【実例】AI×ASMR動画でバズ量産!?動画の作成手順やプロンプト、注意点を紹介

最近、AIで作成されたASMR動画が人気です。英語圏を中心に流行しており、中には400万近く「いいね」を獲得している動画も登場しました。
AI×ASMR動画には、AI特有のファンタジーさや不自然さを「面白さ」として取り入れ、誰でも簡単に「面白い×いい音」な動画を作れる魅力があります。
本記事では、毎晩ASMRで寝落ちしている筆者が実際に作成したAI×ASMR動画や、動画の作成方法、注意点を解説します。
プロンプト(AIへの指示文)も載せていますので、ぜひ参考にして、あなたもバズを起こす動画を作ってみてください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、昇進・転職などに役立つスキルを学んだりするためのセミナーを開催しています。
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目次
AI×ASMR動画とは?
AI×ASMR動画とは、AIを活用して映像や音を生成した動画を指します。TikTokでは最近、以下のような現実離れしたASMR動画が話題です。
- ガラスでできたフルーツを包丁で切る動画
- 溶岩のような物質を食べる音
これらのASMR動画は、GoogleのVeo 3などの動画生成AIによって作られており、驚くようなビジュアルとリアルな音で何百万もの視聴回数を集めています。
従来のASMR動画は、人が実演・録音して作成していました。しかし今日では、AIに指示(プロンプト)を伝えるだけで作成できるのです。
専門的なマイクやカメラがなくても創造力次第でユニークなASMR体験を生み出せるため、このAI×ASMR動画は新たなコンテンツの流行として注目を集めています。
AI×ASMR動画を作ってみた!
ASMRが大好きな筆者が実際に作成したAI×ASMR動画を紹介します。
今回は、筆者がASMRでとくに好きな以下3つの音をテーマに、AI特有のファンタジーさも兼ね備えた動画を作成してみました。
- 木が擦れる音:ハリネズミが木のブロックを擦り合わせる
- サクサク音:氷を少しずつ削る
- ポチャン音:豆腐のドミノが順に倒れていく
以下動画の作成では、Midjourneyで元画像を作成し、Klingで動画化と音の生成をしています。
木が擦れる音:ハリネズミが木のブロックを擦り合わせる
まずは筆者が大好きな「木が擦れる音」です。木のおもちゃのコスメを使った動画が大好きで、とくにアイシャドウパレットをガリガリと擦る音がお気に入りです。
今回は、この音を再現しつつ、非現実やファンタジーさも出せるような「ハリネズミが木のブロックを擦り合わせる10秒の動画」を作成してみました。
かわいいハリネズミが、まるで実写のASMRのように木を擦り合わせる動画ができました。
この動画の音は、1度目に生成した音の中からチョイスしています。作成が難しかったのは音よりも素材となる画像です。
非現実的な状態なので、より具体的なプロンプト構築が必要でした。
サクサク音:氷を少しずつ削る
次は、こちらも筆者が好きな「氷が削れる音」です。バーテンダーさんが氷を切る動画や、切れ目を入れた石鹸を削る動画が大好きです。
今回はやや現実的ではありますが「氷のブロックをスプーンで少しずつ削る5秒の動画」を作成してみました。
氷は現実では硬く、スプーンですんなりと削るのは困難です。しかし動画ではゼリーのように削れているうえ、「ザリッ」という音が出ているので、どこかファンタジーのある動画になりました。
この動画の音は、16種類ほど出力してやっと生成できたものです。金属音が強かったり、「氷がザリッと削れる音」ではなかったりして、何度もプロンプトを編集して挑戦しました。
ポチャン音:豆腐のドミノが順に倒れていく
次はASMRでも人気の「ポチャン音」です。水の入ったスプレーを振ったり、スポイトで吸った水を水面に落としたりする動画に人気があります。
水の「ポチャン」や「チャプチャプ」といった音に、視聴者はリラックス効果を感じるようです。
今回は、水ではない物から「ポチャン音」がする様子を作るため、「豆腐のドミノが順に倒れていく動画」を作成してみました。
実際の水の「ポチャン音」とは少々異なりますが、“豆腐のポチャン音”と考えるとイメージとマッチした動画になっています。
素材の画像自体は一度で生成できましたが、音の生成は困難でした。うまく「ポチャンに近い音」を生成するのに12種類ほどの音を生成しました。
【使用ツール別】AI×ASMR動画の作り方を大公開!
AI×ASMR動画を作るには以下2つの方法があります。

