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デザイン生成AIツールおすすめ10選!無料で使えるサービス・選び方や注意点も

デザイン業界に携わる方の中には、「生成AIが気になっているけれど、どのツールを使えばいいのかわからない」とお悩みの方もいるでしょう。

現在、デザインに活用できる生成AIツールは次々と登場していますが、その特徴や使い方や料金はさまざまです。

自分に最適なAIツールを見つけられなければ、効果的な活用は難しく、逆に生産性が下がってしまう可能性もあります。

本記事では、デザイン生成におすすめのAIツールや、ツールの選び方・注意点を詳しく解説します。

この記事を読むことで、自身に最適なAIツールを見つけ、作業効率を上げながら効果的なクリエイティブ制作が可能になるでしょう。

ぜひ最後まで読み、参考にしてみてください。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員20,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は13万人超え(2025年8月現在)

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デザイン生成AIツールおすすめ10選

はじめに、デザイン生成におすすめのAIツールを10個紹介します。

  1. ChatGPT:会話しながら画像生成・編集が可能
  2. Microsoft Designer:無料&無制限!ロゴやイラスト・SNS投稿用画像制作向き
  3. Adobe Firefly:広告・ポスター・Web素材制作など多目的で使いやすい
  4. Canva:直感的な操作でグラフィック制作できる
  5. Figma:UIデザイン・ワイヤーフレーム作成に便利な機能が豊富
  6. Ideogram:ポスター・ロゴなど文字入り画像生成が得意
  7. Midjourney:デザイン制作時のアイデア出し・モックアップ作成に最適
  8. Create.xyz:数分でWebデザイン&コーディングが完了できる
  9. v0:リアルタイムでプレビューを確認しながらデザイン制作可能
  10. Wix Studio:Webデザイン向けの高度な機能が充実

各ツールがどのようなデザイン制作に向いているのかも解説しています。あなたに最適なツールを選び、ぜひ活用してみてください。

ChatGPT:会話しながら画像生成・編集が可能

ChatGPTのトップ画像
出典:ChatGPT

ChatGPT(チャットジーピーティー)は、OpenAI社が提供する対話型のAIです。

テキスト指示だけで画像を生成できるだけでなく、編集も自然言語で行えます。無料プランでは1日5枚程度と制限は厳しめですが、商用利用も可能です。

2025年8月8日には、最新モデルのGPT-5シリーズがリリースされました。GPT-4シリーズは廃止され、自動的にGPT-5に移行しています。
※ChatGPTの「設定」→「一般」→「レガシーモデルを表示」を選ぶと、有料のPlusでGPT-4oやGPT-4.1が、Proなら過去の全モデルが利用可能

ChatGPTはバナー、ロゴ、サムネイル画像など、さまざまな用途に活用できるでしょう。

項目詳細
運営会社OpenAI社
商用利用基本的に可能
利用料金無料プラン
Plus:20ドル(約2,900円)/月
Pro:200ドル(約29,300円)/月
Team:25ドル(約3,600円)/月(年間プラン)
Enterprise:要お問い合わせ

Microsoft Designer:無料&無制限!ロゴやイラスト・SNS投稿用画像制作向き

Microsoft Designerのトップ画像
出典:Microsoft Designer

Microsoft Designer(マイクロソフト デザイナー)は、Microsoft社が提供する、無料かつ無制限で利用できるグラフィックデザイン生成ツールです。

Open AIの画像生成AIモデルDALL-EをベースにしたAIを搭載しており、テキストから多様な種類の画像を誰でも簡単に生成できます。

生成された画像は自由に編集することでき、AIによるデザイン提案機能を活用すれば、洗練されたデザインを効率的に作成可能です。

たとえば、バナーやロゴ、ポスター、SNS投稿用の画像など、幅広い用途で活用できるでしょう。

PowerPointやWord、PhotosなどMicrosoftの他サービスとの連携が簡単にできる点も大きな魅力です。

項目詳細
運営会社Microsoft社
商用利用基本的に可能
利用料金無料プラン

Adobe Firefly:広告・ポスター・Web素材制作など多目的で使いやすい

Adobe Fireflyのトップ画像
出典:Adobe Firefly

Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)は、Adobe社が提供する、PhotoshopやIllustratorなどと連携可能な画像生成AIツールです。

