【新ブラウザ】ChatGPT Atlasとは?料金や使い方、活用事例を徹底解説

2025年10月22日(日本時間)、OpenAIがChatGPTを統合したウェブブラウザ「ChatGPT Atlas(チャットGPT エルス)」を発表しました。
ChatGPT Atlasは、ブラウザ機能に加え、ChatGPTによる内容の理解や要約、自動操作といったAI機能が一体化しているのが特徴です。
単にウェブページを表示するだけでなく、ページの内容を読解し、作業をアシストしてくれます。
とはいえ「どのように使うのかわからない」「何ができるのかイメージが湧かない」と感じていませんか。
本記事では、ChatGPT Atlasの特徴や料金プラン、使い方の手順をわかりやすく解説します。さらに、筆者が実際に使ってみた事例も紹介しています。
Chromeに匹敵するブラウザを使って、日々の作業や情報収集をより効率的に進めてみましょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
SHIFT AIでは、ChatGPTの活用方法を学んでキャリアアップする方法や、効率よく副業を始めて収入を得るまでのロードマップを解説するセミナーを開催しています。
また、参加者限定で、「ChatGPTの教科書」や「ChatGPTプロンプト175選」、「ワンランク上のChatGPT活用法」など全12個の資料を無料で配布しています。
「ChatGPTを使いこなしてAI時代の波に乗りたい」「ChatGPTを使って最速で副業収入を得る方法を知りたい」という方は、ぜひセミナーに参加してみてください。
目次
ChatGPT Atlasとは?
ChatGPT Atlasは、OpenAIが2025年10月22日(日本時間)に発表した、ChatGPTを統合した新しいウェブブラウザです。
ブラウザ上で直接ChatGPTと対話しながらページを操作できるため、検索や情報整理、文章作成などの作業を一つの画面で完結できます。
さらに、ChatGPTのメモリ機能と連携しており、過去のやり取りや閲覧履歴を踏まえた文脈に沿った回答や提案も可能です。

ChatGPT Atlasを活用すれば、閲覧中のページ内容を理解し、要約や比較、翻訳などを瞬時に実行してくれます。
ChatGPT Atlasの4つの特徴
ここでは、ChatGPT Atlasの4つの特徴を紹介します。
- ブラウザにChatGPTが組み込まれている
- 閲覧履歴やチャット内容を活用できる
- エージェントモードで自動操作できる
- プライバシー管理を細かく設定できる
ChatGPT Atlasを活用すれば、ChatGPTが行動や目的を理解し、情報収集から整理、作業の実行までを効率化してくれます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブラウザにChatGPTが組み込まれている
ChatGPT Atlasは、ブラウザそのものにChatGPTを統合しているため、閲覧や要約、質問、下書き作成といった作業を同じ画面上で完結できます。
右側のチャットパネルを開くと、今見ている記事やフォームの内容を踏まえた要点整理やリライト提案が即座に返ってきます。
(チャットパネルの開き方は『ChatGPT Atlasをうまく使うコツ』をご覧ください)
たとえばChatGPT Atlasに「Claudeと会話して」と送信すると、ChatGPT Atlasは過去の履歴などを参照してClaudeのページを開きます。つまりChatGPTを使いながら、別のAIツールも操作できる状態です。

タブを切り替えたり、コピー&ペーストを行ったりする必要がなく、すべての作業をブラウザ内で完結できるため、作業効率が大幅に向上します。
閲覧履歴やチャット内容を活用できる
ChatGPT Atlasでは、ブラウザの閲覧履歴や過去のチャット内容を記憶し、行動や文脈を理解したうえで回答を生成できます。
ブラウザメモリを有効にすると、過去に閲覧したウェブページやチャット履歴を参照しながら、ChatGPTがあなたの関心や作業傾向を学習します。