Midjourney・Kling・Veo 3ともに課金が必要です。Klingは無料でも動画を生成できますが、生成をやり直してクオリティを上げていく必要があるため、有料プランの利用がおすすめです。
また、Veo 3は1日3つまでしか動画を生成できません。この点、筆者としては「Midjourneyで画像作成→Klingで動画化」の方法がおすすめです。
では、それぞれの動画の作り方を大公開します。ぜひあなたが好きな音でAI×ASMR動画を作ってみてください。
AI×ASMR動画作成①Midjourneyで画像作成→Klingで動画化
Midjourneyで画像作成をしてからKlingで動画化すると、動画にしたいテーマを明確に表現したうえで音を後付けできます。
ただし、動画のクオリティを求める場合、MidjourneyとKlingの両方で課金が必要な点には注意してください(Klingは無料でも生成できます)。それぞれの作成方法を説明していきます。
Midjourneyで画像作成
まずはMidjourneyで、動画のもとになる画像を生成します。以下手順で生成していきましょう。
- プロンプトを作成
- Midjourneyの設定を確認
STPE1:プロンプトを作成
「どのような動画にしたいのか」を明確にイメージし、プロンプトを作成していきます。
Midjourneyで使用するプロンプトは以下の構造で作るのがおすすめです。
スタイルタグ, 主役+素材, 環境/背景, 光・質感キーワード, 不要要素排除
1. スタイルタグ | 映像の質感ラベル (例:hyper-realistic macro photo) |
2. 主役+素材 | 対象・質感・色彩 (例:translucent glass apple) |
3. 環境/背景 | 背景物・色温度 (例:walnut tabletop, 5500 K daylight) |
4. 光・質感キーワード | ディテールを強調 (例:soft rim light, frost dust ) |
5. 不要要素排除 | –no text など |
上記の構造で作成したプロンプトの例は以下のとおりです。
プロンプト例(ハリネズミ × 木ブロック ASMR)
hyper realistic macro photo of a cute realistic hedgehog in a tiny linen vest sitting on a miniature wooden chair at a full size rustic wooden table towering above it, the hedgehog firmly grips a wooden block in each paw and vigorously rubs them together against a third block on the tabletop, ultra detailed wood grain, sharp macro focus on quills and blocks, shallow depth of field, cinematic warm rim lighting, cozy autumn colour palette --no text, logo, extra animals
自分でプロンプトを作成するのが面倒な方はChatGPTに作ってもらいましょう。
ChatGPTに送信するプロンプトの構造と例は以下のとおりです。「〈日本語で入力〉」や「<不要要素>」の部分を編集して送信してください。
あなたは MidJourney v7専用プロンプト生成AIです。
次の4項目を日本語で受け取り、英語1行のプロンプトを生成してください。
#4項目
- Scene(どんな ASMR シーン?): 〈日本語で入力〉
- Subject & Texture(主役・材質・大きさ・動き): 〈日本語で入力〉
- Color & Mood(色調・光源・雰囲気): 〈日本語で入力〉
- Exclude(入れたくない要素/カンマ区切り): 〈例:人物, スプーン, ロゴ〉
#条件
- 改行禁止
- 文頭は小文字で始る
- プロンプトの末尾に {#ネガティブ書式}を追加
- 「不要要素」には「Exclude」を反映
- 「Exclude」の各単語は英単語に置換して使用すること
#ネガティブ書式
-- no <不要要素1>, <不要要素2>, <不要要素3>
たとえば「ハリネズミが木のブロックを擦り合わせるASMR動画の素材」の場合、上記の構造を使って以下のように編集します。
あなたは MidJourney v7専用プロンプト生成AIです。
次の4項目を日本語で受け取り、英語1行のプロンプトを生成してください。
- Scene(どんな ASMR シーン?): ハリネズミが木のブロックを順番に擦り合わせるASMRシーン
- Subject & Texture(主役・材質・大きさ・動き): リネンベストを着たリアルなハリネズミ、小さな木ブロック2個を持ち、大きな木ブロックにゴリゴリ擦る
- Color & Mood(色調・光源・雰囲気): 暖かい夕方、秋色で木目が際立つ、静かなファンタジー空間
- Exclude(入れたくない要素): 人物、金属、文字、ロゴ
#条件
- 改行禁止
- 文頭は小文字で始る
- プロンプトの末尾に {#ネガティブ書式}を追加
- 「不要要素」には「Exclude」を反映
- 「Exclude」の各単語は英単語に置換して使用すること
#ネガティブ書式
-- no voice, BGM, other animal
STPE2:Midjourneyの設定を確認
プロンプトを作成したら、Midjourneyの以下の設定を確認していきます。
- Image Size:「9:16」になっているか
- Mode:「Raw」になっているか
- Stylization:「100〜250」のどれかになっているか

