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誰でもできる!ChatGPTでスライド作成をする際の流れを徹底解説

ChatGPTを使ってスライド作成すれば、作業プロセスが劇的に楽になります。ChatGPTを使ってスライド作成を知らないと、プレゼン資料の作成に今後も時間と労力をかけてしまうでしょう。

本記事では、ChatGPTを使ったスライド作成の具体的な手順やメリット、おすすめツールまで詳しく解説します。

この記事を読めば、ChatGPTを活用して短時間で魅力的なスライドを作成する方法を学べるでしょう。

また、スライド作成と共にビジネスシーンでChatGPTを活用すると業務効率を最大化できます。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)

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ChatGPTを使ったスライド作成の流れ

ここでは、ChatGPTを使ってスライド作成する具体的な手順を解説します。

  1. プレゼンのテーマと目的を入力
  2. アウトラインと本文の生成を指示
  3. 図表やグラフの作成を依頼
  4. デザインのブラッシュアップ

上記の手順を追うことで、簡単に高品質なスライドを作成できます。詳細を確認していきましょう。

1. プレゼンのテーマと目的を入力

ChatGPTを活用してスライドを作成する際にも、第一歩としてテーマと目的を明確にすることが重要です。

テーマや目的を具体的に入力すると、ChatGPTが最適な内容を生成しやすくなります。たとえば、以下の内容で入力してみましょう。

#命令書
あなたはプレゼン作成のプロフェッショナルです。以下の#制約条件 に従ってプレゼンテーションの構成案の作成を行い、#出力形式 に従って出力してください。

#制約条件
・以下の#プレゼン内容 の条件に忠実に従ってプレゼンテーションの構成案の作成を行う。
・プレゼンの際には文章構成のフレームワークである#PREP法 の形式に従って考える。
・出力については必ず#出力形式 に従って行うものとする。

#PREP法
下記の内容に沿ってプレゼンテーションの構成の作成を行う。
・Point :結論(主張)
・Reason :理由(結論の理由・主張の理由)
・Example:具体例(理由に説得力を持たせるための具体的な根拠・事例)
・Point :結論(主張)

#プレゼン内容
目的:{自由記述}
ターゲット:{自由記述}
スライド枚数:{数字}枚
時間制限:{自由記述}
主要ポイント:{自由記述。箇条書きで書いても良い。}

#出力形式【PREP法】
・Point :[#プレゼン内容 に応じて詳細に記載する]
・Reason :[#プレゼン内容 に応じて詳細に記載する]
・Example:[#プレゼン内容 に応じて詳細に記載する]
・Point :[#プレゼン内容 に応じて詳細に記載する]

【構成案】<1枚目>[具体的な記載内容を記入。可能な限りわかりやすく説明する]
<2枚目>[具体的な記載内容を記入。可能な限りわかりやすく説明する]
<3枚目>[具体的な記載内容を記入。可能な限りわかりやすく説明する]
…
[#プレゼン内容 に応じて必要な枚数分だけ構成案を書く。]

プレゼンのテーマは、聴衆に伝えたい中心的なメッセージを定義するものであり、目的はテーマを通じて何を達成したいのかを明確にするものです。

たとえば、新製品の紹介であれば、「新製品の特長と市場への影響」をテーマとし、「製品の認知度を高め、購入意欲を喚起すること」を目的とします。

ChatGPTにテーマと目的を入力する際は、具体的かつ詳細な記述がポイントです。

たとえば「新しいエネルギー技術の紹介」というテーマに対して、「技術の基本的な仕組み、実用例、環境への影響を説明し、投資家や政府関係者に理解を深めてもらうこと」を目的として入力します。

このように、ChatGPTはテーマに関連する適切なアウトラインや具体的な画像イメージ案を生成します。

まず、プレゼンのテーマと目的を明確に入力して、ChatGPTが生成する内容に一貫性を持たせます。これにより、聴衆に対して効果的なプレゼンの作成が可能となります。

2. アウトラインと本文の生成を指示

プレゼンのテーマと目的が明確になったら、次にChatGPTへアウトラインと本文の生成を指示します。ここでは、プレゼンの構成を具体化し、各スライドの内容を充実させるための基盤を作ります。

アウトラインの作成は、プレゼン全体の流れを決める重要な作業です。たとえば、新製品の紹介プレゼンの場合、ChatGPTに次のようなアウトラインをChatGPTに指示します。

