「Midjourneyでロゴを作りたい!でもどう作るの?プロンプトは?」と気になっていませんか。
Midjourneyでは、さまざまなスタイルやテイストで、高クオリティなロゴを作れます。
ただし、プロンプトに入れる要素やコツを知っておかなければ、理想どおりのロゴにはなかなか近づけません。
本記事では、Midjourneyでロゴを作るときの注意点や筆者おすすめの設定、プロンプトに入れたい要素を解説します。
さまざまなプロンプトで作成したロゴの実例も紹介しますので、ぜひロゴ作成時の参考にしてください。
Midjourneyの使い方や機能については、以下の記事で解説しています。
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
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Midjourneyのロゴ作成で気をつけたい3つの注意点
Midjourneyでロゴを作るときに気をつけたい注意点は以下の3つです。
- 無料プランはなく有料のみ
- 文字の生成に比較的弱い
- 要素が多すぎるプロンプトにしない
それぞれ詳しく解説します。
無料プランはなく有料のみ
Midjourneyは、2024年9月現在、有料プランのみの提供です。
Web版がリリースされた2024年8月ころに無料トライアル期間がありましたが、現在は終了しています。
「無料で使えないのか」とがっかりされる方もいるかもしれませんが、Midjourneyには有料であるぶんの価値があると筆者は考えています。
筆者は無料でロゴを作成できるサイトやアプリもさまざまに使ってきました。
しかし、デザインのバリエーションが数種類しかなかったり、細部の描き方が荒かったりして、好ましいロゴデザインの生成に多くの時間を要しました。
結果的に、生成したロゴは“デザイン案”として使い、自分の手で1から作ることになったのです。
その点、Midjourneyのデザインは細部まで描き込まれていて、バリエーションも豊かなので、Midjourneyで生成しただけの状態でロゴに使えます。
ですから、筆者目線では、無料のサイトで長く時間を使って作るより、Midjourneyでサクッと作成するのがおすすめです。
Midjourneyの料金やプランについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:Midjourneyの利用料金は?プランの違いや商用利用について解説
文字の生成に比較的弱い
Midjourneyでは文字を入れたロゴを生成できますが、文字の生成、とくに「文字だけの生成」は今のところ得意ではありません。
Midjourneyが、画像やイラストの生成AIであるためです。
また、文字を生成できても、フォントが望ましくなかったり、絵のように描かれた文字になったりします。
ですから、ロゴに文字を入れたいときは、Midjourneyでロゴのイラスト部分を生成し、Cnavaなどの別ツールで文字を入れるのがおすすめです。
文字が入った状態でロゴを生成する方法はのちほど解説します。
要素が多すぎるプロンプトにしない
細かい要素を多く入れたプロンプトにすると、より作り込まれた画像を生成できるイメージがあるでしょう。
しかし、Midjourneyでロゴを作るとき、多くの情報を入れたプロンプトはおすすめしません。
理由は、プロンプトを作り込んだとしても、プロンプトどおりの正確な出力がされるとは限らないからです。
筆者の経験上、要素の多いプロンプトでイメージと異なる出力がされたとき、プロンプトのどの部分をどのように書き換えたらよいか、考えること自体に時間がかかります。
この点を考慮すると、できるだけ単純なプロンプトで生成してから、加えたい要素をプロンプトに追記して生成したほうが、総合的な労力を削減できるのです。
Midjourneyでも、プロンプトはシンプルで短いフレーズが望ましいとされています。
参考:Prompts(Midjourney)
ですから、ロゴに入れたい要素を明確にしたうえで、できるだけシンプルなプロンプトから生成を始めるようにしましょう。
【筆者おすすめ】Midjourneyでロゴを作るときの設定
Midjourneyでは、画像生成のモードやスタイルなどさまざまな設定ができます。
そのうち、筆者がおすすめしたいロゴ生成の設定変更は以下のとおりです。
- Modelの「Mode」:Raw
- Aestheticsの「Stylization」:0
「Mode:Raw」と「Stylization:0」以外は、とくに変更しなくてOKです。お好みに合わせて変更してください。
「Mode:Standard/Raw」は「どれくらいプロンプトに忠実な出力をするか」の指標です。
- Standard:Midjourneyの美的要素を加えて画像を出力
- Raw:プロンプトに忠実な画像を出力
「Stylization」は、生成する画像に加えるMidjourneyの美的要素の度合いで、数値の範囲は「0〜1000(100がデフォルト)」です。
「Stylization」の数値が高くなればなるほど、より詳細で写実的な画像になります。
ロゴを作成するとなると、写実的な表現は避け、できるだけプロンプトの内容に従ってもらいたいので、筆者は「Mode:Raw」と「Stylization:0」をおすすめします。
以下に「Mode:Standard/Raw」のそれぞれで「Stylization(パラメーター表記:––stylize ◯◯)」の数値を変更した画像の例を記載します。
どのような変化があるかぜひ見比べてみてください。
logo design for corgi cafe
Midjourneyでロゴ作成するプロンプトに入れたい6つの要素