TikTok動画の場合はスマホサイズの「9:16」が最適です。普段視聴しているASMR動画でも、スマホ中央に配置される横動画より、スマホ画面いっぱいの縦動画のほうが伸びている印象があるでしょう。
Modeは「プロンプトに対してどの程度従うか」の設定です。「Raw」にすれば、プロンプトに忠実な生成をしてくれます。
Stylizationは「Midjourney特有の芸術性をどの程度反映させるか」の設定です。100〜250にすると、プロンプトに忠実でありながら芸術性をやや反映した画像になります。
各種設定を確認したら画像の生成を開始しましょう。
生成は一度で4枚行われます。気に入った画像があれば採用して「Upscale(Subtle)」を選択し、解像度をあげた状態でダウンロードしてください。
気に入らなければ再生成をしましょう。Midjourneyで画像を再生成する方法はさまざまです。以下の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
関連記事:Web版Midjourney(旧Alpha)の使い方や4つの機能、プランを完全解説!
Klingで動画化
Midjourneyでもととなる画像を生成したら、Klingで画像を動画にしていきます。手順は以下の通りです。
- 「AI Generation」の「Video」を選択
- 画像素材をアップロード
- プロンプトを入力
- 設定を確認して動画を生成
- 生成した動画に音を追加
以下の記事ではKlingの基本的な使い方を解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
関連記事:動画生成AI「Kling(クリング)」とは?始め方や使い方、活用事例を紹介
STEP1:「AI Generation」の「Video」を選択
まずは画像を動画化するページに移動します。Klingのページ左側「AI Generation」の「Video」を選択しましょう。

「Video」を選択すると「Video Generation」のページが表示されます。
STEP2:画像素材をアップロード
上部タブが「Frame」になっているかを確認して、Midjouneyで生成した素材の画像をアップロードしてください。

モデルは「KLING 2.1」を使用します。ただし、「KLING 2.1」では動画尺を拡張できないので、10秒以上に拡張したい方は「KLING 1.6」に設定するのがおすすめです。

STEP3:プロンプトを入力
アップロードした画像を動画化するためのプロンプトを入力します。Klingに送信するプロンプトは以下の構造で作成しましょう。
スタイル, 主役や背景, アクション, カメラやループ
内容 | 例 | |
---|---|---|
1. スタイル | 静止画と質感を合わせる/縦動画を明示 | ・ultra-realistic macro shot ・vertical 9:16. |
2. 主役 & 背景 | “誰が・どこで・どんな素材” を1文で | a single crystal-clear ice cube with rainbow refractions rests on frost-dust ground at blue-violet dusk. |
3. アクション | 動き・方向など | ・a small stainless-steel spoon gently scrapes the top edge forward and back ・shaving thin layers; tiny sparkling ice shards drift downward |
4. カメラ & ループ | 固定カメラ・ループ秒数など | ・camera locked ・loopable 10 s |
上記の構造で作成したプロンプトの例は以下のとおりです。
ultra-realistic macro shot, vertical 9:16. a single crystal-clear ice cube with rainbow refractions rests on frost-dust ground at blue-violet dusk. a small stainless-steel spoon gently scrapes the top edge forward and back, shaving thin layers; tiny sparkling ice shards drift downward. camera locked with slight macro push-in, loopable 10 s, shallow depth of field
プロンプトを入力するとき、動画に反映してほしくない要素があれば「Negative Prompt」の欄へ「text, logos」のように入力します。

STEP4:設定を確認して動画を生成
画面下部の各種設定を確認して動画を生成していきます。設定の詳細は出力したい動画の数や質に合わせて変更してください。

動画を生成するときは、まず「音なし」で生成し、あとから音を追加生成するのがおすすめです。はじめから「音あり」で生成すると、動画の長さをのばせなくなります。
動画の長さが「5秒か10秒」で問題ないのであれば、はじめから「音あり」で生成して構いません。
モデルが「KLING 2.1」の場合は、画面中ほどにある「Sound Effects」をオフにしましょう。「KLING 1.6」の場合は基本の設定が無音状態になっています。

動画の生成が完了すると以下のような画面になります。動画の長さを長くしたい場合は、下部の「Extend」を選択して再生成をすればOKです。
STEP5:生成した動画に音を追加
最後に、生成した動画に音を追加していきます。動画下部「AI Sound」を選択し、画面が切り替わったら音のプロンプトを入力しましょう。

