【画像あり】ChatGPT Plusと無料版の違いは?課金すべきか解説

ChatGPT Plus(チャットジーピーティー プラス)はChatGPTの有料版で、無料版に比べて多機能・高性能です。
しかし、いくら多機能・高性能と知っていても、「有料・無料のどっちを使うべき?」「お金がかからないほうがいい」と考えるでしょう。
とくに費用だけで判断すると、業務効率化や生産性向上といった目的を果たしきれません。そのため、両者の違いを的確に把握しておく必要があります。
本記事では、ChatGPT Plus(有料版)と無料版の違いや、ChatGPT Plusの登録方法を解説します。
この記事を読むことで、自分に合ったプランを選べるようになり、ChatGPTによる業務効率化の効果を最大まで高められるでしょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、昇進・転職などに役立つスキルを学んだりするためのセミナーを開催しています。
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目次
ChatGPT Plus(有料版)と無料版の違いは?
ChatGPT Plus(有料版)と無料版には、機能面と性能面で違いがあります。どのような違いがあるのか、詳しく解説します。
モデルの違い
ChatGPT Plus(有料版)と無料版の機能面の違いは以下の通りです。
まずは使用可能なモデルの違いを示します。
項目 | モデルの解説 | 無料 | Plus |
---|---|---|---|
GPT-4o mini | 出力速度が速いが性能はGPT-4oに劣る | ○ | ○ |
GPT-4o | 性能と出力速度のバランスのいいモデル | ○ (Plusより厳しい回数制限あり) | ○(80回/3時間) |
GPT-4.5 | GPT-4oよりも知識や感情理解に優れるモデル | × | ○(20回/週) |
GPT-4.1 | コーディングに特化したモデル 100万トークン(日本語で60〜70万文字程度)の読み込みが可能 | × | ○(回数制限あり) |
GPT-4.1 mini | GPT-4.1よりも性能が劣るものの出力が高速 | ○ | ○ |
o4-mini | 推論モデル※であり、高速・高性能を実現しているモデル | ○ (10回/1時間) | ○(300回/日) |
o4-mini-high | o4-miniよりも性能が劣るものの出力が高速 | × | ○(100回/日) |
o3 | OpenAIの推論モデルの中でトップクラスの性能をもつモデル | × | ○(100回/週) |
o1 pro mode | o1という推論モデルの能力を極限まで高めたモデル | × | × |
※AIが出力前に自分で思考することで回答精度を高めるモデル
表にあるように、無料版でもGPT-4o(ジーピーティーフォー・オー)や推論モデル※であるo4-miniなどを利用できます。
ただし、高度なAIモデルを無料プランで使うと、すぐに回数制限に達します。
また、GPT-4oの回数制限に達すると、無料版の場合はモデルがGPT-4o miniになります。
より高い精度で回答を得たいなら、GPT-4oの利用制限より前にチャットを完了する必要があるため、ChatGPTへの命令文(プロンプト)を慎重に考える必要があります
なお、o1 pro modeというモデルは無料でもPlusでも使えないことを示していますが、より上位のプランであるChatGPT Proで使用可能です。
すべてのプランの料金について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
機能の違い
次に、使用可能な機能の違いを紹介します。
項目 | 無料 | Plus | 備考 |
---|---|---|---|
ChatGPT search | ○ | ○ | ・インターネットの情報を参照して回答できる ・ショッピング機能によって各商品を比較できる |
Deep Research | ○(月5回) | ○(月に20回) | ・ChatGPT searchよりも高性能な検索能力とレポート作成力をもつ機能 ・回数制限に達すると軽量版Deep Researchに自動で切り替わる |
Canvas | × | ○ | その場でアプリやサイト、記事を作成・編集できる機能 |
データの分析・チャート作成 | ○ | ○ | Pythonを活用してデータ分析やグラフの作成が可能 |
画像認識機能 | ○ | ○ | 画像に写っている物や文字を認識できる機能 |
ファイルのアップロード | ○ | ○ | 提供されたファイル内容をもとに回答 アップロードできるファイル形式は多岐にわたる(PDF、csv、Excel、txt、Word、md等) |
メモリ機能 | ○ | ○ | ・過去の会話を記憶できる機能 ・記憶できるのは過去の一部情報のみ(指定可能) |
高度なメモリ機能 | × | ○ | 過去のチャットをすべて参照できる機能 |
タスク機能 | × | ○ | 決められた時間にタスクを実行できる機能 |
GPTsの作成 | × | ○ | 知識なしでAIチャットボットを作成できる機能 第3者への共有やGPTストアでの公開も可能 |
GPTストアの利用 | ○ | ○ | 他人のGPTsを使えるストア |
画像生成 | ○ | ○ | テキストのみで画像を生成できる機能 |
音声会話 | ○ | ○ | 人間のように流暢な言葉を話すAIと会話できる機能 |
動画生成(Sora) | × | ○ | テキストのみで動画を生成できる機能 |
Operator | × | × | ブラウザをChatGPTが操作してタスクを自動実行できる機能 |
Codex | × | × | 開発タスクを丸ごと自動処理してくれるエージェント機能 |
※無料版は基本的に回数制限がつきます
表のように、無料版でも利用可能な機能は多くあります。ただし、それぞれ回数制限が厳しかったり、動画生成AI「Sora」やGPTsの作成など、Plusプランでしか使えない機能もあります。
無料版のみの利用では、業務内容や使用目的によっては期待する効率性や生産性に達しない可能性があります。この点に留意することが重要です。
ChatGPTの機能や使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
