【野田クリスタル×Gemini】ペットカードジェネレーターのやり方やアプリの作り方を解説

お笑い芸人でありゲームクリエイターでもあるマヂカルラブリーの野田クリスタルさんが、GoogleのAI「Gemini」を使って開発したアプリ「ペットカードジェネレーター」が話題です。

SNSでも「センスがすごい」「思わず笑った」と注目を集めています。

「ペットカードジェネレーター」は、ペットの写真をアップロードするだけで、Geminiが“まるでゲームのトレーディングカードのような1枚”を自動生成するアプリです。

本記事では、話題のGemini「ペットカードジェネレーター」の使い方をわかりやすく解説します。

さらに、筆者が実際にGeminiで開発したジェネレーターアプリの実例やアプリの作成手順も紹介します。

「自分でもこういうアプリが作れるんだ！」と思えるプロンプトのコツもお伝えしますので、ぜひあなたもジェネレーターアプリの作成にトライしてみてください。

「Geminiで具体的にどんなことができるのか知りたい」という方に向けて、この記事では「【2025年最新版】Gemini大全」を用意しています。

この資料では、Geminiの基本的な使い方や今話題のNano Bananaの使い方、Geminiで使える便利機能などを徹底解説しています。

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【野田クリスタル作】Gemini「ペットカードジェネレーター」とは？

ここでは、野田クリスタルさんが開発した「ペットカードジェネレーター」の特徴を3つ紹介します。

• ペットの写真からオリジナルカードを生成できる
• Geminiがステータスやレア度を自動設定
• 推しポイントから解説文（フレーバーテキスト）を生成

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ペットの写真からオリジナルカードを生成できる

ペットカードジェネレーターは、野田クリスタルさんがGoogleの生成AI「Gemini」を活用して開発した、ペット写真から本格トレカ風カードを自動生成できるゲームです。

単に写真を可愛く加工するだけでなく、写真の構図やペットの表情、さらに入力された文章から伝わる「愛」までをGeminiが総合的に分析します。

実際に、以下のようなオリジナルカードを作成できます。

生成されるカードは1枚ごとに内容が異なるため、自分のペットならではの個性が反映されたカードを楽しめます。

完成したカードをSNSでシェアしたり、他の人のペットカードと見比べたりと、遊び方の幅が広いのも魅力です。

なお、Geminiにペットの写真をアップロードすれば、ペットの姿を保ったまま、さまざまなポーズや構図の画像を作成できます。

Geminiの画像生成については以下の記事で紹介していますの。「ペットのかわいい画像をもっと作りたい！」という方はぜひ参考にしてください。

Geminiがステータスやレア度を自動設定

ペットカードジェネレーターの特徴は、細かな数値設定を行わなくても、Geminiが写真を解析し、カードの強さやレア度を自動で決定してくれる点です。

以下の5つの要素を数値化して総合スコアとして算出します。

• 写真の珍しさ
• 写真の可愛さ
• 写真のポーズ
• 写真の状況
• 撮影者の愛

算出された総合スコアにもとづき、ウルトラレア（UR）やスーパーレア（SR）といったレア度が決定されます。

ランクが高いほど、カードのデザインが金色になる、攻撃力やステータスが高く設定されるなど、トレーディングカードらしい演出が強化されます。

推しポイントから解説文（フレーバーテキスト）を生成

カード作成時に入力する「推しポイント（100文字以内）」をもとに解説文（フレーバーテキスト）や技の効果を作成します。

Geminiは、短い文章の中からペットの個性やギャップを読み取り、ゲーム的・物語的な表現へと落とし込むのが特徴です。

同じペットでも推しポイントの書き方次第で、カードの雰囲気や能力が大きく変わります。以下のように、推しポイントの違いによって解説文が変化します。

自分のペットがどんな能力を持ち、どんな言葉で表現されたのかを楽しめるのも魅力です。推しポイントを工夫するほど、より個性的で愛着の湧くカードを作成できます。

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Gemini「ペットカードジェネレーター」は無料で使える！

ペットカードジェネレーターは無料で利用可能です。本アプリは、野田クリスタルさんがGoogleの生成AI「Gemini」にプログラミングを丸投げする形で開発されたのが特徴です。

