NotebookLMの活用事例18選!商用利用の可否や注意点も解説

NotebookLMを使ってみたいけれど「実際どんな活用事例があるのかわからない」と感じていませんか。
NotebookLMは、Googleが提供するAIノートツールで、資料や議事録を読み込ませて整理・分析できる便利なツールです。
本記事では、NotebookLMの具体的な活用事例を18個紹介します。あわせて、料金や商用利用の可否、導入時の注意点についても解説しています。
紹介するNotebookLMの活用事例を参考に、自身の業務でどのように活用できるかのヒントを探してみてください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、副業で収入を得たり、昇進・転職などに役立つスキルを学んだりするためのセミナーを開催しています。
また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。
「これからAIを学びたい」「AIを使って本業・副業を効率化したい」という方は、ぜひセミナーに参加してみてください。
目次
NotebookLMとは
NotebookLMは、Googleが提供するAI搭載のリサーチアシスタントツールです。
資料やWebページのURLをアップロードするだけで、要約や質問応答、アイデア出しなどを自動で行ってくれます。
NotebookLMには以下のような機能があります。
- ドキュメント解析や要約生成
- 質問応答(アップロード資料に基づいたQ&A)
- ノート作成やマインドマップ生成
- 音声出力機能(テキスト読み上げ)
NotebookLMを使えば、リサーチや要約にかかる時間を短縮でき、業務の効率化につながります。
以下の記事では、NotebookLMの使い方について解説しています。NotebookLMの使い方に自信がない方はぜひ参考にしてください。
NotebookLMの活用事例18選
ここでは、NotebookLMの活用事例を18個紹介します。

自身の業務にNotebookLMをどのように活用できるか、ぜひ参考にしてみてください。今回使用している資料は、AIによって自動生成されたものをもとに作成しています。
会議の議事録作成
NotebookLMを活用すれば、日々の会議で発生する議事録作成の負担を大幅に軽減できます。
音声データや会議の文字起こしをNotebookLMにアップロードするだけで、要点を要約し、決定事項やポイントを自動で整理してくれます。
とくに、決定事項や今回の課題といった質問に対して、必要な情報をすぐに抽出できる点が便利です。

その結果、議事録作成にかかる時間と手間を削減し、会議後の作業を効率化できます。
以下の記事では、NotebookLMで議事録を作成する手順やプロンプトを解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
市場調査
NotebookLMは、市場調査にも活用でき、Web情報を収集する「Discover Sources」機能により、関連ページを自動で探してくれます。
キーワードを入力するだけで、AIがニュース記事や公式サイト、レポートなどを見つけて要点を整理し、ノートにまとめてくれます。
たとえば「生成AI市場の動向」と入力すれば、複数の情報源を一覧化し、内容も自動で要約されます。
NotebookLMを使えば、従来のように多数のWebページを手作業で巡回する必要がなくなり、調査作業の手間と時間を大幅に削減できます。
企画案の作成
NotebookLMは、効率よく実現性の高い企画案を作るのに役立ちます。
過去の企画書や関連資料を読み込ませるだけで、内容を自動で要約・整理できます。
過去の施策から共通する成功パターンや傾向を抽出し「この資料を参考に新しい企画を考えて」といった指示にも対応可能です。

NotebookLMを使えば、ゼロからアイデアを出すよりも、資料に基づいた具体的で説得力のある企画案を効率的に作成できます。
論文の要点整理
NotebookLMは、難解な専門用語や複雑な構成を持つ研究論文や技術レポートの要点整理にも活用できます。
研究論文や技術レポートは、専門用語や複雑な構成で読み解くのに時間がかかりますが、NotebookLMに読み込ませると、自動で主要なポイントや結論を簡潔に要約してくれます。
複数の学術論文を一つのノートブックにまとめれば、全体の要約を一目で確認可能です。

