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Google AI StudioとVertex AI Studioの違いを解説!機能や料金まで比較

「Google AI StudioとVertex AI Studioって何が違うのかわからない?どっちを使うべき?」と疑問に思っていませんか。

どちらもGoogleのAIサービスとして話題ですが、目的に応じた使い分けができていないと、学習や開発が遠回りになってしまう場合があります。

本記事では、Google AI StudioとVertex AI Studioの機能や料金、使い方などを比較しながら、それぞれの違いを解説します。

違いを把握して、自分の業務に合わせて使い分けて、周囲と差をつけましょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO AI & Web3株式会社AI活用顧問 / 生成AI活用普及協会(GUGA)協議員 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / AI活用コミュニティ SHIFT AI(会員20,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現のために活動中。Xアカウントのフォロワー数は13万人超え(2025年8月現在)

弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、昇進・転職などに役立つスキルを学んだりするためのセミナーを開催しています。

また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。

「これからAIを学びたい」「AIを使って本業・副業を効率化したい」という方は、ぜひセミナーに参加してみてください。

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Google AI StudioとVertex AI Studioの概要の違い

ここでは、Google AI StudioとVertex AI Studioの概要の違いを紹介します。

項目Google AI StudioVertex AI Studio
概要Gemini系モデルを試せる、ブラウザだけで使える開発環境企業向けに生成AIを本格導入できる、Google Cloud上の高機能な開発環境
対象者・AIを手軽に使いたい初心者
・個人開発者やクリエイター
・学生や研究者
・手軽なAI実験を求める方
・業務でAIを活用したい企業担当者
・本格的にAI開発を行うエンジニア
・技術者やクラウドサービス利用者
・企業レベルのセキュリティを求める方
主な用途・プロンプト作成のテスト
・文章や画像などのコンテンツ生成
・ビデオ理解や構造化出力の確認
・AIワークフロー構築
・モデルのカスタマイズや本番運用
・コード実行やマルチモーダルアプリケーションの開発
主な違い遊びや手軽な実験向けのシンプルなツールで、エンタープライズ保護が限定的パワフルで高度なカスタマイズが可能だが、Google Cloudアカウントが必要で企業向け

用途や対象者、機能の違いを押さえて、自分に合ったサービスを選びましょう。

以下の記事では、Google AI Studioの基本機能や使い方、画像生成、音声処理などの活用法について紹介しています。Google AI Studioについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

