Claudeに新機能「Integrations」「Advanced Research」が登場!概要や使い方を解説

2025年5月2日、Anthropic社がClaudeに新機能「Integrations」と「Advanced Research」を追加しました。
新たに追加された2つの機能によって、外部サービスとの連携や信頼性の高い情報収集ができるようになりました。
とはいえ「具体的に何ができるの」「どうやって使うのかわからない」と感じていませんか。
本記事では、Claudeの新機能「Integrations」「Advanced Research」の概要やできること、料金プラン、使い方などを解説します。
本記事を最後まで読むと、Claudeに新機能を使えるようになり「複数のツールを行き来するのが面倒」「毎回の調べものに時間がかかる」といった悩みを解消できるでしょう。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
Claudeの新機能を活用すれば、日々の業務を効率化でき、その分浮いた時間を副業に活かせます。
最近は、AIを使った副業に取り組む人も増えており、時間やスキルに不安がある方でも始めやすい選択肢として注目されています。
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目次
【Claude新機能】IntegrationsとAdvanced Researchが登場!
2025年5月2日、Anthropic社からClaudeに新機能「Integrations」と「Advanced Research」の追加が発表されました。
新機能の追加により、Claudeと外部ツールとの連携やより高度な情報収集ができるようになりました。
たとえば、これまでは実行できなかった「Asanaにタスクを追加して」といった操作も、Integrationsの導入によってチャットから直接実行可能です。
また、Advanced Researchを使えば「AI業界の市場動向を詳しく調べて」という指示に対して、最大45分かけて出典付きのレポートを自動生成できます。
そのため、毎回時間を取られていたタスク登録や情報収集といった業務も、Claude上のやりとりだけで完結します。
Integrations機能の特徴とできること
Integrations機能の特徴とできることは以下の3つです。
- リモートMCPサーバーと連携できる
- 外部アプリやツールに接続できる
- 独自ツールとの連携機能を作成できる
Integrations機能を使えば、Claudeは社内外のさまざまなツールと連携できます。3つの特徴とできることについて詳しく解説していきます。
リモートMCPサーバーと連携できる
「Integrations」機能により、Claudeはインターネット経由で「リモートMCPサーバー」と接続できるようになり、社内ツールや業務システムとの直接連携ができます。
MCP(Model Context Protocol)は、Anthropicが2023年に公開したAIと外部サービスをつなぐためのオープンな接続仕様です。
プロトコルを使えば、開発者はClaudeと外部アプリの間で双方向のやり取りができる専用サーバーを構築できます。
たとえば、自社の在庫管理システムと接続し、「在庫データをチェックして発注アラートを出して」といった指示から、在庫不足のリストを自動で抽出するといった使い方もできます。
普段使っている社内ツールでもClaudeとつながると、くり返しの作業が減り、日々の業務をより効率よく進められるでしょう。
外部アプリやツールに接続できる
Claudeの「Integrations」機能を使えば、ZapierやAsana、PayPal、Jiraなど10種類の業務アプリと直接接続でき、チャット上のやりとりだけで操作可能です。
連携設定を済ませれば「最新の売上データを集計して」や「この内容をタスク登録して」といった指示をClaudeに送るだけで、各サービスが裏で自動実行されます。
実際に連携できるサービスは以下の通りです。

