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Googleの新音楽生成モデル「Lyria 3 Pro」とは?料金や使い方、Suno・Udioとの違いを解説!

2026年3月25日、Google DeepMindがAI音楽生成モデルの最新版「Lyria 3 Pro(リリア スリー プロ)」を発表しました。

「Lyria 3と何が違うのか」「SunoやUdioと比べてどちらが自分に合うのか」と疑問に感じている方も多いでしょう。

AI音楽生成ツールは急速に進化しており、適切に活用できるかどうかで制作効率やアウトプットの質に差が生まれやすいです。

そのため、自分に合ったツールを選ぶための情報を把握しておく必要があります。

本記事では、Lyria 3 Proの主な特徴や料金プラン、Geminiアプリでの使い方をわかりやすく解説します。あわせて、Suno・Udioとの違いや商用利用時の注意点についても紹介します。

Lyria 3 Proの強みを理解し、自分の目的に合った活用方法を見つける参考としてぜひお役立てください。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員20,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は14万人超え(2026年1月現在)

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目次

Lyria 3 Proの3つの特徴

Lyria 3 Proは、2026年3月25日にGoogle DeepMindが発表した最新のAI音楽生成モデルです。Lyria 3の約1か月後にリリースされた上位版で、以下の3点で大幅に進化しています。

  • 最長3分間のフルソングをテキストから一括生成できる
  • イントロやサビなどの楽曲構造をプロンプトで指定できる
  • 画像をアップロードするだけで雰囲気に合った音楽を生成できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

最長3分間のフルソングをテキストから一括生成できる

Lyria 3 Proでは、Lyria 3の30秒制限から大幅に拡張され、最長約3分間の楽曲を生成できます。

Lyria 3とLyria 3 Proの生成スペックの違いは以下のとおりです。

項目Lyria 3Lyria 3 Pro
最大楽曲長30秒約3分
音声形式MP3MP3/WAV
サンプルレート48kHz48kHz

YouTube動画のBGMやSNS投稿用の楽曲など、実用的な長さのコンテンツを1回のプロンプトで作成できます。

また、以下の点にも対応しています。

  • インストゥルメンタル(楽器のみ)とボーカル付きの両方を生成可能
  • 日本語を含む8言語でのボーカル生成に対応

YouTube動画やSNS投稿のBGMを外注せずに自作できるため、コンテンツ制作のコストと時間を大幅に削減できます。

以下の記事では、Googleの音楽生成AI「Lyria 3」の特徴や使い方、他ツールとの違いについて紹介しています。従来のモデルについて詳しく知りたい方はご覧ください。

関連記事: Googleの新音楽生成AI「Lyria 3」とは?料金や使い方、Suno・Udioとの違いを徹底解説!

イントロやサビなどの楽曲構造をプロンプトで指定できる

Lyria 3 Proは楽曲構造を理解しており、プロンプトで曲の構成を細かく指定できます

指定できる楽曲構造の例は以下のとおりです。

  • イントロ
  • Aメロ(バース)
  • Bメロ
  • サビ(コーラス)
  • ブリッジ
  • アウトロ

たとえば、以下のようなプロンプトで構成を指定できます。

静かなピアノのイントロから始まり、Aメロでギターが加わり、サビに向けて徐々に盛り上がるポップス。テンポ120BPM
ジャズ風のイントロ→ファンキーなAメロ→エモーショナルなサビ→静かなアウトロの構成。サックスとピアノをメインに

従来のAI音楽生成で課題だった「平坦な1ループ感」が解消されるため、楽曲制作の経験がなくてもプロが作ったような構成の音楽を手軽に作成できます。

画像をアップロードするだけで雰囲気に合った音楽を生成できる

Lyria 3 Proは、テキストプロンプトだけでなく画像からも音楽を生成できるマルチモーダル機能を搭載しています。

画像をアップロードすると、以下の要素をAIが自動で読み取り、音楽に反映します。

  • 画像の色彩やトーン(暖色系は明るい曲調、寒色系は落ち着いた曲調など)
  • 写真の雰囲気やシーン(海辺ならリラックス、都市部ならアップテンポなど)
  • 被写体の感情やムード