文章量が多く難解な資料であっても、冒頭の要点を確認するだけで全体像を把握できるため、時間と労力を大きく削減できます。
教材の要点整理
NotebookLMを使えば、教科書や授業資料の要点を自動で整理できます。
授業資料をアップロードするだけで、NotebookLMが重要トピックや関連キーワードを抽出し、内容をわかりやすく要約してくれます。
「第1〜3章の出題ポイントをまとめて」といった指示にも対応し、要点整理に加えて予想問題まで生成可能です。

そのため、膨大な教材を一つひとつ確認する手間が省け、復習や試験対策にかかる時間を大幅に短縮できます。
参考文献の整理・管理
NotebookLMを使えば、複数の参考文献を一括管理できます。
一つのノートブックに資料をまとめておけるため、必要な情報を探す手間を減らせます。
「NotebokLMと医療分野に関する内容を抽出して」と指示すれば、該当する文献名と記述箇所を表示可能です。

重要な論点の比較や整理が効率化できるため、参考文献を管理する手間と時間を大幅に削減できます。
営業資料・トークスクリプトの作成
NotebookLMを使えば、製品パンフレットなどをもとに営業トークや提案書の下書きを自動で作成できます。
営業活動では、製品の特徴や導入事例を的確に伝える資料づくりが欠かせませんが、NotebookLMに資料を読み込ませれば、内容を要約して営業トークや提案書のテンプレートを生成してくれます。
「この製品を初対面の顧客に紹介するトークを作って」といった指示にも対応し、導入実績や強みを踏まえた内容を数十秒で出力可能です。

その結果、新人営業でも自信を持って話せる内容を準備でき、商談の成功率向上が期待できます。
SNS投稿の分析と改善提案
NotebookLMを使えば、過去のSNS投稿をもとに傾向分析と改善提案ができます。
SNS運用では「どんな投稿が効果的か」を見極める必要がありますが、NotebookLMに過去投稿をまとめて入力すれば、反応のよい投稿とそうでない投稿を自動で分類・整理してくれます。
たとえば「注目を集めた投稿の共通点を教えて」といった指示にも対応し、傾向の可視化と改善ポイントの提案が可能です。

データに基づくSNS改善が可能になるため、PDCAの精度が上がり、投稿の質と反応率の向上が期待できます。
以下の記事では、NotebookLMをスマホで使う方法について解説しています。スマホから手軽にSNS分析をしたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
社内ナレッジの整理と共有
NotebookLMを活用すれば、マニュアルや社内ルールを一元管理し、必要な情報をすぐに確認できます。
手順書や社内ルールが点在していると、必要な情報を探すには時間が必要です。NotebookLMにこれらの資料をアップロードすれば、自動で内容を要約し、質問に応じて該当箇所をすぐに表示できます。
たとえば「経費精算の手続きについて知りたい」と入力するだけで、複数の資料から関連情報を抽出して表示可能です。

その結果、情報の可視化が進み、新人教育の効率化や社内問い合わせの削減など、業務全体の生産性向上につながります。
本のPDFをアップロードして要点整理
NotebookLMを使えば、本のPDFをアップロードするだけで要点を自動で抽出できます。
とくに情報量の多い文章では、全体を読むのに時間がかかりますが、NotebookLMに読み込ませれば、該当箇所を自動で抽出してくれます。
「この本の主張を3行でまとめて」と入力すれば、内容を要約して簡潔に提示してくれるため、重要なポイントだけを把握可能です。

自分が読みたい部分だけをピンポイントで把握できるため、読書時間が大幅に短縮できます。
マーケティング資料の作成
NotebookLMを使えば、過去のマーケティング資料をもとに、戦略的な提案資料を短時間で作成できます。
アップロードしたデータから要点を自動抽出し、質問に応じた深掘り分析も可能です。
NotebookLMは、アップロードした資料から自動で要点を抽出し、質問に対する分析結果を表示してくれます。

