【実例あり】Google Vidsとは?特長や使い方、活用のコツを徹底解説

「Google Vids(ビズ)」は、誰でも簡単に動画を制作・編集・共有できる動画制作ツールです。
SNSなどで「AIの力を借りて動画を手軽につくれる」と話題になっていますが、「具体的にどんなことができるのか」「操作は難しくないのか」と気になっている方も多いでしょう。
Google Vidsは非常に便利なツールで、特長や操作方法を知れば、すぐに動画の制作や共有が可能になります。
この記事では、Google Vidsでできることや使い方、利用条件、注意したい点、活用アイデアをわかりやすく解説します。
読み終える頃には、Google Vidsを使ってすぐに動画を制作できるようになり、SNSだけでなく業務でも効率的に情報発信できる状態になっているでしょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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目次
Google Vidsの4つの特長
Google Vidsとは、Googleが開発したAI搭載の動画制作・編集ツールです。
「誰でも簡単に高品質な動画を制作できること」を目的としており、SNSやビジネスなどさまざまなシーンでの情報発信に役立つように設計されています。
ここではまず、Google Vidsの4つの特長について解説します。
- 直感的な操作性
- テキストから動画を自動で生成
- 豊富なテンプレート
- Google Driveとの連携
Google Vidsの特長や強みを活かせれば、動画制作の効率も表現力も大きく広がるでしょう。
直感的な操作性
Google Vidsは、専門的なスキルがなくても、Webブラウザ上で誰でも簡単に高品質な動画をつくれる直感的な設計が特長です。
画面上のアイコンやメニューを見ながら操作でき、ドラッグ&ドロップやクリック操作などで手軽に編集できるため、初めてでも迷わず動画制作を進められます。
テキストから動画を自動で生成
Google Vidsでは、つくりたい動画の内容をテキスト入力するだけで、AIが最適な動画構成を自動で生成し、画像や映像や音楽などを組み合わせた動画が完成します。
動画の構成や素材選択、ナレーションやBGMの追加まで自動で行ってくれるため、初心者でも「自分のイメージ通りの動画」を短時間で形にできます。
豊富なテンプレート
Google Vidsには、豊富なテンプレートが用意されています。
テンプレートをもとにカスタマイズすれば、初心者でもスムーズに高品質な動画制作が可能です。
Google Driveとの連携
Google Drive内のスライドやドキュメントを動画素材として直接活用できます。著作権フリー素材の取り込みも簡単で、動画制作の幅を大きく広げられます。
複数人でのリアルタイムな共同編集も可能です。Google Workspaceとの連携により、チームでの作業効率が格段に向上します。
以下の記事では、同じくGoogleが提供するAIサービス「Gemini」の動画生成機能の基本的な使い方、料金、動画を作るためのプロンプトのコツについて解説しています。
動画制作に関心がある方にとって必見の内容です。あわせてチェックしてみてください。
Google Vidsの料金と利用条件
Google Vidsを利用するうえで気になるのが、料金や利用条件です。実践する前に、以下の3点について整理しておきましょう。
- Google Vidsは無料で使える?
- 動画の長さに制限はある?
- 商用利用できる?
これらの点を押さえておくと、自分の目的に合った形でGoogle Vidsを活用できるでしょう。
Google Vidsは無料で使える?
Google Vidsは、無料でも利用可能です。これまでは主にGoogle Workspaceユーザー向けに提供されてきましたが、2025年8月からは、一般ユーザーにも一部機能が開放されています。
無料のGoogleアカウントがあれば、誰でもWebブラウザ上で動画をつくれるようになりました。
ただし、無料のGoogleアカウントで利用できるのは、基本的な編集機能やテンプレートに限られます。
AIによる自動生成や、Google Drive内のドキュメント・スライドを直接素材として活用する機能は、2025年10月時点ではGoogle Workspaceユーザーに限定されています。
一般ユーザーとGoogle Workspaceユーザーで利用できる機能をまとめました。
| 利用できる機能 | 一般ユーザー(無料版) | Google Workspaceユーザー(有料版) |
|---|---|---|
| 動画制作 | 〇 | 〇 |
| 基本的な編集 | 〇 | 〇 |
| テンプレートの利用 | 〇 | 〇 |
| AIによる自動生成 | × | 〇 |
| Google Workspaceとの連携 | × | 〇 |
| 共同編集 | × | 〇 |
無料版は、テンプレートを活用して動画を手軽に編集・制作したいユーザーに向いています。
一方、有料版は、AIによる自動生成機能を活用して動画制作を効率化したいビジネスユーザーや、Google Workspaceとの連携や共同編集機能を必要とするチームでの利用に最適です。
動画の長さに制限はある?
Google Vidsでつくれる動画や音声の長さには、最長10分の制限があります。10分以上の動画を編集する場合、長さが10分未満になるまで、BGM変更やテロップ調整などの作業はできません。
また、読み込みできる動画や音声の長さは、最大35分または4GBです。
商用利用できる?
Google Vidsは、商用利用できます。ただし、以下の点に注意が必要です。
- Google Workspaceの規約
- 素材の著作権
- ナレーションの利用
Google VidsはGoogle Workspaceのサービスの一部であるため、Google Workspaceの利用規約に準拠します。規約に違反しない範囲であれば、幅広い用途で商用利用が可能です。
動画に使用する素材は、著作権に問題がないものを選ぶ必要があります。
アプリ内で提供されるテンプレートや素材は商用利用できますが、自分でアップロードする素材については、著作権を確認しましょう。
AIが生成するナレーション(音声合成)も商用利用可能ですが、ナレーションの利用範囲や条件も規約に準拠します。
以下の記事では、Geminiを使った動画分析のメリットや料金体系、使い方についてくわしく解説しています。あわせて参考にしてください。
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無料で今すぐもらうGoogle Vidsの使い方
Google Vidsの使い方はシンプルです。今回は、無料アカウントを使ってテンプレートをもとに動画をつくる方法を紹介します。操作の流れは以下のとおりです。
- テンプレートの選択
- デザインのカスタマイズ
- ナレーションや動画の追加、外部の素材の読み込み、シーンの削除・追加・入れ替え
各ステップの操作方法を理解すれば、スムーズに動画制作を始められるでしょう。
1. テンプレートの選択
Google Vidsにアクセスし、ログインします。

