画像生成AIを活用すれば、ポスター作成にかかる時間とコストを大きく削減できます。
「でも、いきなり有料ツールを使いこなす自信がない」という方も多いでしょう。
本記事では、無料で使える生成AIを活用したポスター作成について詳しく解説しています。
具体的なツールのおすすめポイントや注意点についても触れているため、ぜひ最後までご覧ください。
また、AIを活用してポスターを作成するときは、手軽に使える「Midjourney(ミッドジャーニー)」のWeb版を使えば、プロ級のビジュアルデザインも可能です。
Web版Midjourney(旧Alpha)の使い方や機能などは、以下の記事で詳しく解説していますので、本記事と合わせてチェックしてみてください。
|監修者
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
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ポスターを自動生成できる無料AIデザインツール7選
ポスターを無料で生成できるおすすめのAIデザインツールは、以下の7つです。
- Canva AI(キャンバ エーアイ)
- Adobe Express(アドビ エクスプレス)
- Microsoft Designer(マイクロソフト デザイナー)
- Fotor(フォター)
- CapCut(キャップカット)
- EdrawMax(エドラマックス)
- StockImg AI(ストックイメージ エーアイ)
それぞれの特徴を詳しく解説します。
①Canva AI
Canva AIは、オーストラリア発のグラフィックデザインプラットフォーム「Canva(キャンバ)」が提供するAI画像生成ツールです。
シンプルなUIとテンプレートの豊富さが特徴で、デザイン初心者でも簡単に魅力的なポスターを作成できます。
おすすめポイント
- 豊富なテンプレートと素材
- テキストや画像のドラッグ&ドロップ編集
- 作成したデザインのリサイズ機能
- SNSやブログへの即時共有が可能
Canvaは無料プランでも十分な機能を使えますが、有料プランではより高度な機能やテンプレート、フォントなどが利用可能です。
まずは無料プランで試してみましょう。必要に応じて有料版の利用を検討するのがおすすめです。
②Adobe Express
Adobe Expressは、Adobe Creative Cloudが提供するオンラインデザインツールです。
Illustrator並みの高度な編集機能を備えつつ、直感的な操作性を実現しています。ロゴやバナー、ポスターなど、さまざまなデザインが作成可能です。
おすすめポイント
- Adobeならではの高品質なテンプレートと素材
- 写真補正やグラデーション作成などの高度な編集機能
- スマホアプリでの編集にも対応
- 他のAdobeアプリとの連携が可能
Adobe Expressは無料プランでも十分な機能を利用できますが、一部のプレミアムテンプレートやフォントは有料プランでのみ使用可能です。
Adobeの他アプリとの連携を考えている場合は、有料プランの利用がおすすめです。
③Microsoft Designer
Microsoft Designerは、Microsoftが提供する無料のグラフィックデザインツールです。
OpenAIのGPT-3を搭載しており、入力されたテキストをもとに最適なデザインを提案してくれるのが特徴です。PowerPointとの親和性も高く、ビジネスシーンでの活用に適しています。
おすすめポイント
- シンプルで扱いやすいインターフェース
- GPT-3を活用したAIデザイン提案機能
- PowerPointやWordとの連携が可能
- モバイルアプリでの編集にも対応
Microsoft Designerは完全無料で利用できるツールです。ただし、利用にはMicrosoftアカウントが必要となります。
MicrosoftのOfficeアプリとの連携を活用することで、効率的なポスター制作が可能です。
④Fotor
Fotorは、無料で使えるオンラインデザインツールです。
写真編集に特化しており、ワンクリックでさまざまな効果を適用できるのが特徴です。ポスターデザインにおいても、写真を印象的に加工することで、訴求力のある作品を作れます。
おすすめポイント
- 豊富なフィルターや特殊効果
- 画像のトリミングや補正が簡単
- 多彩なテンプレートとレイアウト
- 日本語UIに対応
Fotorは基本的な機能を無料で利用できますが、一部のプレミアム機能やテンプレートは有料プランでのみ使用可能です。高度な写真編集やデザインを行う場合は、有料プランの利用を検討してみるのがおすすめです。
⑤CapCut
CapCutは、ByteDanceが提供する無料の動画編集アプリです。
TikTokの動画編集機能をベースに開発されており、直感的な操作で印象的な動画ポスターを作成できます。AIを活用した自動編集機能も搭載しています。
おすすめポイント
- 簡単操作で本格的な動画編集が可能
- 豊富なエフェクトやフィルター
- AIを活用した自動編集機能
- TikTokへの直接投稿に対応
CapCutは無料で利用できるアプリです。TikTokでの動画投稿を想定している場合は、CapCutを活用することで効率的に訴求力のある動画ポスターを作成できるでしょう。
ただし、CapCutは無料版の場合、商用利用不可です。商用利用する場合は、Capcut for Businessに加入する必要がある点に注意してください。
⑥EdrawMax
