【無料】ChatGPTの類似サービスで本当に使えるものだけ7つ厳選！

「ChatGPTと似たサービスを探しているけど、多すぎて何を選べばいいかわからない」そう悩んでいる方は多いでしょう。

しかし実は、ChatGPTと同等の性能をもちつつ、無料でも利用できる類似サービスは数えるほどしかありません。それらを知らずに類似サービスを選んでしまうと、本当に優良なサービスを知らないまま生成AIを使うことになってしまいます。

本記事では、ChatGPTの代わりとなる生成AIサービスを7つ紹介しています。性能が高く、無料でも利用できる生成AIサービスのみを厳選しているため、参考にしてみてください。

本記事を読めば、ChatGPTに代わる自分に最適な生成AIサービスを見つけられ、今日からそのツールを使って業務効率化を実現できるでしょう。

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【徹底比較】無料で使えるChatGPTの類似サービス7選

本章では、ChatGPTの類似サービスを7個紹介します。

• Copilot（旧Bing）｜対話回数を気にせず使える
• Gemini（旧bard）｜Goolgeサービスと連携可能
• Google AI Studio｜無料でほぼ無制限に利用可能
• Claude｜日本語が得意
• Perplexity｜検索能力が高い
• Groq｜応答が超高速
• 天秤AI｜複数のAIを同時に使用可能

無料で高性能な生成AIを活用できるサービスに厳選しているため、ぜひ参考にしてみてください。

Copilot（旧Bing）｜対話回数制限が緩い

Copilot（コパイロット）はMicrosoftが提供しているサービスで、かつてはBingという名称で呼ばれていました。Copilotの内部で動いているAIはChatGPTに使用されているGPT-4であるため、高い性能をほこります。

Copilotの特徴は以下のとおりです。

特徴	説明
無料でも利用可能	・無料でも1日300回まで対話できる ・ChatGPTは無料の場合、最高品質モデルは5時間に10回程度まで※
画像生成やネット検索が可能	画像生成やネット検索機能も無料で利用できる
Office製品との連携	有料版にするとExcelやWordなどのOffice製品上でCopilotを使えるようになる
4,096トークンまで対応	・通常のCopilotは4,096トークン（約3,000文字）までの入力に対応している ・Notebookと呼ばれる機能を使うと18,000トークンまで対応する

たとえば、以下のようにチャット形式で対話したり、ネット検索機能を使えたりします。

また、無料で使える対話回数が1日300回と、無料の生成AIサービスの中では多い設定です。

Copilotが気になる方は、こちらのリンクから利用してみてください。

また、ChatGPTとCopilotの違いについて気になる方は、以下の記事も参考にしてみてください。

Gemini（旧bard）｜Goolgeサービスと連携可能

Gemini（ジェミニ）はGoogleが提供する生成AIサービスで、かつてはbardという名称で呼ばれていました。

Geminiは性能が高いだけでなく、Google mapsやYouTubeなどのGoogleサービスと連携できる点が特徴です。

以下に、Geminiの特徴を表で示します。

特徴	項目
無料でも利用可能	・無料でも高性能・高速のGemini 1.5 Flashを利用できる（無制限） ・無料でも画像認識機能を利用できる
Google検索が可能	精度の高い検索結果から回答を出力できる
画像生成も可能	Imagenで画像を生成できる※1
Gmail・Google maps・スプレッドシートなどのサービスと連携可能	Gemini上で経路を検索したり、Gmailの未読メッセージを検索できたりする
ファクトチェック機能	出力した内容をGoogle検索によって自らダブルチェックを行う
（有料版のみ）データファイルやPDFを提供可能	・EXcelやcsvファイル、PDFを読み込める ・有料版はPythonを内部で動かしデータ分析を行える
（有料版のみ）100万トークンまで対応	日本語で約60〜70万文字程度まで入力を読み込める※2
（有料版のみ）カスタムGeminiを作成可能	特定のタスクに特化したGeminiを作成できる 例：食材名を入力しただけで料理とレシピを提案するGemini

