Google AI Studioは商用利用できる!違反ケースやポイントを解説

無料のGoogle AI Studioを利用していて、「商用利用はできるの?」「YouTubeで使うと著作権はどうなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
利用規約上、Google AI Studioの商用利用は可能であるものの、守るべきルールも存在します。
この記事では、YouTube動画制作やライティングなどのビジネスで、安心してGoogle AI Studioを利用できるよう、商用利用の可否や注意点について解説します。
ビジネスでGoogle AI Studioを利用している方は最後までご覧ください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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目次
Google AI Studioは商用利用が可能!
結論からいうと、Google AI Studioで生成したコンテンツは商用利用できます。
Googleの利用規約で、AIを用いて作成したコンテンツの著作権は、原則として作成したユーザー自身に帰属すると定められているためです。
具体的には以下のように記述されています。
Google の一部のサービスは、ユーザーによるオリジナル コンテンツの生成を許可しています。Google がそのコンテンツに対する所有権を主張することはありません。
引用:Google 利用規約
上記のとおり、作成したオリジナルコンテンツは作成した本人に所有権が帰属し、Googleの所有物となるわけではありません。
また、Gemini API 追加利用規約にも以下のように明示されています。
本サービスの一部では、使用者によるオリジナル コンテンツの生成が許可されています。Google がそのコンテンツに対する 所有権を主張することはありません。使用者は、Google が同一または類似のコンテンツを他者に対して生成すること、および そのために必要なすべての権利を留保することに同意するものとします。
引用:Gemini API 追加利用規約
コンテンツに対する所有権はGoogleにはないため、Google AI StudioのみならずGoogle系のVeo 3で生成したものの著作権は、ユーザーに帰属し商用利用も可能です。
なお、Google AI Studioについて詳細を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
Google AI Studioで商用利用可能でも違反になるケースがある
商用利用自体は許可されているからといって、何をしても許されるわけではありません。
Googleが定める利用規約や禁止ポリシーに違反した場合は、当然ながら規約違反となります。サービスの不正使用について、Google利用規約には以下のような内容が記されています。

Google AI Studioを利用する場合、とくに注意すべきなのは他者の知的財産権やプライバシー権を侵害するようなコンテンツの作成で、固く禁じられています。
生成AIの使用禁止に関するポリシーにも定められているため、事前に熟読しておきましょう。

たとえば、実在する特定の人物の画像を無断で使いディープフェイク動画を生成してYouTubeに投稿する行為は、プライバシーの侵害にあたり許されません。
たとえ収益化が目的でなくても、重大な規約違反とみなされる可能性があります。
収益化を目指すのであれば、禁止事項を正しく理解し、他者の権利を尊重したクリーンなコンテンツを作りましょう。
生成AIを活用してクリーンなコンテンツを効率よく制作したいのであれば、セミナーに参加するのがおすすめです。
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安全に商用利用するならVertex AI Studioを利用
本格的かつ安全にビジネスとしてAIを利用したいのであれば、ビジネス用途に設計された「Vertex AI Studio」を利用しましょう。
無料のGoogle AI Studioでは、入力したデータがAIの品質向上のために学習データとして利用される可能性があります。
有料のVertex AI Studioであれば、入力データが学習に使われず情報が保護されるため、情報漏えいのリスクを心配せずに、安全に制作活動に集中できます。
リスクの低いコンテンツ制作にはGoogle AI Studio、機密情報を扱うビジネス利用にはVertex AI Studio、というような使い分けがおすすめです。
Google AI Studioで商用利用するポイントは2つ
Google AI Studioを商用利用するうえで、注意すべきポイントは以下の2つです。
- SynthID(電子透かし)が入る
- 倫理的・リテラシー的配慮を忘れない
各ポイントについて詳しく見ていきましょう。
SynthID(電子透かし)が入る
Google系の生成AIで作成したコンテンツには、人間の目には見えない「SynthID」と呼ばれる電子透かしが自動的に埋め込まれます。
SynthIDは、Googleが開発した、AIによって生成されたコンテンツであることを識別するための技術です。
悪意のある偽情報の拡散などを防ぐ目的で導入されており、コンテンツがAI製であることを透明化する役割を担っています。
電子透かしはユーザー側で削除できないため、「AIで作ったコンテンツには、識別のための印が付けられている」と覚えておきましょう。
以下の記事ではGoogle AI studioのセキュリティリスクについて解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
倫理的・リテラシー的配慮を忘れない
生成AIを商用利用する際は、利用規約の遵守はもちろん、倫理観やインターネットリテラシーも忘れてはいけません。
AI技術の精度は日々向上しており、本物と見分けがつかないほどリアルな画像や動画を誰でも簡単に作れるようになりました。
手軽さの一方で、以下のような悪用のリスクも存在します。
- 実在の人物に酷似したキャラクターの生成
- キャラクターによる過激な発言
- 本人とは無関係な広告動画
便利なツールだからこそ、常に他者への配慮を忘れず、誰も傷つけることのない、誠実で責任あるコンテンツ制作を心がけましょう。
適切なコンテンツ制作ができるようになれば、副業やキャリアアップにつながる具体的な生成AIの利用方法の学習がおすすめです。
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商用利用するなら利用規約の遵守を
Google AI Studioの商用利用は認められている一方、メリットを最大限に受け取るには利用規約を正しく理解し、誠実に遵守することに尽きます。
規約は、あなた自身のコンテンツの権利を守ると同時に、他者の権利を侵害しないための最低限のルールです。
YouTubeやブログなどで収益化を目指すのであれば、著作権やプライバシーポリシーといった規約を理解しておかなければなりません。
利用規約を味方につけ、創造的かつ倫理的なコンテンツ作りを通して、あなたのビジネスの成長につなげましょう。
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記事を書いた人

中島正雄
Webライター、ITコンサルタント、パーソナルトレーナーとして大阪を拠点に活動中。
自身はAIを活用して執筆時間をおよそ半分に削減。またコンサル先からもAIで業務改善につながったと喜ばれている。
SHIFT AIではSEOメディアにライターとして関わる。趣味はプロレス観戦。
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