セクション内容
序論(Introduction)プレゼンの背景や目的、聴衆に伝えたいメッセージを簡潔にまとめる。
本論
(Body)
メインテーマに関連する主要なポイントを複数に分けて説明する。各ポイントには具体例やデータを含め、論理的な流れを構築する。
結論
(Conclusion
プレゼンの要点を再確認し、聴衆に対するアクションや次のステップを提示する。

これらの主要なポイントを含むように依頼します。

アウトラインが完成したら、次に本文の生成に進みます。本文の生成を指示する際は、各スライドごとに必要な情報を具体的にChatGPTに伝えることが重要です。

たとえば、「新製品の特長」を説明するスライドでは、以下の内容を詳細に示します。

  • 新製品の主要機能
  • 技術的な特長
  • ユーザーのメリット

ChatGPTは、指示に応じて適切なアウトラインや具体的な内容を生成します。各スライドの内容が充実し、聴衆に対して一貫性のあるプレゼンが可能になります。

3. 図表やグラフの作成を依頼

効果的なプレゼンには視覚的な要素が重要です。ChatGPTを使ってスライドを作成する際には、具体的なデータに基づいた図表やグラフを適切に指示していきます。

ChatGPTの機能の一つであるAdvanced Data Analysis(高度なデータ分析)を利用しましょう。

大量のデータから重要な情報や傾向を自動的に抽出し、視覚的にわかりやすい形式でプレゼンに組み込めます。

たとえば、新製品の市場シェアを示すグラフを作成する際には、まず過去数年分の市場シェアデータを準備し、以下のようにChatGPTに具体的な指示を出します。

「2020年から2023年までの新製品の市場シェアを示す折れ線グラフを作成してください。横軸は年、縦軸は市場シェアのパーセンテージで、グラフのタイトルは『新製品の市場シェアの推移』としてください。」

