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【初心者向け】Claude CodeのHooks機能の使い方と設定手順

Claude Codeを使い始めたものの、毎回同じ確認を頼むのが面倒ではありませんか。Hooks機能を使うと、決めたタイミングで通知やチェックを自動実行できます。

ただし、設定したコマンドは自分の権限で動くため、安全確認が欠かせません。

本記事では、仕組みや設定手順、活用例、動かない場合の対処法を解説します。最初は小さな通知から試し、安全に自動化の範囲を広げましょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Crypto株式会社 顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員40,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は15万人超え、SNS総フォロワー数:25万人超え(2026/06時点)。

使い方がわかっても、作業を任せるところまでは進めず「結局は自分で手を動かしている」という方は少なくありません。

チャットに指示を出して、返ってきた内容を確認して、また次を頼む。この繰り返しは自分の時間を使い続けます。

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Claude CodeのHooks機能の基本

Hooks機能の基本は、次の2点に分けると理解しやすくなります。

  • 決められたタイミングで処理を自動実行する仕組み
  • 日本語の指示やCLAUDE.mdとの違い

まずは、普段の指示とは異なる役割を押さえましょう。

決められたタイミングで処理を自動実行する仕組み

Hooks機能は、決めた条件に合うと作動する自動スイッチです。

Claude Codeがツールを使う前後や作業を終えたときに、指定した処理が動きます。

  • 編集後のファイル確認
  • 入力待ちを知らせる通知
  • 応答終了後のログ保存
  • 毎回同じ条件で行う品質チェック
  • 特定操作の直前に毎回行う安全確認

毎回「終わったら知らせて」と頼む必要がなくなり、作業漏れも防ぎやすくなります
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日本語の指示やCLAUDE.mdとの違い

Hooks機能とほかの指示方法では、処理を実行する確実性と役割が異なります。

日本語の指示は、その場で頼みたい作業に適しています。CLAUDE.mdは、守ってほしい方針を伝えるファイルです。

方法主な役割
日本語の指示その場の頼み事
CLAUDE.md守ってほしいルール
Skills繰り返し使う作業手順
permissions操作を許可する範囲
Hooks機能特定時点で動く自動処理