テキストからの画像生成に加えて、アップロードされた画像からの再生成や高度な編集可能なため、Webサイトの素材制作、広告デザイン、建築デザインなど幅広い分野で活用できます。

また、Adobe FireflyのAIは、Adobe Stockで公開されているコンテンツや、著作権の期限が切れた一般コンテンツのみを学習しています。

そのため、著作権侵害のリスクがあるクリエイティブを生成する心配がなく、安心して商用利用しやすい点も魅力です。

項目詳細
運営会社Adobe社
商用利用基本的に可能
利用料金無料プラン
Firefly Standard:1,580円/月
Firefly Pro:4,780円/月
Creative Cloud単体プラン:1,580円/月(年間プラン)
Creative Cloudコンプリートプラン:7,780円/月(年間プラン)
※記載の料金は税込みです

Canva:豊富なテンプレ&直感的な操作でグラフィック制作できる

Canvaのトップ画像
出典:Canva

Canva(キャンバ)は、Web上で直感的な操作で使える、AI搭載のグラフィックデザインツールです。

無料でも多くの機能を利用でき、複数人で共有しながらの同時作業もできます。

200万点を超えるデザインテンプレートから、ポスターやチラシなどの販促物からSNS用の投稿画像など、幅広いクリエイティブを手軽に生成できる点が魅力です。

作成したデザインは、商用利用可能でありクレジット表記も不要であるため、ビジネスシーンでの利用にも役立つでしょう。

項目詳細
運営会社Canva Pty, Ltd.
商用利用基本的に可能
利用料金無料プラン
Canvaプロ:1,180円/月
Canvaチームス:1,500円/月(3人から利用可能)
Canvaエンタープライズ:要お問い合わせ
※記載の料金は税込みです

画像生成AIを実務上で導入するフローや活用アイデアに興味がある方は、以下の記事もご覧ください。

関連記事: 画像生成AIをビジネスに活用するには?活用アイデアや企業の事例を紹介

Figma:UIデザイン・ワイヤーフレーム作成に便利な機能が豊富

Figmaのトップ画面
出典:Figma

Figma(フィグマ)は、ブラウザ上で無料で利用できるAI機能付きのデザインツールです。

テキストからデザインを自動生成できるだけでなく、アップロードした画像に似たデザインテンプレートを検索する機能、レイヤー名を自動で変更する機能など、デザイナーにとって便利な機能が揃っています。

印刷物とデジタルメディアの両方に対応していますが、とくにWebサイトやアプリのUIデザインやワイヤーフレーム作成に最適です。

先に紹介したCanva同様、複数人での同時作業も可能なため、チームでの作業にも向いています。

項目詳細
運営会社Figma, Inc.
商用利用基本的に可能
利用料金無料プラン
プロフェッショナルチーム:2,250円/月
ビジネス:6,750円/月
エンタープライズ:11,250円/月
※記載の料金は税込みです

Ideogram:ポスター・ロゴなど文字入り画像生成が得意

Ideogramのトップ画像
出典:Ideogram

Ideogram(イデオグラム)は、文字入り画像の生成を得意とする、無料利用可能なAIツールです。

プロンプトに書いた内容を明確に表現してくれるので、細部にこだわったグラフィック制作をしたい方にとくにおすすめできます。

自動でプロンプトを改善する機能や画像のトーンを選択できる機能があり、直感的に思い通りの画像を作りやすい点が魅力です。

ロゴやポスターなど、文字入りのビジュアルコンテンツ作成にとくに向いています。

iOSアプリでの利用もできるので、場所を問わず活用しやすい点も便利です。

項目詳細
運営会社Ideogram AI
商用利用基本的に可能
利用料金Free:無料
Basic:7ドル(約1,050円)/月
Plus:16ドル(約2,400円)/月
Pro:48ドル(約7,200円)/月

