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GPT-5.2(ChatGPT 5.2)が登場!料金や使い方、GPT-5.1との違いを解説!

2025年12月12日(日本時間)にOpenAIが最新モデル「GPT-5.2(ChatGPT 5.2)」をリリースしました。

GPT-5.2はOpenAI最高性能モデルとして位置付けられており、特定の業務においては「人間の専門家」と同等以上の成果を出せるレベルに到達しています。

本記事では、GPT-5.2の特徴やGPT-5.1との性能比較、料金などを徹底解説します。さらに、筆者が実際に使ってみた事例も合わせて紹介しています。

GPT-5.2についての情報を網羅的に理解して、自分の業務で効果的に活用しましょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員20,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は14万人超え(2025年11月現在)

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GPT-5.2とは?基本情報の解説

ここでは、GPT-5.2の基本情報を4つ紹介します。

  • 3つのモデル展開
  • 人間の専門家と同等以上のスコアを記録
  • 256kトークンの長文コンテキスト処理
  • 誤情報が相対的に38%減少

GPT-5.2はどのような点が優れているのか詳しく見ていきましょう。

3つのモデル展開

GPT-5.2には、用途によって使い分けられる3つのモデルがあります。

日常的な軽い業務から、未解決の科学的難問まで、それぞれの強みに合わせた利用が可能です。

以下に3つのモデルの簡単な特徴やおすすめの用途をまとめました。

モデル特徴おすすめの用途
GPT-5.2 Instant・高速な応答
・親しみやすいトーン
・日常使いに最適
・日々の情報検索や簡単な相談
・メールの作成や返信の下書き
・議事録の要約や翻訳
GPT-5.2 Thinking・高度な推論能力
・専門家レベルの知識
・エージェント機能
・プログラミングやバグの修正
・複雑なスプレッドシートやプレゼン資料の作成
・アップロードしたファイルの分析
GPT-5.2 Pro・最高品質の回答
・重大なエラーの低減
・未解決問題への対応力
・ミスが許されない重要なドキュメントの作成
・非常に高度な科学や数学、技術的な問題解決
・Thinkingモデルでも解決できなかった難問への再挑戦

日常業務ではInstant、専門的な作業ではThinking、最高精度が必要な場面ではProというように、業務の難易度に応じて使い分けてみてください。

以下の記事では、ChatGPTのさまざまなモデルを比較して紹介しています。GPT-5.2以外のモデルについても知りたい方はチェックしておきましょう。

人間の専門家と同等以上のスコアを記録

GPT-5.2は、特定の業務において「人間の専門家レベル」に初めて到達したスコアを記録したモデルです。

以下は、44の異なる職種の業務タスクを評価するベンチマーク「GDPval」の結果です。

GPT-5.2の業務タスク評価:GDPvalにおける専門家レベルとの勝率比較グラフ
参考:OpenAI

GPT-5.2 Thinkingでは、難易度の高い業務の70.7%で、業界トップクラスの専門家と同等以上の成果を出しました。

また、最上位モデルであるGPT-5.2 Proでも、同ベンチマークにおいて74.1%というさらに高いスコアを記録しており、より複雑な判断が求められる場面での優位性が示されています。

生産性の面でも圧倒的で、人間の専門家と比較して11倍以上の速度で業務を完了し、費用(コスト)は1%未満に抑えられたというデータもあります。
参考:OpenAI

人間のチェックや監修は依然として推奨されますが、GPT-5.2は実務を強力に支援する能力を持っています。

256kトークンの長文コンテキスト処理

GPT-5.2は、最大256kトークン(約26万語相当)までの長い文書やデータを読み込ませても、その中に散らばる情報をほぼ100%の精度で統合・抽出できます。

以下は、長い文書に分散した情報を統合する能力を示すベンチマーク「OpenAI MRCRv2」の結果です。

GPT-5.2の長文処理能力:OpenAI MRCRv2(4 needles)におけるコンテキスト統合精度推移
参考:OpenAI

従来は、文書が長くなると途中の情報を忘れたり見落としたりすることがありましたが、GPT-5.2 Thinkingはほぼ100%の精度を達成した初めてのモデルです。

