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Geminiの料金プランを徹底解説!機能の違い・プラン選びの3つのポイントも

無料でも多機能なGoogleのGeminiには、機能が強化された個人向けのGoogle AI Pro・Google AI Ultra、法人向けのGoogle Workspaceという有料のプランがあります。

「有料版の方が優れている」と勧められても、料金や機能の違いを理解してからでないと、課金後に後悔してしまうかもしれません。

この記事では、Geminiの料金プランやプランごとの機能面での違い※について解説します。
※Gemini(無料)、Google AI Pro、Google Workspace

プラン選びの3つのポイントも詳しく解説するので、有料プランを検討されている方は最後までご覧ください。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員20,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は13万人超え(2025年10月現在)

「Geminiでもっと仕事を効率化させたい」「Geminiで具体的にどんなことができるのか知りたい」という方に向けて、この記事では「【2025年最新版】Gemini大全」を用意しています。

この資料では、Geminiの基本的な使い方や今話題のNano Bananaの使い方、Geminiで使える便利機能などを徹底解説しています。

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Geminiの料金プラン一覧(無料・有料)

Geminiの料金プランは、以下のとおりです。

プラン名対象料金(税込)
Gemini個人無料
Google AI Pro2,900円/月
Google  AI Ultra36,400円/月
Google WorkspaceBusiness
Starter
法人800円/月
Business
Standard
1,600円/月
Business
Plus
2,500円/月
Enterprise
Plus
契約内容で異なる
※Google Workspaceの料金:年払いにした場合

ここからは各プランの特徴について詳しく解説します。

なお、Geminiの始め方や使用方法については、下記の記事にて詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。

Gemini(無料)の特徴

Gemini公式サイトのトップ画面
出典:Google

Gemini(無料)は、Googleアカウントがあれば誰でも追加料金なしで利用可能です。チャット形式でAIに質問したり、文章の作成や要約、翻訳など基本的な機能を幅広く使用できます。

利用できるAIモデルは、高速回答の軽量モデルである「Gemini 2.5 Flash」と、制限は厳しめですが高精度モデルの「Gemini 2.5 Pro」です。日常的な質問や簡単な文章作成、画像生成であれば十分です。

一方で、大規模なデータ分析や長文資料の一括処理、高度なコード生成といった面ではGoogle AI Proには劣ります。

機能面では劣ってはいるものの、無料で始められるという手軽さから、多くのユーザーがAI活用の第一歩としてGeminiの無料版を活用しています。

Google AI Pro(有料)の特徴

Geminiの無料版とGoogle AI Pro、Google AI Ultraの料金と機能の表を示した画像
出典:Google

Google AI Proは、個人向けの有料プランです。高度なAIモデルの利用や各種機能拡張が含まれており、Googleのクラウドストレージもセットになっています。

Gemini(無料)と比べ、2.5 Proや他機能の利用制限が大幅に緩和されるため、利用中に制限がかかってしまうストレスが大幅に軽減されます。

また、GoogleがGeminiにアップデートを行う際、無料版に先行してGoogle AI Proに展開される場合が多く、いち早く最新機能を試せることがメリットです。

さらに、2025年5月21日にGoogleが大規模なアップデートを発表しました。動画生成に新機能が実装されたり、各モデルの推論力が向上するなど性能面が大幅に向上しています。

日常的にAIを活用して業務効率化を図りたい方や、大規模なデータ・文章を扱う機会が多い方にとって、費用を払う価値のある充実したプランと言えるでしょう。

以下の記事にてGoogle AI Proを詳しく解説しているので、こちらもぜひご覧ください。

関連記事: Gemini Advancedとは?できることや料金、無料版との違いを解説

Google Workspace(有料)の特徴

Google Workspaceの料金と機能の表を示した画像
出典:Google

Google Workspaceは、企業やチーム向けに設計されたプランです。組織の規模や必要に応じて適切なエディションが用意されており、料金も異なります。

法人向けプランならではの充実したサポートが揃っており、以下のような利用方法が可能です。

Googleの機能利用方法
Gmailメールの要約や返信文の提案
Google Chatチャットメッセージの翻訳や要約
Google ドキュメントドキュメントの自動要約や文章改善提案
Google スライド画像生成を含むスライド資料作成支援
Google Meet会議の内容を書き起こす議事録作成
Google スプレッドシートスプレッドシート上でのデータ分析
Google ドライブDrive内PDF資料の分析

AIを複数メンバーで情報を共有しながら活用できるため、チームで共用したい方におすすめです。

以下の記事にてGoogle Workspaceを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事: GoogleWorkspaceでGeminiを無料利用可能に!個人利用についても解説