Midjourneyでロゴを作るとき、プロンプトに入れたい要素は以下の6つです。
- テーマ
- スタイル
- モチーフ
- 色
- 文字
- ロゴに入れたくない要素
これらの要素を入れることで、よりイメージに近いロゴを作成できます。
ここからは「コーギーカフェのロゴ作成」を例とし、プロンプトに上記の要素を徐々に追加して生成していきます。
また、画像生成時の設定は、先ほど紹介した以下2点を反映したものです。
・Mode:Raw
・Stylization:0
テーマ
Midjourneyでロゴを作成するときは、テーマ、つまり「何のロゴであるか」を伝えましょう。作成したいロゴの概要や大枠を伝えるイメージです。
テーマを伝えるときは、プロンプトを「logo design for ◯◯」の形から始めるのがおすすめです。
テーマだけを伝えたプロンプトでは、以下のロゴが生成されました。
Logo design for a corgi cafe
線が少なくシンプルで、コーギーとカフェの要素がしっかりと入ったロゴになりました。
スタイル
描き方やデザインをプロンプトに入れて、どのようなスタイルのロゴにしたいか指示しましょう。
スタイルの指示に使える主な言葉は以下のとおりです。
種類 | スタイル | 意味 |
---|---|---|
シンプルな描き方 | line art style hand-drawn style watercolor style | 線だけでシンプルに 手書き風に 水彩画のように |
時代やテイスト | modern style vintage style cartoon style | 現代的なデザインに ヴィンテージデザインに 海外コミック風に |
奥行きの有無 | geometric style 3D style flat style | 幾何学デザインに 3Dデザインに 平面的なデザインに |
これらの言葉は組み合わせて使えます。たとえば「海外コミック風×3Dデザイン」にしたいとき、プロンプトに言葉を入れ込むと、以下のようなロゴができあがります。
Logo design for a corgi cafe, cartoon style, 3D style
海外コミック風の線や表情の描き方になり、奥行きも出ています。
今回は以下のプロンプトで、「watercolor style(水彩画のように)」のみを指定して進めていきます。出力されたロゴは以下のとおりです。
Logo design for a corgi cafe, watercolor style
モチーフ
ロゴに含めたい物(モチーフ)を指定すると、よりイメージに沿ったロゴになります。
今回の例の場合、「a corgi cafe」と伝えるだけで、「コーギー」とカフェ要素の「コーヒーカップ」が描かれました。
Midjourneyは、テーマから画像に入れる要素を考えてくれますが、さらに加えたい要素がある場合は個別に指示してあげましょう。
たとえば今回は、すでに描かれている「コーギー」と「コーヒーカップ」に、「植木鉢に入った小さな花」を追加してみます。
プロンプトと生成されたロゴは以下のとおりです。
Logo design for a corgi cafe, watercolor style, coffee cup and small flowers in a flowerpot motif symbol
ここまで生成されたロゴに、花や葉のイメージが追加されました。
右側の2つは、プロンプトどおり植木鉢に入った状態で描かれています。
色
プロンプトで指示すれば、ロゴの背景やロゴ全体のカラーも指定可能です。
たとえば背景に色をつけたい場合は、以下プロンプトのように「◯◯ background」を加えましょう。フレーズにつづけるのではなく、カンマ( , )で区切って記載してもOKです。
Logo design for a corgi cafe, watercolor style, coffee cup and small flowers in a flowerpot motif symbol with orange background
これまで白背景がメインでしたが、オレンジ色の背景が加わっています。
ロゴをサイトや資料に使用するとき、多くの場合「背景透過」の操作をするでしょう。その操作が面倒な方は、ロゴを生成する時点で背景色を指定してあげるのも1つの手です。
白背景に使用するなら白に、他の色なら、プロンプトで背景と同じカラーコードを入れて指示してみてください。
また、背景でなくロゴ全体のカラーリングの指定もできます。
今回は、ロゴ全体のカラーリングを「黄色と緑」に指定して生成してみました。
Logo design for a corgi cafe, watercolor style, coffee cup and small flowers in a flowerpot motif symbol, yellow and green
これまで、青やピンクなどさまざまな色で描かれていましたが、全体的に「黄色と緑」で統一されています。
文字
「Midjourneyは文字の生成に比較的弱い」とお伝えしましたが、ロゴに文字を入れ込むこと自体は可能です。
現時点では、「Midjourneyは文字の形に見える“絵”を描いている」と捉えておくとよいでしょう。
テキストではなく、あくまで“絵”ですから、フォントの指定は難しいですし、自動で装飾が加わっている場合が多くあります。
筆者個人的には、ロゴに文字を入れたいときは「ロゴはMidjourneyで、文字はCnavaなどの別ツールで」とするのがおすすめです。
Midjourneyでロゴに文字も入れたいときは「“◯◯”」の形でプロンプトに記載します。
参考:Text Generation(Midjourney)