用途に応じて使い分ければ、複雑な指示を毎回書かずに済みます。CLAUDE.mdは指示であり、特定処理の実行を技術的に保証するものではありません。

Hooks以外の機能や料金プランを含めたClaude Codeの全体像は、以下の記事で解説しています。

Hooks機能を構成する3つの要素

本記事では、機能全体を「Hooks機能」、登録した自動処理を「Hook」と表記します。

設定内のhookは、実行方法を定義する要素です。event、matcherと組み合わせます。

3つを「いつ・何に・何をする」と置き換えると、設定を読みやすくなります。

Hooks機能を構成するevent・matcher・hookの3要素の関係を示した図解

処理のタイミングを決めるevent

eventは、自動処理を動かすタイミングを表します。

ファイル編集の前後、通知の発生時、応答の終了時などから目的に合うものを選びます。

  • PreToolUse:ツールの実行前
  • PostToolUse:ツールの実行後
  • Notification:通知の発生時

最初に「いつ動いてほしいか」を決めると、必要なeventを選びやすくなります。

イベント名は大文字と小文字を含め、公式表記のまま指定してください。自己流で書き換えると、意図した時点で動きません。

処理対象を絞るmatcher

matcherは、eventから渡される値をパターンと照合する条件です。

照合する値はeventごとに異なります。空のmatcherは、対象を絞らない指定です。

  • Write:ファイルの新規作成や上書き
  • Edit:既存ファイルの部分編集
  • Notification:通知の種類を表す値

PreToolUseやPostToolUseではツール名、Notificationでは通知の種類を照合します。

適切なmatcherで範囲を絞ると、不要な実行を減らせます。

実行内容を指定するhook

hookは、条件に合ったときに実際に行う処理を指定する部分です。

初心者がよく使うcommand形式では、端末で実行するコマンドを登録します。

  • 通知の表示
  • 整形ツールの実行
  • 日時のログ保存
  • 処理失敗時のメッセージ出力
  • 処理結果をClaude Codeへ返す設定

hookには種類と実行内容を設定します。command形式以外もあります。

内容を理解してから登録すれば、安全性を保てます。
>Anthropic公式のHooksリファレンスはこちらから

Claude CodeにHooks機能を設定する手順

Hooks機能は、目的の決定から動作検証まで4つの手順で設定します。

最初から複雑な自動化を目指さず、停止しやすい処理から試しましょう。

Claude CodeにHooks機能を設定する4つの手順を縦に並べた図解

自動化する作業と実行時点の決定

最初に、何をいつ自動実行したいかを1文で整理します。

初心者には、ファイルを変えない通知が適しています。失敗しても成果物へ影響しにくいためです。

  • 作動時点:Claude Codeが処理を終え、次の入力を待つとき
  • 実行内容:デスクトップ通知の表示
  • 停止方法:設定JSONから対象の登録を削除
  • 確認方法:テスト用フォルダで動作確認

「event」「対象」「処理」「停止方法」の4点も先にメモします。

成果物を変更しない処理を初回に選ぶと、失敗時の影響も抑えられます。

settings.jsonへの設定追加

設定は、Claude Codeに日本語で依頼して追加します。

読者がJSONを手入力したり、コードの細部まで確認したりする必要はありません。

プロジェクト内の自分だけに適用するHookを設定してください。
変更前に、設定の目的・適用範囲・外部送信の有無を日本語で説明してください。

Claude Codeは依頼内容に合わせて設定を作ります。読者は、何が起き、どこまで影響するかを日本語で確認します。

以下のJSONは設定の完成例です。手入力や暗記は不要であり、Claude Codeに作成と反映を任せられます。

{
  "hooks": {
    "PostToolUse": [
      {
        "matcher": "Write|Edit",
        "hooks": [
          {
            "type": "command",
            "command": "echo 'ファイル編集を検知しました'"
          }
        ]
      }
    ]
  }
}

影響範囲を限定したい場合は、プロジェクトの「.claude/settings.local.json」を選びます。

保存先適用範囲
~/.claude/settings.json自分が使う全プロジェクト
.claude/settings.jsonプロジェクト内でチーム共有
.claude/settings.local.jsonプロジェクト内の自分だけ

設定前に、自分だけに適用されることと、外部へ情報を送らないことを確認してください。

/hooksによる登録内容の確認

追加後は「/hooks」を開き、登録したeventとコマンドを閲覧します。

「/hooks」は登録済みHookの閲覧用です。この画面から設定の追加や変更はできません。

  • 設定した目的
  • 設定が動くタイミング
  • 自分だけかチーム全体かの適用範囲
  • 外部送信やファイル削除の有無

個別のHookを選ぶと、保存元も確認できます。

内容がわからない場合は、Claude Codeへ日本語で説明させます。読者自身がJSONを読んで判断する必要はありません。

テスト環境での動作検証

設定後は、重要なファイルがないテスト用フォルダで動作を確かめます。

通知のHookなら、Claude Codeへ確認が必要な作業を依頼し、通知の有無を見ます。

  • 意図した場面で処理が動くか
  • 別の場面で誤って動かないか
  • 処理失敗時に原因を確認できるか
  • 設定削除後に元の作業へ戻れるか

成功と失敗の両方を試し、想定外の時点で動かないことも確かめます。

1回の成功だけで判断せず、数回試してください。日時と結果をメモすると、変更後の比較にも役立ちます。

Hooks機能の主な活用例

Hooks機能には、通知から安全対策まで4つの代表的な活用例があります。

目的と危険性を比べ、自分の作業に合うものを一つずつ取り入れましょう。

Hooks機能の主な活用例4つをカードで並べた図解

入力待ちを知らせるデスクトップ通知

デスクトップ通知は、初心者が効果を確認しやすい活用例です。

長い作業中でも、Claude Codeが処理を終えて次の入力を待つ時点に気づけます。

Notificationイベントには、OSの通知コマンドを設定します。対象にできる主な状態は次の2つです。

  • idle_prompt:処理を終え、次の入力を待つ状態
  • permission_prompt:操作の承認待ちの状態

通知コマンドは、自分のOSに合わせて設定してください。

私のOSで、Claude Codeが処理を終えて次の入力を待つときに
デスクトップ通知を出すHookを設定してください。
プロジェクト内の自分だけに適用し、設定前にコマンドの意味を説明してください。