GeminiとGoogle AI Proの比較

ここからは、Gemini(無料)とGoogle AI Proについて以下の2つの視点で解説します。

  • 料金体系と提供内容の違い
  • 利用可能な機能・AI性能の違い

順番に解説するのでプラン選びの参考になさってください。

料金体系と提供内容の違い

まず、料金体系と各プランで提供される内容の違いを押さえておきましょう。

個人向けのGemini(無料)は完全無料で利用でき、Googleアカウントさえあれば追加費用は一切かかりません。

対して有料のGoogle AI Proは、月額料金が発生するサブスクリプション型のプランです。初回1ヶ月間は無料体験でき、大学生なら1年間無料※で利用できます。
※2025年10月6日までの申し込み

Google AI Proでは料金を支払う代わりに、2TBのクラウドストレージや高度なAIモデル利用権など、Google Oneプレミアムプランの特典がセットになっています。

有料プラン加入中は追加のGoogleサービスも活用できるため、単なるAI利用料にとどまらない付加価値が利用可能です。

関連して、Google Workspaceは企業向けの契約形態であり、各社が契約しているGoogle Workspaceの利用料にGoogle AI Proの機能が含まれます。

個人版Geminiがユーザー単位で提供されるのに対し、Google  Workspaceは組織単位で契約します。

利用可能な機能・AI性能の違い

Gemini(無料)とGoogle AI Proで利用できる機能やAIの性能面の主な違いをまとめます。

項目Gemini(無料)Google AI Pro(有料)
利用できるモデル・2.5 Flash
・2.5 Pro(5回/日)
・2.5 Flash
・2.5 Pro(100回/日)
Deep Research5回/月(2.5 Flash)20回/日(2.5 Pro)
ドキュメント処理32,000トークン100万トークン(最大1,500ページのテキスト)
画像生成機能100枚/日1,000枚/日
動画生成不可3本/日(Veo 3 Fast プレビュー)
時間指定アクション※不可制限あり
新機能へのアクセス不可優先
Google Oneストレージ15GB2TB
※定期的なアクションを通知させる機能

両プランともGoogleの高度な言語モデルを用いており、基本的な機能であれば軽量モデルの2.5 Flashでも、十分に高い精度で応えてくれます。

2.5 Proは両プランとも制限がありますが、Google AI Proでは無料版の30倍以上利用でき、Deep Researchは1日20回まで利用可能です。さらに、100万トークンという長文コンテキストの理解力が一段と向上し、画像は10倍も生成できます。

また、無料版でもテキストベースの生成AI機能はひと通り利用できる一方で、Google AI Proでは動画生成・時間指定アクションが利用できます。

プログラミングに関しても、有料版ではコード生成・支援能力が大幅に強化されており、開発者にとって心強いツールとなります。

このように、AI自体の応答精度・処理能力から利用可能な機能の範囲まで、Google AI Proは無料版を大幅に上回っています。

Geminiのプラン選びのポイント

自分に合ったGeminiのプランを選ぶ際には、以下の3つのポイントに注意しましょう。

Geminiのプラン選びのポイント
(利用目的の明確化と必要機能の確認/費用と得られる効果の評価/Gemini(無料)やトライアルで使用感を確認)

各ポイントについて詳しく解説します。自身にとって、Geminiの最適なプランを選ぶ際の判断材料にしてください。

「Geminiでもっと仕事を効率化させたい」「Geminiで具体的にどんなことができるのか知りたい」という方に向けて、この記事では「【2025年最新版】Gemini大全」を用意しています。

この資料では、Geminiの基本的な使い方や今話題のNano Bananaの使い方、Geminiで使える便利機能などを徹底解説しています。

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利用目的の明確化と必要機能の確認

プランを選ぶ前に、あなたがGeminiを何の目的で使いたいのかをはっきりさせましょう。以下に具体例を示します。

Gemini(無料)をおすすめするケース

  • ブログ記事やメール文面の作成補助で利用したい
  • 費用をかけずに試してみたい
  • 簡単な問い合わせに答えてもらいたい

Google AI Proをおすすめするケース

  • 大規模なデータ分析や長文ドキュメントの要約を行いたい
  • GmailやGoogleドキュメント上から直接AIを利用したい
  • 最新のGemini環境で作業を行いたい