価格の違い
ChatGPTの無料版と有料版では、価格に違いがあります。
無料版は、どれだけ利用しても無料ですが、有料版(ChatGPT Plus)は、月額20ドル(約3,000円)が必要です。
さらに消費税がかかるため、実際にはChatGPT Plusは月額20ドル + 消費税10%となり、日本円で約3,300円ほどかかります。
文字数制限の違い
文字数制限の違いは、無料プランとPlusプランで違いはありません。もっとも多くの文字数を出力できるGPT-4.1 miniをどちらのプランでも利用可能であるためです。
GPT-4.1 miniは100万トークン(日本語換算で60〜70万文字)まで対応可能なので、文字数制限を気にする必要はありません。
回答速度の違い
回答速度については使用するモデルによって変わるため、無料版と有料版で違いはありません。
出力速度が最も速いのは、無料でも有料でも使えるGPT-4o miniです。
システムの安定性の違い
ChatGPTの無料版と有料版では、システムの安定性に違いがあります。
無料版はアクセスが集中すると利用できなくなる場合がありますが、有料版(ChatGPT Plus)はアクセス集中時でも比較的安定して利用できます。
画像・動画生成の違い
ChatGPTの無料版でも有料版でも、画像生成は可能です。ただし、動画生成は有料版のみ利用可能です。
画像生成については、「この画像の内容を教えて」と指示すると、どのような画像なのか説明してくれます。
動画生成の場合は、動画生成専用プラットフォーム「Sora」を利用することが必要で、有料プラン以上のユーザーしかアクセスできません。
新機能の提供機会の違い
ChatGPTで新機能が公開された際は、有料版のユーザーが優先的に利用できるケースが多いです。
たとえば、インターネット上の最新情報をもとに回答を作成できるWebブラウジング機能は、現在は無料ユーザーにも提供されていますが、以前は長い間、有料ユーザー専用の機能でした。
独自アプリの作成権限の違い
有料版では、GPTsによる独自アプリの作成権限が与えられているため、専門的な知識がなくてもチャットボットや文章添削などのアプリを作成できます。
本メディアでは、ChatGPTを完全無料・登録なしで使用できるAIチャットボットを提供しています。
「ChatGPTを使う前にAIがどんなものか試したい」という方は、ぜひご活用ください。
ChatGPT Plusの利用料金は?
ChatGPT Plusは月額20ドル+消費税(2025年5月現在:税込3,300円程度)で利用できます。
先ほど示した通り、無料版の使用モデルの変化は「GPT-4o→GPT-4o mini」です。チャットの回数制限が厳しかったり、利用できる機能に限りがあったりします。
とくに、無料で使える最高性能も出る「o4-mini」は1時間に10回しか使えず、筆者としては業務利用において少な過ぎる印象です。
さらに、ChatGPT Plusであれば、より高性能モデルであるo3も利用可能です。
たった月20ドルの投資で業務・作業効率がグッと向上するため、「業務に利用したい」という方には、ChatGPT Plusの利用をおすすめします。
ChatGPTの有料プランについては、以下の記事で詳しく解説していますので、どのプランを利用するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
組織・企業向けのTeamプランとEnterpriseプランもある
ChatGPTの有料版には、実は組織や企業向けのTeamプランとEnterpriseプランもあります。
組織が利用するプランの選択は、「少人数の組織で業務に使いたいのか、大企業として全社的に導入して使いたいのか」といった目的によって異なります。
以下の表で利用料金や特徴を比較しますので、ぜひ参考にして、利用するプランを検討してみてください。
特徴 | Team | Enterprise |
---|---|---|
対象 | 中小規模の組織・チーム | 大企業・官公庁 |
料金(税抜) | 年額プラン:月額25ドル/ユーザー(約4,000円) 月額プラン:月額30ドル/ユーザー(約4,800円) | 要問合せ |
セキュリティ | 入力データは学習されない | Teamよりもさらに高度なセキュリティ |
使用モデル | GPT‑4o高メッセージ制限 GPT-4.1 複数の推論モデル(o3‑mini、およびo1) | 全モデル優先利用(o1 pro mode等) |
機能 | Plusで使えるすべての機能を利用可能 最新機能「Codex」を利用可能 | Teamよりも制限緩和された機能 最新機能「Codex」を利用可能 |
OpenAIによるサポート | 一般的なサポート | 優先サポート |
【要確認】ChatGPT PlusとAPIの利用は別料金
ChatGPT Plus(有料版)と似たような“課金制”のものにAPI(エーピーアイ)がありますが、これらの利用は別料金です。
ChatGPT Plusは月々支払う課金制、APIは利用した分だけ支払う従量課金制です。
APIは、他のアプリケーションやサービスと連携する仕組みです。たとえば、ECサイトやWebサービスに組み込めば、問い合わせ対応のチャットボットを作成できます。
個人や会社の利用目的によっては、APIの利用が適切な可能性もあります。ChatGPT PlusとAPIのどちらを利用すべきか、ぜひ比較検討してみてください。
【利用環境別】ChatGPT Plusの登録方法
では、ChatGPT Plusの登録方法を以下の利用環境別に解説します。
- ブラウザ
- デスクトップアプリ
- スマホアプリ
あなたにとって使いやすい利用環境で登録してみてください。
ブラウザ
ブラウザでの登録手順は以下の通りです。
- ChatGPTのトップページを開く
- 画面上部「ChatGPT ∨」をクリック
- 「アップグレードする」を選択
- 「Plusにアップグレードする」を選択
- 必要事項を入力して申し込み
※画面左下「プランをアップグレードする」のクリックからでも、手順4以降を行えます。
まずは、ChatGPTのトップページ上部「ChatGPT ∨」をクリックします。
「ChatGPT ∨」をクリックすると、以下のプラン一覧が表示されますので、中央にある緑色のボタン「Plusにアップグレードする」をクリックしましょう。