Midjourney:デザイン制作時のアイデア出し・モックアップ作成に最適

Midjourneyのトップ画像
出典:Midjourney

Midjourney(ミッドジャーニー)は、テキストから高精度な画像生成・編集が可能なAIツールです。

写実的な人物や風景、漫画やアニメ調のキャラクター、建築物や食べ物の画像、UIまたはUXデザインのモックアップまで、幅広い用途のハイクオリティな画像生成ができます。

また、画像の形式やカメラアングルといった細かな指定も可能で、デザインに求める詳細な要素を反映することができます。

さらに同じ被写体やUIコンポーネントの画像を複数パターン生成できるため、さまざまなバリエーションを比較しながら最適なデザインを選択することが可能です。

ただし、Midjourneyで生成した画像は、利用規約上は商用利用可能とされていますが、著作権は法的には明確ではありませんので、アイデアを生むための参考資料として活用することをおすすめします。

項目詳細
運営会社Midjourney
商用利用基本的に可能(著作権に関しては法的に明確でない)
利用料金Basic Plan:10ドル(約1,500円)/月
Standard Plan:30ドル(約4,500円)/月
Pro Plan:60ドル(約9,000円)/月
Mega Plan:120ドル(約18,000円)/月

Create.xyz:数分でWebデザイン&コーディングが完了できる

Create.xyzのトップ画面
出典:Create.xyz

Create.xyz(クリエイト)は、コードを記述することなくWebサイト・アプリ制作ができるAI搭載開発ツールです。

日本語でも対応可能で、基本機能は無料で利用できます。

AIがテキストやアップロードされた画像の内容を自動で読み取り、Webサイトやアプリのプロトタイプ作成、デザイン調整、機能実装までを迅速に行うため、アイデアを数分で形にできる点が魅力です。

大枠のデザイン・コード作業をAIに任せて、細かいデザインやコンテンツ制作に集中したい方にとくにおすすめです。

項目詳細
運営会社Create
商用利用基本的に可能
利用料金無料プラン
Pro:19ドル(約2,800円)/月
Business:99ドル(約14,800円)/月
Custom:要お問い合わせ

v0:リアルタイムでプレビューを確認しながらデザイン制作可能

v0のトップ画面
出典:v0

v0(ブイゼロ)は、Vercel Labsが提供する、無料のAI搭載UIデザインツールです。

テキストで指示を出すだけで、Webサイトやスライド資料、ポスター、図解など多様なデザインを生成できます。

とくにWebデザイン目的で利用する際は、サイトのレスポンシブ化や動作の最適化ができるため、SEOも考慮した制作も可能です。

リアルタイムでプレビューを確認しながらデザインを調整できるため、変更の反映をすぐに確認でき制作物のクオリティを高めやすいでしょう。

項目詳細
運営会社Vercel
商用利用基本的に可能
利用料金無料プラン
Pro:20ドル(約3,000円)/月
Team:30ドル(約4,500円)/月
Enterprise:要お問い合わせ

Wix Studio:Webデザイン向けの高度な機能が充実

Wix Studioのトップ画面
出典:Wix Studio

Wix Studio(ウィックススタジオ)は、Wixが提供する、プロフェッショナル向けのAI搭載Webデザインツールです。

ドラッグ&ドロップが可能な高機能エディタで、直感的に高品質なWebデザインを作成できるのが魅力です。

また、HTML、CSS、JavaScriptのコードの自動補完機能や、アニメーションやユーザーインタラクションを簡単に追加する機能が充実しているため、動的で洗練されたWebサイトを素早く構築できます。

項目詳細
運営会社Wix
商用利用基本的に可能
利用料金ベーシック:1,400円/月
スタンダード:2,100円/月
プラス:2,500円/月
エリート:12,000円/月
エンタープライズ:要お問い合わせ
※記載の料金は税込みです

