【実績者インタビューVol.10】文系から“AIコンサルタント”へ――未経験からの挑戦で収入3倍、「わからない」が強みに変わる瞬間

【実績者インタビュー】では、SHIFT AIに所属し、AIを活用してユニークな実績を出している方々を『AIシフター』と銘打ち、インタビューを行います。彼らがどのような軌跡をたどり、どんな風にAIを活用しているのか。素朴な疑問をぶつけながら、その成功の秘訣を探ります。
今回登場するのは、AI未経験、文系出身ながら、わずか1年余りでAIコンサルタントとして活躍するようになったタケダ梨花さんです。現在は企業のAI導入支援などを手がけ、月収は会社員時代の約3倍強、60万円前後に。個人秘書も抱え、法人化を見据えながら、日々新しい挑戦を続けています。
AIの知識ゼロから、企業の最前線で価値を届ける存在へ――。その背景には持ち前の行動力を活かし「わからないこと」に立ち向かい続けたリアルな軌跡がありました。

職種 | AIライターを経て、AIコンサルタント |
SHIFT AI受講歴 | 2024年2月に加入 |
受講した講座 | 生成AI導入 プロンプトエンジニア AIキャリア 副業合宿中級編 Dify講座 ノーコード・ローコード |
収入before→after | 会社員時代:20万円→現在:60万円 |
目次
走り続けた営業時代――限界の先にあった転機
「当時は本当に、がむしゃらでした」。
新卒から数年間、タケダさんはIT系企業で法人営業を担当していました。数字に追われながらも懸命に走り続ける日々を送っていました。充実感は感じていたものの、知らず知らずのうちに心も身体も限界を迎えていました。
「頑張ればなんとかなると思っていたんですが、気づいたときには何もかもに手がつかなくなっていて……。いったん、すべてを手放しました」
その後、しばらくは手作りピアスの販売や動画編集など、自宅でできるクリエイティブな仕事に挑戦しました。ですが、なかなか稼ぎには繋がりませんでした。「自分は何をしたいんだろう、どうやって生きていけばいいんだろう」。そう煩悶する最中にAIと出会います。
「AIが注目されているのは知っていました。でも、自分には無理だろうって、最初は完全にスルーしていました(笑)」

SHIFT AIとの出会いが“背水の陣”を支えた
転機が訪れたのは、ChatGPTに出会ったときのことです。「まずはやってみよう」の精神で、独学で勉強を開始しました。
「最初は言葉の意味すら理解できなくて。プロンプト?なにそれ?って(笑)」
限界を感じ始めていたときに、SHIFT AIの無料セミナーを受講し「ここなら自分でもできるかも」と持ち前の行動力を発揮し、入会を即決しました。SHIFT AIの動画講座を一気に視聴し、メキメキとAIの知識を蓄えていきました。
「何よりも背水の陣だったのが大きいですね。”やるしかない”という覚悟で動画を見まくりました。もちろん、SHIFT AIの動画講座が体系的にまとまっていて、初心者でも安心して学習を進められたのも大きな要因です」
知識も蓄え、いよいよAIで稼ぎ始めよう。タケダさんが”デビュー戦”に選んだのはAIライティングでした。ただ、現実はそう甘くありません。思うように書くことができず、時給に換算すると。なんと20円程度。ショックを受けつつも、「このままじゃまずい」と方向転換を模索しました。

教える側に立つ――“文系出身”が最大の武器に
「勉強会を開いてみよう」
自分が苦労したからこそ、同じように“AIがわからない”と悩む人に寄り添える。そう考えたタケダさんは、自ら勉強会を企画・開催します。
「自分は専門家じゃない。だからこそ、専門用語を噛み砕いて翻訳できる。文系であることが、逆に強みになりました」
少人数での丁寧な学習サポートが好評を呼び、参加者との関係性が深まる中で、新たな展開が訪れます。タケダさんがオフラインイベントに積極的に参加していたときのことです。「AIライター」と名乗ればいいのか「AIフリーランサー」と名乗ればいいのか、自分のキャリアや肩書に迷っていたタケダさんに、SHIFT AIのメディア責任者である大城一輝さんがこんな言葉を掛けてくれました。
「”誰かのAIの悩みを講師として解決する。それってもうAIコンサルタントじゃん”って言ってくれたんです。そのとき初めて、自分が何者かを認識しました」
現在では、企業のAI導入支援やAI講師業を中心に複数の案件を手がけています。専門用語をなるべく使わず、誰でもわかりやすい説明を心がけています。
「文系出身の私だからこそ、AI初心者にとっての”翻訳者”でありたいんです。私なら、70代のご高齢の方にもAIを教えられる自信があります。”わかりやすく教える”ことが武器なんです」
SHIFT AIで培ったAIスキルで、働き方も生き方も切り拓いてきたタケダさんは、その魅力を「動画講座ももちろんなんですが、何より“人”が強いんです」と話します。
特に重要視しているのがオフラインイベントです。「名刺を交換した方にイベント後に、1on1を申し込むんです。すると、ご自身のDXやAIでの悩みを打ち明けてくれることもあって…。そこから仕事につながったこともあります」と明かします。

これからのビジョン――“法人化”と“時間の自由”
SHIFT AIで培ったAIスキルのおかげで、働き方は以前とは劇的に変わりました。
「時間も心も削られていた営業時代と比べると、今は自分で仕事を選び、進め方を決められる。収入も会社員時代の約4倍に増えています」
すでに個人のリソースでは対応しきれないほど依頼が増えてきており、今後は法人化し、より多くの企業支援を手がけていく予定です。
「日本中のビジネスパーソンが、雑務はAIに任せて、本当に頭を使うべきところに集中するようになれば、日本の経済は飛躍的によくなると思うんです。だからこそ、AIをちゃんと使える人を増やしていくことで、世の中の働き方を変えていきたいと思っています」
最後に、SHIFT AIへの参加を迷っている人にメッセージをもらいました。
「もし“自分には無理かも”って思っているなら、たぶんそれはチャンスです。私もそうでしたから。最初の一歩だけ、勇気を出してみてください」
SHIFT AIでは、タケダさんに続く挑戦者を支えるために、無料セミナーやコミュニティを用意しています。あなたも、自分の“これから”を変える一歩を踏み出してみませんか?
記事を書いた人

SHIFT AI TIMES編集部
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