音楽の知識がなくても、写真をアップロードするだけでシーンに合ったBGMを入手でき、動画編集の作業効率が大幅に向上します。

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Lyria 3 Proの料金プランは2種類

Lyria 3 Proの料金体系は、Geminiアプリで使うサブスクリプション型と、開発者向けのAPI従量課金型の2種類に分かれています。

  • Geminiアプリ向け
  • 開発者向けAPI料金

1つずつ確認していきましょう。

Geminiアプリ向け

GeminiアプリでLyria 3 Proを利用するには、Google AI Plus以上の有料プランへの加入が必要です。

無料プランではLyria 3 Proを利用できません。各プランの料金と生成上限は以下のとおりです。

プラン月額料金1日の生成上限
無料プラン無料利用不可
Google AI Plus$7.99(約1,200円)10曲
Google AI Pro$19.99(約2,900円)20曲
Google AI Ultra$249.99(約36,400円)50曲

まずはGoogle AI Plusで試し、生成頻度に応じてアップグレードすれば、無駄な出費を抑えながらAI音楽生成を始められます。

開発者向けAPI料金

開発者向けのAPI利用では、1曲ごとの従量課金制が採用されています。各モデルのAPI料金は以下のとおりです。

モデル名用途1曲あたり料金最大楽曲長
lyria-3-pro-previewフルソング生成$0.08(約12.8円)約3分
lyria-3-clip-previewクリップ生成$0.04(約6.4円)30秒
出典:Gemini API

APIの利用方法は以下の2つです。

  • Vertex AI経由:企業向けで、大量生成やアプリへの組み込みに適している
  • Gemini API経由:開発者向けで、Google AI Studioのプレイグラウンドでテスト可能

Google AI Studioのプレイグラウンドで手軽にAPI連携の実現性を確認できます。

【3ステップ】Lyria 3 ProをGeminiアプリで使う方法

Lyria 3 Proを最も手軽に利用できる方法は、Geminiアプリを経由する方法です。手順は以下の3ステップで完了します。

  1. Google AI有料プランに加入する
  2. Geminiで音楽生成モードを有効にする
  3. プロンプトを入力して音楽を生成する

実際の画面を確認しながら、順番に試してみてください。

ステップ1:Google AI有料プランに加入する

まず、Geminiアプリにアクセスし、有料プランに加入します。手順は以下のとおりです。

  1. GeminiアプリのWeb版またはモバイルアプリを開く
  2. 「プランをアップグレード」を選択する

GeminiアプリのWeb版またはモバイルアプリを開く

まずは、ブラウザ版Gemini、あるいはスマホアプリ(iOS/Android)で利用できます。

Googleアカウントを持っていれば簡単にログインできます。今回はブラウザ版Geminiで解説を進めます。

以下のような画面が表示されればログイン完了です。

Geminiアプリのホーム画面

「プランをアップグレード」を選択する

ログイン後、右上の「Google AI Plusにアップグレード」ボタンを選択します。

Geminiアプリ右上の「Google AI Plusにアップグレード」ボタンを矢印で示した画面

以下のように右上に「ULTRA」などプラン名が表示されていればアップグレード完了です。

Google AI Ultraにアップグレード済みのGemini画面。右上に「ULTRA」と表示されている

ステップ2:Geminiで音楽生成モードを有効にする

有料プランに加入したら、入力欄の下部にツールの一覧が表示されます。「ツール」と書かれたメニューを選択し、「音楽を作成」を選びます。

Geminiアプリで「ツール」メニューを開き「音楽を作成」を選択する操作手順を番号付きで示した画面

以下のようにリミックストラックの選択画面が表示され、入力欄に「音楽を作成」タグが付いていれば有効にできています。

Lyria 3 Proの音楽生成モードが有効になり、リミックストラック選択画面と「音楽を作成」タグが表示された状態

ステップ3:プロンプトを入力して音楽を生成する

音楽生成モードに切り替わったら、プロンプトを入力して音楽を生成します。手順は以下のとおりです。

  1. チャット入力欄にプロンプトを入力する
  2. 送信ボタンを押して生成を開始する
  3. 生成が完了したら、再生ボタンで試聴し、ダウンロードまたは共有する