EdrawMaxは、フローチャートや組織図の作成に特化したデザインツールです。豊富なテンプレートとシンボルを使って、見やすくわかりやすいインフォグラフィックポスターを作成できます。
おすすめポイント
- 専門的な図表作成に特化
- ドラッグ&ドロップで直感的に編集可能
- 1500以上のテンプレートとシンボル
- Officeファイルとの互換性が高い
EdrawMaxは無料試用版を提供していますが、一部の機能やテンプレートは制限されています。本格的に使用する場合は有料版の購入が必要です。ビジネスシーンでのインフォグラフィックポスター作成に適したツールといえるでしょう。
⑦StockImg AI
StockImg AIは、AIを活用して画像生成を行うオンラインツールです。テキストを入力するだけで、関連する画像を自動で生成してくれます。生成された画像はロイヤリティフリーで、商用利用も可能です。
おすすめポイント
- テキスト入力だけで画像生成が可能
- 生成画像のクオリティが高い
- ロイヤリティフリーで商用利用可能
- APIを使った画像生成にも対応
StockImg AIは無料プランと有料プランを提供しています。無料プランでも十分な枚数の画像を生成できますが、高解像度の画像生成やAPI利用は有料プランでのみ可能です。
AIを活用した独創的なポスター作成を検討している場合は、StockImg AIを試してみる価値があるでしょう。
ポスターに使う画像を生成できる無料AIツール3選
ポスターに使う画像を生成できるAIツールは、以下の3つです。
- DALL•E(ダリ)
- Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)
- Bing Image Creator(ビング・イメージ・クリエイター)
それぞれの特徴を詳しく解説します。
①DALL•E
DALL•Eは、OpenAIが開発した画像生成AIです。テキストを入力するだけで関連する画像を自動で生成してくれます。
生成された画像はユニークで創造性に富んでおり、ポスターデザインの発想源として活用できます。また、DALL•Eは基本的に商用利用可能です。
おすすめポイント
- 自然言語処理による高度な画像生成
- ユニークで創造的な画像表現
- 生成画像のカスタマイズが可能
- APIを使った画像生成にも対応
AIならではの独創的なポスター制作を試してみたい方におすすめのツールです。
②Stable Diffusion
Stable Diffusionは、Stability AIが開発したオープンソースの画像生成モデルです。
高品質な画像生成が可能で、ポスターデザインに活用できる多彩な画風を再現できます。また、自分でモデルを学習させることもできます。
おすすめポイント
- 高解像度の画像生成が可能
- 多彩な画風を再現できる
- オープンソースで自由度が高い
- 自分で学習モデルを作ることも可能
Stable Diffusionは基本的に無料で利用できますが、クラウドサービス上で利用する場合は料金発生する場合があります。
また、生成された画像の商用利用については、各サービスの規約を確認する必要があります。AIを活用した本格的なポスターデザインを試してみたい方におすすめのツールです。
③Bing Image Creator
Image Creatorは、Microsoftが提供するAI画像生成ツールです。Bingの検索機能と連動しており、検索クエリに関連する画像を自動で生成してくれます。ポスターのアイデア出しや素材探しに活用できます。
おすすめポイント
- Bingの検索機能と連動
- 自然言語処理による関連画像の生成
- 画像のカスタマイズが可能
- 生成された画像の著作権はMicrosoftに帰属
Image Creatorは無料で使える上、基本的に商用利用も可能です。また、大量の画像生成を行う場合は、APIの利用が必要になる場合があります。手軽にAIを活用した画像生成を試してみたい方におすすめのツールです。
AIでポスターを作成するときに気を付けたい3つのポイント
AIでポスターを作成するときに気を付けたいポイントは、以下の3つです。
- 最低限AIの知識・リテラシーを身につける
- 商用利用OKのツールを活用する
- 印刷時の品質・フォーマットを考慮して生成する
それぞれのポイントを詳しく解説します。
1. 最低限AIの知識・リテラシーを身につける
AIでポスター制作を行う際には、最低限のAIに関する知識とリテラシーを身につけることが重要です。
AIの基本的な動作原理や特性、プロンプトの作り方などを利用する人間が理解することで、より効果的な活用と高品質なクリエイティブ生成が可能となります。
また、AIは世界中の幅広い学習データをもとにクリエイティブを生成するため、気づかないうちに生成物が著作権や肖像権を侵害するリスクもゼロとは言いきれません。リスクを回避するためにも、適切なツールの選択や指示ができることも求められます。
AIがどれほど有能であっても、利用時に最終的な判断を下し、責任を取るのは人間です。AIを利用する以上は、正しい知識と判断基準を持つことが求められます。
2. 商用利用OKのツールを活用する
商用目的でAIを活用したい場合には、商用利用が認められているツールから選びましょう。
たとえば、Capcutの無料版は商用利用できません。これに対して、Adobe Fireflyは、権利関係がクリアで商用利用にも適しています。またMidjourneyなどのように、追加料金を支払うことで商用ライセンスを得ることができるツールもあります。
事前に利用規約・免責事項等を確認して、目的に合ったサービスを選ぶことが大切です。
3. 印刷時の品質・フォーマットを考慮して生成する
