【高精度検索】Perplexityの特徴や機能を解説!料金や使い方も
「Perplexity(パープレキシティ)ってどんなAI?何がすごいの?」と気になっていませんか。
さまざまなAIツールが登場する今日、情報の透明性や正確性、新しさの問題も浮き彫りになってきています。
論文や資料を作成するとき、AIを使ってリサーチしたものの、古い情報が書かれていて、結局自分の手で1からリサーチし直したという経験もあるでしょう。
筆者も実際、AIの回答と自分でリサーチした内容を見比べて、多大な時間と労力を費やした経験があります。
そこで有用なのがPerplexityです。Perplexityなら、リアルタイムで検索を行って回答してくれますし、情報の参照元も明示してくれます。
本記事では、Perplexityの特徴や魅力、便利な6つの機能、そして料金プランについて解説します。
ぜひPerplexityを活用して、調べ物や論文・資料の作成にかかっていた時間や労力を削減してください。
監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員9,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9.7万人超え(2024年12月現在)
弊社SHIFT AIでは、AIツールの使い分け資料や無料で使えるAIツールを配布しています。
「AIを活用して仕事や勉強を効率化していきたい」という方は、ぜひ無料で資料を手に取ってください。
目次
Perplexityとは?特徴は4つ
Perplexity(パープレキシティ)は、ChatGPTといった生成AIと検索エンジンが合体したようなAIです。
検索エンジンでリアルタイムに調べた結果をAIがチャット形式で回答してくれる優れもので、AIを活用した次世代の検索エンジンとして注目を集めています。
Perplexityが支持される理由は、使いやすさと情報の正確性の両立にあります。
画面はシンプルで使いやすいうえに、最新の情報をすばやく提供してくれるので、日頃の検索はもちろんビジネス利用にも有用です。
たとえば資料作成に必要な市場データを探す場合、従来の検索エンジンでは、複数のWebサイトを自分で確認して情報を整理する必要がありました。
しかしPerplexityでは、質問に対して整理された形で必要な情報を得られます。
Web上の情報をまとめてわかりやすく提供してくれますから、「自分で複数のサイトを見て情報収集するのが面倒」という方にピッタリです。
Perplexityの以下4つの特徴について解説します。
- 日本語対応している
- 拡張機能がある
- アカウント作成・ログインが不要
- スマホアプリでも利用できる
日本語対応
Perplexityでは、日本語でのスムーズな対話と情報検索が可能です。
多くの生成AIでは、日本語での入出力に対応していなかったり、英語のほうが望ましかったりします。
ゆえに生成AIは、とくに「英語が苦手」と感じている日本人にとって、ハードルの高い存在になっていたでしょう。
しかしPerplexityなら、日本語での自然な対話が可能です。質問の意図を正確に理解し、文脈に沿った適切な回答を日本語で提供してくれます。
また、日本語のウェブサイトからも情報を収集・参照してくれるのです。
高度な日本語対応により、Perplexityは日本のユーザーにとって、より実用的で使いやすい検索ツールとなっています。
拡張機能
Perplexityには、Google ChromeやFirefoxの拡張機能があります。使うたびに毎回PerplexityのWebページを開かなくてよいので便利です。
たとえば、ニュース記事を読んでいるときに拡張機能を使用すれば、ニュース記事のページを離れることなく背景情報や関連する出来事といった追加情報を得られます。
テキストの要約や関連情報の検索も、拡張機能を通じて簡単に行えます。
拡張機能を通じた回答はコピーできるので、資料や記事作成に有用です。
さらに、WebページのPerplexityと同様、各回答に対してどのページを参照したか明記してくれるので、情報元も簡単に確認できます。
Google Chrome・Firefoxの拡張機能は以下リンクから利用できますので、ぜひ使ってみてください。
>Google Chromeの拡張機能はこちら
>Firefoxの拡張機能はこちら
アカウント作成・ログイン不要
Perplexityでは、アカウント作成やログインをしなくても基本的な機能を利用できます。新規ユーザーの参入障壁を大きく下げている理由と言えるでしょう。