そのため、数百ページの契約書や複数の研究論文、あるいは大規模なコードベース全体を読み込ませた上で、矛盾のない分析を一貫して行えます。

誤情報が相対的に38%減少

GPT-5.2 Thinkingは、前世代のモデル(GPT-5.1 Thinking)と比較して、誤った情報(ハルシネーション)を含む回答が相対的に38%減少しました。

以下は、匿名化されたChatGPTの質問における回答の正確性について示す結果です。

GPT-5.2の長文処理能力:OpenAI MRCRv2(8 needles)における入力トークン別の精度推移
参考:OpenAI

検索ツールを利用した回答の正確性(エラーなし率)においては93.9%を記録しており、前世代の91.2%から着実に進歩しています。

重要な判断には慎重さが必要ですが、少なくとも誤った情報を鵜呑みにしてしまうリスクは以前より減少しており、調査や分析などの業務でより信頼して利用できます。

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【性能比較】GPT-5.2とGPT-5.1の違いは?

ここでは、GPT-5.2とGPT-5.1の性能を5つ比較します。

  • コーディング性能
  • エージェント能力
  • 画像や画面認識の精度
  • 知能レベル
  • 安全性

GPT-5.2がGPT-5.1からどのように進化したのかを、各ポイントごとに詳しく見ていきましょう。

コーディング性能

GPT-5.2(GPT-5.2 Thinking)は、単にコードを生成するだけでなく、コーディング全体を自律的に遂行する能力において進化しました。

以下は実世界のソフトウェア開発タスクを評価するベンチマーク「SWE-Bench Pro」の結果です。

GPT-5.2のコーディング性能:SWE-Bench Proにおけるトークン数と精度の相関グラフ
参考:OpenAI

GPT-5.2 Thinkingは、55.6%のスコアを記録し、GPT-5.1 Thinkingの50.8%を上回りました。

また、より厳密な評価基準である「SWE-bench Verified」においては80.0%という記録的なスコアを達成しています。

GPT-5.2の事実性評価:エラーなし回答率の比較表、検索有無別の正確性
参考:OpenAI

とくに3D要素を含むWebアプリケーションの構築や複雑なUI作業において大幅に強化されています。

実際にWindsurfのCEOは、GPT-5.2 Thinkingのコーディング性能を「GPT-5以降のエージェント型コーディングにおける最大の飛躍」と評価しています。
参考:OpenAI

エージェント能力

GPT-5.2は、複数のツールを使いこなし、長期的な業務を管理する「エージェント」としての能力が大幅に強化されました。

以下は、通信業界の顧客対応業務能力を測るベンチマーク「Tau2-bench Telecom」の結果です。

GPT-5.2のエージェント能力:通信業界の顧客対応タスクTau2-benchでの精度比較
参考:OpenAI

GPT-5.2 Thinkingは、98.7%の成功率を記録し、GPT-5.1 Thinkingの95.6%からさらに信頼性が向上しました。

実際に導入企業(Triple Whale社)からは、20以上のツールを備えた単一の「メガエージェント」を運用可能になり、シンプルな指示だけで安定して動作すると報告されています。
参考:OpenAI

そのため、複数の手順が絡み合う複雑なトラブル対応も、ChatGPTが自律的にツールを使い分けて実行できます。

画像や画面認識の精度

GPT-5.2(GPT-5.2 Thinking)は「Vision(視覚認識)」能力、とくにPC画面やUIの理解力が飛躍的に向上しています。

以下は、高解像度のソフトウェア画面を解析する能力を測るベンチマーク「Screenspot Pro」の結果です。

GPT-5.2の画像認識精度:Screenspot Proなどで高い数値を記録したベンチマーク表
参考:OpenAI

GPT-5.2 Thinkingは86.3%を記録し、GPT-5.1 Thinkingの64.2%を圧倒しています。

とくに、画像内の要素の配置(レイアウト)を把握する能力が高まっています。

GPT-5.1では一部しか特定できなかった低品質な画像内の部品を、GPT-5.2は正確に特定し、それぞれの場所に正しい枠を配置できます。

GPT-5.2の画像認識例:低画質の基板部品を正確に特定し枠表示している様子
参考:OpenAI

GPT-5.2は画像データから有用な情報を読み取る視覚AIとしても現時点で最強レベルであり、ダッシュボードの解析、製品スクリーンショットの確認などにも活用できます。