アプリのインストールは一切不要で、スマホやPCのブラウザから専用ページを開くだけで利用できます。

面倒な設定もなく、思い立ったときにすぐ遊べるのが魅力です。

また、Geminiに関する専門知識がなくても問題ありません。ペットの写真を用意するだけで誰でも楽しめるため、気軽に試してみてください。

Gemini「ペットカードジェネレーター」のやり方

ここでは、Gemini「ペットカードジェネレーター」の基本的な使い方を、4つのステップに分けて紹介します。

操作はシンプルなので、初めての方でも数分でカードを作成できます。

1. ペットカードジェネレーターのページを開く
2. アプリの同意を行う
3. ペットの情報を入力する
4. カードを生成・編集する

それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。

STEP1：ペットカードジェネレーターのページを開く

まずは、公式の「ペットカードジェネレーター」ページにアクセスします。

スマートフォン・PCのどちらからでも利用できるため、ペットの写真が保存されているデバイスで開くのがおすすめです。

ページにアクセスすると、最初に以下のような注意画面が表示される場合があります。

この画面はGoogle側の共通案内のため、内容を確認したうえで、［続ける］を押してそのまま進んで問題ありません。

先ほどの注意画面で［続ける］を押すと、次に以下の画面が表示されます。

この画面が表示されていれば、正しくペットカードジェネレーターにアクセスできています。

画面中央の［アプリを開く！］を選択すると、カード作成画面へ進みます。アプリを開けない場合はこちらをご確認ください。

STEP2：アプリの同意を行う

アプリを開くと、最初にゲームマスター（野田クリスタルさん）からの説明画面が表示されます。内容を確認したら、画面下の［閉じる］を押します。

続いて、画面下部に表示される［はじめる！］を選択します。次に、注意事項（利用規約・データの取り扱い）が表示されます。以下のような内容が案内されます。

• アップロードできる画像の注意点
• 個人情報や不適切な画像を含めないこと
• 画像はAI処理に使用されるが、永続的に保存されないこと

内容をしっかり確認したうえで、「同意する」を選択してください。

同意が完了すると、ペットカードジェネレーターのホーム画面が表示されます。

STEP3：ペットの情報を入力する

アプリのホーム画面では、ペットの情報入力を行います。

ここでは、以下の項目を入力します。

• ペットの名前
• 性別
• 推しポイント（100文字以内）

とくに推しポイントは、カードのレア度や解説文、技の内容に直結する重要な要素です。

ペットの見た目だけでなく、性格やクセ、好きなことなどをできるだけ具体的に書くのがおすすめです。

入力欄の近くには、「記入のコツ」も用意されています。

「どんなことを書けばいいかわからない」という場合でも、具体例を参考にしながら入力できるので、初めての方でも安心です。

入力が完了したら、カードを生成します。生成方法は以下の2種類から選べます。

• 1枚カード生成：まずは試してみたい人向け
• 3枚パック生成：レアカードを狙いたい人向け

STEP4：カードを生成・編集する

ペット情報の入力が完了したら、いよいよカードを生成します。生成ボタンを押すと処理が始まり、待ち時間中にはゲームマスターからペット写真に対する感想が表示されます。

「もっと褒めて」を選択すると、さらに褒め言葉が追加されるのも本アプリならではの演出です。

カード生成が完了すると、カード名やレア度、スキルなどのステータスが表示され、入力した「推しポイント」やペットの特徴がゲームカード風に反映されます。

生成されたカードは確認するだけでなく、編集モードを使って位置調整や拡大縮小、イラストの再生成など細かな編集も可能です。

完成したカードは画像としてダウンロードできるほか、印刷用データの作成やX、Instagramでの共有にも対応しています。

また、β版機能として生成したカードを使ったバトルも用意されており、ボスカードとの対戦演出を楽しめます。

ぜひ眠っているペット写真を掘り起こして、世界に1枚だけのオリジナルペットカードを作ってみてください。

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【対処法】Gemini「ペットカードジェネレーター」が使えないときは？