AIで生成した画像をポスターとして印刷する場合、解像度や色彩、ファイル形式など、品質やフォーマットの設定に気を付ける必要があります。
たとえば印刷用ポスターであれば、高解像度の画像を生成することが重要です。解像度が低いと、印刷時に画質が荒くなり、ポスターの見栄えが損なわれます。
また、AIが生成する画像のカラーモードは一般的にRGBですが、印刷では通常CMYKが使用されます。
RGB画像をそのままポスターに使用すると、CMYKに変換する際に色の再現性が損なわれる可能性があるため、印刷に適したカラーモードやファイル形式でAI画像を生成することが望ましいです。
以上の点に留意することで、AIを活用したポスター制作をスムーズに進めることができます。AIの特性を理解し、適切なツールを選び、出力設定に気を配ることが、高品質なポスター制作の鍵となります。
AIでポスターを作成するメリット5つ
AIでポスターを作成するメリットは、以下の5つです。
- 低コストで作成できる
- 多数のデザインや表現アイデアを出せる
- デザイン調整がスムーズにできる
- ターゲットに合わせてカスタマイズできる
- データ分析で効果的なクリエイティブを制作できる
それぞれのメリットを詳しく解説します。
1. 低コストで作成できる
AIを活用してポスターを作成する最大のメリットは、制作コストを大幅に抑えられる点です。
従来、ポスターのデザインを外注する場合、デザイナーへの報酬や制作期間に応じた費用が発生していました。
しかし、AIツールを使えば、低予算でも質の高いポスターを自作できます。
多くのAIデザインツールが無料で提供されているため、制作費用を最小限に抑えつつ、プロ並みのビジュアルを実現可能です。
予算が限られる中小企業やスタートアップにとって、AIは強力な味方となるでしょう。
2. 多数のデザインや表現アイデアを出せる
AIを使ったポスター制作では、短時間で多様なデザインバリエーションを生み出せます。
人間のデザイナーが1つのコンセプトを作るのに数日かかる場合もありますが、AIなら数秒で何十もの案を出力可能です。
たとえば、「夏をイメージしたポスター」といったテーマを与えるだけで、AIが色鮮やかなグラフィックや涼し気なレイアウトを次々に提案してくれます。
デザインの選択肢が広がることで、ポスターの完成度を高められるはずです。
3. デザイン調整がスムーズにできる
AIを活用すれば、ある程度のデザインは簡単に調整できます。デザイナーにデザインを発注する場合、デザインを練り直す工程が多く、コストと時間がかかる点が問題でした。
しかし、AIツールを使えば、自動的にレイアウトを最適化できるため、テキストやロゴの位置を微調整する手間が省けます。色合いや雰囲気を変えたいときも、AIに再生成を指示するだけで対応できてしまいます。
デザインの修正にかかる時間と労力を大幅に削減できるので、制作のストレスが軽減されることは言うまでもないでしょう。
クライアントからの要望に応じて、迅速にポスターを改良できる点もAIの大きな魅力です。
AIの活用によってコストを抑えながら、効率的に高品質なデザインを提供することが可能になります。
4. ターゲットに合わせてカスタマイズできる
AIを使えば、ポスターのデザインをターゲット層に合わせて最適化できます。
たとえば、若者向けのイベントであれば、AIに「ポップでカラフルなデザイン」を指示すると良いでしょう。
シニア層向けなら、「落ち着いた色合いでシンプルなレイアウト」を提案してもらえます。
ターゲットの嗜好や特性をAIに学習させることで、効果的にアプローチできるポスターを制作可能です。
また、過去のポスターの反響データをAIに分析させれば、より説得力のあるデザインを見つけ出せるかもしれません。
5. データ分析で効果的なクリエイティブを制作できる
AIを活用したポスター制作の大きなメリットの一つが、データ分析に基づいて効果的なクリエイティブを制作できる点です。
本記事で紹介したAIツールは、おもに画像生成に特化していますが、AIのなかにはデータ分析に特化したものも存在します。
たとえば、過去の広告キャンペーンのデータを分析し、どのようなデザインやコピーが高い効果を上げたかを明らかにするAIツールです。こうしたツールを活用することで、ターゲットとなる顧客層の嗜好やニーズに適したポスターデザインを制作できます。
また、AIを用いてA/Bテストを行うことで、複数のデザインパターンの中から最も効果の高いものを選定できる可能性も考えられます。
異なるデザインを実際に配信し、ユーザーの反応を測定・比較することで、より説得力のあるクリエイティブを見出せるかもしれません。
関連記事では、効果予測やデータ分析に特化したAIツールについてもう少し掘り下げて紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
無料のAIデザインツールを活用してポスターを作成しよう
AIを活用したポスター制作には多くのメリットがあります。これらのツールを使うことで、コストを抑えながらも高品質なデザインを迅速に作成できます。
各ツールの特徴を理解し、ニーズに合ったものを選ぶことで、効率良くポスター作成をしていきましょう。
AIツールを活用することで、デザインの自由度と効率性が格段に向上します。ぜひこれらの無料AIツールを試して、実際にポスター制作を楽しんでみてください。
AIツールの力を借りてあなたの創造力を存分に引き出し、素晴らしいデザインを実現するための一歩を踏み出しましょう。
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