「Copilotが便利そうだが、Bingとの違いがいまいちわからない」CopilotとBingの名前を冠するサービス・アプリは複数あり、どれを使えばいいか悩んでしまう方は多いでしょう。
本記事では、CopilotとBingの関係性、Copilotでできること、料金体系まで、徹底的に解説します。
本記事を読めば、CopilotとBingの違いをすべてわかり、自分にぴったりのサービス・アプリを使えるようになるでしょう。
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
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CopilotとBingに違いはない
本章では、CopilotとBingに違いがない理由を解説します。
まずはCopilotとBingについての基礎知識を知っておきましょう。
BingはCopilotの旧称
Bingは、かつてMicrosoftが提供していたAIチャット機能の名称でしたが、2023年11月に「Microsoft Copilot」に名称が変更されました。この変更は、MicrosoftがAI技術を統合し、より包括的なサービスを提供する戦略の一環として行われました。
そのため、現在Bing ChatやBing AIと呼ばれているサービスは、すべてCopilotを指していることを知っておきましょう。
Microsoft Copilot in BingもBing AIもCopilotと同じ
「Microsoft Copilot in Bing」や「Bing AI」も、同様に「Copilot」を指す名称です。
たとえば、Microsoft Copilot in Bingと検索して表示された公式ページをクリックしても、すべてCopilotのページに移動します。
初めてCopilotを使用する方は混乱しますが、実はすべて同じCopilotなのです。
似た名前が多いCopilot(旧Bing)系サービス・アプリを整理
CopilotやBingの名前を冠したサービスやアプリは多岐に渡ります。本章では、どれを使った方がいいのか迷っている方に向けて各種サービスの特徴を以下にまとめます。
名称 | 利用対象 | 利用環境 | 特徴 | 価格 |
---|---|---|---|---|
Microsoft Copilot | 個人 | ・ブラウザ ・アプリ | AIとチャットが可能 | 無料 |
Microsoft Copilot in Windows | 個人・法人 | ・Windows OS | タスクバーのCopilotボタンから利用 | 無料 |
Microsoft Copilot Pro | 個人 | ・ブラウザ ・アプリ | Microsoft 365アプリで利用 | 有料 |
Copilot for Microsoft 365 | 法人 | ・ブラウザ ・アプリ | Officeアプリで利用可能 | 有料 |
Edge | 個人・法人 | ・ブラウザ ・アプリ | Edge上でCopilotを使用 | 無料 |
GitHub Copilot※ | 開発者 | ブラウザ | コード補完、生成、デバッグ支援 | 有料 |
Microsoft Copilot for Dynamics 365 | ビジネス機能 | ブラウザ | ビジネス全般の支援 | 有料 |
Microsoft Copilot for Sales | 営業担当者 | ブラウザ | 営業効率化の支援 | 有料 |
Microsoft Copilot for Service | コンタクトセンター | ブラウザ | エージェントの生産性向上 | 有料 |
とくにややこしいのは「Copilot」「Bing」「Edge」の3つのスマホアプリです。それぞれの解説を以下に示します。
- Copilot:チャットに特化したアプリ
- Bing:検索エンジン上でCopilotを使えるアプリ
- Edge:Bing検索エンジンでの検索に特化したアプリ。Bingアプリとほぼ同じ。
チャットのみを使いたい場合はCopilotアプリ、検索エンジンとしてBingを使っている方は「Bing」もしくは「Edge」を使うとよいでしょう。
CopilotやBing関連のサービスの違いを理解して、適切なものを利用できるようにしましょう。
Copilot(旧Bing)でできること
Copilot(旧Bing)でできることは、以下のとおりです。
機能 | 詳細 |
---|---|
チャットでの対話 | ユーザーの質問や指示に対して適切な回答を生成 |
Bing検索 | 質問に対する回答をネット上から取得 |
画像生成 | OpenAIのDALL-E 3を使用して、テキストの指示に基づいて高品質な画像を生成 |
画像認識 | チャット上で画像をアップロードすることで、その画像に関する情報を取得 |
プラグイン | Copilotに標準で含まれていない機能を追加するためのツール |
Office製品との連携 | Word、Excel、PowerPoint、OutlookなどのOffice製品と統合 |
上記のように、Copilotはチャット以外にも多くの機能を有しています。
Copilotでできることについては、以下の記事で詳しく解説しています。
【無料でも使える】Copilot(旧Bing)の料金体系
Copilotは基本的に無料で使えますが、有料版にすることで制限が緩和されたり、使える機能が多くなったりします。
プラン名 | 料金(月額) | 特徴 |
---|---|---|
Copilot(無料版) | 無料 | 基本的なAI機能が利用可能。Microsoftアカウントがあればすぐに利用可能。 |
Copilot Pro | 3,200円 | 個人向けの有料プラン。GPT-4への優先アクセスや無制限の対話が可能。 |
Copilot for Microsoft 365 | 4,497円 | 法人向けの有料プラン。複数人でのワークスペースや強固なセキュリティなどが特徴。 |
自身のニーズに合わせて、適切なプランを選択しましょう。Copilotの料金プランについては、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:Microsoft Copilotのプラン別料金一覧!何ができるかも解説
Copilot(旧Bing)に関するよくある質問
Copilotに関するよくある質問を2つ用意しました。
- Copilotに使用制限はありますか?
- ChatGPTとCopilotの違いは?
それぞれの内容を確認して、Copilotを使用する際の参考にしてみてください。
Copilotに使用制限はありますか?
Copilotの制限は、料金プランによって異なります。たとえば、無料の場合は1つトピックでの対話回数が30回まで、1日の合計会話数が300回までといった制限があります。
また、Microsoftアカウントでログインしていない場合、一度の会話で4回までしか利用できません。その他の制限については、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:Copilotの制限を料金プラン別に解説!制限を緩和する方法も
ChatGPTとCopilotの違いは?
ChatGPTとCopilotでは、テキストや画像を生成する仕組みはほぼ同じであるものの、使える機能に違いがあります。
たとえばCopilotはOffice製品との連携が可能ですが、ChatGPTでは困難です。一方で、ChatGPTで使える機能でCopilotで使えないものは多いです。
ChatGPTとCopilotの違いについては、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【一目でわかる】CopilotとChatGPTの違いは?両方使用した結果を比較!
Copilot(旧Bing)を活用してPC業務を効率化しよう
BingはCopilotの旧称であり、現在はMicrosoftのAIチャットサービスはCopilotで統一されています。
Copilotはチャットでの対話だけでなく、画像生成やネット検索、Office製品との連携など、さまざまな機能をもちます。
Copilotを活用することで、主にMicrosoftサービス上での作業を効率化できるため、Windowsをメインに活用している企業・個人におすすめです。
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