「Plusにアップグレードする」をクリックすると、以下のような「OpenAI(オープンエーアイ)」の画面に移動します。
必要事項を入力して、下部の緑色のボタン「申し込む」をクリックすればアップグレード完了です。

デスクトップアプリ
結論、デスクトップアプリからの操作はおすすめしません。ChatGPT Plusの登録はアプリ内で完了できないからです。
アプリから課金オプションを選んでも、最終的にはブラウザで課金操作を行うことになります。
手間がかかるため、ChatGPT Plusへの登録は、デスクトップアプリからではなく最初からブラウザで行うことをおすすめします。
ブラウザを経由するものの登録自体は可能であるため、以下にデスクトップアプリからの登録手順を記載します。
- ChatGPTのアプリを開く
- アプリ画面上部「ChatGPT >」をクリック
- 「アップグレードする」を選択
- ポップアップ下部「Plusにアップグレードしてください」を選択
- ブラウザ画面「Plusにアップグレードする」を選択
- 必要事項を入力して申し込み
※画面左下「設定→サブスクリプション」のクリックでも、手順6以降を行えます。
手順1. ブラウザでChatGPTを開く
手順2. ChatGPTのアプリを開く
手順3〜4. まずは、ChatGPTアプリの上部「ChatGPT >」をクリックし、プルダウンメニューから「アップグレードする」を選択します。


手順5〜6. 「アップグレードする」を選択すると、以下のようなポップアップが表示されますので、画面下部にある「Plusにアップグレードしてください」を選択しましょう。

