Geminiと音声会話をする方法!PC・スマホの設定や注意点まで

Geminiの音声会話機能「Gemini Live」を活用すれば、声だけでGeminiとやり取りができます。
とはいえ「Gemini Liveってどうやって使えばいいのか」や「Gemini Liveってどんなことができるのか」と感じていませんか。
Gemini Liveを使えないままでは、情報収集や業務効率化のチャンスを逃してしまうかもしれません。
本記事では、Gemini Liveの特徴や使い方、ChatGPTのボイスモードとの違い、活用事例などをわかりやすく解説しています。
Gemini Liveを使いこなせば、ちょっとした時間を捻出できるようになり、日常生活に余裕が生まれるでしょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
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目次
Geminiと音声会話ができる「Gemini Live」とは?
Gemini Liveは、Googleの生成AI「Gemini」とリアルタイムで音声会話ができる機能です。
音声で話しかけるだけでGeminiが応答し、カメラに映したものやスマホ画面の内容についても直接質問できます。
たとえば、スマホ画面を共有しながら「この情報を要約して」と話しかければ、Geminiが内容を読み取り、わかりやすく説明してくれます。
Gemini Liveを活用すれば、音声や画面内の情報から簡単に相談や情報収集ができ、時短にもつながります。
Gemini Liveを使いこなすには、まずGemini自体の基本操作や機能をしっかり理解しておく必要があります。
「Geminiを使える自信がない」という方は、以下の記事で丁寧に解説していますので、あわせてご覧ください。
音声会話機能「Gemini Live」の特徴
音声会話機能「Gemini Live」の特徴は以下の3つです。

Gemini Liveが、どのような場面で活用しやすいのか、あなたの業務スタイルに合っているのかを判断するために、それぞれの特徴を順に確認していきましょう。
自然な会話ができる
Gemini Liveは、話しかけた内容をGeminiが即座に認識し、会話の流れや文脈に応じた返答をしてくれるため、まるで人と話しているようなテンポでやり取りができます。
話しかけた内容を即座に認識し、文脈に応じた返答をリアルタイムで返してくれるためです。
以下は、Gemini Liveにおすすめのアニメについて話しかけ雑談している動画です。
そのため、作業中に手を止めずに資料の要点を整理したり、日中の業務で出てきた疑問をすぐに言葉で解決したりと、業務の流れを止めずにGeminiを活用できます。
カメラや画面共有機能も搭載している
Gemini Liveは、音声だけでなくカメラ映像やスマホ画面の共有にも対応しています。
映っている物や画面上の情報をGeminiが読み取り、その場の状況に応じた返答ができる仕組みです。
画面共有やカメラの起動は、以下の画像のようにGemini Live内のボタンから簡単に操作できます。

説明しにくい操作や設定の悩みも、画面やカメラで共有しながらGeminiに質問できます。
また、Gemini Liveは日本語を含む40以上の言語に対応しており、英語が苦手な方でも安心して使えます。
会話の途中でも質問できる
Gemini Liveには、話している途中でも自由に質問できる「インターラプト機能」が搭載されています。
Geminiの返答中に新しい質問を伝えると、回答内容を即座に切り替える仕組みがあるため、会話のテンポが途切れません。
以下は、Geminiに質問したあと「わかりやすく言い換えて」と伝え、途中で回答の仕方を変えた動画です。
Geminiが回答している途中で疑問が生じても、その場ですぐに解消できるため、業務の確認や調べものもスムーズに進められます。
音声会話機能「Gemini Live」は無料で利用できる?
音声会話機能「Gemini Live」は、現在無料プランでも利用できます。
当初はAndroidのみ利用可能でしたが、のちにiOSにも対応が広がり、Google公式ブログでは以下のように記載されています。
GeminiがiPhoneでも使えるようになりました。Geminiアプリ上のGemini Liveで自然な会話を楽しんだり、GoogleのパーソナルAIアシスタントを最大限にご活用いただけます。iOS版のGemini Liveも無料でご利用いただけます。
引用:Googleブログ
音声会話は、AndroidとiPhoneどちらのアプリでも無料で使えます。ただし、カメラや画面共有機能はPixel 9やGalaxy S25など一部のAndroidでしか使えません。
他のAndroid端末でカメラや画面共有機能を使いたい場合は、有料プランへの加入が必要です。
今後は、すべてのAndroid端末でもカメラや画面共有機能が順次無料開放される予定です。今すぐ使いたい方以外は、今後の無料開放に注目しておきましょう。
音声会話機能「Gemini Live」は日本語にも対応
Gemini Liveは、日本語での音声会話に対応しており、英語に不安がある方でも安心して利用できます。
2024年10月にGoogleが日本語対応を正式に発表し、同年11月以降、AndroidとiOSで順次利用できるようになりました。
Googleの公式ブログでは以下のように記載されています。
GoogleはGeminiLiveの対応言語を40以上に拡大し、ユーザーが自分の言語でGeminiと自由で自然な会話を行える
引用:公式ブログ
2025年5月時点では、日本語を含む45以上の言語に対応しています。
日本語でそのまま話せるため、英語に訳す手間や伝わるかどうかの不安と悩む必要はありません。
【PC・スマホ】Gemini Liveで音声会話をする方法
Geminiとの音声会話には、以下の2種類があります。
- リアルタイムで話せるGemini Live
- 音声入力や読み上げ機能による会話
Gemini Liveはスマートフォンでのみ利用可能です。PCではリアルタイムの会話はできませんが、マイク入力や音声読み上げを通じて音声による操作が可能です。
ここでは、PCとスマホそれぞれでGeminiと音声会話を行う方法について解説します。
PCで音声会話をする方法
PC版のGeminiでは、音声入力や読み上げ機能が使えますが、リアルタイムで会話できるGemini Liveは非対応です。
PCではマイクを使った一問一答形式の操作に限定されています。
画面右下のマイクアイコンをクリックすると音声入力が有効になり、Geminiに話しかけられます。
また、返答の右上メニューから「読み上げ」を選択すれば、Geminiの音声で回答内容が再生されます。