画面右の「テンプレート」をクリックすると、利用可能な一覧が表示されます。好みのテンプレートを選びましょう。

特定のテンプレートを選ぶと、動画のシーン素材が表示されます。

すべての素材を使う場合は、「すべてのシーンを挿入します」を選んでください。画面下にタイムラインが表示されます。

2.デザインのカスタマイズ
変更したい箇所をクリックすると、テキストや図形、アニメーションを編集できます。

「図形」から、好みの図形や矢印、吹き出しの挿入も可能です。

テキストに動きをつけたいときは、素材から「アニメーション」をクリックし、好みの効果を選びます。


3.ナレーションや動画の追加、外部の素材の読み込み、シーンの削除・追加・入れ替え
画面右の機能一覧から「録音」をクリックし、「カメラ」「カメラと画面」「画面」「音声」のいずれかを選んで追加できます。

音声録音は最長10分です。

Google DriveやGoogleフォトからオリジナル素材のアップロードもできます。画面右の機能一覧から「アップロード」をクリックし、素材を選べばOKです。

テンプレート上の素材を操作して、ストック素材や自分のオリジナル素材をアップロードしたり、録画を追加したりもできます。

不要なシーンを削除・追加したいときは、タイムラインで該当のシーンを選び、右クリックして「削除」もしくは「新しいシーン」を選択します。

シーンの順番を入れ替えたいときは、タイムライン上で該当のシーンを選び、ドラッグ&ドロップで移動できます。
そのほか、Google VidsではトランジションやBGMの挿入など、一般的な動画編集に必要な操作が可能です。
無料アカウントでも、Canvaのように直感的な操作でデザインを調整しながら、自由に動画を制作できます。
慣れてきたらGoogle Workspaceアカウントを活用し、AIによる動画の自動生成やチームでの共同編集などの機能を使うと、社内やプロジェクトでの動画活用の幅も大きく広がるでしょう。
以下の記事では、Googleの最新動画生成AI「Veo 3」の概要や特徴・料金体系・日本語対応状況・活用事例などについてくわしく解説しています。動画生成に関心の方は、あわせてチェックしてみてください。
Google Vids利用時の3つの注意点
手軽に動画をつくれて、AIによる自動生成やチームでの共同編集も可能なGoogle Vidsですが、利用時にはいくつかの注意点があります。
- 動画の編集ができるのはPCのみ
- 最大解像度は1080pまで
- AI機能に使用制限が設けられる可能性あり
これらのポイントを押さえておくと、スムーズに動画制作を進められるでしょう。
動画の編集ができるのはPCのみ
Google Vidsの動画編集機能はPCブラウザからの操作に限定されています。
将来的にはモバイルデバイスにも対応する見込みですが、2025年10月時点ではスマートフォンやタブレットでは利用できません。
動画編集の作業(タイムラインの詳細な操作、複数のクリップやレイヤーの管理、強力なAI機能の細かな設定など)には、広い画面とマウスやトラックパッドによる正確な操作が不可欠だからです。
高機能な編集体験と安定性を優先し、デスクトップ環境での提供に注力しています。
最大解像度は1080pまで
Google Vidsでは、2025年10月より、従来のワイドスクリーン(16:9)に加えて、縦向き(9:16)およびスクエア(1:1)のアスペクト比を選択できるようになりました。
このアップデートで動画をソーシャルメディアやモバイル環境に最適化して作成・エクスポートすることが可能になり、活用の幅が大幅に広がっています。
しかし、出力できる最大解像度は依然として1080p(フルHD)に限定されており、4Kのような超高解像度での動画生成には対応していません。