通知だけなら成果物を変更せず、小さな自動化の便利さを体験できます。

ファイル編集後の自動チェック

PostToolUseを使うと、ファイル編集後の確認作業を自動化できます。

人が確認を頼み忘れても、条件に合う編集の後に毎回同じ処理が動くためです。

  • 文章の表記確認
  • コードの整形
  • 簡単なテストの実行
  • 失敗内容の画面表示
  • 対象ファイルだけの限定チェック
  • 処理時間を抑えた軽い自動事前確認

整形やテストが失敗した際の表示も決めておきます。

最初は対象ファイルを限定してください。重いテストを毎回動かすと、作業時間が延びます。

危険な操作の実行制限

PreToolUseでは、ツールが動く前に内容を調べて制御できます。

重要なファイルへの書き込みや、危険なコマンドの実行を止める用途が代表例です。

  • 保護するファイルやフォルダ
  • 許可しない操作の種類
  • 通常操作を妨げない条件
  • 制限を安全に解除する際の手順

別のツールや書き方で、同じ操作が行われる可能性もあります。

Hookだけを過信せず、OS側の権限管理やバックアップも併用します。通常操作への影響もテストしてください。

作業履歴のログ保存

Hookを使えば、処理が起きた日時や作業内容をログへ残せます。

後から問題が起きたときに、いつ何を実行したかを確認しやすくなるためです。

  • 記録する日時と処理名
  • ログの保存先と保存期間
  • ログを閲覧できる人の範囲
  • 記録しない会話や秘密情報
  • 不要になったログの整理方法

ログの保存期間と、閲覧できる人も決めてください。

目的に不要な本文や入力内容は記録しない方針なら、情報漏洩の危険を抑えられます。不要なログは社内ルールに沿って整理します。

Hooks機能を安全に使うための注意点

Hooks機能を安全に使うには、導入前に確認したい4つの注意点があります。

Hookのコマンドは確認を待たずに動く場合があるため、実行前の確認が重要です。

Hooks機能を安全に使うための注意点4つをカードで並べた図解

実行コマンドと外部送信先の確認

他人の設定を使う前に、コマンドと外部URLを1行ずつ確認してください。

Hookは自分のパソコン上で、自分と同じ権限を使って処理を実行するためです。

  • ファイルを削除する処理
  • 外部へ情報を送る処理
  • 広い範囲を変更する処理
  • 自分で説明できない処理
  • 目的が不明な長いコマンド

「curl」などの外部通信や「rm」などの削除処理には、とくに注意が必要です。

内容が読めなければ登録を止めます。送信先だけでなく、送るデータの内容も確認してください。

認証情報を直接書かない設定

APIキーやパスワードは、Hookの設定ファイルへ直接書かないでください。

チーム共有するsettings.jsonへ書くと、Gitを通じて外部へ漏れるおそれがあります。

  • APIキー
  • パスワード
  • アクセストークン
  • 秘密情報を含む環境変数
  • 外部サービスへの接続用認証情報

ログ出力にも秘密情報を含めないでください。

書き込んだ認証情報は、管理画面で無効化して再発行します。最初は外部連携のないHookを選んでください。

ローカル環境から始める段階的な導入

初回は、自分だけに適用するsettings.local.jsonへ設定します。

チーム全体へ共有すると、ほかの人のOSや作業にも影響する可能性があるためです。

  1. 通知
  2. 読み取りだけのチェック
  3. ファイル変更を伴う処理
  4. チーム全体への共有
  5. 共有後の一時停止手順の周知

チーム共有へ移す前に、利用OSや必要なコマンドも確認します。

影響の小さい設定から進めると、原因を探しやすくなります。共有時は事前に停止手順も添えてください。

permissionsやGitを併用した安全対策

Hooks機能だけでなく、permissionsとGitも併用してください。

permissionsはClaude Codeのツール呼び出しを制限します。HookのOSコマンドは制限しません。

  • permissions:Claude Codeのツール呼び出しを制限
  • OS側の権限:Hookコマンドが利用できる権限を管理
  • Git:変更差分の確認と復元

