Copilotを使おうとしたのに、突然使えなくなってしまった経験はありませんか?せっかく便利なAIツールを導入したのに、トラブルで使えないとストレスがたまってしまいますよね。
このままCopilotが使えない状態を放置していると、業務効率が低下したり、AIの恩恵を受けられずに競合他社に後れを取ってしまったりする可能性があります。
本記事では、Copilotが使えなくなった際の主な原因6つと、その対処法を詳しく解説します。さらに、Teams、Excel、Wordなどの特定のアプリでCopilotが機能しない場合の4ステップの対処法も紹介します。
この記事を読むことで、トラブルを解決でき、Copilotを最大限に活用できるようになるでしょう。
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
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【対策も】Copilotが使えない原因6選
本章では、Copilotが使えない原因とその対策を解説します。
- Windowsが最新ではない
- アカウントのライセンスが正しくない
- タスクバーのCopilotの表示がオフになっている
- ローカルアカウントでサインインしている
- Microsoft側でエラーが生じている
- 無料版だと使えない機能を使おうとしている
それぞれの原因・対策を確認して、Copilotを快適に使えるようになりましょう。
Windowsが最新ではない
CopilotはWindows10のバージョン22H2以降、もしくは Windows 11バージョン23H2以降でサポートされているため、それより古いバージョンでは機能しません。
そのため、まずはWindowsのOSを[スタート] > [設定] > [Windows Update] の順に選択して更新してみましょう。
また、定期的にWindows Updateを確認し、常に最新の状態を維持することをおすすめします。
Copilotが使えない際に「再接続しようとしています」というエラーが出た時の対処法については、以下の記事で詳しく解説しているため、参考にしてみてください。
関連記事:【すぐに解決】Copilotで「再接続しようとしています」が出た時の対処法を解説!
アカウントのライセンスが正しくない
Copilotが使えない原因として、アカウントのライセンスが正しくないことがあります。
たとえば、個人用Microsoft 365アカウントで企業向けプランのCopilot for Microsoft 365の機能を使おうとすると、エラーメッセージが表示されることがあります。この場合、企業向けのライセンスが必要です。
正しいライセンスを確認し、必要に応じて更新することで、Copilotの機能を利用できるようになります。ライセンスの種類や価格は、Microsoft公式サイトで確認できます。適切なライセンスを取得することで、Word、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリケーション内でCopilotを活用でき、文書作成やデータ分析の効率が飛躍的に向上します。
タスクバーのCopilotの表示がオフになっている
Windows 11の設定で、タスクバーのCopilot表示をオフにしている場合、アイコンが表示されずアクセスできなくなります。
設定アプリの「個人用設定」→「タスクバー」でCopilotの表示がオフになっていると、アイコンが見えなくなります。Windows 11の場合、Copilotを有効にするには、「設定」>「個人用設定」>「タスクバー」と進み、Copilotの項目をオンにします。
タスクバーの設定を確認し、Copilotの表示をオンにすることで、必要な時にすぐCopilotを起動でき、文書の要約や情報の検索など、日常的な作業の効率化につながります。
ローカルアカウントでサインインしている
Copilotが使えない原因として、ローカルアカウントでWindowsにサインインしていることが考えられます。Copilotの一部の機能は、Microsoftアカウントでサインインしている状態でのみ利用可能です。
ローカルアカウントを使用している場合、Copilotのアイコンは表示されても、クリックしても反応しないことがあります。この問題を解決するには、Microsoftアカウントでサインインし直す必要があります。
Microsoft側でエラーが生じている
Copilotが使えない場合、Microsoft側のサーバーでエラーが発生している可能性があります。Copilotはクラウドベースのサービスであり、サーバーの問題やメンテナンス作業によって一時的に利用できなくなることがあります。
Microsoftのサーバーに問題が発生している場合、ユーザー側では対処できない問題であるため、復旧を待つ必要があります。
Microsoft側のサーバーに問題がある場合は、復旧までオフライン作業に切り替えたり、別の生成AIを使ったりなど、代替手段を検討することをおすすめします。
無料版だと使えない機能を使おうとしている
Copilotには無料版と有料版があり、一部の機能やOffice製品との統合は、有料版でのみ利用可能です。
たとえば、Excel上のCopilot機能を使いたい場合、有料版にアップグレードする必要があります。有料版には、個人向けのCopilot Proと企業向けのCopilot for Microsoft 365があります。
無料版と有料版の違いを理解し、必要に応じて有料版にアップグレードするようにしましょう。Copilotのプランに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事:Microsoft Copilotのプラン別料金一覧!何ができるかも解説
Teams・Excel・WordなどでCopilotが使えない時の対処4ステップ