さらに、一度作成した動画は、選択したフォーマットの枠内で最適化されます。異なるアスペクト比の媒体に投稿する際は、それぞれのサイズでの見え方を確認する必要があり、注意が必要です。
AI機能に使用制限が設けられる可能性あり
Workspaceユーザーは、2025年12月31日まで制限なく無料で利用可能ですが、2026年以降は以下のように使用に制限が設けられる可能性があります。
- 回数制限(クォータ制)
- 速度制限
- 有償化(アドオン対象)
継続的に業務に取り入れる予定がある場合は、無料期間中に集中的に利用し、ニーズに合った機能やワークフローを確立しておくとよいでしょう。
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無料で今すぐもらうGoogle Vidsの活用アイデアを実例とともに紹介!
Google Vidsは手軽に動画をつくれるだけでなく、多様な場面での活用が期待されています。
ここでは、Google Vidsを使って活用の幅を広げるための2つのアイデアを紹介します。
SNS向け動画の活用例
Google Vidsは、以下のような短尺動画の制作に最適です。
- Instagramのリール
- TikTok
- YouTubeショート
商品やサービスの魅力を15〜60秒で紹介する広告動画、ビジネスのノウハウをまとめた解説動画、イベントのハイライトをまとめた告知動画などを簡単につくれます。
実際にGoogle Vidsを使って、架空のサービスを紹介するSNS向けの短尺動画(縦向き)を作成してみました。
豊富なテンプレートを使えば、トレンドに合わせた動画も手軽につくれるため、SNSでのフォロワー獲得やエンゲージメント向上にもつながるでしょう。
業務での情報発信活用例
Google Vidsは、社内・社外を問わず、業務上の情報伝達を効率化するツールとしても注目を集めています。
新入社員向けの研修動画や、製品の使い方を解説するマニュアル動画を制作すれば、繰り返し説明する手間を省けるでしょう。
また、営業資料や会議の議事録を動画化すれば、情報の共有がよりスムーズになり、理解度も深まります。
実際にGoogle Vidsを使って、架空の研修を紹介する動画(16:9)を作成してみました。
社内報の動画版やプロジェクトの進捗報告動画など、さまざまな場面での活用を通じて、社内コミュニケーションの活性化や業務効率の向上が期待できます。
Google Vidsで動画制作の一歩を踏み出そう!
Google Vidsを使えば、専門的な知識がなくても手軽に動画制作を始められます。無料アカウントで基本的な操作やテンプレート活用をマスターすれば、動画制作の基礎をしっかり身につけられるでしょう。
さらに、Google Workspaceアカウントを活用すれば、AIによる自動生成やチームでの共同編集など、より高度な機能を使って効率的に動画を制作できます。
目的や用途に合わせてアカウントや機能を選び、テンプレートや豊富な素材、AI支援などを組み合わせれば、短時間で質の高い動画をつくれるでしょう。
趣味の作品から社内資料・SNS投稿・プロジェクト動画まで、Google Vidsを活用して幅広い動画制作の第一歩を踏み出しましょう。
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上田陽介
フリーランスのライター/編集者として、ビジネス系メディアの記事作成・編集を担当。近年は生成AIを活用した記事作成の効率化・高品質化に取り組み、画像生成AI・動画生成AIにも関心があります。





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