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知能レベル

GPT-5.2は、過去のデータにない未知の新しい問題に対する「流動性知能」や、専門家レベルの難問解決能力においても進化しています。

以下は、未知のパターン法則を見つけ出す能力を測るベンチマーク「ARC-AGI-2(Verified)」の結果です。

GPT-5.2の知能レベル評価:抽象的推論ARC-AGI-2で54.2%を記録した比較表
参考:OpenAI

GPT-5.2 Thinkingは52.9%を記録し、GPT-5.1 Thinkingの17.6%から約3倍のスコアを達成しました。

さらに、専門家レベルの上級数学問題に回答する能力を測るベンチマーク「FrontierMath(Tier 1-3)」の結果では、GPT-5.1 Thinking(31.0%)より約10ポイント高いスコア(40.3%)を記録しました。

GPT-5.2の上級数学能力:FrontierMathで40.3%を記録し旧モデルを上回るグラフ
参考:OpenAI

また、GPT-5.2 Proは統計的学習理論における「未解決問題(人類がまだ答えを知らなかった問題)」の解決に貢献したという結果もあります。
参考:OpenAI

既存の知識を検索するだけでなく、未知の領域で新しい発見を生み出せるようになったGPT-5.2は、総合的な知的レベルが向上し、より高度な問題解決ができます。

安全性

安全性に関しては、相手を突き放す「拒否」から、寄り添いながら導く「安全なコンプリーション(Safe Completion)」へと挙動が変化しました。

従来のモデルは、リスクがある質問(例:花火の点火方法)には「お答えできません」と一律に拒否する傾向がありました。

GPT-5.2では「危険な製造法は教えないが、安全なマニュアルの参照先や法的基準は教える」といった具合に、安全な境界線を守りつつ、意図を汲んで最大限役に立つ回答を返すように学習されています。

また、メンタルヘルス領域の保護も強化されました。

170名以上の専門家との協力により、自傷行為や精神的な緊急事態に関する不適切な回答が約65%、AIへの不健全な感情的依存を助長する回答が約80%減少しました。

ただし、完全にリスクがなくなったわけではありません。悪意ある利用や、想定外の誤答に対する確認は引き続き必要です。

【無料でも使える?】GPT-5.2の料金プラン

ここでは、GPT-5.2を利用する料金プランを以下の2つに分けて紹介します。

  • ChatGPTの料金
  • APIの料金

ChatGPT以外のツールでもGPT-5.2は利用できますが、手軽に利用できるためまずは試してみてください。

さらに、開発者向けにはAPIもあります。GPT-5.2の導入を考えている方はぜひ参考にしてください。

ChatGPTの料金

ChatGPTでGPT-5.2を利用するには、有料プラン(Plus以上)への加入が必要です。

以下にChatGPTの料金プランをまとめました。

プラン料金(税込)GPT-5.2の可否
無料プラン(Free)0円×
Plusプラン約3,400円/月
Proプラン約34,000円/月
(GPT-5.2 Proが利用できる)
Businessプラン約4,300円/月(年次請求)
約5,100円/月(月次請求)
Enterpriseプラン要問い合わせ
※料金は為替レートによって変動する場合がある

GPT-5.2を利用するだけならPlusプランで十分ですが、GPT-5.2 Proを利用したい場合は、Proプランに加入するようにしましょう。

APIの料金

GPT-5.2はChatGPTだけでなく、開発者向けのAPI経由でも利用できます。

以下にそれぞれのモデルのAPI料金(100万トークンあたり)をまとめました。

モデル入力キャッシュされた入力出力
gpt-5.2/gpt-5.2-chat-latest$1.75$0.175$14
gpt-5.2-pro$21$168
※gpt-5.2はThinkingモデル、gpt-5.2-chat-latestはInstantモデルに相当

GPT-5.2はトークン単価こそGPT-5.1より高いものの、論理的思考力が高く「トークン効率」が良いため、同じ品質の成果物を得るまでの総コストは、むしろ低く抑えられる場合もあると報告されています。
参考:OpenAI

