Google AI Pro(旧Gemini Advanced)とは?料金やできることを解説

Geminiを普段使っていて、物足りなさを感じ、有料プラン「Google AI Pro」への加入を考えていませんか。
Google AI Proに加入すれば、Gemini 2.5 Proをはじめ、Veo 3やNotebookLMなどの高度な生成AI機能を活用できます。
本記事では、Google AI Proに加入するとできることや料金、加入方法、活用事例などを詳しく解説します。
記事を読み終えるころには、自分にGoogle AI Proは必要かどうかを判断できるようになるでしょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップを解説するセミナーを開催しています。
また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。
「AIを使って最速で副業収入を得る方法を知りたい」という方は、ぜひセミナーに参加してみてください。
目次
【最新のGemini機能が使える】Google AI Proとは
Google AI Proは、Geminiアプリを中心に、Googleの生成AI機能を幅広く使える有料プランです。
従来の「Gemini Advanced」プランをベースに進化したもので、無料版では制限されていた機能や利用回数が大幅に拡張されています。
以下のような場面でGoogle AI Proは活躍します。
- テキストや画像、動画の生成
- ドキュメントやプレゼン資料の作成補助
- NotebookLMによる研究資料の要約と整理
- 教育や業務、創作活動のサポート
Google AI Proに加入すれば、制限の幅が増えるため、作業時間の短縮や成果物の質が向上し、他の社員や学生と差をつけられます。
以下の記事では、Geminiの使い方や活用方法についても詳しく解説しています。Geminiの使い方に不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
Google AI Proに加入するとできる6つのこと
ここでは、Google AI Proに加入するとできることを6つ紹介します。

Google AI Proに加入すべきか悩んでいる方は、6つのポイントをもとに、自分の利用目的と照らしあわせて検討してみてください。
Gemini 2.5 Proへのアクセス回数が増加

Google AI Proに加入すると、高度なコーディング支援や複雑な業務処理に対応した「Gemini 2.5 Pro」を、無料版よりも多く利用できます。
無料版では利用回数に制限があり、業務で継続的に使うには不十分ですが、Google AI Proでは利用回数が大幅に拡張され、より多くのリクエストに対応可能です。
さらに、Google AI Proでは「Deep Research」や動画生成AI「Veo 3」などの高度な機能も利用できます。主な違いは以下の通りです。
項目 | 無料版 | Google AI Pro |
---|---|---|
Gemini 2.5 Proの利用回数 | 1日あたり25回まで | 1日あたり100回まで |
Deep Research機能 | 月5回 | 月250回 |
Veo 3(動画生成) | 利用不可 | 月10回まで ※1日の生成上限あり |
回数制限を気にせず使えるため、長文のコード生成や複雑な業務のサポートにも対応できます。高度なAIの機能を日常業務に取り入れたい方には、Google AI Proの加入をおすすめします。
>Geminiはこちらから
以下の記事では、Gemini 2.5 Proの特徴や使い方を詳しく解説しています。
また、前世代モデルである「Gemini 1.5 Pro」について紹介している記事もありますので、気になる方はあわせてご覧ください。
関連記事:【動画も読込可能!】Gemini 1.5 Proとは?使い方や料金を解説
生成動画編集ツールFlowが利用可能

Google AI Proに加入すると、テキストや画像から映画のような映像を手軽に作れる最新の生成動画編集ツール「Flow」が利用できます。
Flowは、動画生成AI「Veo 3」や画像生成AI「Imagen 4」と連携し、プロンプトに応じて映像シーンの生成・編集を一貫して行えるAIツールです。
一文入力するだけで、登場人物の動きや背景音、カメラワークを含んだダイナミックな短編映像が数分で完成します。さらに、複数のクリップをつなげれば、ストーリー性のある長編映像も作成可能です。
文章や画像をもとに誰でも直感的に映像を作れるため、企画書のイメージ動画やSNSコンテンツの制作、教育・研修用動画など、多くの場面で活用できます。
>Flowはこちらから
Whiskで画像から動画を変換