そのため、情報整理や戦略立案の時間を大幅に短縮でき、説得力ある提案資料を効率よく作成できます。
顧客フィードバックの分析と可視化
NotebookLMを使えば、顧客アンケートやレビューの自由記述から重要な意見を自動で整理・可視化できます。
NotebookLMは大量のテキスト情報を一括で読み込み、満足点や課題点などを分類できるためです。
製品レビューとサポート対応のアンケートをまとめて読み込ませ「顧客が最も評価している点は」と質問すると、自動で回答と根拠となる原文を示してくれます。

そのため、顧客の声を定量的かつ構造的に把握でき、製品改善や満足度向上の判断材料として活用できます。
トレーニング資料の作成
NotebookLMを活用すれば、社内研修用のPDFやパワーポイント資料をアップロードするだけで、重要ポイントの要約や確認テストの作成が自動で行えます。
NotebookLMが資料の内容を読み取り、要点の抽出や設問の生成まで対応してくれるためです。
新人研修用のスライド資料を読み込ませて「確認テストを作って」と入力するだけで、要約と問題案が数分で出力されます。

NotebookLMを使えば、準備にかかる時間を削減しつつ、一定水準の研修品質と理解度チェックを効率化できます。
リサーチ資料の作成
NotebookLMを活用すれば、市場調査や競合分析のための資料を読み込むだけで、要点の整理やトレンドの抽出が自動で行えます。
複数のレポートや記事を確認し、重要な情報を抽出できるためです。
業界レポート・競合のIR資料・ニュース記事をまとめて読み込ませ「市場の伸び率は」と質問すれば、該当箇所を引用しながら正確に回答してくれます。

膨大な調査資料の読解や要約にかかる時間を削減しつつ、確度の高い情報に基づいた迅速な判断ができます。
データ分析とレポート作成
NotebookLMを使うと、複数のデータを効率よく整理・分析し、要点を短時間で作成できます。
AIが異なる情報源を横断的に処理し、共通点や相違点、傾向などを自動で抽出するため、大量のデータ分析にも対応可能です。
アンケートの自由記述やインタビュー記録をアップロードし「改善要望をカテゴリごとに整理して」と依頼すると、文書を分類・要約し、構造化されたレポートを出力してくれます。

分析精度が向上し、報告書の下書きも簡単に完成するため、より納得感のあるレポート作成が可能です。
競合調査と分析
競合分析には時間がかかりますが、NotebookLMを使えば短時間で要点を把握できます。
競合他社のプレスリリースや事業報告書をNotebookLMにアップロードすると、AIが内容を自動で要約し、強み・弱みを整理してくれます。
複数の競合企業の資料を1つのノートブックにまとめた上で、「各社の製品の違いや特徴を一覧で整理して」と指示するだけで、分析可能です。

競合との違いを客観的に把握できるため、自社の強みを活かした提案づくりにも役立ちます。
プロジェクトの進捗管理
NotebookLMを使えば、プロジェクト関連の資料をまとめて管理し、進捗状況をいつでも把握・共有できます。
ノートブックに計画書やToDoリスト、議事録などを集約すれば、AIが全体の流れや現在のステータスを整理してくれるためです。
プロジェクト初期に各種資料をアップロードし、現在どの作業が完了しているかを指示するだけで、該当情報を即座に表示してくれます。

作業の抜け漏れを防ぎ、迅速な判断やチーム内での認識共有がしやすくなり、ミスの軽減や管理工数の削減につながります。
SEO記事の企画・制作
NotebookLMを使えば、過去のSEO記事や業界資料を読み込ませるだけで、キーワード戦略やコンテンツの改善点を自動で分析できます。
複数の資料を横断的に処理し、頻出語句や視点の抜けを洗い出す機能があるため、効率的なリサーチが可能です。
ブログ記事や業界資料をNotebookLMにアップロードして、頻出キーワードや扱っていない視点に関する質問をすると、関連性の高い語句や不足しているテーマを可視化できます。