そのため「前回調べた内容を踏まえた提案」や「過去の会話を考慮した提案」といった文脈を踏まえたやり取りが可能です。
自分の行動履歴を理解してくれるAIブラウザとして、ChatGPT Atlasは調べ物や文章作成の効率を大幅に向上させるツールへと進化しています。
エージェントモードで自動操作できる
ChatGPT Atlasには「エージェントモード」が搭載されており、ChatGPTがあなたの代わりにウェブ上でさまざまな操作を実行できます。
エージェントモードでは、入力した指示を理解し、実際にブラウザ内でページを開いたり、リンクをクリックしたり、フォームに入力したりといった動作を自動で行います。
以下は、エージェントモードで旅館の予約を行っている様子です。
動画のように操作が進み、以下の出力がなされました。知りたい情報が網羅的に記載され、視覚的にも把握しやすくなっています。


エージェントモードを活用すれば、定型的なウェブ操作や繰り返し作業を自動化し、業務効率を大幅に向上できます。
プライバシー管理を細かく設定できる
ChatGPT Atlasは、利用者自身がデータ共有の範囲を細かく制御できる設計になっており、AIブラウザとして高いプライバシー管理性を備えています。
閲覧履歴やページ内容が自動的にChatGPTの学習データに利用されず、利用者が明示的に許可した場合のみ情報がモデル改善に活用されます。
また、設定画面からブラウザメモリの内容を確認・削除できるほか、特定のページを「ChatGPTに見せない」設定も可能です。
さらに、シークレットモードではChatGPTが自動的にオフになり、履歴やチャット内容は一切保存されません。

ChatGPT Atlasでは個人利用でも業務利用でも、目的に応じて情報共有レベルを柔軟に調整できます。
【無料で利用可能!】ChatGPT Atlasの料金プラン
ChatGPT Atlasは、基本無料で利用できるAIブラウザです。ChatGPTの無料アカウントを持っていれば、追加料金なしでダウンロードしてすぐに利用を開始できます。
ただし「エージェントモード」は有料プラン限定の機能です。そのため、利用するためには有料プラン(PlusまたはPro)に加入する必要があります。
以下に各プランの料金と利用できる主な機能をまとめました。
| プラン | 料金(税込) | 主な機能 |
|---|---|---|
| Freeプラン | 無料 | 通常モード(チャットや検索、要約など) |
| Plusプラン | 約3,300円/月 | エージェントモード利用可 |
| Proプラン | 約33,000円/月 | エージェントモード利用可 |
まずは無料版でChatGPT Atlasを試して、自分の業務や日常にどの程度役立つかを確認してから、有料プランへの切り替えを検討してみてください。
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ChatGPT Atlasの使い方【手順】
ChatGPT Atlasの使い方を解説します。手順は以下のとおりです。
- ChatGPT Atlasのページからアプリケーションをダウンロードする
- アプリケーションを開いてログインする
- 各種設定を確認する
- 質問や依頼をする
ChatGPT Atlasのページからアプリケーションをダウンロードする
まずはChatGPT Atlasのページからアプリケーションをダウンロードしましょう。
ページを開くと以下の画面が表示されますので、中央、あるいは右上の「MacOS版をダウンロードする」をクリックします。

アプリケーションを開いてログインする
ダウンロードが完了したら、アプリケーションを開いて、ChatGPTのアカウントでログインしましょう。

各種設定を確認する
ChatGPTアカウントでのログインが完了すると、説明や以下の設定が順番に表示されます。
- ブラウザからのインポート(保存済みパスワードやブックマークなど)
- メモリ機能の利用
- デフォルトのブラウザへの設定

内容を確認し、適宜設定を行いましょう。
質問や依頼をする
STEP2の設定が完了すると新たなデスクトップとしてChatGPT Atlasの画面が表示されます。
中央のプロンプト(指示文)入力欄に、質問や依頼を書いて送信しましょう。

ChatGPT Atlasの使い方【画面の見方】
ChatGPT Atlas利用時の画面の見方について、以下の項目で解説します。
- プロンプト入力欄左の「+」から使用できる機能
- エージェントモード利用中の画面
プロンプト入力欄左の「+」から使用できる機能
入力欄左の「+」をクリックするとさまざまな機能を利用できますが、従来のものに以下の機能が追加されました。

「タブを追加」を選択すると、今開いているタブのうち1つをリサーチ対象に設定できます。
たとえば当メディアを対象に設定し、「10月20日に公開された記事のタイトルは?」と質問すると、該当記事のタイトルとリンクが回答されました。

