【後編】「安さを重視すると、結局は高くつく」鈴木宣弘が考える日本の「食の安全」の現在 YouTube『5年後の世界』カズレーザー×鈴木宣弘編レポート

「世界の真実」を知っているかもしれない識者を迎えて、MCの永野＆カズレーザー（ゲスト毎に交代）が対談形式で語り合うYouTube番組『5年後の世界』。

今回MCを務めるのは、カズレーザー。そしてゲストに迎えるのは、元農林水産省官僚で東京大学大学院教授の鈴木宣弘。「5年後に飢える『日本飢餓時代』までのカウントダウン」をテーマに、一体どんな会話が繰り広げられたのか？

本記事では、カズレーザー×鈴木宣弘編<後編>のダイジェストレポートをお届けする。

＜本編リンク　https://youtu.be/okg_TKeRyiA＞

「食の安全」は本当に守られている？

日本の近い将来訪れる可能性のある「飢え」をテーマに、日本の食料自給率や米不足問題、これからの日本の農業を絶やさないために重要なことなどについて触れた前回。

今回は、アメリカからの輸入食品の現在とその問題などに触れながら、「食と安全」について考える。

「我々は安い輸入品に頼ってきたけど、安いのには訳がある」という鈴木。「防カビ剤レモン」「エストロゲン牛肉」など、日本の基準としては問題があるとされる輸入品の実態について解説する。

カズレーザーは「日本で安く食事をするなら、（重視する基準が）安全性よりも味に移っていて、ほかの国に逆行している印象がある」と話す。

その指摘について鈴木は「安さを重視したとしても、結局は高くつく」という。なぜなら、安全性の低い食材を摂取し続けることで健康が脅かされたとき、その治療などで結局はお金がかかるからだ。

これからの日本で人々が「食の安全」という権利を守っていくためには、どうしたらいいのか。アメリカからの食品輸入の現在、遺伝子組み換え食品の実態などにも触れながら、日本の食の安全の今とこれからを紐解いていく。

本編では、

• 戦後の日本の食生活の変化
• 安い輸入品に頼る日本と意外な落とし穴
• 「防カビ剤レモン」や「エストロゲン牛肉」
• 日本は輸入品の検査が“ザル”
• 「安い」を重視して食の安全性を軽視すると「高く」つく
• 日本の経済を回しつつ食の安全を守るためには
• 遺伝子組み換え食品とアメリカの策略
• 遺伝子組み換え食品、人体への影響は？
• 消費者の権利を守るために

といった豊富なトピックについて語り合う。アメリカからの輸入食品に関する具体的な事情や、食の安全の今をその目で見て考え続けた鈴木教授の考えについて、ぜひ本編で触れていただきたい。

我々が日頃、スーパーや生鮮品店で手に取っている食材の数々。それらの安全は本当に保証されているのだろうか？　そして今後「食の安全」という権利は守られるのか。ぜひ前後編ともにご覧いただき、日本の食について改めて考えてみてほしい。

＜本編リンク　​​https://youtu.be/okg_TKeRyiA＞