メールアドレスの登録や個人情報の入力なしで、質の高いAI検索機能にアクセスできるので、プライバシーを重視するユーザーも安心して利用できます。
急いで調べものをしたい場合や、一時的な利用を考えている方でも、手軽にPerplexityの機能を活用できるのです。
また、複数のデバイスからアクセスする場合も、毎回ログイン・ログアウトをする必要はありません。
ただし、検索履歴の保存やファイルのアップロードなどの機能を利用するにはアカウント作成が必要です。
アカウント作成は、メールアドレスのほかGoogleやAppleアカウントでも簡単に行えるので、継続して利用する方はアカウント登録をしておくようおすすめします。
スマホアプリでも利用可能
Perplexityには、iPhoneとAndroid両方のスマホアプリがあります。
外出先で調べ物が必要なときや、通勤中に情報収集をしたいときでも、スマートフォンさえあればPerplexityの高度な検索機能を活用できるのです。
第2のデスクトップとして、パソコンの横にスマートフォンを置いて作業するのもよいでしょう。
スマホアプリにはWebページのPerplexityとの同期機能があり、検索履歴や設定を継続して使える点も大きな魅力です。
さらには音声入力もできるので、移動中や手が塞がっているときでも便利に利用できます。
iPhone・Androidアプリは以下のリンクからインストールできますので、ぜひ使ってみてください。
また、2024年10月25日には、MacOSに対応しました。
インストールして起動すると、どのページにいても、ショートカットキーで簡単にPerplexityを呼び出せます。音声での対話や入力が可能な点も魅力です。
Macユーザーの方は、ぜひこの機会にインストールして使ってみてください。
Perplexityのインストールはこちらから行えます。
Perplexityの4つの魅力
Perplexity(パープレキシティ)は、従来の検索エンジンやAIチャットボットとは一線を画す、独自の特徴を持つAIとして注目を集めています。
筆者が実際にPerplexityを活用して感じた以下4つの魅力について解説します。
- 最新の情報で回答
- 出典元が明記される
- 目的に沿った検索・出力
- 追加で質問を表示
情報収集目的のAIとして「かゆいところに手が届くAIだ」とわかる点ですので、ぜひあなたもPerplexityを使ってみてください。
最新の情報で回答
Perplexityの最大の魅力は、インターネット上の最新情報をリアルタイムで取得し、回答に反映してくれるところです。
従来のAIは、ある一定期間の情報をあらかじめ学習し、その学習した内容をもとに回答を生成する仕組みです。
そのため、最新情報が得られず、結果的に古い情報や誤情報を発信するおそれや、情報の真偽を調べる手間がありました。
しかしPerplexityなら、古い情報や誤情報を排除して、最新で正確な情報にもとづいた回答を提供できるのです。
とくに、急速に変化する分野や時事的な話題について質問する場合に有用でしょう。
また、チャットでの回答と同時に、情報に関連する画像や動画も表示してくれるので、質問への理解度がさらに高まります。
今回、10月26日(土)の12時35分に、Perplexityへ「今日10月26日の最新ニュースを教えて」と質問してみました。実際の回答は以下です。
この時点での最新ニュースを実際に確認してみると、多くのニュースの内容が回答に反映されていました。
たとえば「スポーツ」の欄には、本日10月26日に行われている「ドジャース対ヤンキースの試合経過」が記載されています。
1秒単位で最新の情報を表示するのは困難ですが、当日の報道をまとめてくれるので、朝のニュースチェックにもPerplexityはピッタリです。
出典元が明記される
Perplexityは、質問に対する各回答にどのページを参照したか明記してくれます。参照元のリンクも載っているので、情報の真偽や周辺情報のリサーチも手軽です。
従来のAIでは、参照元を聞かないと答えてくれず、聞いても正確なURLを答えてくれない場合もありました。
そのため、情報の信頼性が不透明であるうえに、結局人間の手でイチからリサーチする手間がかかっていたのです。
AIで生成した回答ですから、人間の目でのチェックは不可欠です。しかし、Perplexityなら参照元がひとめでわかるので、情報のチェックも比較的簡単に行えます。