「タブを追加」「エージェントモード」を同時に選択した状態にすると、通常のブラウジングとなり、リサーチ対象以外のWebページも検索してしまいます。
開いているタブのうち1つのページからリサーチしたい場合は、「エージェントモード」をオフにするようにしましょう。
「ブラウザーメモリ」は、送信した内容を記憶させる機能です。ChatGPTの設定自体でメモリ機能をオフにしていても、「ブラウザーメモリ」をオンにして送信した内容は記憶させられます。
1つのチャットで多くのやりとりをする方にとって、覚えておいてほしい前提や情報を指定できる点が便利です。
「タブ検索」は今開いているタブから特定のタブを探す機能で、ページのタイトルに含まれる言葉を入力すると、該当するページのタイトルが表示されます。
この機能はショートカットキー「⌘ + Shift + A」でも呼び出しが可能です。

エージェントモード利用中の画面
エージェントモードを選択した場合のチャット画面では以下のように表示されます。

画面上部の各アイコンを選択すると、一般的なブラウザでの検索一覧や画像の検索結果などをチェックできます。


【実践】ChatGPT Atlasを使ってみた
ChatGPT Atlasを実際に使ってみた例を3つ紹介します。
- 旅行スケジュールの作成
- 生成AIのおすすめセミナーの紹介
- 条件下での家電のリサーチ
日常的な調べ物が快適になり、さらに新しい情報も獲得できるので、ぜひあなたも試してみてください。
旅行スケジュールの作成
まずは、ChatGPT Atlasで旅行のスケジュールを考案した例を紹介します。
以下のように、いくつかの条件を伝えただけで、旅行のスケジュールが細かく、かつわかりやすく表示されました。



写真やアクセスも記載されているので、生成されたスケジュールから旅行のイメージが詳細にできそうです。
さらに、ユーザーの質問や出力内容を加味した追加の提案もされています。ChatGPT Atlasの指示に沿って進めていけば、より詳細な旅行スケジュールを立てられるでしょう。
生成AIのおすすめセミナーの紹介
次に、生成AIのおすすめセミナーを紹介してもらいました。複数のウェブサイトを参照したうえで、まとめた情報を提供してくれています。

従来ではWebページの“ブラウジング”にとどまっていました。
ChatGPT Atlasを使えば、実際に「検索→Webページを閲覧」をしたうえで回答してくれるので、より新鮮な情報を得られるのです。
条件下での家電のリサーチ
次に、「一人暮らし」「予算10万円」の条件を出し、おすすめの冷蔵庫を聞いてみました。
今回も複数サイトをリサーチしたうえで、おすすめの冷蔵庫の情報や画像が出力されています。


最新の情報をリサーチしてくれるので、冷蔵庫のような大きな買い物をするときこそ、ChatGPT Atlasは強いサポーターになるでしょう。
ChatGPT Atlasをうまく使うコツ
ChatGPT Atlasは、「Ask ChatGPT(ChatGPTに質問する)」ボタンやエージェントモードを活用すれば、ブラウザ内で情報収集からタスク実行まで一気に完結できます。
ChatGPT Atlasは、複数のツールを切り替える必要がなく、一つの画面で「調べる・まとめる・操作する」といった作業を効率化できるのが最大の強みです。
以下のように、「Ask ChatGPT」ボタンを活用すると、表示している記事の内容についてChatGPTにすぐ質問できます。

「Ask ChatGPT(ChatGPTに質問する)」ボタンは、ChatGPT Atlasを開いた画面(デスクトップ)で別タブを追加し、その別タブで開いたウェブページの右上に表示されます。