有料版を使っているのに、Teams・Excel・WordなどのOffice製品上でCopilotを使えない場合は、以下のステップで解決してみましょう。
- 正しいアカウントを使用しているか確認する
- ライセンスを更新する
- チャネルを確認する
- プライバシーの設定を確認する
上記のステップでもCopilotを使えない場合は、Microsoftの公式サポートセンターに問い合わせてみましょう。
正しいアカウントを使用しているか確認する
CopilotをOffice上で使う機能は、特定のライセンスを持つアカウントでのみ利用可能であり、間違ったアカウントでサインインしていると機能しません。
たとえば、個人用アカウントでビジネス向けのCopilot機能を使おうとすると、エラーが発生します。このような場合、Microsoft 365アプリの「ファイル」→「アカウント」から、現在使用しているアカウントを確認できます。
個人用にはMicrosoft 365 PersonalまたはFamilyサブスクリプションとCopilot Proが用意されています。また、ビジネス用はMicrosoft 365 Business Basic、Business Standard、Business Premium、E3、E5、F1、F3 サブスクリプションとともに、Microsoft Copilot for Microsoft 365が必要です。
ライセンスに関しては、Microsoftの公式サイトをご覧ください。
ライセンスを更新する
ライセンスが期限切れや更新されていない状態だと、Copilotの機能にアクセスできなくなる可能性があります。
WindowsではMicrosoft 365アプリの「ファイル」→「アカウント」から「ライセンスの更新」を選択することで、最新版のライセンスに更新できます。
Macの場合は、画面左上のアプリ名(WordやExcelなど)を選択し「〈アプリ名〉について」→「詳細情報…」→「ライセンスの更新」で更新可能です。
ライセンスを最新の状態に保つことで、Copilotを含む最新のMicrosoft 365機能を使えるようにしましょう。
チャネルを確認する
Copilotは、半期エンタープライズチャネルを使用している場合、Copilot機能が利用できないことがあります。この場合、最新または月次エンタープライズチャネルに切り替えることで、Copilot機能が利用可能になる場合があります。
チャネルの確認は、Microsoft 365アプリの「ファイル」→「アカウント」の「製品情報」セクションで行えます。「半期エンタープライズチャネル」と記載されている場合、IT管理者に連絡して変更を依頼してみましょう。
プライバシーの設定を確認する
プライバシー設定がオフになっていると、Copilotの機能が制限される場合があります。
プライバシー設定をオンにするには、まずはMicrosoft 365アプリの「ファイル」→「アカウント」→「アカウントのプライバシー」→「設定の管理」を選択します。
次に、「コンテンツを分析するエクスペリエンス」と「すべての接続エクスペリエンス」がオンになっていることを確認しましょう。これらの設定がオフの場合、Copilotが正常に機能しない可能性があります。
ただし、組織によって管理されているMicrosoft 365の場合、これらの設定を個人で変更できないことがあります。その場合は、IT管理者に確認し、組織のポリシーに沿った対応を取る必要があります。
無事Copilotを使えるようになったら、以下の記事を参考に、具体的な活用方法を確認してみましょう。
Copilotが使えない時によくある質問
本記事で解説した対策以外に、Copilotが使えない時によくある質問を2つまとめました。
それぞれの回答を参考に、Copilotのトラブルを解消してみてください。
iPhoneのCopilotアプリが使えない原因と対処法は?
iPhoneのCopilotアプリが使用できない場合、まずは正しいアカウントでサインインできているか確認することが重要です。
Copilotの機能は特定のMicrosoftアカウントと紐付いているため、間違ったアカウントを使用していると機能しません。アプリ内のアカウント設定を確認し、必要に応じて再サインインを試みてください。
次に、iPhoneの再起動を行います。これにより、一時的なシステムの不具合やメモリの問題が解消される場合があります。再起動後もCopilotが機能しない場合は、アプリのアンインストールと再インストールを検討してください。この操作により、アプリのデータが初期化され、問題が解決されることがあります。
Copilotに「問題が発生ました」と表示された時の対処法は?
Copilotで「問題が発生しました」というエラーメッセージが表示された場合、アカウントの問題やMicrosoft側のサーバーエラーなど、様々な原因で発生する可能性があります。
まず、アカウントの問題を確認します。正しいアカウントでサインインしているか、ライセンスが有効かを確認してください。次に、Microsoft側でエラーが発生している可能性も考えられます。Microsoft 365のサービスステータスページで、現在のサービス状況を確認することが有効です。
本記事で紹介した方法を試しても問題が解決しない場合は、公式のサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。サポートセンターでは、より専門的な診断と解決策を提供できる場合があります。問い合わせの際は、エラーメッセージの具体的な内容や、問題が発生した状況をできるだけ詳しく伝えることが重要です。
Copilotが使えない時は冷静に対処しよう
Copilotは便利なAIツールですが、PCやライセンス、Microsoft側のサーバーなどが原因によって一時的に使えなくなることがあります。
Copilotでいざ業務を効率化しようとして、急に使えなくなった時には、本記事を参考にしてトラブルを解決しましょう。
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