生成AIを用いたリサーチや資料作成が広まっている今日、情報の透明性を担保してくれるPerplexityは、多くの学生やビジネスパーソンにとって有効なツールなのです。
目的に沿った検索・出力
Perplexityでは、目的に沿った検索や出力のモード選択(サーチフォーカス)が可能なので、より正確で関連性の高い情報を効率的に取得できます。
たとえば「学術的な情報に特化してほしい」「文章作成の支援に特化してほしい」などです。
選択できるモードは以下表のとおりです。各モードには、特化した検索アルゴリズムと情報フィルタリングが実装されています。
モード | 主な特徴 | 最適な用途 |
---|---|---|
Web | 一般的な情報検索 | 日常的な調べもの ニュース検索 |
Academic | 学術情報に特化 | 研究・論文作成 専門知識の収集 |
Math | 数学処理に特化 | 数式の計算 数学的問題の解決 |
Writing | 文章作成支援 | レポート作成 文章校正 |
Video | 動画コンテンツ検索 | 視覚的な情報収集 教育コンテンツ |
Social | SNS情報の検索 | トレンド調査 世論分析 |
サーチフォーカスは、Perplexityでの検索時に、入力欄左下「フォーカス」をクリックすると選択できます。以下画像の表に表示されるので、使用したいモードを選択しましょう。
たとえば、学術論文を探す場合はAcademicモード、ブログ記事の土台を作る場合はWritingモードを選択すればOKです。
目的に応じて適切なモードを選択すれば、効率的な情報収集ができます。
追加で質問を表示
Perplexityでは、ユーザーの質問に関連する追加質問を自動的に提案してくれます。
最初の質問を経てさらに気になるであろうポイントや、見落としがちな側面に焦点を当てた質問を提示してくれるのです。
たとえば、特定の技術について質問した場合、その技術の応用例や展望、課題点などに関する追加質問が提案されます。
今回、例として「今日10月26日の日本国内の最新ニュースを教えて」と質問してみると、回答の最後で以下のように追加質問が表示されました。
より深い理解や新たな視点の発見ができますし、新しい質問を自分で打ち込む必要がないので便利です。
便利なPerplexityの6つの機能
Perplexity(パープレキシティ)で利用できる便利な6つの機能について解説します。
- Pro Search
- ファイルのアップロード・分析
- Spaces
- Pages
- 画像生成
- Reasoning(推論モード)
これらの機能を使えると、Perplexityを情報収集への利用だけでなく、情報をまとめるファイルやアウトプットといった役割でも活用できます。
Pro Search
Pro Searchは、通常の検索(Quick Search)に比べて、より包括的に深く調査してくれる機能です。
検索を行うと、リサーチのプロセスが表示され、どのようなキーワードやソースが用いられているかも明記されます。
実際に通常の検索(Quick Search)とPro Searchで検索してみると、Pro Searchのほうがより意図にあった回答をしてくれた印象です。
今回は例として、「新紙幣のデザインの背景を簡潔にまとめて」という同一の質問で、通常の検索とPro Searchの出力結果を比較してみます。まずは通常の検索での出力結果です。
対してPro Searchでの出力結果は以下のようになりました。
Pro Searchでは、「新紙幣のデザインの背景を簡潔にまとめて」という質問のより深い意図を汲んで、新紙幣が発行された目的にまで言及されています。
通常の検索(Quick Search)はすばやい回答を必要とする日常生活向きで、Pro Searchは、より深い理解や洞察が必要なビジネス・学習シーンに有用です。
ファイルのアップロード・分析
PerplexityはWeb上の情報を網羅的に参照して回答してくれますが、ファイルをアップロードして利用すれば、そのファイルの内容を解析して回答をしてくれます。
文書の要約やポイントの抽出、特定の情報の検索など、多様な分析に対応可能です。
たとえば、長文の研究論文を分析する場合、重要な結論や方法論を即座に把握できます。契約書や技術文書などの専門文書でも、必要な情報を効率的に抽出できるのです。
アップロードしたファイルは30日間保持されます。また、無料ユーザーでも利用可能ですが、1日3回までの制限があります。
