無料で使えるGeminiの画像生成がすごい!3つの特徴や使用方法を解説!

普段からSNSやブログを投稿していて「良い画像がないかな?」と悩んでいる方もいるでしょう。
代表的な生成AIであるGoogleのGeminiを活用すれば、無料でさまざまな画像生成が可能です。
この記事では、Gemini 2.0 Flash Experimentalを活用した画像生成の特徴や使用方法、注意点などについて詳しく解説します。
画像生成の具体例も紹介するので、高品質なAI画像を活用して投稿の注目度アップや創作活動、さらには副業のアイデアにご活用ください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
なお、弊社SHIFT AIが開催している無料セミナーでは、画像生成のみならず初心者からAI人材になるための最先端メソッドを公開しています。
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目次
Gemini 2.0 Flash Experimental画像生成の特徴
Gemini 2.0 Flash Experimentalの画像生成機能には、主に以下3つの特徴があります。

各特徴について、詳しく見ていきましょう。
なお、Google Geminiは画像生成以外にも、多くの便利な機能を持っています。詳しくは下記の記事をご覧ください。
高速な応答性
Gemini 2.0 Flash Experimentalは名前に“Flash”とある通り、高速な応答性が大きな魅力です。
Googleによれば、このモデルは処理速度とコスト効率を両立した設計となっており、大量のデータもリアルタイムに近い速度で処理できます。
参考:Gemini 2.0: Flash、Flash-Lite、Pro (Google Developers Blog)
実際にGoogle AI Studio上で簡単な画像生成を試したところ、1枚のイラストが約4〜6秒ほどで生成されました。
これは従来の画像生成AIと比べても遜色ないスピードであり、複数回の試行や微調整もストレスなく行えます。
チャット形式で対話しながら即座に画像が得られるため、アイデア出しから完成イメージの取得までのサイクルを高速化可能です。
テキストと画像を組み合わせた対話型生成が可能
Gemini 2.0 Flash Experimentalの画像生成は、テキストと画像を同時に扱える点も特徴です。
チャット形式の対話の中で文章による指示を出すと、その場で画像を生成し、さらに追加のテキスト指示で画像を編集・改善できます。


対話型の画像生成・編集機能により、ユーザーは専門知識がなくても自然な言葉で細かなリクエストを伝えながら、理想の画像に近づけていけます。
Gemini 2.0 Flash Experimentalは画像を理解する能力も備えているため、アップロードした写真でもテキストで指示を与えて編集可能です。
テキストAIと画像AIが一体となったGemini 2.0 Flash Experimentalだからこそできる柔軟な対話型生成で、よりスムーズなクリエイティブ体験が可能になっています。
イラスト風・リアル風などさまざまな画風に対応した柔軟な表現力
Gemini 2.0 Flash Experimentalは、さまざまな画風に対応できる柔軟性を備えています。
たとえば、プロンプトで以下のようなスタイルを指定すれば、その指示に沿ったテイストの画像が生成可能です。
- 写実的な写真風
- アニメ風
- 水彩画風
Geminiは世界の知識や推論力も持つLLM(大規模言語モデル)をベースにしています。
そのため、実世界の細かなディテールを再現したリアルな描写から、絵本の挿絵のようなファンタジックなイラストまで幅広く対応可能です。
さらに画像内のテキスト描画にも対応しており、看板やタイトル文字などを画像内に正確に描き込む能力も備えています。
ブログやSNSで使える以下のような活用アイデアが広がるでしょう。
- リアルな商品写真風画像
- 手描き風の優しいイラストでメッセージカード
Google AI Studioを用いたGemini画像生成方法
Google AI Studioでも画像生成が可能です。実例を用いて手順を紹介します。
- Google AI Studioの起動
- プロントを入力して画像を生成
- 画像をアップロードして編集も可能
なお、ほかの生成AIの活用方法についても知りたい方は、SHIFT AIが開催している無料セミナーがおすすめです。
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Google AI Studioの起動
まずはGoogle AI Studioのサイトに移動し、画面右上の「Run Settings」から「Gemini 2.0 Flash (Image Generation) Experimental」を選択します。

準備はこれだけで完了です。
なお、Google AI Studioについて詳しい使い方を知りたい方は、以下の記事で解説しているのでこちらをご覧ください。
プロントを入力して画像を生成
「Run Settings」でGeminiのバージョンを指定したら、プロンプトで指示を出します。
例として「海岸線を走る日本人の男女の画像を生成してください」と入力したところ、わずか4秒ほどで以下の画像が生成されました。

海岸線で手をつなぐ日本人らしき男女の画像が生成されました。ただ、走っているようには見えないため、追加で指示を出してみます。

今度は約9秒ほどで編集され、走っている様子の画像が生成されました。
画像をアップロードして編集も可能
所有している画像をアップロードすれば、Gemini 2.0 Flash Experimentalによる編集も可能です。
プロンプトの入力箇所の横にある「+」を押して「Upload File」を選び、編集したい画像をアップロードします。