リアルタイム会話はできませんが、PCでも音声を使った調べものや要点の確認が可能です。まずはマイク設定を確認し、音声入力を試してみてください。
スマホで音声会話をする方法
以下の2つの手順に沿って進めれば、iPhoneとAndroidどちらでもGemini Liveを利用できます。
- Geminiアプリをインストールする
- Gemini Liveを起動し話しかける
Geminiアプリをインストールしログインする
iPhoneはApp Storeから、AndroidはGoogle Playストアからアプリをインストールします。
インストール後はGeminiアプリを起動し、使用するGoogleアカウントでログインしてください。Androidの場合は、自動でログインされます。
Gemini Liveを起動する
ログインが完了したら、アプリ下部に表示されているボタンからGemini Liveを起動できます。マイクの許可は必ず行ってください。
起動直後には、Gemini Liveの概要説明が表示され、話し声の種類を選択する画面に進みます。選択した話し声は設定から変更できます。
さっそく話しかけてGemini Liveと会話をしてみましょう。
以下の記事では、スマホでGeminiを使ってみた体験談や使いこなすポイントを解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
音声会話機能「Gemini Live」とChatGPTボイスモードを徹底比較
Gemini LiveとChatGPTのボイスモードは、どちらも高度な音声会話機能ですが、機能や使い心地には多少違いがあります。ここでは以下の3項目で比較します。
項目 | Gemini Live | ChatGPTボイスモード |
---|---|---|
基本機能 | ・音声会話 ・音声の選択(10種類) (Android端末のみ) ・カメラや画面共有※ ・Googleサービスと連携 (GoogleカレンダーやGmailなど) | ・音声会話 ・音声の選択(9種類) |
会話の自然さ | 抑揚や声のトーンにAIっぽさがある | 抑揚や声のトーンに人間味を感じる |
応答速度 | 少し待ってから返答されることが多い | すぐ返答が始まり、待ち時間が少ない |
両者の違いを詳しく見ていきましょう。
基本機能の比較
Gemini LiveとChatGPTボイスモードはどちらもリアルタイムで会話ができますが、無料で使える範囲や有料プランの機能に違いがあります。
以下の表に、Gemini LiveとChatGPTボイスモードの基本機能の違いをまとめました。
項目 | Gemini Live | ChatGPTボイスモード |
---|---|---|
無料プランの 機能 | ・音声会話 ・音声の選択(10種類) (Android端末のみ) ・カメラや画面共有※ ・Googleサービスと連携 (GoogleカレンダーやGmailなど) | ・音声会話 ・音声の選択(9種類) |
有料プランの 機能 | ・カメラや画面共有 (すべてのAndroid端末) | ・画像のアップロード ・検索機能 ・画面共有 ・ビデオ会話 |
筆者としては、Android端末を利用していて、無料で音声AIを試したい方には、現時点ではGemini Liveがおすすめです。
今後、カメラや画面共有といった機能も段階的に無料開放される予定があり、より多くの機能を追加料金なしで利用できる可能性があるためです。
利用目的や求める機能によって変わるため、それぞれの機能差を参考に、まずは自分のスタイルに合った音声AIを試してみてください。
会話の自然さを比較
会話の声の自然さという点では、ChatGPTボイスモードのほうがより人間に近い会話ができる印象があります。
Gemini Liveでは声にやや機械的な抑揚やトーンの「AIらしさ」が残る一方で、ChatGPTボイスモードは発話の滑らかさや感情表現がより人間に近づいているためです。
以下の動画では、Gemini LiveとChatGPTボイスモードで会話をさせた様子です。発声のトーンや間の取り方など、聞き比べてみてください。
声の自然さは感じ方に個人差があります。どちらが自分にとって心地よいか、実際に音声を確認して判断してみてください。
応答速度を比較
応答の速さに関しては、ChatGPTボイスモードのほうがわずかに早く返答が始まります。
ChatGPTは音声を受け取ってからの処理がスムーズで、会話のテンポを保ちやすい傾向があります。一方、Gemini Liveでは質問後に一瞬間が空く場合が多いです。
以下の動画では、Gemini LiveとChatGPTボイスモードに同時に同じ質問をした際の応答開始までの違いを比較しています。どちらが早く、どのような反応をするかが確認できます。
会話のテンポを重視したい方は、ぜひ実際の応答スピードを比べてみて、自分に合った方を選んでみてください。
音声会話機能「Gemini Live」の3つの活用事例
Gemini Liveには、音声会話を活かした実用的な活用方法があります。ここでは以下の3つの活用事例を紹介します。