二重引用符(ダブルクォーテーション)で、ロゴに入れ込みたい言葉を囲めばOKです。
ただし、日本語の言葉の反映は難しく、現時点で「英語の言葉」のみに対応しています。また、長めの文章より、短い単語やフレーズのほうが正確な反映がされやすいです。
今回は「お店の名前は“cogi cogi”」とプロンプトに追加して生成してみました。
Logo design for a corgi cafe, watercolor style, coffee cup and small flowers in a flowerpot motif symbol with orange background, store name is “cogi cogi”
ほとんどの場合で「cogi cogi」の文字が反映されました。単純なテキストでなく、装飾が加わった文字が描かれているのがわかります。
ロゴに入れたくない要素
段階的にロゴを生成したとき、不要な要素が描かれる場合があります。
その場合は、ネガティブプロンプトを用いて、ロゴに入れたくない要素を指定してあげましょう。
ネガティブプロンプトは、「––no ◯◯」の「◯◯」に不要な要素を入れて、プロンプトのうしろに記載するものです。
使用することで、「◯◯」の要素を除いた出力がされます。
Midjourneyで使えるネガティブプロンプトについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひこの機会にご覧ください。
関連記事:Midjourneyのネガティブプロンプトとは?使い方や活用例を解説
ネガティブプロンプトに入れる不要な要素として、「ロゴに入れたくない物」はもちろん、「ロゴに反映してほしくないこと」も指定できます。
たとえば「写実的な描き方をしないでほしい」という場合は、「––no realistic photo details」をプロンプトに追加しましょう。
実際に「––no realistic photo details」を追加してみると、以下のロゴが出力されました。
Logo design for a corgi cafe, watercolor style, coffee cup and small flowers in a flowerpot motif symbol with orange background, store name is “cogi cogi” ––no realistic photo details
写実的な描き方は避けられ、全体的に線画やイラスト風の出力がされました。
Midjourneyで作成したロゴの実例
Midjourneyで作成したロゴの実例を以下6つに分けて紹介します。
- シンボルロゴ
- 抽象・幾何学ロゴ
- エンブレムロゴ
- マスコット入りロゴ
- ワードロゴ(文字のみ)
- シンボル+ワードロゴ
プロンプトも記載しますので、ぜひロゴ作成の参考にしてください。
シンボルロゴ
シンボルロゴは、名前のとおり「シンボルだけ」のロゴです。たとえばX(旧Twitter)やAppleのロゴが該当します。
「ブランドイメージとして“シンプルで無駄がないこと”を印象づけたい」「パッと見で印象に残したい」という場合におすすめのロゴです。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- 会社のロゴ
- シンプルでモダンなデザイン
- 緑色
- 白背景
Logo design for a company, simple modern style, green, white background
色の「グリーン」が反映されているのか、「葉」のイメージがあるシンプルなロゴが生成されました。
細めライン
ロゴを細めの線で描く指示もできます。細めの線で描かれたロゴは、ミニマルで高級なイメージを与えられます。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- 会社のロゴ
- シンプルでモダンなデザイン
- 細いラインで
- 緑色
- 黒背景
Logo design for a company, simple modern style, minimal line, green, black background
シンプルロゴと比較すると、より細い線で描かれており、抽象度が増した印象です。
グラデーション入り
ロゴにグラデーションを入れると、動的で活発な印象になります。
グラデーション入りのロゴにしたいときは、プロンプトに「◯◯ and ◯◯ gradient」と記載し「◯◯」に使いたい色を入れましょう。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- 会社のロゴ
- シンプルでモダンなデザイン
- 緑と黄色のグラデーション
- 白背景
Logo design for a company, simple modern style, green and yellow gradient, white background
形はシンプルながら、動きの見えるロゴになりました。黄色と緑のグラデーションなので、快活なイメージがあります。
和風
Midjourneyでは、日本風(和風)のデザインも作成できます。日本の食や文化を扱う企業のロゴ作成に便利です。
和風デザインにしたいときは「Japanese style」をプロンプトに入れましょう。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- 会社のロゴ
- 和風デザイン
- 緑色
- 黒背景
Logo design for a company, Japanese style, green, black background