チャット入力欄にプロンプトを入力する

音楽生成モードに切り替わったら、入力欄にテキストプロンプトを入力します。

Lyria 3 Proの入力欄にチルアウトBGMのプロンプトを入力した音楽生成画面

日本語にも対応しており、ジャンル・テンポ・楽曲構造などを自由に指定できます。

「+」から画像や動画をアップロードして生成も可能です。

Geminiアプリの「+」ボタンから「ファイルをアップロード」「ドライブから追加」などのアップロードメニューが展開された画面

送信ボタンを押して生成を開始する

プロンプトを入力したら右下の送信ボタンを押します。生成には数十秒〜数分かかります。

Lyria 3 Proで音楽を生成中の画面。「Defining Musical Parameters」と表示されトラックを作成している

生成が完了したら、再生ボタンで試聴し、ダウンロードまたは共有する

生成が完了するとプレイヤーが表示されます。再生ボタンで試聴し、気に入ったらダウンロードボタンからMP3ファイルとして保存できます。

Lyria 3 Proで生成完了した楽曲のプレイヤー画面。共有・保存ボタンと再生成ボタンの位置を矢印で表示

Lyria 3 Proで高品質な音楽を生成するプロンプトのコツ

Lyria 3 Proで思いどおりの楽曲を生成するには、プロンプトの書き方が重要です。プロンプトのコツは以下の6つです。

  • ジャンルと年代を指定する
  • テンポや曲の流れを指定する
  • 使用する楽器を指定する
  • ボーカルのスタイルを細かく指示する
  • オリジナルの歌詞を「Lyrics:」で指定する
  • 画像や動画をアップロードして雰囲気を伝える

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ジャンルと年代を指定する

ジャンルと年代を組み合わせて指定すると、イメージに近い楽曲が生成されやすいです。

ジャンルを指定しない場合、Lyria 3 Proはプロンプト全体の雰囲気から自動的にスタイルを判断します。そのため、意図しないジャンルの楽曲が生成される可能性があります。

狙った音楽性を再現するためにも、ジャンルと年代はできるだけ具体的に指定するのがおすすめです。

90年代のヒップホップとジャズを融合させた、リラックスできるインストゥルメンタル
80年代シンセポップと現代のK-POPを組み合わせた、明るくキャッチーなダンスチューン

ジャンルと年代を明確に指定し、理想に近い楽曲を効率よく生成しましょう。

テンポや曲の流れを指定する

テンポや曲の流れを指定すれば、楽曲全体の雰囲気を細かくコントロールできます。

「スローバラード」や「アップテンポ」といった表現に加え、BPM(1分あたりの拍数)を指定すれば、より具体的なリズム感を反映できます。

さらに、以下のように楽曲の展開(構成)も指示可能です。

静かなピアノのイントロから始まり、サビで一気に盛り上がるポップス。テンポ120BPM

テンポや楽曲の展開を具体的に指定すれば、イメージに近い楽曲を生成しやすくなります。

使用する楽器を指定する

使用する楽器を具体的に指定すれば、音色やアレンジの精度が高まります

楽器を指定しない場合、Lyria 3 Proはジャンルに合った楽器を自動で選択します。そのため、意図しないアレンジになる可能性があります。

狙ったサウンドを再現するためにも、使用する楽器はできるだけ明確に指定するのが効果的です。

アコースティックギターとチェロをメインにした、温かみのあるフォークバラード

また、あえて意外な楽器の組み合わせを試すと、独自性のある楽曲に仕上がります。

「ピアノ」だけでなく「ローズピアノ」や「グランドピアノ」といった具体的な楽器名を指定すれば、よりイメージに近い音色を再現できます。

ボーカルのスタイルを細かく指示する

ボーカルのスタイルを細かく指定すれば、楽曲の表現力を大きく高められます。

Lyria 3 Proでは、ボーカルの性別・声域・声質まで細かくコントロールでき、以下のような要素を指定可能です。

  • 性別(男性・女性)
  • 声域(バリトン・ソプラノなど)
  • 声質(力強い・ハスキー・ソウルフル・ブレシーなど)
  • コーラスやバックコーラスの有無
ハスキーな女性ボーカルで、サビではコーラスが重なるソウルフルなR&B