Whiskは、画像から動画への変換ができるAIツールで、Google AI Proに加入すれば、月100回まで変換が可能です。
無料版では月10回の制限があるため、SNS投稿や企画ごとに多くの動画を作成したいユーザーにとっては不十分です。
Google AI Proなら変換回数が10倍に増えるため、日常的なコンテンツ制作にも対応できます。
動画制作の幅が広がるだけでなく、スピードも向上し、短時間で魅力的なコンテンツを量産可能です。コストを抑えつつ本格的な動画制作に取り組みたい方には、Google AI Proへの加入がおすすめです。
>Whiskはこちらから
NotebookLMの機能が拡張

Google AI Proに加入すると、NotebookLMの上位版「NotebookLM Plus」が利用でき、情報整理や調査の効率が格段に向上します。
Plus版では、ノートブック数やソース数、質問回数、音声要約などの上限がすべて拡張され、従来の制限を気にせずに活用できます。
従来のNotebookLMとNotebookLM Plusの違いは以下のとおりです。
項目 | NotebookLM | NotebookLM Plus |
---|---|---|
ノートブック数 | 最大100件 | 最大500件 |
ソース数/ノートブック | 最大50件 | 最大300件 |
1日あたりの質問回数 | 最大50回 | 最大500回 |
1日あたりの 音声要約生成数 | 最大3回 | 最大20回 |
機能強化により、大規模なリサーチプロジェクトやチームでの情報共有、学習コンテンツの整理など、より高度な活用が可能です。
>NotebookLMはこちらから
GeminiとGoogleアプリとの統合機能が拡張

Google AI Proプランに加入すると、GmailやGoogleドキュメント、スプレッドシートなどの日常業務で使うアプリに、Geminiを直接組み込めます。
Geminiがアプリ内に表示されるため、画面を切り替える必要なく、文章の要約や返信文の作成、データ整理や数式提案などを依頼できるためです。
以下のような場面で利用できます。
- Gmailではメール本文の下書きを作成
- Googleドキュメントでは文章の構成や要約の提案
- スプレッドシートではデータの要点整理や数式の提案
いつもの作業環境のままGeminiを使えるため、調査や資料作成、データ処理といった業務が大幅に効率化されます。
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップを解説するセミナーを開催しています。
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Googleアカウントのストレージが2TBに拡大

Google AI Proに加入すると、Google Oneの特典としてクラウドストレージが2TBに拡張されます。
2TBは、Google DriveやGmail、Googleフォトで共通に使える容量で、無料プランの15GBと比べて約133倍の大容量です。
そのため、画像や動画、重い資料ファイルも余裕を持って保存できます。
Geminiに分析させたいドキュメントやデータセットをクラウド上で一元管理できるため、業務効率化やデータ活用の幅も大きく広がります。
Google AI Proの料金プラン
Google AI Proは、月額2,900円(税込)のサブスクリプションサービスです。
初めて利用する方には、1か月間の無料トライアルが提供されており、Proプランの全機能を体験できます。以下に、無料プランとGoogle AI Proプランの違いをまとめました。
項目 | 無料版 | Google AI Pro |
---|---|---|
料金(税込) | 無料 | 月額2,900円 |
Gemini 2.5 Pro | 1日あたり25回まで | 1日あたり100回まで |
Veo 3(動画生成) | 利用不可 | 月10回まで生成可能 |
Deep Research | 月5回まで | 月250回まで |
NotebookLM Plus | 非対応 | 対応(ノート数や質問数が大幅増) |
ストレージ | 15GB | 2TB |
まずは無料トライアルで使い勝手を確かめ、自分の業務や用途に合っているかを試してみるのがおすすめです。
以下の記事では、Geminiの料金プランの選び方や活用シーンごとのおすすめのプランを紹介しています。どのプランを選べばいいか迷っているという方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、以下の記事では、Geminiの無料版についてできることについて解説しています。無料で使える範囲をあらためて確認したいという方は、こちらもあわせてご覧ください。
大学生はGoogle AI Proを無料で使える!