業務や学習の場面で「話しかけるだけで整理・確認ができる」Gemini Liveの特性をどう活かすかは、利用シーンによって異なります。
Gemini Liveをどのように活用するのかをイメージしてみてください。
情報収集の効率化
Gemini Liveを使えば、知りたい情報を音声で質問するだけで、即座に収集できます。
Gemini LiveはGoogleと連携しているため、話しかけた内容に応じて自動で検索し、関連する情報を要約して伝えてくれます。
以下の動画では、Gemini Liveに「最新のAI業界のニュースを教えて」と話しかけて、情報収集している様子です。
Gemini Liveを活用すれば、検索の手間を減らし、情報収集にかかる時間を大幅に短縮できます。
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面接の対策
Gemini Liveは、模擬面接の相手としても活用できます。
Geminiが面接官として対話形式で質問を出してくれるため、一人でも実践の面接に近い受け答えの練習が可能です。
以下の動画では、Gemini Liveに「IT業界に特化した面接の練習をしたい」と話しかけて、面接練習をしている様子です。
Geminiと何度も模擬面接を行うことで、よくある質問への耐性はもちろん、想定外の質問にも冷静に対応する力を鍛えられます。
プレゼンテーションの練習
Gemini Liveを使えば、一人でも本番に近い形でプレゼンテーションの練習ができます。
話した内容に対してGeminiがリアルタイムで反応し、構成や話すスピード、言い回しなどを確認できるほか、タイマー機能で時間管理の練習も可能です。
以下の動画では、Gemini Liveにプレゼンテーションを練習を行いフィードバック受けている様子です。
本番に向けて自信をつけたい方は、まずはGemini Liveに向かって話してみてください。
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音声会話機能「Gemini Live」を使用する際の3つの注意点
Gemini Liveは便利な音声対話機能ですが、実際の業務で活用する前に注意すべき点があります。ここでは以下の3つの注意点を紹介します。

Gemini Liveを業務に安心して導入するためにも、それぞれの注意点を順に見ていきましょう。
プライバシーに配慮する必要がある
Gemini Liveを使用する際は、プライバシーへの配慮が欠かせません。
会話内容がGoogleサーバーに送信・保存される可能性があり、個人情報や機密情報が意図せず記録され、利用される可能性があるためです。
たとえば以下の内容や状況には注意が必要です。
- 会社の業務情報や機密事項を話す
- クレジットカード番号などの個人情報を話す
- 周囲に人がいる場所で会話を始める
- カフェや電車内など音声が漏れやすい場所で使う
- 会話データが学習に使われることを把握せずに使う
内容や状況によってはトラブルに発展する場合もあるため、しっかり確認と配慮をしたうえで利用しましょう。
音声認識の精度が完璧ではない
Gemini Liveは高精度な音声認識を備えていますが、必ずしも完璧に聞き取れるわけではありません。
滑舌や周囲の雑音、マイクの性能などによって、誤認識や聞き取りミスが発生する場合があります。
たとえば、専門用語やカタカナ語、人物名などは誤認識されやすい傾向があります。
Gemini Liveは開発途中の段階であるため、今後のアップデートで音声認識の精度がさらに向上する可能性があります。
現時点では多少のズレを前提に、認識結果を確認や修正しながら活用しましょう。
最新の機能がすぐに利用できない場合がある
Gemini Liveは継続的にアップデートされているため、最新機能がすべての方がすぐ利用できるとは限りません。
Googleは新機能を一斉に提供するのではなく、段階的に順次展開する方式をとっています。
そのため、ある人は新機能を利用できていても、あなたの環境ではまだ使えない場合があります。
もし機能が表示されない場合は、まずアプリが最新バージョンかを確認し、それでも反映されていなければ、数日~数週間ほど待ってから再度確認しましょう。
公式からの情報もあわせて確認するのがおすすめです。
音声会話機能「Gemini Live」を使って作業を効率化しよう!
音声会話機能「Gemini Live」を使えば、リアルタイムの対話形式で情報収集や日常業務を効率化できます。
音声会話に加え、カメラや画面共有にも対応しているため、文章では伝えにくい内容もリアルタイムでやり取りでき、業務や日常の中で活用の幅が広がります。
通勤中や移動中、ちょっとした空き時間にも活用できるため、作業の無駄を減らしたい方にはとくにおすすめです。
本記事を参考に、アプリをインストールして、Gemini Liveを実際に試してみてください。
ただ使い方を知って終わりにしてしまうと、せっかくの機能を十分に活かせません。
Geminiをどう活かすのかを具体的に学び、日々の業務や副業に活かしていく視点が今後大きな差を生み出します。
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記事を書いた人

西啓汰
大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。
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