Google AI Studioの概要

Google AI Studioのトップページ

Google AI Studioは、ブラウザだけでGemini系のAIモデルを手軽に試せる、Webベースの開発ツールです。

プログラミングの知識がなくても、プロンプトの入力やパラメータの調整、画像のアップロードといった操作が簡単に行えます。

実際に、画像を読み込んで内容を説明するAIを試したり、テキスト生成モデルを使って企画書のたたきを短時間で作成したりするなど、AI初心者でも実用的に活用できます。

そのため、AI活用に挑戦したい初心者や個人開発者にとって、費用をかけずに効率よく学習やアイデア検証を試せる環境です。

Vertex AI Studioの概要

Vertex AI Studioのトップ画面

Vertex AI Studioは、Google Cloud上でAIを本格的に開発・運用できる企業向けのプラットフォームです。

Geminiを含む200以上の高性能なAIモデルを活用でき、社内データを使った調整や自動化された運用管理まで一貫対応できます。

企業が社内チャットボットや画像認識AIを導入する場合、Vertex AI Studioでは以下のような流れでひとつの環境で完結できます。

  1. AIモデルの選択と調整
  2. セキュリティ対策の実施(例:VPC-SC、CMEK)
  3. 本番環境への導入(エンドポイント作成と接続)

Vertex AI Studioを使えば、AIの導入から運用や改善、安全管理までを一元化でき、企業が安心してAIを活用できます。

Google AI StudioとVertex AI Studioの機能の違い

ここでは、Google AI StudioとVertex AI Studioの機能の違いを紹介します。

項目Google AI StudioVertex AI Studio
利用可能モデル・Gemini 2.5 Pro/Flash/Flash-Lite
・Gemini 2.0シリーズ
・Gemmaシリーズ
・Imagen(高品質画像生成や編集)
・Veo(動画生成)
・Lyria(直接統合なし/他ツールやGemini経由)
・Gemini 2.5 Pro/Flash/Flash-Lite
・Gemma 3/3n
・Imagen(高品質画像生成や編集)
・Veo(動画生成)
・Lyria(音楽生成)
・Chirp(音声合成モデル)
・その他:Model Gardenに200以上のモデル
入力対応・テキスト
・画像
・音声
・動画
・コード
・ドキュメント
・テキスト
・画像
・音声
・動画
・ドキュメント
主な機能・モデル切り替え
・プロンプト調整
・出力比較(2モデル並列表示)
・画像生成
・動画生成
・音声生成
・音楽生成
・プロンプト設計・調整
・ファインチューニング(Adapter、RLHF)
・画像生成
・動画生成
・音声生成
・Grounding(実データ連携)
・モデル評価・比較
・リアルアプリ向け生成機能
開発支援・APIコード自動生成(Python/Node.js)
・Gemini APIとの高速統合(5分以内)
・チャットボットの簡易カスタマイズ
・一部GUIベースの操作あり
・即時デプロイ(プロトタイプから本番)
・API呼び出しコードの自動生成
・Vertex AI Studioのインフラの統合管理
・セキュリティ/ガバナンス(VPC-SC、CMEK)
・プロンプト管理ツール、ストリーミング応答
・MLOps向け監視/モデル評価ツール

それぞれの機能の違いについて詳しく見ていきましょう。

Google AI Studioの機能

Google AI Studioは、AIモデルを選んで試しながら、プロンプトの調整や比較が簡単にできるツールです。

使えるモデルはGeminiシリーズが中心で、テキストだけでなく画像や音声、動画の入力にも対応しています。さらに、2つのモデルの出力を並べて比較したり、プロンプトの調整も可能です。

以下に、実際にアクセスできるモデルと主な機能をまとめました。

項目内容
利用可能モデル・Gemini 2.5 Pro/Flash/Flash-Lite
・Gemini 2.0シリーズ
・Gemmaシリーズ
・Imagen(高品質画像生成や編集)
・Veo(動画生成)
・Lyria(直接統合なし/他ツールやGemini経由)
入力対応・テキスト
・画像
・音声
・動画ファイル
主な機能・モデル切り替え
・プロンプト調整
・出力比較(2モデル並列表示)
・画像生成
・動画生成
・音声生成
・音楽生成
開発支援機能・Python/Node.js向けAPIコード自動生成
・GUIベースのファインチューニング
・APIキーの取得による高速統合
・Webベースで次世代AIアプリの構築が可能

Google AI Studioは、難しい設定なしで高度なAIを使いながらツール比較や業務活用の実験ができます。

以下の記事では、Google AI Studioでの動画生成や画像生成について、やり方・メリット・実際の生成例・注意点まで詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

関連記事: 【無料】Google AI Studioで画像生成を行う方法!注意点も解説

関連記事: Google AI Studioで動画生成を行う方法!料金や注意点も解説

Vertex AI Studioの機能

Vertex AI Studioは、AIモデルの開発から実運用までを一元管理できます。

GeminiやGemmaなどの大規模言語モデルに加え、画像や動画、音楽、音声といった多様な生成AIを活用できます。

さらに、プロンプト調整やモデル比較、RAG対応、エージェント構築、MLOps連携など開発現場に必要な機能が揃っており、企業やチームでの導入に適した設計です。

以下に、利用可能なモデルと主な機能をまとめました。

項目内容(正しい/追加情報)
利用可能モデル・Gemini 2.5 Pro/Flash/Flash-Lite
・Gemma 3/3n(正式サポート)
・Imagen(高品質画像生成・編集・キャプション)
・Veo(動画生成)
・Lyria(音楽生成/マルチモーダル経由)
・Chirp(音声合成モデル)
・その他:Model Gardenに200以上のモデル(Llama 3など)
入力形式・テキスト
・画像
・音声
・動画
・ドキュメント
主な機能・プロンプト設計・調整
・ファインチューニング(Adapter、RLHF)
・画像生成
・動画生成
・音声生成
・Grounding(実データ連携)
・モデル評価・比較
・リアルアプリ向け生成機能
開発支援・AIの試作品をすぐに作って動かせる
・APIの使い方も自動でコードにしてくれる
・裏側の仕組みも自動で調整してくれる
・情報を安全に守るしくみがある
・BigQueryなど他のGoogleサービスとも連携しやすい
・使った分だけ支払う仕組み+無料枠あり