ペットカードジェネレーターがうまく開かない場合、アクセス方法が原因のケースが多いです。

とくに、XやInstagramなどのアプリ内ブラウザ経由では、正常に起動しない場合があります。

そのような場合は、リンクをコピーし、SafariやChromeなどの通常ブラウザへ直接貼り付けてアクセスしてみてください。

また、利用者が集中する時間帯には、一時的にアクセスできなくなる場合もあります。そのときは、時間を空けてから再度アクセスすると改善する可能性があります。

あわせて、公式XやInstagramでは最新情報が発信されています。エラーが表示される場合は、メンテナンスや不具合の有無を事前に確認してみてください。

Geminiでジェネレーターアプリを作ってみた！

今回は、筆者もGeminiを使って、「ペットカードジェネレーター」のようなジェネレーターアプリを3つ作成してみました。

• もしもRPG主人公だったらアプリ
• 中二病キャラ設定生成アプリ
• 最強肩書き生成アプリ

Geminiを活用すれば、対話形式で誰でも簡単にアプリを作成できます。どのようなアプリが作れるのか、ぜひ参考にしてみてください。

アプリの作成方法はこのあとで紹介しています。

もしもRPG主人公だったらアプリ

今回は、自分がRPGの世界に転生したらどんな主人公になるのかを自動生成するアプリを作成しました。

写真と簡単な情報を入力するだけで、職業や固有スキル、ステータスなどをRPG風に自動生成し、結果をカード形式で表示します。

Geminiを使えば、診断系・キャラ生成系のアプリも対話形式で組み立てられます。

同じようなアプリを作る場合は、まず「人の情報を別ジャンルの世界観に置き換える」という発想から試してみてください。

中二病キャラ設定生成アプリ

今回は、世界観や能力、セリフまで含めた中二病キャラ設定を自動で作れるアプリを作成しました。

テキストを入力するだけで、中二病っぽい言い回しに変換したり、二つ名（真名）や必殺技の詠唱を生成したりできます。

Geminiを活用すれば、世界観を強く押し出したキャラ生成やセリフ生成、文章変換といった遊び系コンテンツも、対話しながら組み立てられます。

同様のアプリを作るなら、最初に「どんな文章を、どんな世界観に変換したいのか」を決めるところから始めるのがおすすめです。

最強肩書き生成アプリ

今回は、キャラ設定やプロフィールに使える、インパクトのある最強肩書きを生成するアプリを作成しました。

名前や職業、年齢などの簡単な情報を入力するだけで、一見すると履歴書っぽいのに、読んでみると社会的地位や権力が異常に高い肩書きと経歴を自動生成できます。

Geminiを使えば、「現実風のフォーマット」と「ネタとしての誇張」を組み合わせた生成アプリも、対話形式で設計できます。

ネタ系の生成アプリを作りたい場合は、入力項目をあえてシンプルにし、意味の膨らませ方をGemini側に任せるところから試してみてください。

「ペットカードジェネレーター」のようなアプリの作り方

上記で紹介したジェネレーターアプリは、Geminiの「Canvas機能」を使い、対話しながらアイデアを丸投げする方法で作れます。

Geminiなら、「こんなゲームにしたい！」という目的や雰囲気を文章で伝えるだけで、必要な機能のコードを書きいて動くアプリの形にできるのです。

アプリ作成は段階的に進めるのがおすすめです。筆者も実際に以下の流れで作成しました。

1. モデルを「Pro」に変更して、Canvas機能を選択する
2. アプリの概要プロンプトを「丸投げ」する
3. 対話を通じて機能を拡張する
4. 画像やデザインを調整する

まずは小さく試作し、生成結果を見ながら修正を重ねるのがコツです。ぜひオリジナルのアプリ作成に挑戦してみてください。

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【Google公式】Geminiでアプリを作るプロンプトのコツ

ここでは、Google公式情報を参考に、Geminiでアプリを作成するときに意識したいプロンプトのコツを3つ紹介します。

• Geminiに役割を与えて考えさせる
• 制約条件を加える
• 具体例を記載する

3つのコツを意識するだけで、Geminiとの対話が噛み合いやすくなり、アプリ開発の試行錯誤を効率化できます。ぜひ試してみてください。

Geminiに役割を与えて考えさせる

Geminiを使うときは、最初の文章で明確な「役割」や「振る舞い方」を指定する方法がおすすめです。

Google公式のガイドラインでも、システム指示やプロンプトの冒頭で「役割定義（ペルソナ）」を明示すると回答の質を高められると記載されています。

実際には、以下のようなプロンプトを入力します。

あなたは、アプリ開発に詳しいAIエンジニア兼ゲームプランナーです。

プログラミングを勉強していないため、わかりやすい言葉でやり取りしたいです。

最初に指定するだけで、Geminiから出力される内容や説明のトーンが大きく変わります。まずはGeminiに役割を与えたうえで、対話を進めてみてください。

制約条件を加える

Geminiに対し、守るべき制約やルールを明示すると、出力を狙い通りにコントロールできます。

Geminiは非常に柔軟なAIのため、自由度が高い状態では、意図とズレた回答を返す場合が多くあります。

以下の要素を事前に指定すると、出力のブレを抑えられるのでおすすめです。

• 回答のトーン
• フォーマット
• 文字数

Google公式のガイドラインでは、XMLタグを使った構造化入力がおすすめされています。

<constraints>100文字以内</constraints>

<constraints>評価は1点から10点の範囲内</constraints>

制約はあまりに多すぎてもAIが窮屈になってしまうため、本当に必要なものに絞るのがポイントです。大事な制約ほどプロンプトの冒頭で伝えるようにしましょう。

具体例を記載する

Geminiに対して、望む出力の具体例をプロンプト内に記載する方法もおすすめです。

Geminiは、指示文だけでなく「入力と出力の対応関係」からも学習します。そのため、例を含めると、出力のスタイルや発想パターンをより正確に再現できます。

実際には、以下のように「入力」と「出力」をセットで入力します。

入力：特徴「いつも走り回っている」、こだわり「躍動感」
出力：二つ名「音速の毛玉」
　　　解説「その速さは風さえも置き去りにする」

正解パターンを事前に示すと、Geminiは「ここでは大袈裟に褒める」「ゲーム風に言い換える」といった文脈を正確に理解し、同じ方向性の出力を行えます。

まずはGemini「ペットカードジェネレーター」を遊んでみよう！

野田クリスタルさん考案のGemini「ペットカードジェネレーター」は、インストール不要・無料で遊べます。

操作もシンプルなため、Geminiに初めて触れる人にもおすすめです。まずは「ペットカードジェネレーター」を実際に遊んでみてください。

そのうえで、Geminiを使ったオリジナルアプリ制作に挑戦したくなった場合は、本記事で紹介したやり方やコツを参考に試してみてください。

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