このように、GeminiはGoogleサービスとの連携ができたり、Google検索機能を有したりしており、ChatGPTとは異なる魅力が多いです。

Geminiが気になる方は、こちらのリンクから利用してみてください。

Google AI Studio｜無料でほぼ無制限に利用可能

Google AI Studioは、Googleが提供する開発者向けのプラットフォームです。ここでは、前述したGeminiシリーズのモデルを無料で1日200万トークン分利用できます。また、開発者向けとはいえ、開発に携わっていない個人でも無料で利用できます。

Google AI Studioの特徴は以下のとおりです。

特徴	説明
1日200万トークンまで無料でAIモデルを利用可能	1日で日本語で約160〜170万文字まで無料で利用できる
Googleが提供する多様なAIモデルを利用可能	Gemini 1.5 ProやGemini 1.5 Flash、Gemmaなど、さまざまなAIモデルを利用できる
APIを取得可能	APIを取得して、外部サービスと連携できる
音声・動画・データファイルを読み込める	Web版Geminiではできない、音声や動画ファイルも読み込める。また、データファイルの分析もできる。
ネット検索や画像生成はできない	Web版Geminiで可能なネット検索や画像生成機能はない

このように、Google AI Studioでは、ほぼ無制限で業界最高性能モデルのGemini 1.5 Proを利用できたり、音声・動画ファイルを読み込めたりします。

Google AI Studioが気になる方は、こちらのリンクから利用してみてください。

Claude｜日本語が得意

Claude（クロード）は、Anthropic（アンソロピック）が提供する生成AIサービスです。

Claudeの特徴は、自然な日本語が出力される点です。以下に、Claudeの主な特徴を示します。

特徴	説明
自然な日本語を出力	ChatGPTやGeminiと比べても同程度、もしくは高精度な文章を生成できる
無料でも利用可能	回数制限はあるが最高性能モデルのClaude 3.5 Sonnetを利用できる※
ネット検索・画像生成は不可	有料版でもできない
リアルタイムで図表・アプリを作成可能	Artifactsと呼ばれる機能で、その場でコーディング & アプリ・サイト・図表作成が可能（無料でも可能）
（有料版のみ）カスタムCluadeを作成可能	特定のタスクに特化したClaudeを作成できる 例：企画書を社内フォーマットで書くことに特化したClaude

このように、Claudeはチャットだけでなく、その場で図表やアプリなどを作成できるArtifactsという機能も使えます。

ただし、Claudeは無料の場合、対話回数制限が厳しいというデメリットがあります。回数に決まった数はなく、どれだけトークンを入力・出力したかで回数が決まります。

無料で高性能なAIモデルや機能が使用できる分、制限がChatGPTやGeminiなどよりも厳しい点を理解しておきましょう。

Perplexity｜検索能力が高い

Perplexity（パープレキシティ）は検索に特化した生成AIサービスです。ユーザーのプロンプトから検索キーワードを自動で考え、複数の検索結果から回答を生成します。

Perplexityの特徴は、以下のとおりです。

特徴	説明
複数の検索結果から回答を生成	複数の検索キーワードから、複数のWebページを取得して、その内容をもとに回答する
無料でも利用可能	無料でもほぼ無制限に利用できる
画像生成も可能	無料でも利用できる（回数制限あり）
グラフを作成可能	検索結果から得た数値からグラフを作成できる
検索モード以外も利用可能	計算特化モードやライティング特化モード、論文検索特化モードなどを選べる
（有料版のみ）最新のAIモデルを利用可能	GPT-4oやClaude 3.5 Sonnetなど、最新のモデルを利用できる

ChatGPTやGeminiでもネット検索は可能ですが、Perplexityはさらに複数の情報源から情報を取得して回答します。また、検索結果にもとづいた回答を行うようになっているため、他の生成AIサービスよりも回答の信頼性が高いです。