「和風」と「グリーン」から、お茶や木をイメージできるロゴが生成されました。黒の背景もあいまって落ち着いた印象です。
抽象・幾何学ロゴ
抽象や幾何学は、Appleの「リンゴ」やヤマト運輸の「ネコ」のように物として認識できるデザインでなく、図形を組み合わせたようなデザインです。
会社のイメージを伝えたり、インパクトを与えたりするのにマッチしています。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- マーケティング会社のロゴ
- 平面
- 幾何学デザイン
- 1つの四角と複数の円
- 青色
- 白背景
Logo design for a marketing company, flat geometric style, 1 square and circles, blue, white background
図形を組み合わせることで、ロゴ全体に動きが出ています。「blue」とだけ指示しましたが、青系のさまざまな色が使われました。
形や色を変えてみると、他にも以下のようなロゴが生成されました。
Logo design for a marketing company, geometric style, sharp diamond, pink, white background
ダイヤモンドの形を軸に、立体感もあるロゴになりました。グラデーションも入れると、より奥行きのあるロゴになりそうです。
Logo design for a marketing company, geometric style, rectangle and circle, orange and violet, white background
図形の数を指定しない場合、それぞれの図形がより混ざりあったようなロゴになりました。
Logo design for a marketing company, geometric style, 3 simple wavy lines, gold, black background
図形だけでなく、線の形を指示した抽象ロゴも作成できます。上のロゴは、高級なサロンのようなイメージです。
エンブレムロゴ
エンブレムロゴは紋章やバッジのような見た目で、厳格なイメージがあります。
スターバックスのロゴが有名で、シンボルの中に文字やマークが細かく描き込まれているデザインです。
エンブレムといえば盾の形が印象的ですが、円形や三角にすれば、レトロなレストランに飾ってあるポスターのようなイメージを与えられるでしょう。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- レストランのエンブレムデザイン
- 手書き風
- 青色だけ
- 茶色の背景
Emblem for a restaurant, hand-drawn style, only yellow, brown background
エンブレムによく描かれるリボンがあったり、左右対称なデザインがあったりします。
ネガティブプロンプトを加えて写実的な描き方を除くと、以下のようなロゴが生成されました。
Emblem for a restaurant, hand-drawn style, only yellow, brown background ––no realistic photo details
さきほどのエンブレムロゴと比較して、よりイラスト感のあるロゴが生成されました。
ヴィンテージ
エンブレム風のロゴにするなら、ヴィンテージ感のあるデザインもおすすめです。より古風で厳格なイメージを伝えられます。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- レストランのエンブレムデザイン
- ヴィンテージスタイル
- 影を描かない
Emblem design for a restaurant, vintage style ––no shading details
カラーリングや線の描き方にヴィンテージ感のあるロゴになりました。
よりレトロなイメージにしたいときは「vintage retro style」を入れるのがおすすめです。
Emblem design for a restaurant, vintage retro style ––no shading details
モダン
エンブレムの厳格さを出しつつ、現代的でおしゃれなデザインにもできます。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- レストランのエンブレムデザイン
- モダンスタイル
- 影を描かない
Emblem design for a restaurant, modern style ––no shading details
モダンさが感じられる直線的・幾何学的なデザインでありながら、エンブレムの要素が入ったロゴになりました。
和風
エンブレムデザインに和の要素を入れ込むと、温泉や和菓子屋さんのようなイメージのロゴになります。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- レストランのエンブレムデザイン
- 和風デザイン
- 影を描かない
Emblem design for a restaurant, Japanese style ––no shading details
和菓子屋さんの看板やのれんに描かれていそうなデザインです。
マスコット入りロゴ
マスコット入りロゴは、デザインにマスコット(キャラクター)が入っていたり、マスコットメインで描かれていたりするものです。
ケンタッキーフライドチキンのロゴ(赤の背景にカーネルサンダースが描かれている)がイメージしやすいです。
