【前編】「トランプを甘く見ていた」藤野英人が予測する、トランプの思惑と世界経済の行く末とは? YouTube『5年後の世界』カズレーザー×藤野英人編レポート

SHIFT AIがお届けする、YouTubeチャンネル『5年後の世界』(毎週水曜日更新)。永野&カズレーザーが交代でMCを務め、「世界の真実」を知っているかもしれない識者を迎えて「5年後の世界」を語り合う対談番組となっている。
今回MCを務めるのはカズレーザー。そしてゲストに迎えるのは、レオス・キャピタルワークス株式会社の創業者の1人でファンドマネージャーの藤野英人。
「どう生き抜く? 民主主義の終焉が来るかもしれないトランプ大統領の恐ろしい野望と真意」をテーマに、一体どんな会話が繰り広げられたのか?
本記事では、カズレーザー×藤野英人編<前編>のダイジェストレポートをお届けする。
<本編リンク https://youtu.be/1H58yxNMC38>
日本が理解できていないトランプの思惑
「多くの投資家がおそらく、トランプ大統領を甘く見ていた」と話す藤野。聞き手のカズレーザーも「楽観的な雰囲気があった」と感じていた。
藤野は「トランプがやろうとしていることは、自分たち(投資家)が考えていたよりもマーケット寄りではない、と気づいたのが今の状態」と言い直し、トランプ大統領が何をしようと思っているのかを考察していく。
ヴァンス副大統領は自身の回想録である『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』で、いわゆる「ラストベルト(かつてアメリカ経済の中心だった工業地帯)」の実態とそこで暮らす人々の日常ついて綴った。そして彼らは、トランプの支持基盤となっている。
選挙スローガンである “Make America Great Again”(アメリカを再び偉大な国にする)は、単なるスローガンを超え、トランプを支持する勢力および人々を “MAGA” と呼ぶようになった。
藤野は、トランプは「MAGAを喜ばせることに第1期よりもさらに忠実であるだろう」と話す。
とはいえ、アメリカは自由の国であり民主主義の国だ。テクノロジーをベースに世界中から優秀な移民を集め、「強いアメリカ」「強いドル」を実現することで株価が上昇する――。その基本的な姿勢を踏襲し、トランプはそれぞれの意見を汲んでいくだろうと考えられていた。しかし実際のトランプの考えとマーケットの予測には、大きな差があったのだ。
本編では、
- トランプ大統領は何をしようとしているのか
- マーケットの予測と実際のトランプの考えの大きな差
- トランプ大統領は本気で貿易赤字を0にしようとしている
- トランプ大統領の本気に対して日本政府はどう動くのか?
- マーケットの二重の流れで今後株価はどう動くのか?
- 日本が理解できていないアメリカの本当の思惑とは?
- 過去にないことが起こる今、最悪のシナリオとは?
- 注目は「6月14日」
といった豊富なトピックについて語り合う。藤野が注目する「6月14日」とは、一体なんなのか。2人の視点と議論については、ぜひ本編をチェックしていただきたい。
トランプの思惑により今後起こり得るであろう事態について話し合った前編。そして後編では、トランプの真意と日本経済や世界の安全保障への影響について掘り下げていく。
<本編リンク https://youtu.be/1H58yxNMC38>
記事を書いた人

鈴木梢