新規記事の企画や既存記事の改善に必要な情報を短時間で把握でき、より効果的なSEO施策に活かせます。
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NotebookLMの料金体系は?
NotebookLMは基本的に無料で使えますが、より多くの機能や利用回数を求める場合は、有料プランも用意されています。
無料プランではノートブック作成数やチャット回数に制限があります。有料プランでは無料プランから上限が拡張され、共有機能や解析機能も強化されます。
以下に、無料プランと有料プランの主な違いをまとめました。
項目 | 無料プラン | 有料プラン |
---|---|---|
料金(税込) | 無料 | ・Google One AI Premium経由:2,900円/月 ・Google Workspace経由:1,600円/月 ・Google Cloud経由:問い合わせが必要 |
ノートブックの 作成数 | 100個 | 500個 |
資料の数 | 1つのノートブックあたり50個 | 1つのノートブックあたり500個 |
チャット回数 | 50回/日 | 300回/日 |
音声生成回数 | 3回/日 | 20回/日 |
その他の機能 | – | ・チーム共有時の詳細設定 ・ノートブックの解析 |
まずは無料で試し、作業量や用途に応じて有料プランを検討するのがおすすめです。
NotebookLMは商用利用可能?
NotebookLMは商用利用ができます。Googleの公式サイトには以下のように記載されています。
本サービスの一部では、使用者によるオリジナル コンテンツの生成が許可されています。Google がそのコンテンツに対する 所有権を主張することはありません。使用者は、Google が同一または類似のコンテンツを他者に対して生成すること、および そのために必要なすべての権利を留保することに同意するものとします。
利用規約(Google)
商用利用は可能ですが、利用契約を確認するようにしましょう。
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NotebookLMを使用する際の3つの注意点
NotebookLMは便利なツールですが、業務で使う際には以下の3つの注意が必要です。

安全かつ効果的に使うために、注意点をしっかり確認しましょう。
情報漏えいに注意する
NotebookLMを利用する際は、情報漏えいのリスクを避けるためにも、アップロードする資料の内容に注意が必要です。
しかし、業務で使用する際には、使用者側の情報管理も問われるため、とくに機密情報を扱う場合には注意が必要です。
社外秘の契約書や顧客情報の資料をそのまま読み込ませると、自社のセキュリティポリシーに抵触する可能性があります。
機密性の高いデータを扱う場合は、事前に社内ルールを確認し、必要に応じて内容の編集を行った上で活用しましょう。
回答の正確性を確認する
NotebookLMはAIを活用した情報整理ツールですが、生成される回答が常に正確とは限りません。
とくに重要な判断や意思決定を行う場合は、AIの出力をそのまま信じるのではなく、自身で根拠を確認する必要があります。
NotebookLMでは、回答に出典リンクが表示されるため、内容の正誤を確認しやすいです。
AIの情報を補完するかたちで他の信頼できる情報源も参照し、誤解や誤認を防ぐようにしましょう。
データサイズの制限に留意する
NotebookLMの無料プランの場合、以下のように、アップロードできるファイルのサイズや数に上限があります。
- 1つのノートブックに登録できる資料:最大50件
- 1ファイルあたりの上限:50万語または200MB
とくに長大なPDFファイルや大量のドキュメントを一括で分析しようとすると、アップロード時に制限に達する可能性があります。
業務で活用する際は、あらかじめファイルサイズや件数を確認し、必要に応じて資料の整理や分割しましょう。
活用事例を参考にしてNotebookLMを業務に役立てよう!
NotebookLMは資料の要約や調査、情報整理からアイデア生成まで幅広い業務で活用できます。
日々の情報整理に悩んでいる方も、NotebookLMを活用すれば、業務全体の効率化が図れます。
本記事で紹介した18個の活用事例を参考に、自分の業務に合った使い方を見つけてみてください。
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記事を書いた人

西啓汰
大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。
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