ボーカルを具体的に指定すれば、狙い通りの雰囲気に近づき、完成度の高い楽曲に仕上がります。

オリジナルの歌詞を「Lyrics:」で指定する

オリジナルの歌詞は「Lyrics:」を使って指定すれば、楽曲に正確に反映できます

自作の歌詞を反映させたい場合は、プロンプト内に「Lyrics:」と記載し、その後に歌詞を入力します。

  • 歌詞の前に「Lyrics:」と記載する
  • バックコーラスは括弧で囲む(例:「Let’s go (go)」)
  • 歌詞を指定しない場合は、テーマを明確に伝えるとAIが自動で歌詞を生成する
明るいポップス。女性ボーカル。
Lyrics:
空を見上げて 手を伸ばして (伸ばして)
明日はきっと 晴れるから

「Lyrics:」を活用すれば、伝えたいメッセージや世界観をそのまま反映でき、オリジナリティの高い楽曲を制作できます。

画像や動画をアップロードして雰囲気を伝える

画像や動画をアップロードすれば、テキストでは伝えにくい雰囲気を直感的に指定できます。

テキストだけでは表現しづらいニュアンスも、画像や動画を使えば視覚的に伝わるため、イメージのズレを防げます。

以下のようなポイントを意識すると、より正確に雰囲気を反映可能です。

  • 被写体の表情やポーズ、服装
  • 背景の場所や環境
  • 写真の中で起きているアクション

画像を1枚添付するだけで、テキストでは表現しにくいイメージも正確に伝わり、プロンプト作成の手間を大幅に減らせます。

【実践】Lyria 3 Proで実際に音楽を生成してみた

Lyria 3 Proの実力を確かめるために、テキスト・画像・動画のそれぞれの入力方法で音楽を生成してみました。

種類テーマ入力方法
BGMYouTube Vlog用のシネマティックBGMテキストから生成
夜景チルアウト画像(写真)から生成
日本語J-POPテキストから生成
桜バラード画像(写真)から生成
ウェディングソング動画から生成

作成したいテーマや種類、入力方法にあわせて音楽をチェックしてみてください。

【BGM】YouTube Vlog用の3分間シネマティックBGM:テキストから生成

まずは、Lyria 3 Proの長尺生成と構造指定機能を活かし、3分間のシネマティックBGMを生成してみました。

使用したプロンプトは以下のとおりです。

シネマティックなインストゥルメンタルBGM、テンポ90BPM、Dマイナー。静かなストリングスとピアノのイントロから始まり(30秒)、エレクトロニックなビートとシンセが加わる展開(60秒)、オーケストラとドラムが重なる壮大なサビ(60秒)、ピアノソロで静かに終わるアウトロ(30秒)。YouTube Vlog向けの映像に合う、感動的な雰囲気。

生成されたBGMは、イントロからアウトロまで指定した構成どおりに展開され、3分間の長尺でも破綻のない仕上がりです。

YouTube VlogやSNS動画のBGMとして活用したいときにおすすめです。

【BGM】夜景チルアウト:画像から生成

次に、テキストなしで夜景写真だけをアップロードし、画像から音楽を生成する機能を検証しました。

ビル群のネオンが反射する都会の夜景写真を送信し、写真の雰囲気がどの程度BGMに反映されるかを確認しています。

今回使用した画像は以下です。

Lyria 3 Proの画像入力で使用した都会の夜景写真。ビル群のネオンが反射している

実際に生成された音楽は以下です。

生成されたBGMは、夜景の静けさと都会的な雰囲気が反映されたチルアウト系のサウンドに仕上がっています

リラックス系の動画やポートフォリオ映像のBGMに活用したいときにおすすめです。

【歌】日本語J-POP:テキストから生成

次にLyria 3 Proの日本語ボーカル生成精度を確かめるために、Lyrics:プレフィックスで日本語歌詞を指定し、バックコーラスも含めたJ-POPを生成しました。