手順5で「Plusにアップグレードする」を選択すると、プランの選択画面に移動します。利用するプランを選択しましょう。
※ブラウザへのログインが済んでいない場合は、ログイン後に「ブラウザでの登録手順」を1から行うことになります。
プランを選択すると、以下のようなOpenAIの画面に遷移します。必要事項を入力して、申し込みを完了しましょう。

スマホアプリ
スマホ版のChatGPT公式アプリでは、以下の手順で、アプリ内でのアップグレードが可能です。
- サイドバーを開く
- アカウント名右側の3点をタップ
- 「サブスクリプション」をタップ
- 「サブスクリプションを登録する」をタップ
- 支払い情報を確認して決済
サイドバー下部にあるアカウント名右側の3点をタップすると、以下の画像のような画面になりますので、「サブスクリプション」をタップしましょう。

「サブスクリプション」をタップすると以下の画面になります。「サブスクリプションを登録する」をタップしたあと、決済を行って登録完了です。

ChatGPT Plusの解約方法
ChatGPT Plusの解約には「ブラウザから」と「スマホアプリから」の2通りがあります。
ただし、ChatGPT Plusの解約は、アップグレードを行った利用環境でのみ可能です。「解約の表示がない」と困らないように、この点はぜひ覚えておいてください。
また、ChatGPT Plusを解約しても、次の更新日までの間は利用できます。解約を忘れそうな方は、忘れないうちに解約しておきましょう。
では、ブラウザとスマホアプリの解約手順を解説します。
ブラウザから
ブラウザから解約する手順は以下の通りです。
- ChatGPTのトップページを開く
- 右上のアイコンをクリック
- 「設定」を選択
- ポップアップ下部「サブスクリプション」をクリック
- 「管理する」から「サブスクリプションをキャンセルする」をクリック
- もう一度「サブスクリプションをキャンセル」をクリック
まずは、ChatGPT画面右上のアイコンをクリックし「設定」を選択します。

「設定」を選択すると上の画面になりますので、下部「サブスクリプション」をクリックしてください。
「サブスクリプション」をクリックすると、以下の画面になります。上部「管理する」から「サブスクリプションをキャンセルする」を選択しましょう。
なお、下部「管理する」からでもキャンセルは可能です。この場合は、OpenAIの支払い画面に移動します。

「サブスクリプションをキャンセルする」を選択すると、以下のポップアップが表示されます。
内容を確認して、問題なければ再度「サブスクリプションをキャンセルする」をクリックしましょう。

スマホアプリから
スマホアプリから解約する手順は以下の通りです。
- サイドバーを開く
- アカウント名右側の3点をタップ
- サブスクリプションをタップ
- 画面下部「サブスクリプションを管理」をタップ
- サブスクリプションの解約を行う

サイドバー下部にあるアカウント名右側の3点をタップすると、以下画像の画面になりますので、「サブスクリプション」をタップしましょう。
「サブスクリプション」をタップすると以下の画面になります。「サブスクリプションを管理する」をタップしたあと、画面の指示にしたがって操作すれば解約完了です。

業務効率・生産性を上げたいならChatGPT Plusへ課金すべき!
ChatGPT Plus(有料版)は、無料版と比べて多機能・高性能です。
「費用をかけたくない」という理由だけで無料版を使うと、ChatGPTを中途半端にしか利用できず、あと一歩のところで求める高精度な回答が得られなくなってしまうでしょう。
業務効率や生産性の向上を目的としているなら、ChatGPT Plusの利用がおすすめです。
また、組織や企業向けのTeamプランやEnterpriseプランもあります。利用する目的に沿って比較し、より業務効率や生産性に役立つプランを選択してください。
現在、ChatGPTをいざ活かそうと思っても、日々の業務でどのように動かしていくべきかわからず、使いこなせないままの方が多くいらっしゃいます。
活用方法を十分に理解していなければ、効率化を目指しているにもかかわらず、調査に多くの時間を費やしてしまう可能性があります。
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、昇進・転職などに役立つスキルを学んだりするためのセミナーを開催しています。
また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。
「これからAIを学びたい」「AIを使って本業・副業を効率化したい」という方は、ぜひセミナーに参加してみてください。
記事を書いた人

木村凛日
フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。
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