GPT-5.2のAPIを活用して自社のツールを効率化してみてください。

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ChatGPTでGPT-5.2を使う方法

ここでは、ChatGPTでGPT-5.2を利用する手順を説明します。

有料プラン(Plus以上)に加入していれば、初期設定でGPT-5.2が選択されているため特別な操作は不要です。

  1. ChatGPTにアクセスする
  2. モードを変更する
  3. プロンプトを入力する

以下の記事では、ChatGPTの基本的な使い方やできること、活用事例などを網羅して解説しています。

「まだChatGPTを使ったことがない」「ちょっと触ったことがあるくらい」という方は、あわせてチェックして、ぜひChatGPTへの理解を深めてください。

ChatGPTにアクセスする

まずは、ChatGPTのWebブラウザまたはアプリ版(iOS/Android/macOS/Windows)からログインします。

GPT-5.2の使い方ステップ1:ChatGPT公式サイトへアクセスした直後の検索窓画面

初めてログインする場合は、以下の4つの方法からログインを選択してください。

  • Googleアカウントでログイン
  • Apple IDでログイン
  • Microsoftアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン

モードを変更する

画面上部(または右上)のモデル選択メニューから、利用したい「GPT-5.2」のモードを選びます。 

GPT-5.2の使い方ステップ2:モデル選択メニューから利用したいモードを選ぶ操作画面

用途に合わせて以下の4つのモードが展開されています。

  • Auto:プロンプトによって高速応答と推論モードを自動切り替え。
  • Instant:高速応答モード。全モードの中でもっとも応答が早い。
  • Thinking:推論強化モード。時間をかけて深い思考を行う。
  • Pro(Proプラン限定):最高品質モード。全モードの中でもっとも性能が高い。

それぞれのおすすめの用途は記事内『3つのモデル展開』をご確認ください。

プロンプトを入力する

モードを選択後、中央のプロンプト入力欄に質問や画像、ファイルを入力します。

GPT-5.2の使い方ステップ3:チャット欄にプロンプトを入力して送信する操作画面

GPT-5.2は段階的に展開されているため、メニューに表示されない場合は時間を置いてから再度ご確認ください。

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【使ってみた】GPT-5.2の活用事例

ここでは、筆者が実際にGPT-5.2を使ってみた事例を5つ紹介します。

  • 動画の読み込み
  • 予算計画表の作成
  • ピクセルアートの作成
  • ブラウザで動くゲームの作成
  • 航空券の予約

GPT-5.2を利用するときの参考にしてみてください。

動画の読み込み

GPT-5.2がテキストや画像だけでなく、動画ファイル全体を読み込み、その内容を認識できるかを確かめました。

今回はGPT-5.2 Instantを活用して以下のプロンプトを入力します。

入力した動画を読み込んでください
GPT-5.2の活用事例:動画ファイルを読み込み、メタデータや内容を解析している画面

GPT-5.2は、従来のモデルでは対応できなかった動画ファイルの読み込みに対応しました。

テキストや画像と同じように、動画をアップロードするだけで内容を認識できます。

予算計画表の作成

GPT-5.2が、単なる表作成だけでなく、複雑な計算式やビジネスロジックを含む「実務レベルのスプレッドシート」をどこまで作成できるかを確かめました。

今回はGPT-5.2 Thinkingを活用して以下のプロンプトを入力します。

マーケティング予算モデルを作成してください。広告費、コンテンツ制作費、SEO対策費、SNS運用費、イベント費用を含め、月次の支出推移と年間予算合計を算出し、各費目が売上に与える影響の仮定も含めてください。

実際、GPT-5.2が出力した予算表は体裁も整っており、まるでプロが作成した資料のようでした。

細かな数値のチェックは必要ですが、叩き台として十分すぎるクオリティで大幅な時短になります。

ピクセルアートの作成

GPT-5.2でコーディング性能と空間的推論能力を確かめるために、ピクセルアートを作成しました。

今回はGPT-5.2 Thinkingを活用して以下のプロンプトを入力します。

セルの色分けだけで “GPT-5.2 Release!” の文字を描いたピクセルアートを作成し、完成したものをExcelファイル形式で出力してください。
GPT-5.2の活用事例:スプレッドシート上で「GPT-5.2 Release!」を描画したピクセルアート