会社やブランドのキャラクターを盛り込んだデザインにすると、キャラクターの覚えやすさで、会社や商品のイメージが伝わりやすくなるでしょう。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- お菓子会社のロゴ
- シンプルな天使のマスコット
- 白背景
Logo design for a confectionery company, simple angel mascot, white background
シンプルなイラストが描かれているので、ロゴとしてはもちろん、チラシやサイトデザインにも使えそうなものになりました。
モチーフとして商品イメージを入れ込んだり、スタイルを変えたりすると、グッと印象が変わります。
- お菓子会社のロゴ
- シンプルな天使のマスコット
- 缶入りのクッキー
- オレンジ背景
Logo design for a confectionery company, simple angel mascot, cookies in a can motif symbol, orange background
「缶入りクッキーを販売している」という旨が伝わりやすく、さらに優しいイメージも感じられるロゴです。
- お菓子会社のロゴ
- 3Dデザイン
- シンプルな天使のマスコット
- バスケットに入った飴
- ピンク背景背景
Logo design for a confectionery company, 3D style, simple angel mascot, candy in a basket motif symbol, pink background
3Dデザインにしてみると、ロゴというより、チラシやサイトへ入れ込むのに向いているデザインになりました。
マスコット入りのロゴを作るときは、「3D」ではなく「2D」がマッチするので、手書き風や漫画風といったスタイルがおすすめです。
ワードロゴ(文字のみ)
文字のみのロゴ(ワードロゴ)は、企業やブランド名を認識してもらうのにピッタリのデザインです。
しかし会社名をすべて記載すると長すぎるため、多くの場合、略称やイニシャルのみがロゴに描かれます。
Midjourneyも文章に近いような“長い言葉”を描くのは苦手です。
「Midjourneyで文字も描きたい」という場合は、イニシャルだけにするか、5文字程度の単語におさえることを推奨します。
文章に近いような“長い言葉”を描きたいのであれば、再生成を繰り返し、描きたい言葉にもっとも近い出力を待つしかありません。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- デザイン会社のロゴ
- 会社名「KIMURA」
- シンプルな天使のマスコット
- 白背景
logo design with just the text “KIMURA”, simple modern style, white background
会社名「KIMURA」が反映されつつ、要素に無駄がない洗練されたロゴになりました。
イニシャルをロゴにしたい場合は、以下のようなプロンプトにすればOKです。
logo design with just the text “K”, lettermark, cartoon style, orange scale
logo design with just the text “K”, lettermark, flat round typography, blue scale
logo design with just the text “K”, lettermark, typography slab, geometric style, red scale, white background
シンボル+ワードロゴ
シンボルとワードを組み合わせたロゴは、シンボルの強い印象を与えながら、ブランド名も覚えやすくなるデザインです。
ピザハットやバーガーキングなどのロゴがイメージしやすいでしょう。
ここまででお伝えしているとおり、Midjourneyは文字の生成が不得意です。生成を繰り返しても、しっくりくるデザインにならない場合が多くあります。
ですから、よほどのことがない限りは「シンボルはMidjourneyで生成、ロゴは別ツールで追加」という方法を取るのが筆者個人的にはおすすめです。
以下の要素を盛り込んだプロンプトで生成した結果を紹介します。
- 飲料会社のロゴ
- シンプルなモダンデザイン
- ボトル入りの緑茶
- 会社名「KIMURA」
- グリーンスケール
- 白背景
Logo design for a beverage company, simple modern style, bottled green tea motif symbol, company name called “KIMURA”, green scale, white background
「ボトル入りの緑茶」が描かれながら、会社名「KIMURA」も反映されたロゴになりました。
全体のカラーリングも緑系(グリーンスケール)になっているので、「お茶のブランド」というイメージを持ちやすいでしょう。
まとめ:Midjourneyで高クオリティなロゴを簡単作成!
Midjourneyでは、プロンプトで要素を伝えることで、さまざまなスタイルやテイストのロゴを作成できます。
しかしMidjourneyは、文字の生成に不得意な部分があります。ロゴに文字を入れたい場合は、Canvaといった別ツールで追加するのがおすすめです。
同様のプロンプトでも、スタイルやテイストを一部変えることで、多種多様なロゴを作れます。
ぜひプロンプトに変化を加えながら、理想的なロゴデザインに近づけていってください。
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