デザイン生成AIツールの選び方

デザイン生成AIツールを選ぶ際に、意識するべきことは以下の3点です。

  • 利用目的に合ったツールを選ぶ
  • 予算に合っているツールを選ぶ
  • 操作感が合っているツールを選ぶ

これらの観点でデザイン生成AIツールを選ぶことで、自分の制作に最適なツールを見つけられます。ぜひ参考にしてください。

利用目的に合ったツールを選ぶ

デザイン生成AIツールを選ぶ際には、利用目的を明確にしましょう。

ロゴ、バナー、SNS用グラフィック、Webデザイン、UI/UXデザインなど、各目的にあわせて最適なツールを選ぶことが大切です。

たとえば、シンプルなロゴやバナーを作成する場合、直感的で操作しやすい手軽なツールで十分対応できることが多いですが、複雑なUIデザインや詳細なカスタマイズが必要な場合は、より高度な編集機能を備えた生成AIツールが求められます。

目的に合致したAIツールを理解し選ぶことで、効率的かつ期待通りの生成物を得られるでしょう。

予算に合っているツールを選ぶ

予算にあわせてツールを選ぶことも大切です。

無料のツールは初めてでも手軽に使い始められる反面、生成できる回数や画像の解像度が制限されていることが多くあります。

一方で、有料ツールは月額料金が発生する分、使用制限が少なく、プロフェッショナル向けの多機能なものが多くあります。

まずは無料で試してツールの使い勝手や生成物の品質を確認してから、有料版に移行するのが理想的です。

操作感が合っているツールを選ぶ

操作感や使い心地が合っているツールを選ぶことも、デザイン生成AIツールを効果的に活用するために非常に重要です。

どんなに高機能なツールであっても、使い勝手が悪ければ作業効率が低下し、かえってストレスが溜まる原因になります。

直感的に操作できるインターフェースや、自分のワークフローに自然と馴染むツールを選ぶことで、デザインの作業がスムーズに進行し、結果としてより高品質な生成物が得られるでしょう。

画像生成AIの実践的な導入例を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

デザイン生成AIツールを活用する際の注意点

デザイン生成AIツールは手軽にクリエイティブ制作ができて大変便利ですが、法や倫理の観点から、利用の際に注意すべき点が2つあります。

  • 生成物の商用利用の可否を確認する
  • 生成物が著作権・肖像権を侵害していないか確認する

注意を怠ると、思わぬトラブルや信用問題に発展する可能性があります。安全にAIツールを活用するためにも、事前にしっかりと確認しましょう。

生成物の商用利用の可否を確認する

生成AIで作成したデザインを商業目的で利用する場合、商用利用が許可されているかどうかの確認は必須です。

商用利用が禁止されている生成AIで作成されたデザインを広告や商品に使用すると、法的トラブルに発展する可能性があります。

たとえば、無断で利用した場合、著作権侵害や契約違反として訴訟リスクが生じることもあります。

そのため、必ずツールの利用規約やライセンスを確認し、商用利用が許可されているプランを選択することで、問題を未然に防ぐことが大切です。

生成物が著作権・肖像権を侵害していないか確認する

生成AIは過去のデータを元に作品を作成するため、他者の著作権や肖像権を侵害するリスクが潜んでいます。

とくに、他人の作品に酷似したデザインや、著名な人物の肖像を使ったデザインが生成される場合、その作品が法的に問題ないか確認が必要です。

AIが生成したデザインでも、基となる素材が著作権で保護されている可能性があるため、商業利用や公開前には十分な確認作業が求められます。

ツールが提供するガイドラインや、外部の著作権確認サービスを活用して、安全な利用を心がけましょう。

デザイン生成AIツールを利用して作業効率とクリエイティブの質を上げよう

本記事では、デザイン生成AIツールに関して、おすすめのサービスや選び方・注意点を紹介しました。

生成AIツールは自身の目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。

ぜひ今回紹介した内容をもとに、あなたに最適なツールを選び、作業効率化やクリエイティブの品質アップに役立ててみてください。

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記事を書いた人

福原瑶子

SEO&ライティング歴5年以上。
日々ChatGPT・Claude・Gemini・Notion のようなAIツールを駆使し、記事作成やプライベートにも積極的に活用。
生成AIパスポート合格。生産性をアップできる便利なアプリやツール・拡張機能の情報を探すのが好き。