プロンプトは以下の構造で作成するのがおすすめです。
内容 | 例 | ポイント | |
---|---|---|---|
1. 音の種類 | 何の音かを名詞ベースで1語〜3語 | ・crisp ice-shaving crunch ・soft wood brushing | 音源ライブラリに近いワードを使うと精度UP |
2. 質感 | 音のテイストを形容詞で追加 | ・delicate ・granular ・deep | 余分に書くと輪郭がぼやけるので多くても3語まで |
3. 音量 | 音のボリューム | ・low volume ・very soft | “quiet” より “low volume” の方が反映率高い |
4. 禁止要素 | 必ず no music, no voice を並べる | no music, no voice | BGM・声が混ざる事故を防ぐプリセット |
5. ループ指定 | loopable(または seamless loop) | loopable | 付け忘れると継ぎ目が目立つ |
上記の構造で作成したプロンプトの例は以下のとおりです。
crisp ice-shaving crunch, delicate granular, low volume, no music, no voice, loopable
AI×ASMR動画作成②Veo 3で一括生成
Veo 3を使えば、元画像を作成せずに動画・音声を一括生成できます。以下の構造で作成したプロンプトを使いましょう。
内容 | 例 | |
---|---|---|
1. スタイル | どのようなスタイルの動画にするか | Ultra-realistic macro ASMR video |
2. シーン設定 | 背景や時間帯、季節などのシーン | on a walnut tabletop at soft 5500 K daylight |
3. 動画の主役の詳細 | 動画の主役となる要素の素材・色・サイズ | a cute realistic hedgehog in a linen vest |
4. アクション+音 | 動作+擬音(複数可) | rubs two tiny wood blocks – “shrrk” “crk-crk” amplified |
5. カメラ&ループ | 画角・ショット長・ループ可否 | vertical 9:16 single locked shot, loopable 10 s |
6. 光 | レンズ焦点・F値・被写界深度 | 35 mm macro lens at F 1.8, shallow depth |
7. 技術 | 解像度・FPS・コーデック | 4 K 60 fps, ProRes 422 HQ |
8. フォーカス | 最後1秒などの演出 | final 1 s pulls focus to wood grain dust |
9. 禁止要素 | 動画に反映してほしくない要素 | No text or logos, no transitions など |
上記の構造で作成したプロンプトの例は以下のとおりです。
Ultra-realistic macro ASMR video: vertical 9:16 single locked shot. A grapefruit-sized crystal-clear ice block with rainbow refractions rests on frost-dust ground at blue-violet dusk. A tiny stainless spoon gently scrapes the top edge forward and back, shaving paper-thin layers; each stroke yields a crisp “scrrr-tink” followed by delicate frost sprinkle, amplified low-volume. Cinematic rim light, 85 mm macro look, shallow depth of field. Loopable 10 s, 4 K 60 fps, ProRes 422 HQ. No text or logos, no transitions.
今回は、Veo 3で「氷を少しずつ削るサクサク音」のASMRを作ってみました。生成された動画が以下のものです。
Veo 3を使うにはGeminiの有料プランの利用が必要です。
無料で作成したい方は、Google AI Studioを使いましょう。ただしGoogle AI Studioの場合、モデルは「Veo 2」しか使用できず、「Veo 2」は音を生成できません(2025年6月時点)。
Veo 3で生成するよりも若干クオリティが落ちたり、音を別撮りしなければならない点に注意してください。
また、Veo 3での生成には「1日3回まで」の制限があります(2025年6月時点)。プロンプトを明確かつ具体的に構築する必要があるので、生成の難易度は高いと言えるでしょう。
以下の記事ではVeo 3の基本的な使い方を解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
TikTokアカウント設計の6ステップ
AI×ASMR動画を作成できたら、TikTokアカウントを作成してバズを狙っていきましょう。以下はアカウント作成の基礎的な手順です。
- アカウント名の作成
- プロフィール画像の生成
- Bio(自己紹介)作成
- 固定ハッシュタグ決定
- 投稿スケジュール策定
以下に筆者が実際に作成したアカウント設計を記載しますので、ぜひ参考にしてください。
項目 | 筆者の例 |
---|---|
アカウント名の作成 | ・「AI×ASMR」が伝わるようにする ・ASMRとして効果があると伝わる要素を入れる ・芸術的なイメージ |
プロフィール画像の生成 | ・寝落ちしてしまうASMRであると伝わるようにする ・筆者のトレードマークであるパンダを入れる ・ピクサー風にしてAI感と親近感をプラス |
Bio(自己紹介)作成 | ・日本語と英語で記載して英語圏ユーザーにも届くようにする ・AIで作成していることを明確に記載する ・絵文字を入れて親近感をプラス |
固定ハッシュタグ決定 | ・ASMR動画でよく使われているタグを採用 ・AI生成であると伝わるよう「#AI」もプラス |
投稿スケジュール策定 | AI×ASMRは主に英語圏で流行っているので、英語圏ユーザーに合わせた時間帯をチョイス |