このように具体的な指示を出すことで、視覚的にわかりやすいグラフを作成できます。

4. デザインのブラッシュアップ

次にスライドのデザインをブラッシュアップします。デザインの質はプレゼンの印象を大きく左右します。

視覚的に統一感のあるデザインを作り上げると、聴衆の注意を引き、メッセージを効果的に伝えられます。

ただし、デザインの最終調整は手作業で行いましょう。とくに画像などは細かな微調整が必要になります。

ChatGPTだけでもスライド作成は可能ですが、デザインのブラッシュアップにこだわりたい場合は自分の手で調整しましょう。

ChatGPTでスライドを作成するメリット

ChatGPTでスライド作成するメリットは下記の3つです。

  • プレゼン資料の構成と内容を自動生成される
  • 必要な図表やグラフの作成をサポートしてくれる
  • 資料作成以外に使える時間が増える

詳細を確認していきましょう。

プレゼン資料の構成と内容を自動生成される

ChatGPTを使用するメリットは、プレゼン資料の構成と内容を自動で生成できる点です。

通常、多くの時間と労力を要するプレゼン作成ですが、ChatGPTを活用すれば、作業プロセスの大幅な短縮が可能です。

たとえば、新しいマーケティング戦略のプレゼンを作成する場合、以下のように指示します。

  • マーケティング戦略の概要
  • ターゲット市場の分析
  • 競合分析
  • 実施計画
  • 期待される結果

すると、即座に具体的な構成案が生成されます。さらに、ChatGPTは各スライドに必要な情報を自動的に補完し、詳細な本文を作成します。

ユーザーが提供するデータやキーワードをもとに、具体的な事例や統計情報を取り入れた内容が生成されます。

これにより、質の高いプレゼン資料を短時間で作成できます。

必要な図表やグラフの作成をサポートしてくれる

ChatGPTは、ユーザーが提供する数値データを入力するだけで、さまざまな種類のグラフ生成をサポートしてくれます。

たとえば、以下のようなグラフです。

  • 売上の推移を示す折れ線グラフ
  • マーケットシェアを示す円グラフ

プレゼン内容に合わせたグラフも作成可能です。複雑なデータセットを整理し、視覚的にわかりやすい形式で提供できます。

さらに、ChatGPTはグラフや図表のデザインにも配慮しています。統一感のあるカラースキームやフォントを使用し、プレゼン資料全体に一貫したデザインを施せます。

資料作成以外に使える時間が増える

ChatGPTを活用すると、資料作成の時間を大幅に短縮でき、他の重要な業務や準備に時間を充てられます。

たとえば、大事なプレゼンのリハーサルや質問への対応準備に余裕を持って取り組めます。

従来はスライド作成に多くの時間を費やしていたかもしれませんが、ChatGPTを導入することで、その時間を大幅に削減できます。

とくに時間管理が重要なプロジェクトにおいて、ChatGPTは有効です。

さらに、作成したスライドの内容を何度も見直す時間を短縮できるため、より質の高い資料を提供できます。

ChatGPTは、他にもさまざまなシーンで使えます。以下の記事では、ChatGPTのさまざまな活用方法をご紹介していますので、あわせてごらんください。

ChatGPTの活用方法17選
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本記事ではChatGPTの活用方法、国内・海外の活用事例、企業への導入手順などを解説しています。ChatGPTを活用すれば、ビジネス領域における業務効率化につながります。記事を読んでChatGPTを使いこなし、ビジネスを加速させましょう。

ChatGPTでスライド作成するデメリット

ChatGPTを活用したスライド作成には多くのメリットがあります。しかし、すべてのツールにはメリットと同時に以下のデメリットもあります。

  • 個人の経験や感情が反映しづらい
  • 最新情報が反映されない
  • 著作権侵害になる可能性がある

それぞれの内容を確認していきましょう。

個人の経験や感情が反映しづらい

ChatGPTは、プレゼンにおいて重要な個人の経験や感情を反映させるのが難しいです。なぜなら、ChatGPTには、ユーザーの個人的な体験や感情を織り込むことが困難だからです。

対処法として、ChatGPTが生成したベースの資料に、自身の経験やストーリーから生まれた感情的な要素を手動で追加しましょう。

たとえば、新しいプロジェクトの提案をする際に、自分の経験やチームとの協力のエピソードを交えることで、聴衆に対する説得力が増します。

ChatGPTが生成した資料に自身の経験や感情を加えることで、聴衆の印象も大きく変わります。

最新情報が反映されない

ChatGPTは、最新情報を反映するのが難しいです。学習データに基づいて情報を生成するため、そのデータが最新でないと市場動向や情報を正確に反映できません。

たとえば、最新のニュースやトレンドに関する情報が求められる場合には、最新の統計データや市場動向をスライドに盛り込むことが重要です。

なお、2024年5月から、無料ユーザーでもChatGPTによるネット検索機能が開放され、最新情報を取得しやすくなりました。

この問題に対処するためには、ChatGPTが生成した市場分析のスライドに、最新の市場レポートや統計データを手動で追加することが有効です。

著作権侵害になる可能性がある

ChatGPTを利用する際の注意点として、生成されたコンテンツが著作権侵害になる可能性があります。

AIは大量のデータをもとに学習しているため、意図せず既存の作品や資料と類似した内容を生成することがあり、他人の著作物を無断で使用するリスクがあります。

具体的な例としては以下のようなケースがあります。

  • ChatGPTが既存の文章やフレーズをそのまま生成する
  • 他人の著作物をもとにした内容のスライドを生成する

これらのリスクを避けるために、ChatGPTのコンテンツを使用する際は内容を確認し、修正や補完が必要です。特定のフレーズやデータが既存の文献と一致しないか確認し、引用元を明示して著作権侵害を避けましょう。