今後はStripeやGitLabなどにも対応予定とされており、連携の幅はさらに広がる予定です。
アプリを何度も切り替える必要がなくなり、すべてClaudeとの会話の中で完結できるようになるため、作業時間の短縮や入力ミスの防止にもつながります。
独自ツールとの連携機能を作成できる
Claudeの「Integrations」機能では、開発者が自社の業務ツールとつなぐ独自の連携機能を作成できます。
Anthropicが公開したオープン仕様MCPにより、リモートMCPサーバーを構築すれば、公式に未対応の社内システムや業務アプリとも安全に接続できます。
たとえば、Cloudflare Workersのテンプレートを使えば、OAuth認証や通信処理が組み込まれた環境を30分ほどでセットアップ可能です。
日常的に使っている社内システムとClaudeがつながると「これもAIに任せられるかも」とさまざまな業務を効率化できます。
Claudeをはじめとした生成AIを実務に取り入れる動きが広がるなか、AI活用スキルの習得は今後のキャリアにも直結します。
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Advanced Research機能の特徴とできること
Advanced Research機能の特徴とできることは以下の3つです。
- 数百の社内外ソースから情報を収集できる
- 最大45分間の本格的なリサーチを行う
- 出典付きで包括的なレポート生成する
Advanced Research機能を活用すれば、Claudeを本格的な情報収集や分析ツールとして使えます。3つの特徴とできることについて詳しく解説していきます。
数百の社内外ソースから情報を収集できる
Claudeの「Advanced Research」機能は、数百に及ぶ社内外の情報源を参照し、レポートを自動生成します。
Web上の公開情報に加え、Googleドライブ内のPDFやスプレッドシート、Gmailの本文、さらにIntegrations経由で接続された社内ツールのデータまでも検索対象です。
たとえば「競合企業の資金調達状況を調べて」と入力した場合、Claudeはニュース記事や企業ブログだけでなく、利用者のGoogleドライブにある業界レポート、スプレッドシートでまとめられた取引履歴などを参照できます。
調査漏れのリスクを防ぎつつ、数時間かかる情報収集を短時間で自動化できます。
最大45分間の本格的なリサーチを行う
Claudeの「Advanced Research」機能は、最大45分間かけて本格的リサーチと分析を行います。
「Advanced Research」機能はプロンプトの内容を分解して段階的にリサーチを行い、通常は5〜15分、複雑な場合は最大45分かけて実行します。
以下は、Claudeの「Advanced Research」機能を使ってプロンプトを入力しリサーチを行っている動画です。
数時間かけて行っていた下調べも、1回の依頼で自動化され、調べものにかかる時間を大幅に短縮できます。
Advanced Researchと同様の情報収集機能は、ChatGPTやGeminiなど一部の生成AIにも搭載されており、用途に応じて使い分けることでより効率的に活用できます。
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出典付きで包括的なレポート生成する
Claudeの「Advanced Research」機能は、調査結果を参照元を明記した状態で調査結果を出力します。
以下は、Claudeの「Advanced Research」機能によって出力されたレポートの画像です。

リサーチ内容に対応する各記述の横には、どのサイトからの情報かがタグで明示されており、それぞれの参照元リンクへ直接アクセスできます。
そのため、出典の透明性が求められる社内報告書や業務提案にも活用できます。
【料金プラン】Claudeの新機能は無料プランで利用できる?
2025年5月3日時点で、Claudeの新機能「Integrations」と「Advanced Research」は、無料プランでは利用できません。
利用したい場合は、有料プランの中でも上位の「Maxプラン」や法人向けの「Team/Enterpriseプラン」への加入が必要です。
以下の表に各プランの料金と新機能の利用可否についてまとめました。
プラン名 | 月額料金(税込) | Integrations機能 | Advanced Research機能 |
---|---|---|---|
無料プラン | 0円 | × | × |
Proプラン | 約3,300円/月 | ×(近日提供予定) | ×(近日提供予定) |
Maxプラン | 約16,500円/月 | 〇 | 〇 |
Teamプラン | 約5,000円/月 | 〇 | 〇 |
Enterpriseプラン | 要問い合わせ | 〇 | 〇 |
今後Proプランでの利用が始まれば、より多くの方がClaudeの新機能を活用できます。新機能をいち早く試したい方は、Maxプランへの移行を検討してみてください。
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また、参加者限定で、「初心者が使うべきAIツール20選」や「AI副業案件集」「ChatGPTの教科書」など全12個の資料を無料で配布しています。
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Claudeの機能「Integrations」「Advanced Research」の使い方
ここでは、Claudeに追加された新機能「Integrations」「Advanced Research」の使い方を解説します。
- Integrations機能の使い方
- Advanced Research機能の使い方
ステップ形式で解説しているため、実際に操作をしながら一緒に試してみてください。
Integrations機能の使い方
実際にClaudeのIntegrations機能を使うには、まずClaudeと外部サービスの連携設定を行う必要があります。
設定手順自体はシンプルで、専門知識がなくても数分で完了します。今回は、Asanaを例に紹介します。
- Claudeで「連携機能」から「さらに追加」を選択する
- カスタムインテグレーションに連携したいツールを追加する
- Claudeにプロンプトを入力する
Claudeで「連携機能」からを「さらに追加」を選択する
Web版またはデスクトップ版のClaudeから画面左下にある自分のアイコンの「設定」を開き「プロファイル」を選択します。
画面最下部の連携機能のカテゴリから「さらに追加」を選択します。
カスタムインテグレーションに連携したいツールを追加する
次に、連携したいツール(ここではAsana)を追加します。
上段には 連携したいツール名を入力します。下段には ツールが提供している連携用URL(MCP) を正確に入力してください。
その後「追加」を選択し「連携」を選択すれば登録完了です。
選択後、許可を求める画面が表示されます。使用しているアカウントが正しいかを確認し、問題なければ「許可」を選択してください。
Claudeにプロンプトを入力する
連携が完了すると、Claudeに対してAsanaと接続された状態でのプロンプトを送れます。Claudeに以下のようなプロンプトを送信します。
「Asana上で今週期限のタスクをすべて一覧にしてください」
初回利用時には、アクセス許可の確認が表示され「常に許可する」または「一度だけ許可する」の選択が求められます。
数分後、以下のようなAsanaの今週対応タスク一覧が自動出力されます。
Integrations機能を活用すれば、日々のタスク管理や業務を効率化できます。ぜひ、自身の業務に合わせたツールを連携してみてください。
Advanced Research機能の使い方
Advanced Research機能は、以下の2つのステップで利用できます。
- 「リサーチ」モードを選択する
- リサーチしたいプロンプトを入力する
「リサーチ」モードを選択する
Claudeのプロンプト入力欄にあるメニューから「リサーチ(BETA)」を選択します。