使用したプロンプトは以下のとおりです。

明るいJ-POPの女性ボーカル、128BPM。Lyrics: 朝の光が窓を向いて (oh) / 新しい一日が始まる (始まる) / 夢の続きを歩こう / どこまでも

生成された曲は、日本語の歌詞がクリアに発音され、バックコーラスも指定どおりに反映されています。

日本語のオリジナルソングやSNS投稿用の楽曲を作りたいときにおすすめです。

【歌】桜バラード:画像から生成

次に、桜の写真と短いテキストを組み合わせて歌モノを生成しました。

満開の桜並木の風景写真をアップロードし、「春をテーマにしたバラード、女性ボーカル」とテキストを添えて生成しています。

以下のプロンプトを入力しました。

春をテーマにしたバラード、女性ボーカル

今回使用した画像は以下です。

Lyria 3 Proの画像入力で使用した満開の桜並木の風景写真

実際に生成された音楽は以下です。

生成された曲は、桜の写真から春の穏やかな雰囲気が読み取られ、しっとりとしたバラードに仕上がっています

季節感のある動画やスライドショーのBGMに活用したいときにおすすめです。

【歌】ウェディングソング:動画から生成

最後に、結婚式風のショートムービーをアップロードして歌を生成してみました。

花束やチャペルのシーンを含む結婚式風ショートムービーに「ウェディングソング、温かみのあるポップス」とテキストを添えて生成しています。

今回使用した動画は以下です。

実際に生成された音楽は以下です。

生成された曲は、動画のウェディングシーンに合った温かみのあるポップスに仕上がっています

結婚式のプロフィールムービーやお祝い動画のBGMに活用したいときにおすすめです。

Lyria 3やSuno・Udioと比較したLyria 3 Proの違い

Lyria 3 Proは前モデルのLyria 3から大幅に進化し、Suno v5・Udioとは著作権面の安全性で差別化されています。

主要AI音楽生成ツールの機能比較は以下のとおりです。

項目Lyria 3 ProLyria 3Suno v5Udio
音質高品質(48kHz)高品質(48kHz)業界最高水準(ELOスコア1位)ジャズ・クラシックで高評価
最大楽曲長約3分30秒約8分最大15分
構造指定プロンプトで指定可能不可歌詞タグで可能限定的
画像入力対応対応対応(iOS限定)非対応
ボーカル8言語対応8言語対応多言語対応多言語対応
学習データ許諾データ(※)許諾データ(※)一部和解・係争中一部和解・係争中
商用利用規約準拠が前提規約準拠が前提有料プランで明示的に許可有料プランで明示的に許可
無料利用ProducerAIで可能無料あり無料プランあり無料プランあり
有料プラン・Google AI Plus:月額1,200円
・Google AI Pro:月額2,900円
・Google AI Ultra:月額36,400円
無料(Geminiアプリ内)・Pro:10ドル/月(2,500クレジット)
・Premier:30ドル/月(10,000クレジット)
・Standard:10ドル/月(2,400クレジット)
・Pro:30ドル/月(6,000クレジット)
おすすめの人・著作権リスクを抑えたい人
・Google連携で手軽に始めたい人
・まず無料で短いクリップを試したい人・長尺の歌モノを作りたい人
・音楽制作の自由度を求める人
・ジャズやクラシックなど音質重視のジャンルを作りたい人
参照:Suno
参照:Udio