「Ask ChatGPT」やエージェントモードを組み合わせると、ブラウジング中の疑問解消や情報整理が一瞬で行えるため、日常の作業スピードを大幅に向上できます。
SHIFT AIでは、ChatGPTの活用方法を学んでキャリアアップする方法や、効率よく副業を始めて収入を得るまでのロードマップを解説するセミナーを開催しています。
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ChatGPT Atlasを利用するときの注意点
ここでは、ChatGPT Atlasを利用するときの注意点を3つ紹介します。
- ブラウザメモリと閲覧データを適切に管理する
- 閲覧データがAI学習に利用されないように設定する
- エージェントモード利用時はAIの操作を常に見守る
ChatGPT Atlasは高性能なAIブラウザである一方で、情報の扱い方を誤るとプライバシーや安全性に影響を及ぼす可能性があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
ブラウザメモリと閲覧データを管理する
ChatGPT Atlasには、便利なブラウザメモリ機能が搭載されています。ただし、利用するときはデータの管理にも注意が必要です。
ブラウザメモリをオンにすると、閲覧したページの内容ややり取りの一部がChatGPTに記憶されます。
一方で、長期間利用を続けると、不要になった閲覧データが蓄積されていく場合があります。
そのため、定期的にメモリの内容を確認し、不要な履歴はアーカイブや削除して整理が必要です。
情報をこまめに整理して、情報漏えいのリスクを防ぐようにしましょう。
閲覧データがAI学習に利用されないように設定する
ChatGPT Atlasでは、利用者の閲覧データがAIの学習(モデル訓練)に利用される可能性についても理解しておく必要があります。
基本的に、ChatGPT Atlasでのブラウジング内容はデフォルトではAIモデルの学習に使用されません。
ただし、利用者がデータ設定で明示的に許可した場合、その内容がモデル改善のためのデータに組み込まれる可能性があります。
AI学習の設定を確認したい場合は、以下の手順で行えます。

OpenAIは入力データのプライバシー保護に配慮しており、ChatGPT Atlas上のデータも利用者の許可なく学習に使用しないと明言しています。
それでも、定期的にプライバシー設定を見直すようにしましょう。
エージェントモード利用時はAIの操作を常に見守る
エージェントモードを使用するときは、ChatGPTによる操作を必ず画面上で見届ける必要があります。
ChatGPTが自動でウェブ操作を行いますが、目を離している間に予期しない動作をするリスクもゼロではありません。
OpenAIも以下のように記載しています。
users should still use caution and monitor ChatGPT activities when using agent mode.
引用:OpenAI(ChatGPT Atlas – Release Notes)
【和訳】
エージェントモードを使用する際は、注意を払い、ChatGPTの動作を監視する必要があります。
エージェントモード起動中は逐一画面の動きを確認し、少しでも不審な挙動があればすぐに停止するようにしましょう。
ChatGPT Atlasに関するよくある質問
ここでは、ChatGPT Atlasに関するよくある質問を2つ紹介します。
- ChatGPT AtlasはWindowsやスマホでも使えますか?
- ChatGPT Atlasは日本語に対応していますか?
いずれの内容も多くの読者が迷いやすく、筆者自身も疑問に感じた点です。順に詳しく見ていきましょう。
ChatGPT AtlasはWindowsやスマホでも使えますか?
現時点(2025年10月23日)では、ChatGPT AtlasはmacOS版のみが利用できます。そのため、Windowsやスマホ(iOS/Android)ではまだ利用できません。
ただし、OpenAIは今後、Windows版およびモバイル版(iOS/Android)のリリースを予定していると公式に明言しています。
引用:OpenAI
そのため、今後のアップデートによって、より多くのデバイスで利用できるようになる見込みです。
最新情報はOpenAI公式サイトで発信されているため、動向に注目しておきましょう。
ChatGPT Atlasは日本語に対応していますか?
ChatGPT Atlasは、ChatGPTの多言語機能を引き継いでおり、日本語でも問題なく利用できます。
ChatGPT Atlasは、ChatGPTをブラウザに統合した新しいツールであり、ChatGPT本体がすでに日本語を含む多数の言語に対応しています。
実際に、ChatGPT Atlas上で日本語で質問を入力すると、以下のように自然な日本語で回答が返ってきます。

日本語での質問や文章作成、要約などがそのまま行えるため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。
新ブラウザ「ChatGPT Atlas」で日常生活を効率化しよう!
ChatGPT Atlasは、ChatGPTをブラウザに直接統合した新しいAIブラウザです。
ウェブ閲覧や要約、検索、文章作成など、これまで別々の画面で行っていた作業を一つの画面で完結できます。
本記事で紹介した使い方や活用事例を参考に、ぜひ実際にChatGPT Atlasを試してみてください。
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執筆者
西啓汰
大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。







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