リサーチしたいプロンプトを入力する
リサーチしたい内容をプロンプト入力欄に記入します。今回は以下のプロンプトを入力します。
「生成AIの活用が企業の生産性に与える影響について、2023年以降の事例付きで調べてください」
約10分後に、以下のように出力されました。
高度な情報収集やレポート作成が必要な場面では、「Advanced Research」機能を活用して、効率的かつ信頼性の高い情報を生成してみてください。
Claudeの機能「Integrations」「Advanced Research」を使う時の注意点
Claudeの機能「Integrations」「Advanced Research」を使う時の注意点は以下の3つです。
- モバイルアプリでは新機能が未対応
- 統合ツールを増やしすぎるとAPI制限に達する
- 使っていないツールの連携を切らないとエラーが発生する
これらの注意点を事前に押さえておくと、機能が正しく動作しなかったり、期待した成果が得られなかったりといったトラブルを防げます。
それぞれの注意点を確認して、Claudeの新機能を活用できるようにしておきましょう。
モバイルアプリでは新機能が未対応
Claudeの新機能「Integrations」と「Advanced Research」は、モバイルアプリでは利用できません。
ClaudeのWeb版またはデスクトップアプリ(Windows/macOS)での利用が前提とされています。
公式情報でも、モバイル環境での提供には言及がなく、対応が後回しになっている可能性があります。
たとえば、スマートフォンのアプリからClaudeを開いても、Integrations設定画面やResearchモードの切り替えボタンは表示されず、操作自体ができません。
新機能を利用する時は、あらかじめWeb版やデスクトップアプリで操作しましょう。
統合ツールを増やしすぎるとAPI制限に達する
Claudeの「Integrations」機能では、外部ツールを複数同時に有効化していると、APIの利用上限に達する場合があります。
Claudeは「Integrations」機能を通じて、ZapierやAsanaなどの外部サービスのAPIを自動で呼び出します。
「Advanced Research」機能と併用して包括的な処理を行うと、各サービスへのリクエストが一斉に発生し、API制限を超える可能性があります。
たとえばZapierでは無料プランで月100タスクまでという上限があり、複数回の呼び出しで枠を使い切ると処理ができません。
あらかじめ不要な統合ツールをオフにしておくと、API制限による処理遅延やエラーを防げます。
使っていないツールの連携を切らないとエラーが発生する
Advanced Research機能を使う際、使わない外部ツールの連携をオフにしておかないと、参照エラーが発生する可能性があります。
ClaudeはResearchモード中、接続されているすべての外部ツールが検索対象です。
たとえば、未認証や未設定のツールが残っていると、アクセスする時に処理の失敗を起こしてしまいます。
Claudeを安定して使いたい場合は、今回のリサーチで本当に必要なツールだけを有効にしておきましょう。
Claudeの新機能で業務効率を一気に加速させよう!
Claudeに追加された「Integrations」と「Advanced Research」により、日々の業務をこれまで以上に効率的に進められるようになりました。
外部ツールと連携してタスクを自動実行したり、出典付きで信頼性の高い情報を収集したり、整理したりと面倒だった作業もClaude上で完結できます。
新機能をいち早く使いたい方は、Proプランの提供を待たずにMaxプランへの移行を検討してみてください。
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記事を書いた人

西啓汰
大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。
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