多くの論文や文書ファイルを使って要約や資料作成をする方は、有料プランの利用がおすすめです。
本記事では、J-Stage様に掲載されている以下の記事を利用させていただいています。
タイトル:日本における所得の地域間格差と人口移動の変化 : 世帯規模と年齢構成を考慮した世帯所得の推定を用いて(<特集>地域格差の経済地理学)
著者:豊田 哲也
公開年月日:2017年05月19日
ページURL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jaeg/59/1/59_KJ00008685443/_article/-char/ja/
Spaces
Spacesは、いわばワークスペースのようなものです。1つのテーマのスレッド(チャット)を複数人で共有できます。
たとえば以下のように、Perplexityに関する情報をテーマごとにわけておけば、あとから確認するときに便利です。
テーマでわけた各Spacesを選択すると、以下のような画面になります。Perplexityとのチャット(スレッド)はもちろん、Pagesでまとめた内容も含められます(Pagesについてはのちほど解説します)。
Web上での情報収集はもちろん、アップロードしたファイルからも回答を作成可能です。Web検索とファイル両用を適用できますし、どちらか一方だけでもOKです。
教育現場でのグループ学習でも用いられていて、参考資料や文献をアップロードすれば、グループのメンバー全員で同一の資料をもとに学習を進められます。
あるいは、社内の資料を読み込ませると、社内の問い合わせボットのような使い方ができるでしょう。
Spacesは無料ユーザーでも、アカウント作成すれば利用可能です。
Pages
PerplexityのPagesは、検索結果や分析内容を自動で記事やドキュメントのようにしてくれる機能です。
生成された内容はユーザーの手で編集できます。文章の書き換えはもちろん、セクションの移動や画像の追加が可能です。
Perplexityでリサーチした内容をすべて自分の手で文章化・コンテンツ化しなくてよいので、作業効率がグッと高まります。
この機能は、ブログ記事の作成におおいに役立ちますし、会議用の資料やプレゼンテーションにも利用可能です。
他者に見せる用でなくても、たとえば論文を書くとき、テーマやカテゴリごとに情報をまとめておけば便利でしょう。
Pagesの利用は有料プランのみなので、記事やドキュメントの作成に活用したい方は有料プランへの登録が必要です。
画像生成
Perplexityでは、有料プランに登録していれば画像生成も行えます。画像生成で利用できるモデル(生成に使われるAI)は以下の通りです(2024年10月25日現在)。
- Playground v3
- DALL•E 3
- Stable Diffusion XL
- FLUX.1
ただし、Perplexityで生成した画像は商用利用ができません。個人利用だけにとどめるか、Perplexityの画像を参考にして別の商用利用できる生成AIで作成しましょう。
Perplexityで画像生成したいときは、まずチャットにテーマを送信します。実際に送信したのが以下の画像ですが、この時点ではイメージと異なる出力がされました。
次に、画面右側「画像を生成する」を選択します。「スタイルを選択」から「写真」を選ぶと、以下のように画像が生成されました。
Reasoning(推論モード)
2024年9月17日、6種類のサーチフォーカスに加え、新たにReasoning(推論モード)が追加されました。
ReasoningではOpenAIの最新モデル「o1-mini(オーワン・ミニ)」が採用されていて、複雑な分析や多段階の思考プロセスを経て回答してくれます。
たとえば、ビジネス戦略の立案や研究課題の分析など、多角的な視点からの検討が必要な場面で役立つでしょう。
以下は、気候変動対策と経済発展の両立についての推論を行った例です。
2024年10月現在はBeta版で、Perplexityの特徴であるWeb上での検索は統合されていません。
今後Web検索が統合されれば、推論に用いる情報が増え、より深く解像度の高い分析ができるようになるでしょう。
また、推論モードは現在、有料プランユーザーのみ利用可能で、1日10回まで使用できます。
※2024年11月23日現在、推論モードは有料プランでも表示されなくなっています。
Beta版の公開でしたので、今後の復活を楽しみにお待ちください。
Perplexityは商用利用できる?