無料でもほぼ無制限に利用できるため、Perplexityに興味がある方は、こちらのリンクから利用してみてください。

Groq｜応答が超高速

Groq（グロック）は、回答の出力がとにかく高速な生成AIサービスです。

Groqの特徴を、以下に示します。

特徴	説明
迅速な応答時間	GPT-4と比較して25倍の速度でトークンを生成できる
無料で利用可能	無料で制限なく利用できる
多様なモデルのサポート	Llama 2 70B-4kやMixtral 8×7B-32kなど複数のモデルを利用できる
APIの提供	開発者向けにGroqCloud APIを提供している
ネット検索や画像生成などは不可	チャットのみの利用に特化している

また、Groqは本記事で紹介する生成AIサービスよりも、日本語の出力が苦手です。日本語の正しさを求める場合、他の生成AIサービスを使うことを推奨します。

ただし、無料で高速、かつ多様な高性能モデルを利用できる点がGroqの魅力です。

Groqが気になる方は、こちらのリンクから利用してみてください。

天秤AI｜複数のAIを同時に使用可能

天秤AIは、GMOが提供するサービスで、複数の生成AIを同時に使えます。

以下に天秤AIの特徴を示します。

特徴	説明
複数のAIを同時に利用可能	最大6つ同時に生成AIを利用して、それぞれの回答を確認できる。ハルシネーション（嘘）を見極めるのに最適。
無料で利用可能	無料でGPT-4oやGemini 1.5 Pro、Claude 3.5 Sonnetなど、最新AIモデルも利用できる（回数制限あり）
ネット検索や画像生成などは不可	チャットのみの利用に特化している※

天秤AIは、無料であるにも関わらず、各社の最新AIモデルを同時に扱える点が魅力です。

さまざまなAIモデルを一度に試してみたい方は、こちらのリンクから天秤AIを利用してみてください。
※Chrome環境では正常に動作しない場合があります。

ChatGPTの類似ツールを使う際のポイント

前述したChatGPTの類似サービスを使用する際には、以下4つのポイントを押さえましょう。

• 目的に合わせて使う
• 利用規約を確認する
• 個人情報・機密情報を入力しない
• 詐欺サービスに注意する

それぞれのポイントを確認して、最適な生成AIを選びましょう。

目的に合わせて使う

ChatGPTの類似ツールを効果的に活用するには、使用目的を明確にすることが重要です。各生成AIサービスには得意分野があり、ユーザーのニーズに合わせて選択することで、より満足度の高い結果を得られます。

たとえば、リサーチ業務が目的であれば、検索に優れたPerplexityがおすすめです。また、ライティングをメインに効率化したい場合は、日本語が得意なClaudeを利用することを推奨します。

目的に合わせてサービスを使い分けることで、作業効率が向上し、より質の高い成果を上げられます。ユーザーの要望や課題に最適な生成AIサービスを選ぶことで、生産性の向上や創造性の発揮につながるでしょう。

利用規約を確認する

生成AIサービスを使用する際は、各サービスの利用規約を必ず確認することが大切です。利用規約には、ユーザーの権利や義務、サービスの制限事項などが記載されています。これらを理解することで、トラブルを回避し、安全に生成AIサービスを活用できます。

たとえば、一部の生成AIサービスでは、入力されたデータを学習に使用する場合があります。このような条項がある場合、機密情報や著作権で保護された内容を入力すると、予期せぬ問題が発生する可能性があります。

また、商用利用の可否や、生成されたコンテンツの著作権帰属についても、規約で明確に定められていることが多いです。

利用規約を熟読し、理解することで、生成AIサービスを適切かつ効果的に活用できるようになります。生成AIの恩恵を最大限に享受するためにも、利用規約の確認は欠かせません。

個人情報・機密情報を入力しない

プロンプトに入力した情報が生成AIの学習データとして使用されたり、第三者に漏えいしたりするリスクがあるため、個人情報や機密情報の入力は避けるべきです。

たとえば、ChatGPTやGeminiをはじめとした多くの生成AIは、基本的にユーザーが入力した情報をAIモデルの改善に利用します。そのため、クレジットカード番号やパスワード、社会保障番号などの個人情報や、企業の機密事項、未公開の製品情報などを入力することは危険です。