Hookコマンドは自分と同じOS権限で動き、permissionsによる隔離の対象外です。permissionsはClaude Codeの操作に対する補助的な防御です。

注意点を押さえておけば、AIは安心して任せられる相手になります。

作業をまるごと任せるAIエージェントでは、この見極めがそのまま成果の差になります。

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Hooks機能が動かない場合の対処法

Hooks機能が動かない場合は、設定から実行環境まで4点を順番に確認します。

一度に複数箇所を変えず、原因を一つずつ切り分けましょう。

Hooks機能が動かない場合の対処4ステップを縦に並べた図解

settings.jsonの保存場所と記述内容

最初に、設定ファイルの保存場所とJSONの記述を確認します。

別プロジェクトのsettings.local.jsonへ保存した設定は、現在の作業では動きません。

  • 読み込まれる場所へ保存されているか
  • 括弧やカンマが不足していないか
  • 既存設定を誤って消していないか

同名ファイルが複数ある場合は、読み込まれたファイルを確認します。

Claude CodeへJSONの構文確認も頼めます。修正前の設定を保存すれば、元へ戻せます。

eventとmatcherの指定範囲

設定が表示される場合は、eventとmatcherがテスト内容に合うかを見ます。

PostToolUseを設定しても、ファイル編集が起きなければ対象のHookは動きません。

  • eventが実際に発生したか
  • matcherが実際の入力値と一致したか

Notificationのmatcherへツール名を書いても一致しません。

一時的に条件を単純化すると、原因を探しやすくなります。確認後は元の条件へ戻してください。

コマンドのパスと実行権限

条件が正しければ、コマンドの場所と実行権限を確認してください。

普段の端末で動くコマンドでも、HookではPATHなどの環境差により見つからない場合があります。PATHは、実行ファイルを探す場所の一覧です。

  • 実行ファイルを絶対パスで指定
  • 対象スクリプトの実行権限を確認

デバッグログを有効にすると、Hookの実行結果を追いやすくなります。

コマンド単体でもテストしてください。Hook設定と分けて調べると、原因を早く特定できます。

claude --debug

ログは「~/.claude/debug/<session-id>.txt」で確認できます。保存先を決める場合は「–debug-file」を使います。

設定の無効化と削除

原因がわからない場合は、設定JSONから問題のHookを削除して元の作業へ戻します。

「/hooks」で対象を確認し、保存元の設定JSONから該当する登録を削除してください。

  • 「/hooks」で対象と保存元を確認
  • 設定JSONから対象の登録を削除
  • 再登録後にもう一度テスト
  • 変更前の設定内容を復元用に保存

全Hookを一時停止する場合は、設定へ次の項目を追加します。

"disableAllHooks": true

managed scopeのHookには、この一時停止設定が効きません。管理者へ変更を依頼してください。削除前には設定をコピーします。

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Claude CodeのHooks機能を小さな自動化から始める

Claude CodeのHooks機能は、決めた時点で指定した処理を自動実行する仕組みです。

eventで「いつ」、matcherで「何に」、hookで「何をするか」を設定します。

  • 自分専用の設定から開始
  • コマンドと送信先の確認
  • テスト後の段階的な拡大

まずは自分だけに適用する通知から始め、動作と停止方法を確かめてください。

業務へ広げる際は、機密情報と人が確認する範囲の設計が課題になります。

ここまでの手順どおりに進めれば、目の前の作業は確実に速くなります。ただ、作業が速くなっただけでは、空いた時間が別の作業で埋まってしまうのもよくある話です。

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目次

執筆者

宇津木隼人

複数のAI系SEOメディアでライターの経験。
専門・得意な領域はSEO/GEO/コンテンツマーケ/アプリケーション開発。