Perplexityで作成した文章や画像は、そのまま商用利用することはできません。
Perplexityの利用規約には以下の記載があります。
5. 当社があなたに付与する権利
5.1 サービスを利用する権利。当社は、あなたが本規約を遵守することを条件として、個人的かつ非商業的な用途に限り、本サービスを利用することを許可します。
5.2本サービスの利用制限。適用される法律または規制がこれらの制限を禁止している場合、またはあなたが当社の書面による許可を得ている場合を除き、あなたは本サービスの利用に関連して以下の行為を行うことはできません:
引用:利用規約(Perplexity)
e.本サービスを商業目的で利用すること(商業的な広告または勧誘を伝達または促進することを含みますが、これに限定されません)
ですから、たとえばPagesを利用して記事を作成したり、生成した画像をYouTube動画のサムネイルに使用したりすることはできません。
Perplexityはあくまで、コンテンツ作成のサポートとして利用しましょう。
Perplexityは無料で使える?
Perplexityは、無料でも基本的な機能を利用できます。無料ユーザーが利用できる機能は以下の通りです。
- 検索機能:サーチフォーカス選択可能
- 画像・動画検索
- Pro Search:4時間ごとに3回まで
- ファイルのアップロード:1日3回まで
- Discover:世界のニュースをチェック
- Spaces:ワークスペース
- Library:チャット(スレッド)の履歴
- 使用モデル:Perplexity独自のAIモデル
基本的な機能は利用できるので、「日常生活でサクッと情報収集したい」という方は無料でも充分に活用できるでしょう。
ただし、やはり有料版(Proプラン)に比べると、利用できる範囲や回数が制限されています。
Pages(収集した情報のドキュメント化)の利用や使用モデルの選択・変更ができないので、「調べるだけでなくまとめたい」という方にとって不便に感じられる余地があります。
とくに「仕事や勉強で頻繁に使いたい」という方はProプランの利用がおすすめです。
Perplexityの料金プラン
Perplexityは、ユーザーのニーズに応じた料金プランを提供しており、個人利用から企業での大規模利用まで、幅広い利用シーンに対応しています。
たとえば、個人での利用であれば無料版や有料版(Proプラン)、企業での利用にはEnterpriseプランというように、用途に応じた選択が可能です。各プランの違いは以下のとおりです。
機能 | 無料 | Pro | Enterprise |
---|---|---|---|
料金 | 無料 | 月額20ドル | ・Self-Serve:ユーザー1人あたり月額40ドル ・Custom:要問い合わせ |
通常の検索 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
Pro Search | 4時間ごとに3回まで | 1日300回以上 | 無制限 |
ファイルアップロード | 1日3回まで | 無制限 | 無制限 |
AIモデル | Perplexity AI | 選択可能 | 選択可能 |
画像生成モデル | 生成不可 | 選択可能 | 選択可能 |
サポート | 基本サポート | Discordチャンネル&優先サポート | 専用サポート |
セキュリティ機能 | 基本 | 標準 | 強固(SOC2認証・SSO対応) |
データプライバシー | 標準 | 標準 | 強固(7日後自動削除・データ学習なし) |
ユーザー管理機能 | なし | なし | あり |
Pro・Enterpriseプランで利用できるAIモデル・画像生成モデルは以下の通りです(2024年11月24日現在)。
AIモデル | 画像生成モデル |
---|---|
デフォルト(Perplexity AI) Claude 3.5 Haiku Claude 3.5 Sonnet Sonar Large Sonar Huge GPT-4o | Playground v3 DALL•E 3 Stable Diffusion XL FLUX.1 |
Proプラン
PerplexityのProプランは、個人やフリーランス、小規模チームでの利用を想定して提供されています。
無制限のファイルアップロードや画像生成、Pages、Pro Search、最新モデルの利用が可能です。