Vertex AI StudioはAIの試作から運用・改善までを一貫して行える、企業での本番導入にも対応した「AI開発の総合環境」として活用できます。

Google AI StudioとVertex AI Studioを利用して得られるメリットの違い

ここでは、Google AI StudioとVertex AI Studioを利用して得られるメリットの違いを紹介します。

項目Google AI StudioVertex AI Studio
コスト効果・登録だけで無料で使える
・追加料金なしで色々試せる
・個人や小規模プロジェクトにぴったり
・使った分だけ料金が発生(従量課金)
・Google Cloudの無料クレジットで初期費用をカバーできる
・本格導入や企業利用に向いている
使いやすさ・ブラウザで開くだけで使える
・ノーコード操作が中心でわかりやすい
・AIツールが初めてでも安心
・少し専門的だが慣れれば効率的
・カスタマイズしやすく業務と相性がいい
・Google Cloudに触れたことがある人におすすめ
拡張性・小規模な検証や試作に向いている
・すばやく動かして結果を確認できる
・大規模な展開にはやや不向き
・大規模プロジェクトでも安定して動く
・自動でリソース調整してくれる
・チームや会社単位の導入に最適
セキュリティとコンプライアンス・データが学習に使われない設定が可能
・個人利用でも安心して使える
・操作もシンプルでリスクが少ない
・VPCや暗号化など強力な保護機能あり
・社内や顧客データにも対応可能
・企業のルールに沿った設定ができる
統合性・Google Sheetsなどとすぐに連携できる
・APIキーの取得も簡単
・試しながら開発を進められる
・BigQueryやStorageと深く連携できる
・AIと社内データを結びつけやすい
・業務全体にAIを組み込みやすい
サポートとリソース・無料でキュメントや学習素材が豊富
・コミュニティも活発で調べやすい
・個人学習にも向いている
・Google Cloudの専用サポートが利用可能
・有料で研修やコンサルも受けられる
・企業向けのサポート体制が整っている
パフォーマンスと信頼性・動作が軽く、すぐ試せる
・Geminiなど最新モデルが使える
・実験・検証用にちょうど良い
・高負荷でも安定して動作
・モニタリングや監視ツールも標準搭載
・本番運用や業務利用にも対応可能

それぞれのメリットの違いを把握して自分の目的やスキルレベルに合ったサービスを選びましょう。

Google AI Studioを利用するメリット

Google AI Studioは、専門知識がなくても最新AIをすぐに試せて、仕事にも活かせるツールです。

操作はすべてブラウザ上で完結し、プログラミングも不要です。入力したプロンプトをそのまま使って、AIの返答を見たり、自動でコードに変換できます。

Google AI Studioの利用で以下のような操作や作業が可能です。

Google AI StudioとVertex AI Studioを利用して得られるメリットの違い(Google AI Studioを利用するメリット)

Google AI Studioを使えば、AIに詳しくなくても、毎日の業務やアイデア出しを短時間で効率よく進められます。

弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップを解説するセミナーを開催しています。

また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。

「AIを使って最速で副業収入を得る方法を知りたい」という方は、ぜひセミナーに参加してみてください。

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Vertex AI Studioを利用するメリット

Vertex AI Studioは、会社やチームでAIを安心して本格的に使いたいときにおすすめのツールです。AIを安全に業務へ組み込める環境が整っています。

複数のAIモデルの中から目的に合ったものを選べるだけでなく、使った後の品質管理や自動チェックの機能もそろっています。データの安全を守る設定も充実していて、企業でも安心して導入できます。

Vertex AI Studioの利用で以下のようなことが叶います。

Google AI StudioとVertex AI Studioを利用して得られるメリットの違い(Vertex AI Studioを利用するメリット)

AIの導入から活用、継続的な改善や安全管理まで、ひとつの環境でまとめて行えます。

Google AI StudioとVertex AI Studioの料金の違い

ここでは、Google AI StudioとVertex AI Studioの料金の違いを紹介します。

項目Google AI StudioVertex AI Studio
基本利用無料従量課金制(使った分だけ支払う)
利用開始に必要なものGoogleアカウントで登録すればすぐ使えるGoogle Cloudアカウント+プロジェクト作成が必要
API利用時の課金外部連携時のみ課金
(トークン数による従量課金)
すべて従量課金
(トークンや処理量、ノード時間など)
無料トライアル常時無料で利用可能(制限あり)初回登録時に300ドル分の無料クレジット(90日有効)

どちらを使うかは「無料で試したいのか」「業務でしっかり使いたいのか」によって変わります。それぞれの料金を詳しくみていきましょう。

以下の記事では、Gemini APIの料金や使い方、実際の活用事例について紹介しています。APIを活用してアプリやサービスを作ってみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事: Gemini APIの料金は?無料で使える範囲や使い方、3つの事例を紹介