現在Googleは対象国の大学生に向けて、Google AI Proプランを最大15か月間無料で提供するキャンペーンを実施中です。
- 日本を含むアメリカ・イギリス・ブラジル・インドネシア在住の18歳以上の大学生が対象
- 2025年6月30日までに申し込めば、2026年7月まで料金なしでProプランを利用可能
- 申し込み時に学生証明として学校発行のメールアドレスで認証が必要
すでに学生向け割引(50%オフ)プランを利用中の場合でも、いったん解約して再登録すれば、無料キャンペーンを利用できます。
対象となる学生の方は、2025年6月30日までに忘れずに申し込みましょう。
Google AI Proの加入方法
Google AI Proへの加入はオンラインで簡単に行えます。以下に基本的な手順をまとめました。
- Google Oneのサイトへアクセスする
- 「Google AI Pro」を選択する
- 支払い方法を入力する
Google Oneのサイトへアクセスする
まずは、Google Oneの公式サイトにアクセスしましょう。プランの一覧が表示されるので、ここから申し込み手続きを開始します。スマホ・PCのどちらからでも対応可能です。
「Google AI Pro」を選択する
表示されたプラン一覧の中から、「Google AI Pro」プランを選びます。詳細ページに進んだら、内容と価格(月額2,900円)を確認し、「申し込む」を選択します。
大学生の方は、学生専用ページから「特典を入手」を選びましょう。学校発行のメールアドレスを入力して在籍を証明すると、最大15か月間の無料特典が利用できます。
支払い方法を入力する
クレジットカードの支払い方法を登録します。学生特典を利用する場合でも、カード登録が必要ですが、無料期間中に請求されることはありません。
申し込みが完了したら、Geminiに自動で移動するため、画面上に「Pro」と表示されていれば、Google AI Proへの加入が完了しています。
以上で手続きは完了です。初回1か月の無料トライアルを選択する場合でも、支払い情報の入力は必要です。トライアル期間中に解約すれば、料金は発生しません。
Google AI Proの活用方法
ここでは、Google AI Proの活用方法を3つ紹介します。

どれも実際の業務や学習に直結するものばかりなので、ぜひ自分の使い方の参考にしてみてください。
講義ノートの整理

Google AI Proでは、NotebookLMを活用して勉強している講義のノートやPDF資料の整理や要約ができます。
授業やセミナーで取ったノートをそのままNotebookLMにアップロードすると、Geminiが内容を理解し、重要ポイントを抜き出した要約や理解度を確かめるための質問集を自動で生成してくれます。
「このノートから試験対策用の学習ガイドを作って」と頼めば、関連するキーワードごとに整理されたまとめ資料を作成可能です。
さらにDeep Research機能を使えば、ノートに出てきた専門用語や歴史的事象についてAIが追加でウェブ検索・解説し、ノートの理解を深める補足レポートまで用意してくれます。
プロジェクトの管理

Google AI Proを使えば、複数の業務プロジェクトを効率的に管理できます。
GeminiがGmailやGoogleドキュメントなどのアプリと統合されており、作業中にそのままGeminiのサポートを受けられるためです。
議事録や提案資料の下書き作成、スライド用の画像生成、会議の要約メール送信などをGeminiが代行してくれます。
文章や資料、映像の全方位からGeminiがプロジェクト管理をサポートするため、進行スピードと情報共有の質が格段に向上します。
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップを解説するセミナーを開催しています。
また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。
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データ分析とレポート作成

Google AI Proの「Deep Research」機能を使えば、専門的なトピックの詳細リサーチも短時間で行えます。
Geminiがリアルタイムで最新情報を検索・整理し、要点を押さえたレポートを自動で生成してくれるためです。
「2025年のSNS広告トレンド」や「生成AIを活用した業務改善事例」といった複雑なテーマでも、関連するニュース・論文・解説をAIが集約し、見出し付きのレポートとしてまとめてくれます。
手動で行っていた時間のかかる調査作業をGeminiが代行できるため、より短時間で本質的な情報にアクセスでき、提案書や報告書の質も向上します。
Google AI Proに加入する際の注意点
Google AI Proに加入する際の注意点は以下の3つです。