AI×ASMR動画を作るときの注意点は3つ
AI×ASMR動画を作るときには、以下3つの注意点を守るようにしましょう。

AIでの生成物は、使い方を誤ると大きな問題につながります。常識を持ち、しっかりとルールに従うようにしてください。
AI音声・BGMの著作権を守る
AIで生成した音声やBGMを使う際は「AIだから大丈夫」と油断せず、著作権やライセンスを確認しましょう。下記の3点を守れば、権利侵害のリスクを大幅に減らせます。
- 他人の声を無断利用しない
- BGMの使用に注意する
実は声にも録音物としての著作権があります。有名人やキャラクターの声を使ったり、AIボイスチェンジャーでそっくりに再現したりしてはいけません。
AIツールで生成したBGMも、既存曲とメロディやコード進行が類似している場合は、著作権侵害を指摘される可能性があります。
AIで生成したコンテンツは、一般的な著作物と同じ基準で審査されます。
少しでも「著作権違反になるかもしれない」と思った場合は、動画や音声の素材を見直して再度作成しましょう。
プラットフォーム規約を遵守する
TikTokやYouTubeなどのプラットフォームでは、AI生成コンテンツへの取り締まりを強化しています。
規約違反は、再生どころかアカウント停止の原因にもなってしまいます。次の3点を必ずチェックしましょう。
- AI使用ラベルを必ず付与する
- 肖像権・パブリシティ権を侵害しない
- ガイドラインのアップデートを定期確認
TikTokでは、現実そっくりのAI生成映像や音声を含む投稿に「AIで作成」ラベルの付与が義務化されています。
表記を怠ると動画が非公開処理されるケースがあるため、アップロード時に必ず設定してください。
また、多くの動画生成AIでは、動画にウォーターマーク(透かし)が入りますが、消さずに入れておきましょう。
ウォーターマークが入っていれば「AIで作成した動画や音声である」と一目でわかるようにできます。
本記事で紹介した筆者作成の動画では、Klingで作成したとわかるようにウォーターマークを入れています。
不快感を避ける音設計を行う
ASMRは「心地よさ」が価値そのものですから、不快な音が混じれば視聴者は即離脱します。
AIで生成した動画の場合、音の細かな調整が困難です。音を生成する際には、「不快さがなく心地よく聞こえる音」になるよう、何度でも生成を繰り返すのがおすすめです。
筆者が作成した「ハリネズミが木のブロックを擦り合わせる音」の場合、「キュッ」「キュイッ」などの不快に聞こえる音が入った生成がされました。
この音では心地よく聞こえませんので、心地よい音になるまで4回生成を繰り返しています。
AI×ASMRでバズろう!
今日流行のAI×ASMRの動画は、AIツールを駆使すれば誰でも簡単に作成できます。
しかし、流行っているということは、裏を返せば多くのユーザーが作り始めているとも言えます。
他の動画に埋もれずにバズるためには、クオリティを重視した制作が必要です。満足がいくまで繰り返し生成する根気や時間が必要でしょう。
とはいえ、この「繰り返し生成する必要性」は、AIの面白さの1つでもあります。プロンプトを編集していくなかで、どのような生成がされるのか、あなたもワクワクできるはずです。
ぜひあなたもバズを狙って、AI×ASMRの動画を作成し、投稿してみてください。
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、キャリアアップで年収を高めたりするノウハウをお伝えする無料セミナーを開催しています。
セミナーでは、主に以下の内容を学習できます。
- AIを使った副業の始め方・収入を得るまでのロードマップ
- おすすめの副業案件と獲得方法
- AIスキルを高めて昇進・転職などに役立てる方法
- 実際に成果を出しているロールモデルの紹介
- これから使うべきおすすめのAIツール
無料セミナーは、AI初心者〜中級者の方を対象としています。
「これからAIを学習したいけど、何から始めていいのか分からない」「AIの独学に限界を感じてきた」という方にとくにおすすめです。
また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。
完全無料で参加できるため、ご興味のある方は、ぜひセミナーに申し込んでみてください。
記事を書いた人

木村凛日
フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。
10万人以上が受講!