Suno v5やUdioは楽曲長ではLyria 3 Proを上回りますが、学習データの著作権面ではレコード会社との訴訟を経て一部和解にとどまっています

自分に合った音楽生成AIツールを選ぶためには、各サービスの特徴や違いを正しく理解して試してみてください。

以下の記事では、Suno AIの特徴や使い方、実際の楽曲生成例について紹介しています。

AIでオリジナル楽曲を作ってみたい方や具体的な生成方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事: Suno AIとは?使い方や料金・楽曲の生成方法を解説!プロンプト&作品例も

Lyria 3 Proを使うときの注意点

Lyria 3 Proを活用する際に知っておくべき注意点は以下の2つです。

  • 全トラックにAI生成を示すSynthIDが自動で埋め込まれる
  • 著作権侵害を避ける

とくに商用利用を検討している場合は、事前に確認しておきましょう。

全トラックにAI生成を示すSynthIDが自動で埋め込まれる

Lyria 3およびLyria 3 Proで生成された全トラックには、Google DeepMindの電子透かし技術「SynthID(シンスID)」が自動的に埋め込まれます

SynthIDの特徴は以下のとおりです。

  • 人間の耳には聞こえない不可聴の電子透かし
  • AIによる検出が可能で、AI生成コンテンツであることを識別できる
  • トラックを編集・変換しても透かしが残る設計

また、アーティスト模倣防止のガードレールも組み込まれています。

プロンプトでアーティスト名を指定した場合、そのアーティストの模倣ではなく、広いインスピレーションとして処理されます。

SynthIDにより「AI生成であること」が技術的に証明されるため、透明性を担保しつつ安心してコンテンツに活用できます。

著作権侵害を避ける

生成した音楽の商用利用は、Googleの利用規約およびGen AI禁止利用ポリシーへの準拠が前提となります。

用途別の商用利用可否の目安は以下のとおりです。

用途利用可否
YouTube動画のBGM基本的に可能(規約準拠が前提)
SNS投稿への使用基本的に可能(規約準拠が前提)
楽曲の単体販売利用規約を個別に確認が必要
配信プラットフォームへの登録利用規約を個別に確認が必要

Lyria 3 ProとSuno v5の商用利用に関する違いも押さえておきましょう。

項目Lyria 3 ProSuno v5
商用利用の許可方法Google利用規約への準拠有料プランで明示的に許可
学習データパートナー許諾データ一部和解・係争中
透かしSynthID自動付与なし

Sunoは有料プランで商用利用を明示的に許可しているのに対し、Googleは規約ベースでの判断となります。

事前に利用規約を確認しておけば、商用利用時の著作権トラブルを未然に防ぎ、安心してビジネスに活用できます。

AIで作成した音楽の著作権について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご確認ください。

関連記事: AIで作成した音楽の著作権はどうなる?商用利用の際の注意点まで解説

Lyria 3 ProでAI音楽制作の可能性を広げよう

Lyria 3 Proは、長尺生成・構造指定・マルチモーダル入力に対応した、高度な音楽生成AIモデルです。

テキストや画像、動画をもとに、プロ品質のBGMやボーカル楽曲を手軽に制作できる点が大きな魅力です。

一方で、生成されたすべてのトラックにはSynthIDが埋め込まれるほか、著作権に関する確認も必要となるため、利用時には注意が求められます。

本記事で紹介した使い方や事例を参考に、ぜひLyria 3 Proを活用してみてください。

SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、キャリアアップで年収を高めたりするノウハウをお伝えする無料セミナーを開催しています。

セミナーでは、主に以下の内容を学習できます。

  • AIを使った副業の始め方・収入を得るまでのロードマップ
  • おすすめの副業案件と獲得方法
  • AIスキルを高めて昇進・転職などに役立てる方法
  • 実際に成果を出しているロールモデルの紹介
  • これから使うべきおすすめのAIツール

無料セミナーは、AI初心者〜中級者の方を対象としています。

「これからAIを学習したいけど、何から始めていいのか分からない」「AIの独学に限界を感じてきた」という方にとくにおすすめです。

また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。

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執筆者

西啓汰

大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。