安全に生成AIサービスを利用するには、一般的な情報や公開されているデータのみを使用し、個人を特定できる情報や機密性の高い内容は慎重に扱う必要があります。

また、生成AIサービスによっては「オプトアウト」と呼ばれる、入力したデータを学習に使わないように設定できるオプションが用意されています。生成AIサービスを使う際は、オプトアウトが利用できるか確認してみるのもよいでしょう。

ChatGPTのオプトアウトについては、以下の記事で詳しく解説しています。
関連記事：ChatGPTのオプトアウトで情報漏えい対策！概要や設定方法を解説

詐欺サービスに注意する

生成AIの人気が高まるにつれ、詐欺サービスが増加しているため、正規のサービスを利用するように注意を払いましょう。これらの偽サービスは、正規の生成AIサービスを装いながら、ユーザーの個人情報を盗んだり、不正な課金を行ったりする危険があります。

たとえば、無料の生成AIサービスを装って、高額な課金を要求するサービスや、個人情報の入力を強制的に求めるサービスなどが存在します。

安全に生成AIサービスを利用するには、信頼できる公式ストアからのみアプリをダウンロードし、開発元や評価、レビューを慎重に確認することが重要です。

正規の生成AIサービスは通常、公式サイトで詳細な情報を提供しているため、それらを確認することも有効です。ユーザーが警戒心を持ち、適切な判断を行うことで、詐欺アプリの被害を防げます。
※今回紹介した生成AIサービスのリンクはすべて公式です。

実は無料版ChatGPTも優秀

本記事ではChatGPTの類似サービスを紹介しましたが、実は無料版のChatGPTでも十分業務を効率化できます。

ChatGPTの無料版の機能を見てみましょう。

対話制限があるものの最高性能モデルを利用可能

ChatGPTの無料版でも、最高品質モデルであるGPT-4oを利用できる上、回数制限内であれば他の生成AIサービスより多くの機能を活用できます。

無料版でも使える最高性能モデルGPT-4oでできることは、以下のとおりです。

特徴	GPT-4o
性能	非常に高い
パラメーター数※1	約1兆個
学習時期	2023年10月
文脈理解	非常に優れている
メモリ機能※2	あり
カスタム機能（GPTs）の使用	あり（ただし自作は有料のみ）
画像生成	可能
画像認識	可能
Advanced Data Analysis	可能
ファイルのアップロード	可能
対話回数	無料の場合は5時間に10回程度

無料でも上記の機能をすべて利用できます。そのため、対話回数制限の内なら、他の生成AIを使わずとも十分業務を効率化できます。

また、対話回数の制限に達しても、次に紹介するGPT-4o miniという高速で高性能なモデルを無制限に使用できます。次に、GPT-4o miniの性能を見てみましょう。

制限にかかっても最速モデルを使い放題

ChatGPTの利用制限にかかった場合でも、OpenAIのモデル内で最高の応答速度を誇るGPT-4o miniを制限なく利用できます。

GPT-4oのように画像生成やネット検索、GPTsなどの機能は利用できないものの、基本的なタスクには十分な性能です。

たとえば、文章の要約やコラム執筆、基本的な質問への回答など、テキストベースのタスクなら問題なく処理できます。

ChatGPTの類似サービスを利用する前に、GPT-4o miniが自分のニーズに当てはまっていないかチェックしてみてもよいでしょう。

自分に合ったChatGPTの類似ツールを使おう

ChatGPTの類似ツールは多く存在しますが、その中でもChatGPTと同等の性能をもちつつ、無料でも利用できるサービスは数えるほどしかありません。

その中でも、本記事で紹介した生成AIサービスは、無料でも高性能なAIモデルを利用できます。もちろん、有料にすることでより便利に活用できるため、気に入ったツールがあれば有料プランを試してみてもよいでしょう。

本記事を参考に自分に合った生成AIサービスを見つけて、業務効率化に役立ててみてください。