それぞれの内容について詳しく見ていきます。
利用資格とアカウントの要件を確認する
Google AI Proに申し込むには、利用条件とアカウントの種類に注意が必要です。
Google AI Proは、特定のアカウント・年齢制限があるサービスであり、条件を満たしていないと正常に登録・利用できません。
以下は、Google AI Proを利用する際に確認すべき基本条件です。
項目 | 内容 |
---|---|
年齢制限 | 利用には18歳以上であることが必要 |
アカウント種別 | ・個人のGoogleアカウントが必要 ・Google Workspaceアカウントは不可 |
学生割引の条件 | 学校発行のメールアドレスが必要 |
学生割引の範囲 | ・1人につき1アカウントのみ ・アカウントの共有や使い回しは不可 |
事前に条件を確認して登録時のトラブルを防ぎましょう。
申し込みとキャンペーンの期限を確認する
Google AI Proの学生向けキャンペーンを利用するには、申し込み期限と再認証期限を確認しておく必要があります。
申し込みや再認証の期限を逃すと、無料期間が途中で終了したり、最初から利用できない可能性があります。とくに再認証を忘れると、自動的に有料プランへ切り替わってしまうため注意が必要です。
項目 | 内容 |
---|---|
対象者 | 日本やアメリカ、イギリス、ブラジル、インドネシア在住の18歳以上の大学生 |
必要なメールアドレス | 有効な学校発行のメールアドレス |
登録アカウント | 個人のGmailアカウント(学校のGoogle Workspaceアカウントは不可) |
無料利用期間 | 最大15か月間(申し込み日から最長2026年6月30日まで) |
申し込み期限 | 2025年6月30日まで |
再認証期限 | 2025年8月31日までに学生資格の再認証が必要 |
無料期間終了後 | 自動的に有料プラン(月額2,900円)に移行 |
正しく申し込み・再認証を行えば、最大15か月間Google AI Proのすべての機能を無料で利用できます。
学業や研究、創作活動を後押しするAIを費用負担なしで使えるチャンスなので、今すぐ申し込みを行いましょう。
サブスクリプションの管理を徹底する
Google AI Proに申し込む前に、既存の契約や支払い設定を確認する必要があります。手続きが正しく行われないと、サービスが利用できない場合や無駄な費用が発生する場合があります。
また。Google Oneの既存プランが残ったままだとGoogle AI Proに切り替えられません。以下に確認すべきポイントをまとめました。
確認すべきポイント | 内容 |
---|---|
既存契約の解約 | キャリアやPixel Pass経由のGoogle One契約は、事前に解約が必要 |
支払い方法の登録 | 有効なクレジットカードやデビットカードをGoogleアカウントに登録しておく |
請求日・利用期間の確認 | 無料期間の終了日・課金開始日を確認し、不要であれば自動課金前に解約する |
とくに無料トライアルのみ使いたい方や、学生キャンペーンを活用したい方は必ず確認しておきましょう。
Google AI Proに加入して、Geminiを使いこなそう!
Google AI Proは、Gemini 2.5 Proや動画生成ツールFlow、ノート整理AI NotebookLMなど、多機能かつ高性能なAI機能が使える有料プランです。
無料版では制限されていた生成回数やGoogleアプリとの統合機能、クラウドストレージ容量も大幅に拡張されており、日々の業務を効率化したい方や創作活動を本格化させたい方におすすめです。
とはいえ「そこまで高度な機能は使いこなせないかも」「まずは無料版で十分かも」と感じる方は、無理にGoogle AI Proに加入する必要はありません。
1か月の無料トライアルがあるため、まずは実際に試してみて自分に合うか確かめてみてください。
弊社SHIFT AIでは、ChatGPTやGeminiなどの生成AIを活用して、AIを使った副業の始め方や、収入を得るまでのロードマップを解説するセミナーを開催しています。
また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。
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記事を書いた人

西啓汰
大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。
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