自分の利用シーンを具体的にイメージし、必要な機能がどのプランで提供されているかを確認しましょう。

料金と得られる効果の評価

有料プランへのアップグレードを検討する際は、月額料金に対してどれほどの業務効率化や付加価値が得られるかを評価しましょう。

評価するポイントの例は以下のとおりです。

  • 毎月コンスタントに作業時間が短縮できるか
  • アウトプットの品質が向上しているか
  • クライアントからの評価が高くなっているか

たまに思いついたときに使う程度であれば、有料版への支払いは割に合わないかもしれません。

フリーランスや個人事業主の方は、限られた予算内での投資となるため、投入した費用に見合うリターンが得られるかをシビアに見極める必要があります。

自分が置かれた状況を踏まえて、プラン変更によるメリットがどれだけ現実的かを評価しましょう。

Gemini(無料)やトライアルで使用感を確認

プラン選びに迷ったら、無料試用の範囲で徹底的に試してみるのがおすすめです。

Gemini(無料)は制限なく利用できますので、現在お使いの方は、やりたいことがどこまで可能かを試してみましょう。

無料版で物足りなさを感じた部分がある場合、課題が有料版で解決できるかを見極めます。

Google AI Proには1か月の無料トライアル期間が用意されているため、無料版との性能差や追加機能の便利さを実際に触って比較できます。

法人向けのGoogle Workspaceについても、14日間の無料トライアルが提供されているので、チームでの導入の参考となさってください。

無料で試せるものは積極的に活用し、自分に合ったプランかどうか納得した上で選択することが大切です。

Geminiの活用シーン別おすすめプラン

最後に、Geminiの活用シーン別のおすすめプランを紹介します。

Geminiの活用シーン別おすすめプラン(AI活用を手軽に始めたいならGemini(無料),高度なAI機能で業務効率化を図るならGemini Advanced(有料),チームでAIを活用するならGoogle Workspace(有料))

おすすめプランと自身の状況を照らし合わせて、最適なプランを選んでください。

AI活用を手軽に始めたいならGemini(無料)

「とりあえずAIを試してみたい」「費用をかけずに業務で活用したい」という場合は、迷わずGemini(無料)からスタートしましょう。

無料版でも、以下のような基本的な機能はひと通り揃っているため、多くのユーザーにとって十分実用的な結果を得られます。

  • 質問応答
  • 文章作成
  • 翻訳
  • 画像生成
  • Deep Research
  • 音声概要
  • Gem

とくにAI初心者や、小規模なタスクでの利用を想定している方にとって、無料版の気軽さは大きなメリットです。

無料版でGeminiの実力を体感したうえで、有料版へのアップグレードを検討しましょう。

高度なAI機能で業務効率化を図るならGoogle AI Pro

文章作成や分析、コーディングなどでAIを本格的に活用して業務効率化を図りたいなら、Google AI Proがおすすめです。

Gemini(無料)と比べて、Google AI Proでは利用制限が大幅に緩和されるため、さまざまな機能をストレスなく使うことができます。

たとえば以下のようなシーンで活用でき、業務の生産性を飛躍的に高められるのです。

  • 長大な企画書のドラフトを作成する
  • 複雑なデータから洞察を引き出す

とくに普段からGoogleドキュメントやスプレッドシート等を駆使している方にとっては、ツールとAIがシームレスに統合される恩恵は大きく、有料版の価値を実感できるでしょう。

仕事や開発でAIをフル活用したい方であれば、Google AI Proがおすすめです。

チームでAIを活用するならGoogle Workspace

社内やチーム全体でAIを活用したい場合には、Google Workspaceが最適です。

Google Workspaceの各ツールにAIアシスタントが組み込まれるため、メンバー全員が日常業務の中でAIのサポートを受けられます。

以下のような場面で活用でき、組織全体の生産性向上が期待できるでしょう。

  • 営業チームのGmailでのメール作成
  • プロジェクトチームの提案書のブラッシュアップ

さらに、Google Workspaceであればデータの扱いも安全で、機密情報を含む社内資料の要約や分析も安心して実行可能です。

チームでAI活用を検討しているなら、Google Workspaceの導入を前向きに検討してみてください。

Geminiの料金を把握して、自分に合ったプランを選ぼう

Google Geminiのプランごとの料金について解説しました。本記事の内容を参考にして、自分に合ったプランを選んでください。

プラン名対象料金(税込)
Gemini(無料)個人無料
Google AI Pro2,900円/月
Google  AI Ultra36,400円/月
Google WorkspaceBusiness
Starter
法人800円/月
Business
Standard
1,600円/月
Business
Plus
2,500円/月
Enterprise
Plus
契約内容で異なる
※Google Workspaceの料金:年払いにした場合

プランを選ぶ際には、自分の利用目的や使用頻度に照らし、無償のトライアル期間をうまく活用して有料版の機能も見極めましょう。

Geminiは現在も進化を続けており、今後もさらなる機能強化や新プランの登場も期待されます。

本記事のポイントを参考に、Geminiの料金プランを正しく理解した上で、自分に合ったプランを選択し、AIの力を最大限に活用してください。

「Geminiでもっと仕事を効率化させたい」「Geminiで具体的にどんなことができるのか知りたい」という方に向けて、この記事では「【2025年最新版】Gemini大全」を用意しています。

この資料では、Geminiの基本的な使い方や今話題のNano Bananaの使い方、Geminiで使える便利機能などを徹底解説しています。

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執筆者

中島正雄

Webライター、ITコンサルタント、パーソナルトレーナーとして大阪を拠点に活動中。
自身はAIを活用して執筆時間をおよそ半分に削減。またコンサル先からもAIで業務改善につながったと喜ばれている。
SHIFT AIではSEOメディアにライターとして関わる。趣味はプロレス観戦。