試しに筆者の写真をもとに「髪の毛を白髪に変えてください」と指示をした結果が以下のとおりです。

プロンプトの内容次第では、さらに複雑な処理も可能です。
なお、Google AI Studioを使用せずともGeminiを使用して画像生成はできます。詳しい方法は以下で解説しているので、こちらも参考になさってください。
Gemini 2.0 Flash Experimentalで画像生成した例
ここではGemini 2.0 Flash Experimentalで生成したさまざまな画風の画像を紹介します。
- 写実的な写真風
- アニメ風
- 水彩画風
- テキスト入りの画像
使用したプロンプトも示しているので、画像生成を試す際にご活用ください。
また以下の記事では、ロゴ作成に特化した詳しい情報をお伝えしています。こちらの記事もぜひ参考にしてください。
関連記事:Geminiでロゴを作成する方法は? 作例やうまく作るコツ・注意点も
写実的な写真風
まずは写実的な写真風の画像を紹介します。使用したプロンプトは以下のとおりです。
遊園地の観覧車に乗っている日本人の男女の写真を写実的に生成してください

このように人物だけでなく、観覧車から見える景色まで美しく表現されています。
アニメ風
次に、以下のプロンプトでアニメ風の画像を生成しました。
男性の主人公と怪物が闘っている様子の画像を、日本の1980年代のアニメ風に生成してください

プロンプトで指定したとおり、1980年代の日本アニメの画風が再現されています。
水彩画風
水彩画風の画像生成にも挑戦してみました。プロンプトは以下のとおりです。
富士山の後ろから太陽が昇る景色を、水彩画風にして生成してください

写真やアニメとはまた違った、趣のある水彩画ができあがりました。
テキスト入りの画像
最後に、以下のプロンプトでテキスト入りの画像生成を試しました。
「激辛カレーライス!」との文字を入れた、辛そうなカレーライスの画像を生成してください

「激辛」の部分がやや崩れていますが、十分読める状態で辛そうなカレーライスの画像ができあがりました。
Gemini画像生成で注意すべき点
Gemini 2.0 Flash Experimentalを活用すれば、容易に画像生成が可能です。とはいえ、安易に使用していると後で問題となる場合もあります。
ここではGemini 2.0 Flash Experimental画像生成で注意すべき3つの点についてまとめます。

実際に画像生成を行う前に、各注意すべき点について理解しておきましょう。
著作権や商用利用の可否に注意する
便利なGemini 2.0 Flash Experimentalの画像生成も、利用規約や権利面には注意が必要です。
現時点でGoogleから明確な商用利用可否は示されていないものの、少なくとも企業の公式素材や販売物への使用は控えるのが安全でしょう。
Gemini 2.0 Flash Experimentalで画像を生成する際にはGoogleの利用規約(生成AIの使用ポリシー)に従う必要があり、他者の著作権やプライバシーを侵害するような画像生成は禁止されています。
有名キャラクターや実在の人物の画像を無断で生成・公開すると、法律上のトラブルになる可能性もあるため注意が必要です。
プロンプト次第で品質が大きく変わる
Gemini 2.0 Flash Experimentalから生成される画像の品質はプロンプトの書き方に左右されます。
簡潔な指示でもAIが自動補完してくれるため初心者には扱いやすい反面、細部まで満足のいく画像を得るには試行錯誤が必要です。
たとえば「かわいい犬の絵を描いて」だけでなく、犬種や背景、スタイルなどを詳しく指定すれば完成度が上がります。
さらに、一度で満足いく画像が得られなくても、対話を重ねて追加指示を与えれば徐々に改善できます。以下のような微調整も効果的です。
- 「もう少し明るくして」
- 「人物の輪郭をはっきり」
Gemin 2.0 Flashiを使いこなすには、AIとのキャッチボールを通じてプロンプトを洗練させていく姿勢が大切です。
人物や細部の描写に不自然さが残ることがある
従来モデルに比べて格段に表現力が向上しているGemini 2.0 Flash Experimentalでも、細部に不自然さが残るケースもあります。
綺麗な人物画像に見えても、目鼻立ちや指先の形が歪んでいたり、背景の人影が不自然だったりする例も報告されています。
利用者側としては、細かな点であっても生成結果を鵜呑みにせず、必要に応じた人の目によるチェック・調整が大事です。
Geminiの出力に最後まで任せきりにせず、安全で高品質な成果物に仕上げてください。
よりリアルが画像生成を行いたい場合は、Google Labsが提供するImageFXがおすすめです。詳しくは以下にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Gemini 2.0 Flash Experimental画像生成を活用して豊かな表現力を手に入れよう!
Gemini 2.0 Flash Experimentalの画像生成は、クリエイティブの新たな可能性を切り開く画期的な技術です。
ブログ記事にオリジナルの挿絵を加えれば読者の関心を引きつけられますし、SNS投稿に自作のAI画像を添えればタイムラインでひときわ目立ちます。
商用利用時の注意点や品質のばらつきには留意したうえで、創造力を存分に働かせて、豊かな表現力を発揮してみてください。
さらに、画像生成以外にも生成AIには可能性が広がっており、最新の情報に触れていなければ周囲から取り残されてしまうかもしれません。
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AI初心者〜中級者の方を対象としており、独学での限界を感じている人におすすめです。ぜひ以下よりセミナーにご参加ください。
記事を書いた人

中島正雄
Webライター、ITコンサルタント、パーソナルトレーナーとして大阪を拠点に活動中。
自身はAIを活用して執筆時間をおよそ半分に削減。またコンサル先からもAIで業務改善につながったと喜ばれている。
SHIFT AIではSEOメディアにライターとして関わる。趣味はプロレス観戦。
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