時間:10秒
テーマを1つ入力するだけで、関連するアイデアがきれいに整理された状態で表示されるアプリが生成されました。
Opalを活用すれば、Geminiを使ったアプリを作成できます。
発音トレーニングアプリ
今回は、Opalで音声機能を試すために、入力した文章をお手本音声として再生し、発音のアドバイスも表示するアプリを作成しました。
以下は入力したプロンプトです。
#アプリ名
発音トレーニングアプリ
#説明
英語または日本語のフレーズを入力してください。アプリがその文章を読み上げる音声を生成し、より自然に発音するための一般的なアドバイスを表示します。
アドバイスの文章は日本語で表示してください。
#プロンプト
あなたは発音指導のコーチです。
ユーザーがフレーズを入力したら、次のことを行ってください。
1.入力された文章の読み上げ音声を生成する。
2.その言語の自然な発音のために、一般的なアドバイスを提示する。
3.とくに、発音やリズムに関するよくある課題に焦点を当てる。
生成時間:30秒
生成されたアプリは簡易的な構成ではあるものの、入力した文章に対して音声を再生し、発音のアドバイスを表示しました。
Opalを活用すれば、音声機能を搭載したアプリを簡単に作成できます。
家の間取り&外観作成アプリ
今回は、Opalの画像生成機能を試すために、入力した内容にそって家の間取りと外観を作成するアプリを作成しました。
以下は入力したプロンプトです。
#アプリ名
間取り&外観作成アプリ
#説明
ユーザーが選択形式で入力した条件をもとに、住宅の「間取り図」と「外観イメージ」の2枚の画像を自動生成します。
#プロンプト
あなたはプロの建築士です。
以下の内容にそって、住宅の「外観イメージ」と「間取り図」の2枚を生成してください。
1.ユーザーに選択形式で住宅の条件(階数・外観スタイル・駐車場・バルコニー・その他要望など)を入力させる。
2.入力された情報をもとに、現実的かつリアルな3D外観イメージを生成する。
3.同じ条件から、部屋名・広さを明記した実用的な2D間取り図を生成する。
生成時間:1分
出力画像の間取りの内容に違和感はありますが、入力した内容から2枚の画像を生成しました。
Opalを活用すれば、画像生成機能を搭載したアプリを簡単に作成できます。
BGM自動生成アプリ
今回は、Opalの音楽生成機能「Lyria 2」を試すために、入力した気分や用途に合ったBGMを自動で作成するアプリを作成しました。
以下は入力したプロンプトです。
#アプリ名
BGM自動生成アプリ
#説明
気分やシーンに合ったBGMを生成できます。集中したい、リラックスしたい、作業中のBGMが欲しいといった用途に対応します。
#プロンプト
あなたは音楽プロデューサーです。
以下の情報にもとづいて、インストゥルメンタルのBGMを1曲生成してください。
1.ユーザーが入力した「気分」「目的」「長さ」をもとに曲の雰囲気を決めてください。
2.Lyria 2を使って、テキストからインスト音楽を生成してください。
3.生成した音源は、そのまま再生可能な形式で出力してください。
生成時間:1分
生成されたアプリは、気分や目的を入力するだけで、Lyria 2がその雰囲気に合ったBGMを自動生成し、再生画面に表示されました。
Opalを使えば、「Lyria 2」の音楽生成機能を活かしたアプリを作成できます。
映像でリサーチ内容解説アプリ
今回は、OpalのDeep Research機能と動画生成機能「Veo」を組み合わせて、調べたいテーマの要点を整理し、解説映像として出力するアプリを作成しました。
以下は入力したプロンプトです。
#アプリ名
映像でリサーチ内容解説アプリ
#説明
調べたいテーマを入力すると、要点が自動で整理され、それにもとづく動画を生成して表示します。
#プロンプト
あなたは解説コンテンツの専門家です。
以下の手順で、視覚的にわかりやすいリサーチ映像を作成してください。
1.ユーザーが入力したテーマをもとに、要点(背景・現状・課題・未来)を簡潔に整理してください。
2.その要点にもとづいて、説明に適した映像構成(ナレーション・テキスト・映像イメージ)を作成してください。
3.Veoを使って、内容に合った映像を生成してください。
生成時間:4分
DeepResearchで収集した情報をもとに動画を生成できましたが、再生時間が最大8秒に制限されていたり、音声が付かないなどの課題がありました。
動画の長さや音声の有無といった制限はあるものの、Opalを活用すれば、Webサイト連携型のアプリや動画を生成するアプリも作成できます。
Opalと他のノーコードAIツールとの違い
Opalは、他のノーコードAIツールと比べて直感的な操作性とGeminiを標準搭載している点で優れています。
以下に、Opalと主要なノーコードAIツール(DifyやJinbaFlow、Create、Replit)を比較してまとめました。
| 項目 | Opal | Dify | JinbaFlow | Create | Replit |
|---|---|---|---|---|---|
| 開発社 | Dify.AI | Jinba | create.xyz | Replit Inc. | |
| 料金(税込) | 公式の案内なし | Sandbox:無料 Professional:約9,500円/月 Team:約25,700円/月 | 無料プラン:無料 基本プラン:約970円/月 プロプラン:約4,000円/月 | 無料プラン:無料 Proプラン:約3,000円/月 Businessプラン:約16,000円 | Starterプラン:無料 Replit Coreプラン:約3,200円/月 Teamsプラン:約5,700円/月 |
| 操作性 | ◎ | ◯ | ◎ | ◎ | △ |
| できること | Geminiによるアプリ作成 音声・画像・検索統合 agent stepでエージェント構築 | チャットボット開発 RAG・DB・API連携 | 業務用チャットAIや社内ツール構築 | プロンプト連携アプリ 自動化ツールのデザイン | AIエージェントでアプリ構築 Web/Python対応 |
| おすすめの人 | 初心者 Geminiを試したい人 | 業務自動化を目指す中〜上級者 | ノーコード非エンジニア(日本語UI重視) | デザイン重視の初心者 | エンジニア志望 コードも書きたい人 |
| 公式サイト | Opal | Dify | JinbaFlow | Create | Replit |
筆者自身がOpalを試したときは、操作が非常に簡単で、生成スピードも速く、ストレスなく利用できました。とくに音声やテキストのやり取りを活用した簡易的なアプリ作成に向いていると感じました。
自分の目的に合ったノーコードAIツールを試してみてください。
Opalを使ってGemini搭載アプリをノーコードで作成しよう
Opalは、プログラミングの知識がなくても、対話形式と視覚的な操作でGeminiを搭載したアプリを簡単に作成できます。
日本を含む160以上の国と地域で公開されており、VPNを使わずにそのまま利用できます。
2026年2月に追加されたagent stepを使えば、ミニアプリだけでなく、自律的に動くAIエージェントも構築できます。
本記事で紹介した使い方や作成事例を参考に、まずは身近な作業をOpalに任せるところから試してみてください。
AIの使いどころが見えても、工程を前に進めるのは自分という点は変わりません。
SHIFT AIの無料オンラインセミナーでは、CodexかClaude Codeを自分のPCで動かすところまで一緒に進めます。以下のボタンから、ご希望の日程を選んでください。
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執筆者
西啓汰
フリーランスのSEO/AIライターとして活動。
生成AIツールを実際に検証し、その知見をもとに実務で活用できる情報発信を行っている。
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趣味は野球観戦とラジオ聴取。






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