【前編】「国民は“大麻が悪”と洗脳されている」高樹沙耶はなぜ日本で大麻理解を広めたいのか? YouTube『5年後の世界』永野×高樹沙耶編レポート&インタビュー

「世界の真実」を知っているかもしれない識者を迎えて、MCの永野&カズレーザー(ゲスト毎に交代)が対談形式で語り合うYouTube番組『5年後の世界』。
MCを務めるのは、永野。そしてゲストに迎えるのは、大麻の識者である元女優の高樹沙耶。「高樹沙耶が語る『危険な大麻』。日本はこのままではダメになる!」をテーマに、一体どんな会話が繰り広げられたのか?
本記事では、永野×高樹沙耶編<前編>のダイジェストレポートと、収録を終えた2人へのインタビューをお届けする。
<本編リンク https://youtu.be/ceWWPFbJ7ZM>
目次
大麻はかつて、普通に日本にあった
「高樹タブーです」と、冗談を言いながら笑顔で現れた高樹沙耶。彼女が2016年に逮捕されてから、もう9年が経つ。
1963年生まれ、現在61歳。ドラマ『相棒』シリーズでは主人公・杉下右京の妻を演じ、注目を集めた。しかし2014年に大麻草検証委員会の幹事となり、同年芸能界を引退。2016年には大麻取締法違反の容疑で逮捕され、世間は騒然となった。
「僕、高樹さんが逮捕された年に大ブレイクしまして」と切り出す永野。奇しくも永野が彗星の如く芸能界に現れたのと同時期に、高樹は世間から姿を消したのだ。
そもそも高樹はなぜ大麻に傾倒するようになり、日本で声を上げるようになったのか。
逮捕当時、世間から「吸いたいだけなら海外へ行けばいい」と言われていたように、日本でわざわざ大手を振って活動をする必要はない。
では高樹がそこまでして日本における大麻理解を広めようと考えたのはなぜなのか? そこには、日本の未来を案じるゆえのある思いがあった。
本編では、
- 日本の大麻規制の歴史
- 海外の大麻事情
- 大麻草の主な成分(CBD・THC)
- かつて地球上になかった大麻の闇流通
- 大麻は金と同じ価格?大麻ビジネスの現状
- 大麻は麻薬の入り口にはならないのか?
- 高樹と「パーマカルチャー」の出会い
- 日本の麻農家の現在と活用事例
- 日本人は“大麻が悪”と洗脳されている?
といった豊富なトピックについて語り合う。
なぜ日本では大麻が規制されているのか? 麻薬と同列に扱われる現状を、海外事情や、かつての日本における大麻の歴史に触れながら考えていく。大麻が禁止される「本当」の理由とは?
後編では、2016年に高樹が逮捕されたその瞬間を振り返り、当時の状況や背景にあったものについて詳しく聞いていく。次回もお楽しみに。
<本編リンク https://youtu.be/ceWWPFbJ7ZM>
永野×高樹沙耶 収録後インタビュー
永野:僕の中で高樹さんの印象がまったく変わりました。正直、怒ってるおばさんみたいなイメージでしたから。それこそ大麻吸ってぶっ飛んで、たわごと言ってるみたいな。当時の報道がそうでしたし。
高樹:当時の報道には本当にムカついてたから、テレビもほとんど観なくなっちゃって、だから永野さんのことも存じ上げなくて。ネットはネットのアルゴリズムで、政治とか陰謀論とかばかり流れてきちゃうし(笑)。でも今日の収録までに、永野さんの動画とか観てきましたよ。
永野:あららら嬉しい! ありがとうございます! 配信王なので、私。
高樹:永野さんって、けっこういろんなことに切り込んでいて、面白くて、だから人気が出たんだなって思いました。
永野:嬉しいです、すごく。今回僕の希望もあって高樹さんにお越しいただいたんですけど、それは「刺激的だから大麻をテーマにするぞ!」と思ったからじゃなく、ビビッてきたんですよ。高樹さんのイメージが2016年の逮捕で止まっているから、それが変わったらいいなって。
高樹:これまでYouTuberの方の番組とかは出たことあるんですけどね。こういうメジャーな方とお話する番組は本当にひさしぶり。今回こうして私がお話をしたことで、観てくださる方々の何か考えるきっかけになればいいなと思います。
永野:僕は再生数あるんで、YouTuberと一緒にしないでください。とにかく「大麻は悪いものだ」と思う人もいると思いますし、この番組に陰謀論とかの人が集まっちゃうかもしれませんけど、それでも構いません。少なくとも僕は面白かったので!
記事を書いた人

鈴木梢