Google AI Studioの料金

Google AI Studioは、登録するだけで誰でも無料で使い始められます

ブラウザ上で動作し、インストールや有料プラン契約が不要なため、初期費用も月額料金も一切かかりません。

ただし、Google AI Studioで発行されるAPIキーを使って、外部のアプリやツールと連携させる場合は、処理量に応じて料金が発生します。

無料で始められるので、まずはブラウザ上で試してみてください。

Vertex AI Studioの料金

Vertex AI Studioは、使った分だけ料金がかかる「従量課金制」のツールです。

テキストや画像、音声などをAIに処理させるたびに、処理内容やモデルの性能に応じて料金が決まる仕組みです。

以下は、Vertex AI Studioで利用できるモデルの中から代表的な「Gemini 2.5系」モデルの料金例をまとめたものです。

処理内容Gemini 2.5 Flash(軽量モデル)Gemini 2.5 Pro(高性能モデル)
テキスト入力約74円/100万トークン※約184円/100万トークン
テキスト出力約294円/100万トークン約1,470円/100万トークン
音声・動画入力約441円/100万トークン未対応
音声出力約1,764円/100万トークン未対応
エンドポイント稼働費※約111円/ノード時間約111円/ノード時間
※100万トークンの目安:日本語で約200万~250万文字分
※エンドポイント稼働費:生成AIモデルをAPIとして「常時使える状態」にしておくためのサーバー維持コスト

初回登録時には、300ドル分の無料クレジットと90日間のトライアル期間がついてくるため、最初は費用をかけずにさまざまな機能を試せます。

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方

ここでは、Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方を紹介します。

  • Google AI Studioの使い方
  • Vertex AI Studioの使い方

それぞれの使い方を参考にしながら、自分に合ったAI活用方法を試してみてください。

以下の記事では、Geminiの基本情報から使い方、各機能の活用法までをわかりやすく紹介しています。Geminiのより便利な活用方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Google AI Studioの使い方

ここでは、Google AI Studioの基本的な使い方を以下の手順で紹介します。

  1. Google AI Studioにアクセスする
  2. プロンプトを入力する
  3. 出力内容を確認する

Google AI Studioにアクセスする

ブラウザでGoogle AI Studioにアクセスします。初回アクセス時には、以下のような画面が表示されます

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方(Google AI Studioの使い方-STEP1:Google AI Studioにアクセスする-初回アクセス画面)

「Try Gemini」を選択すると、すぐにGoogle AI Studioの画面が開きます。画面中央に「Welcome to AI Studio」と表示されていれば準備完了です。

Google AI Studioのトップページ

プロンプトを入力する

右側メニューの「Run settings」を開くと、使用するモデルを変更できます。

デフォルトではGemini 2.5 Proが選択されていますが、用途に応じて他のモデルに切り替えられます。

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方(Google AI Studioの使い方-STEP2:プロンプトを入力する-「Run settings」を開くと使用するモデルを変更できる)

モデルを選択後、画面中央の入力欄へプロンプトを入力して送信しましょう。

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方(Google AI Studioの使い方-STEP2:プロンプトを入力する-画面中央にプロンプト入力欄がある)

出力内容を確認する

プロンプトを送信すると、ものの数秒でGeminiがテキストやコードなどを生成します。

出力内容に満足がいかない場合は以下のような操作も可能です。

  • やり直したいとき:プロンプトを修正して再度「Run」ボタンを押す
  • 表現を変えたいとき:「もっと短く」「カジュアルに」など再指示
  • 出力結果を保存したいとき:画面上部のアイコンからコピーや共有が可能

Vertex AI Studioの使い方

ここでは、Vertex AI Studioの基本的な使い方を以下の手順で紹介します。

  1. Vertex AI Studioにアクセスする
  2. プロンプトを入力する
  3. 出力内容を確認する

Vertex AI Studioにアクセスする

Google Cloud コンソールのVertex AI Studioから、画面中央の「無料トライアル」か画面右上の「無料で利用開始」を選択します。

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方(Vertex AI Studioの使い方-STEP1:Vertex AI Studioにアクセスする-Google Cloud コンソールのVertex AI Studioから「無料トライアル」を選択)

どちらかを選択すると、組織用プロファイル(情報)の入力画面に移りますので、必要な情報を入力しましょう。

また、初回利用時は利用規約への同意が求められるため、内容を確認して同意のチェックを入れましょう。

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方(Vertex AI Studioの使い方-STEP1:Vertex AI Studioにアクセスする-利用規約が表示される)