また、信頼できる出典から情報を収集し、統計データや研究結果を正しく引用することも重要です。

さらに、自分の経験や独自の調査結果をもとにオリジナルのコンテンツを作成することで、オリジナリティが高まり、著作権侵害のリスクを減らせます。

SHIFT AIでは、多様なAI活用ツールに関する資料を無料で提供しています。以下のリンクから、ぜひご利用ください。

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ChatGPTでスライド作成に役立つGPTs

ここでは、ChatGPTでスライド作成に役立つ具体的なGPTsについて詳しく見ていきましょう。

  • スライド作成GPT
  • Smart Sildes
  • Slide Maker

詳細を確認していきましょう。

スライド作成GPT

スライド作成GPTトップページ画面
出典:スライド作成GPT

SlidesGPTは、スライド作成GPTは、学術発表用のスライドを提供されたアブストラクトから作成することに特化したAIです。

このGPTは、アカデミックなプレゼンを構築するための特定の指示に従い、スライドの内容を段階的にユーザーと確認しながら進めます。

Smart Sildes

Smart Slidesトップページ画面
出典:Smart Sildes

Smart Slidesは、プレゼン作成の専門アシスタントです。とくにチャートの分析とプレゼンのデザインに優れています。

希望する場合は、カラースキームやフォントの指定も受け付けます。指定がない場合はデフォルトを使用します。

Slide Maker

Slide Makerトップページ画面
出典:Slide Maker

Slide Makerは、ユーザーの要件に基づき、プロフェッショナルや学術的なプレゼンを作成します。

スライドのテキスト内容を生成し、フォントや色、図などの視覚的な変更は行いません。

詳細な指示に基づき、12枚のスライドをデフォルトで提供します。ユーザーのフィードバックをサポートチームに提出するためのメッセージも生成します。

ChatGPT以外でスライドを作成できるAIツール

プレゼン資料を効率的に作成するためのAIツールは、ChatGPT以外にも数多く存在します。

以下では、Canva、Gamma、イルシルといった代表的なツールの特徴について表にまとめました。

ツール名特徴
 Canva・豊富なテンプレート
・直感的なインターフェース
・多機能な編集ツール
・クラウドベースのコラボレーション
 Gamma・情報やデータをわかりやすく視覚的に表現する
・操作できるコンテンツ
・リアルタイムのデータ更新
・カスタマイズ可能なテンプレート
 イルシル・日本語対応
・多様なビジネス向けテンプレート
・統合されたデザインツール
・クラウドベースの保存と共有

Canvaは、初心者でも簡単に使えるデザインツールで、プレゼンテンプレートが豊富です。

ドラッグ&ドロップ操作でプロフェッショナルなスライドを作成でき、画像編集やフォント選択、色調整も可能です。

また、チームメンバーとリアルタイムで共同作業ができます。

Gammaは、AIを活用してデータの可視化や操作が可能なプレゼンツールです。リアルタイムのデータ更新にも対応しています。

イルシルは、日本語対応のスライド作成ツールで、ビジネス向けテンプレートが豊富です。クラウドでの保存や共有も簡単です。

ChatGPTのスライド作成に関するよくある質問

ChatGPTのスライド作成に関する質問は以下の2つです。

  • ChatGPTにスライドをチェックしてもらう方法はありますか?
  • ChatGPTはパワーポイントを出力できますか?

質問に対する回答を確認して、ChatGPTのスライド作成における疑問解消の参考にしてみてください。

ChatGPTにスライドをチェックしてもらう方法はありますか?

ChatGPTでスライドをチェックしてもらえます。

スライドの内容をテキスト形式で入力し、「レビューしてください」と依頼すると、文章の流れや誤字脱字、論理的な整合性についてフィードバックを得られます。

ただし、視覚的な要素やデザインのチェックは困難であり、手動での調整が必要です。

テキスト内容の確認には有効ですが、スライド全体の品質向上には限界があります。

ChatGPTはパワーポイントを出力できますか?

ChatGPT自体は直接パワーポイント(PPT)ファイルを出力できません。

ただし、ChatGPTを利用してスライドの内容や構成をテキスト形式で生成し、それをパワーポイントに手動で移せます。

また、外部ツールやプラグインを使用すれば、ChatGPTが生成したテキストやデザインを自動的にパワーポイント形式に変換する方法もあります。

ChatGPTでスライド作成して準備時間を大幅に削減しよう

ChatGPTを活用することで、スライド作成のプロセスが効率化され、プレゼン準備の時間を大幅に削減できます。

  • テーマ設定からアウトライン作成
  • 詳細なコンテンツ生成
  • デザインのブラッシュアップなど

ChatGPTは、スライド作成を一貫してサポートします。

さらに、Code Interpreter、Smart Slides、Canvaなどの専門ツールを併用することで、データの可視化も容易に実現できます。

ChatGPTを効果的に活用し、短時間で質の高いスライドを作成することで、聴衆に強い印象を与えるプレゼンテーションが可能となります。

SHIFT AIでは、生成AIツールの習得を目指す方々向けに、無料の学習資料を提供しています。ぜひこちらもご活用ください。

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記事を書いた人

SEOメディア責任者

大城一輝

フリーランスとしてライター、ディレクター、生成AIコンサルタントとして活動している。AI活用の講師も多数経験。
SHIFT AIではSEOメディア運用を担当。
また、SHIFT AIのモデレーターとしてコミュニティ運営や講師にも携わっている。
G検定・生成AIパスポート・Generative AI Test合格
Google AI Essentials修了
ノーコード生成AIツール「Create.xyz」公式アンバサダー
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