実際に生成されたExcelファイルでは、セル塗りつぶしによる文字装飾がスムーズに行われており、スプレッドシート内でのデザイン作業も問題なく再現されました。

従来モデルでは、表の作成やセル操作を指示すると動作が不安定になる場合がありましたが、GPT-5.2では表内の装飾やレイアウト生成が安定して行えます。

ブラウザで動くゲームの作成

GPT-5.2のコーディング能力、とくにフロントエンド開発や動的なUI実装の進化を確かめるために、ブラウザで動くゲームを作成しました。

今回はGPT-5.2 Thinkingを活用して以下のプロンプトを入力します。

以下の要件を満たすシングルページアプリを1つのHTMLファイルで作成してください。

名前:Neon Highway

目標:夜の高速道路を走る車を左右に操作して、障害物を避けながらコインをできるだけ多く集めること。

機能:走行距離に応じた難易度上昇(車のスピードアップ・障害物の増加)、ライフ制(一定回数ぶつかるとゲームオーバー)、現在スコアとハイスコアの表示。

UIはネオンライトが光る夜の都市高速をテーマにし、奥行き感のある道路と、車・障害物・コインが滑らかにアニメーションする演出を使用してください。

短いプロンプトから、ネオン調のUIや難易度調整、スコア管理まで揃った本格的なレースゲームを一発で生成できており、GPT-5.2のコーディング能力の高さがよくわかる結果でした。

プロンプトを少し変えるだけで、自分のアイデアを反映したオリジナルゲームにも応用できるため「思いついたコンセプトをすぐに動く形で試すツール」として活用できます。

トラブル時の航空券の予約

GPT-5.2が、複数のトラブルが重なる複雑な状況において、どれほど実用的な解決策を提示できるかを確かめました。

今回はGPT-5.2 ProとGPT-5.1 Proを活用して以下のプロンプトを入力します。

東京発ニューヨーク行きのフライトが遅延し乗継便に乗れなくなった。荷物も行方不明で、ニューヨークで一泊しなければならない。さらに医療上の理由で特別席が必要
その時の航空券を予約したい
GPT-5.2の活用事例:トラブル時の航空券手配について具体的なアドバイスを提示する比較画面

GPT-5.1は主に法的基準や一般的なルールの説明に重きを置いていたのに対し、GPT-5.2はより具体的な行動手順を提示する傾向が見られました。

筆者としてはGPT-5.2 Proの出力は、とくにパニック状態など精神的な緊急時への配慮が行き届いており、内容的にも不正確な点はなく、寄り添ったサポートだと感じました。

GPT-5.2の今後の展望

GPT-5.2は現時点で非常に高性能なモデルですが、今後は単なる機能向上にとどまらず、専門領域への特化や安全性の根本的な進化が見込まれています

公式が発表している主な展望は以下の通りです。

内容予定
Codex向け最適化バージョンの公開今後数週間以内にCodex向けに最適化したGPT-5.2のバージョンを公開する
「GPT-5.1」の終了と移行GPT-5.1は「レガシーモデル」として3か月間提供された後、提供が終了

今後も新しいモデルの登場や機能が追加される可能性が高いです。今後のOpenAI(ChatGPT)の動向に注目しておきましょう。

GPT-5.2を活用して業務を効率化しよう!

GPT-5.2は専門的な実務能力と複雑な問題を解決する「推論機能」が従来より大幅に強化されたモデルです。

とくに「Thinking」モデルは、複雑な条件を含んだExcelの作成やスケジュールの立案、トラブル解決などを人間の専門家と同等のレベルで自律的にこなせます。

ただし、GPT-5.2を利用するには有料プラン(Plus以上)に加入する必要があります。

本記事で紹介した使い方や活用事例を参考に、ぜひGPT-5.2を試してみてください。

SHIFT AIでは、ChatGPTを活用して副業で収入を得たり、キャリアアップで年収を高めたりするノウハウをお伝えする無料セミナーを開催しています。

セミナーでは、主に以下の内容を学習できます。

  • ChatGPTの最新情報
  • ChatGPTを使った副業の始め方・収入を得るまでのロードマップ
  • おすすめの副業案件と獲得方法
  • ChatGPT活用スキルを高めて昇進・転職などに役立てる方法
  • 実際に成果を出しているロールモデルの紹介

無料セミナーは、AI初心者〜中級者の方を対象としています。

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執筆者

西啓汰

大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。