プロンプトを入力する

中央の入力欄にプロンプトを入力し、入力欄の右下「送信マーク」をクリックしましょう。入力した内容に沿った回答を得られます。

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方(Vertex AI Studioの使い方-STEP2:プロンプトを入力する)

出力内容を確認する

プロンプトを実行して数秒後、出力結果が表示されます。

納得できない場合はプロンプトを修正して再度実行したり、右側の「Switch model」を選択するとモデルを変更できます。

Google AI StudioとVertex AI Studioの使い方(Vertex AI Studioの使い方-STEP3:出力内容を確認する-右側の「Switch model」を選択するとモデルを変更できる)

Google AI StudioとVertex AI Studioの活用方法の違い

ここでは、Google AI StudioとVertex AI Studioの活用方法の違いを紹介します。

ツールGoogle AI StudioVertex AI Studio
活用方法・プロトタイピングや学習
・マルチモーダルAIの実験や生成
・アプリ開発
・本格的な業務AIシステムの構築や運用
・モデルの高度なカスタマイズやチューニング
・MLOpsで品質管理とスケーラブル運用

それぞれの違いを参考に用途に合わせて使い分けてください。

Google AI Studioの活用方法

Google AI Studioは、マルチモーダルAIを活用したプロトタイピングや学習、アプリ開発におすすめです。

テキストや画像、動画といったさまざまなデータ形式に対応し、コード不要で操作できるブラウザベースのUIが用意されています。

プロンプトの結果を即座に確認しながら、「Get Code」機能で実装用のコードも取得できます。

具体的には、次のような活用が可能です。

活用方法内容
プロトタイピング・学習個人や小規模チームがAIの出力を試しながら理解を深める場として活用できる
マルチモーダルAIの実験テキストや画像、動画などを生成・解析して、アイデア検証やコンテンツ制作に応用可能
アプリ開発プロンプトを調整しながら「Get Code」機能でアプリ連携用コードを取得し、迅速な実装が可能

専門知識がなくても、最新の生成AI技術を手軽に試せるため、企画段階から実装・検証までを一気通貫で行えます。

Vertex AI Studioの活用方法

Vertex AI Studioは、本格的な業務向けAIシステムの構築・運用におすすめの開発基盤です。

大規模な組織や開発チームが、AIモデルを業務プロセスに組み込むときに必要な高いカスタマイズ性・継続運用性・品質管理を備えています。

具体的には、次のような活用が可能です。

活用方法内容
業務AIシステムの構築・運用大企業や開発チームが、社内業務にAIを組み込み、問い合わせ対応や自動分類などを継続的にAI化
モデルの高度なチューニングAdapterやRLHFを活用し、自社データに最適化した独自モデルを構築可能
MLOpsによる運用体制の整備パイプラインの自動化や精度モニタリングにより、AIの品質を保ちつつ大規模展開が可能

企画から運用・改善までを一貫して進められるため、現場で活きるAIを安定的かつ効率的に展開できます。

違いを理解した上でGoogle AI StudioとVertex AI Studioを使い分けよう

Google AI Studioは、ブラウザだけで使えて無料です。AIを気軽に試したい場合や、小さなプロジェクトでアイデアを形にしたいときに向いています。

一方、Vertex AI Studioは、より高度な機能を備えた企業向けのツールです。業務システムへのAI導入や、大規模なサービスを安定して動かす用途に向いています。

両者の使い方や強みをあらかじめ理解しておくと、目的に合わせて使い分けられます

本記事を参考に両者の違いを把握し、自分の目的に合ったほうを選んでみてください。

弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、キャリアアップで年収を高めたりするノウハウをお伝えする無料セミナーを開催しています。

セミナーでは、主に以下の内容を学習できます。

  • AIを使った副業の始め方・収入を得るまでのロードマップ
  • おすすめの副業案件と獲得方法
  • AIスキルを高めて昇進・転職などに役立てる方法
  • 実際に成果を出しているロールモデルの紹介
  • これから使うべきおすすめのAIツール

無料セミナーは、AI初心者〜中級者の方を対象としています。

「これからAIを学習したいけど、何から始めていいのか分からない」「AIの独学に限界を感じてきた」という方にとくにおすすめです。

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完全無料で参加できるため、ご興味のある方は、ぜひセミナーに申し込んでみてください。

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記事を書いた人

西啓汰

大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。