たとえば、大量の論文を分析する学生や資料を作成するビジネスパーソン、ブロガーにとって広く活用できるでしょう。
料金は月額20ドル※で、年払いにすると40ドルの割引があります。
※2024年10月25日現在3,038円
「リサーチだけでなく、収集した情報をまとめるドキュメントのように使いたい」という方は、Proプランの利用がおすすめです。
Enterprise
PerplexityのEnterpriseプランは、大規模な組織や企業向けに特化しています。
Pro Searchや最新モデルの利用はもちろん、組織で使うシーンを想定した機能のカスタマイズが可能です。
たとえば、社内での情報共有や分析ツールとして導入する場合、ユーザー管理機能やアクセス権限の設定、利用状況の分析など、組織的な運用に必要な機能を活用できます。
また、強固なデータセキュリティも魅力で、入力データは学習されず、アップロードしたファイルは7日後に自動で消去されます。
料金形態には「Self-Serve」と「Custom」の2つがあり、組織や企業の規模によって選択可能です。
「Self-Serve」は、従業員数が250人未満の組織・企業が利用できます。料金はユーザー1人あたり40ドル(2024年10月25日現在6,077円)で、年払いにすると、ユーザー1人あたり40ドル割引されて400ドルです。
対して「Custom」はより大きな規模の組織・企業向けで、料金はPerplexityのチームに問い合わせて決定されます。
Perplexityと他のAI検索エンジンとの比較
Perplexity(パープレキシティ)は、AI検索エンジンとしての基本機能に加え、他のAIチャットボットとは異なる独自の特徴を持つプラットフォームとして注目を集めています。
AI検索エンジンの選択で重要なのは、情報の正確性・最新性・使用目的との適合性です。Perplexityはとくに情報検索と出典の明示に優れており、学術研究やビジネス利用において高い価値を提供します。
以下表はPerplexityと他のAI検索エンジンの比較です。
特徴 | Felo | GenSpark | Perplexity |
---|---|---|---|
多言語対応 | ○ | △ | △ |
リアルタイム検索 | × | × | ○ |
学術論文検索 | ○ | △ | ○ |
マインドマップ作成 | ○ | × | × |
スライド自動生成 | ○ | × | × |
AIエージェント機能 | × | ○ | × |
モバイルアプリ | ○ | × | ○ |
ブラウザ拡張機能 | ○ | × | ○ |
アカウント作成 | 必要 | 必要 | 不要 |
上記表からわかるのは、Perplexityの強みが「リアルタイムで情報収集できること」と「アカウントが不要であること」でしょう。
一般的な生成AIや上記のAI検索エンジンは、“検索”といいながらも、一定期間の学習データをもとに回答を生成します。
その点、トレンド性のある情報は頻繁に更新されるため、リサーチしても最新情報を得られない可能性があります。
「より正確で新しい情報を入手したい」「調べる手間を削減するためにソースを出してほしい」という方は、どのAI検索エンジンより、Perplexityがマッチしているのです。
使いやすく機能性も抜群なリサーチ系AIについては以下の記事でまとめていますので、ぜひあわせてご覧ください。
関連記事:【2024年11月最新】国産AI検索エンジン「Felo」とは?使い方や料金を徹底解説
Perplexityの登録方法
Perplexityの登録方法を以下の3つにわけて解説します。
- 無料→アカウント作成
- Proプランの登録
- 【期間限定】ソフトバンクユーザーは1年間無料
無料→アカウント作成
Perplexityは無料かつアカウントなしでも利用できますが、アカウントを作成したほうが活用の幅が広がります。
ですので、Perplexityにアクセスしてからアカウントを作成するまでを解説します。手順は以下のとおりです。
- Perplexityのページにアクセス
- 画面左下「新規登録」をクリック
- お好みのアカウントを選択
- ポップアップの内容をチェックして進む
まずはPerplexityのページにアクセスしましょう(手順1)。アクセスすると以下の画面が表示されます。
画面左下「新規登録」をクリックするとアカウント作成画面に移動します(手順2)。画面右下のポップアップから進んでも構いません。
その後、使用するアカウント選択の画面になります。メールアドレスはもちろん、GoogleやAppleのアカウントで進められるので、お好みのものを選びましょう(手順3)。
アカウントを決定したら、以下の画面に移動します。Perplexityの概要や有料プランについての案内があるので、適宜チェックして進んでください。
チェックが終わるとアカウント作成の完了です。
Proプランの登録
PerplexityのProプランの登録手順は以下のとおりです。
- Perplexityのページにアクセスし「設定アイコン」をクリック
- 「perplexity pro」に移動
- 「サブスクリプション」の「もっと詳しく」をクリック
- 「Proで続ける」をクリック
- 支払い情報を入力して申し込む
まずはPerplexityのページにアクセスし、画面左下の「設定アイコン」をクリックしましょう(手順1)。この際、アカウント名の上に表示されている「Proを試す」をクリックしてもOKです。
「設定アイコン」をクリックすると、さまざまな設定が表示されるので、下にスクロールして「perplexity pro」に移動してください(手順2)。
「perplexity pro」の一番上に「サブスクリプション」の欄があります。右側の「もっと詳しく」をクリックしましょう(手順3)。
「もっと詳しく」をクリックすると、無料プランとProプランの概要が表示されますので「Proで続ける」をクリックしてください。
「Proで続ける」をクリックすると、支払い情報の入力画面に移動します。月払い・年払いの選択はこの画面で行いますので、年払いにする場合は、画面左側「年次ごとの請求で」の欄をONにしましょう。
入力内容を確認して「申し込む」をクリックすればProプランへの登録完了です。
【期間限定】ソフトバンクユーザーは1年間無料
ソフトバンク系列(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMO)のユーザーは、PerplexityのProプランを1年間無料で利用できます。
キャンペーンは2025年6月18日まで行われます。この期間中に専用サイトから申し込めば、Proプランを1年間無料で利用可能です。
2024年10月現在、Perplexityと提携している国内の携帯電話会社はソフトバンクのみです。
「PerplexityをProで使うか迷う」というソフトバンクユーザーの方は、このキャンペーンを利用して、ぜひPerplexityを使ってみてください。
PerplexityにAPIはある?
PerplexityにはAPIがあります。APIは、異なるソフトやアプリケーションでAIの機能を使用する仕組みです。
つまりAPIを活用すれば、AIでの応答を備えたツールやアプリを、プログラミングの知識がなくても作れます。
APIの利用料金は、使用するトークン数(入出力する文字数)によって変動します。
Proプラン以上であれば、プラン登録時に5ドル分が付与されますので、Proプラン以上に登録した方はぜひ一度使ってみてください。
無料で利用している方は、別途クレジット(APIを利用するためのポイントのようなもの)の購入が必要です。
まとめ:Perplexityでリアルタイムな情報収集!
Perplexityは、生成AIと検索エンジンが合体したようなAIです。検索エンジンでリアルタイムに調べた結果を参照元とともに出力してくれるので、高い情報の透明性を持っています。
アカウント作成・Proプランへのアップグレードを行えば、情報収集だけでなく、集めた情報を視覚的にわかりやすくまとめられる機能も利用可能です。
日常生活だけでなく、ビジネスや学習、研究であなたの右腕になってくれるPerplexityをぜひ使ってみてください。
弊社SHIFT AIでは、AIツールの使い分け資料や無料で使えるAIツールを配布しています。
「AIを活用して仕事や勉強を効率化していきたい」という方は、ぜひ無料で資料を手に取ってください。
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記事を書いた人
木村凛日
フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。
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