ImageFXとは?3つの特徴や料金、使い方をステップごとに徹底解説

ImageFX(イメージエフエックス)は、顔や手の不自然な描写など、従来の画像生成AIで見られる課題が解消された高性能な画像生成AIです。
MidjourneyやDALL-E 3で人物再現に苦労していた方も、ImageFXを使えば理想の人物画像を簡単に作成することが可能です。
本記事では、ImageFXの特徴や使い方、MidjourneyやDALL-E 3などの画像生成AIとの違い、注意点を解説しています。
実際の操作画面を用いてステップ形式で解説しているため、ぜひ本記事を見ながら一緒に画像を生成してみてください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
ImageFXのような画像生成AIを使用するスキルは、業務での利用だけでなく副業として活用可能です。
実際に、SNS投稿用の画像やブログ、動画コンテンツ向けの素材として活用し、副業している方も増えています。
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目次
ImageFXとは
ImageFX(イメージエフエックス)は、Google Labs※が提供する画像生成AIツールです。
※Google Labs:Googleが新しいプロジェクトをテストし、公開するために設立した実験的なプラットフォーム。
ImageFXは、Google DeepMindのAIモデル「Imagen 3」を搭載しており、テキストから高精度な画像を生成できます。
リアルな表現力に優れており、従来のツールでは難しかった部分まで正確に再現可能です。
たとえば「ノートパソコンを操作する女性」と入力すれば、まるで実写のような画像を生成できます。

ImageFXを使うことで、従来の画像生成AIにありがちな、不自然な顔や手の修正に追われるストレスから解放されるでしょう。
以下の記事では、ImageFXに搭載されているImagen 3の特徴や活用方法、知っておきたい制限事項を詳しく解説しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
ImageFXの3つの特徴
ImageFXの特徴は以下の3つです。
- 高精度な人物画像を生成できる
- 複雑な指示や長文プロンプトにも正確に対応できる
- 幅広いスタイルや構図に対応できる
これから紹介する3つの特徴を理解し、「ImageFXで何ができるのか」を確認しましょう。
高精度な人物画像を生成できる
ImageFXが注目を集める理由は、人物画像のクオリティが高いためです。
一般的な画像生成AIでは、手の指が6本になったり、顔のバランスが崩れたりといった不自然な表現が起こります。こうしたAI特有の誤作動は、リアルな人物描写を求めるシーンでは大きな課題でした。
しかし、ImageFXはこうしたAI特有の誤作動を抑え、顔や手指など細部まで自然に描写します。

ImageFXは、他の画像生成AIと比較してもリアルな人物画像が生成できる優れたツールです。
複雑な指示や長文プロンプトにも正確に対応できる
ImageFXは複雑な指示や長文のプロンプトであっても、意図を正確に汲み取って画像に反映できます。
入力されたプロンプトから「いつ・どこで・誰が・どうしているか」を読み取り、理解してくれます。
たとえば以下は「夕暮れの浜辺で本を読んでいる女性が振り向いて微笑んでいる」といった情景描写のプロンプトを入力した画像です。

抽象的な表現や複数の要素が絡む指示にも対応できるため、細部まで要望を伝えやすく、あなたの思い描いたイメージに近い画像を生成できるでしょう。
幅広いスタイルや構図に対応できる
ImageFXは、目的やイメージにあわせて、スタイルや構図を柔軟に調整できます。
生成前に「cinematic」「35mm film」といったスタイルや縦横比を選べるほか、編集モードを使えば、画像の一部だけの調整も可能です。
たとえば、SNS用に映画風の画像を作成し、その後で背景だけを変更したい場合でも、修正したい範囲をブラシで選び、すぐに反映できます。
プレゼン資料やSNS投稿など、用途に応じて必要な雰囲気の画像を素早く仕上げられるため、伝えたい内容を的確に表現できます。
ImageFXの料金プラン
2025年4月時点で、ImageFXはGoogleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用可能です。
ただし、画像の生成枚数には一定の制限があり、公式情報では以下のように明記されています。
すべてのユーザーがツールを試せるように、各ユーザーの1日あたりの生成数に上限を設けています。上限に達した場合は、別のツールを試してみるか、翌日に再度お試しください。
Google Labs
具体的な数値は公表されていませんが、使いすぎると制限に達する可能性がある点に注意が必要です。
ImageFXは現在、試験運用中のサービスとして提供されており、将来的に利用条件や料金が変更される可能性があります。
最新の利用条件については、公式サイトを確認しておきましょう。
ImageFXは商用利用できる?
ImageFXで生成した画像は、一定の条件を守れば商用利用が可能です。
実際に、Googleの利用規約には以下のように記載されています。
ユーザーのコンテンツはユーザーに帰属します。つまり、コンテンツに含まれるユーザーの知的所有権はすべてユーザーが保持します。
Googleの一部のサービスは、ユーザーによるオリジナルコンテンツの生成を許可しています。Googleがそのコンテンツに対する所有権を主張することはありません。
Google
ただし、他人の著作物や肖像に似せた画像を生成や使用する場合には、著作権や肖像権の侵害にあたる可能性があるため、注意が必要です。
ImageFXは今後のアップデートや方針の変更があり得るサービスであるため、商用利用の時は最新の利用規約を確認するようにしてください。
ImageFXの使い方
ここでは以下の4ステップに分けて解説します。
- ImageFXにアクセスしてログインする
- プロンプトを入力して画像を生成する
- 生成された画像を編集する
- 生成された画像を保存する
実際の操作画面を用いて解説していくので、記事を見ながら一緒にImageFXを操作してみてください。
ImageFXにアクセスしてログインする
まずは、ImageFXの公式サイトにアクセスします。
トップページが表示されたら、画面中央にある「Sign in with Google」を選択してください。

お持ちのGoogleアカウントでログインすれば、追加の登録手続きなしにImageFXを利用できます。

ログイン後、利用規約への同意画面が表示されるので内容を確認して進めてください。
プロンプトを入力して画像を生成する
ログイン後は、画像生成のメイン画面が表示されます。画面左側のプロンプト入力欄に生成したい内容を入力します。

あわせて、画面下部にある「設定」から画像のアスペクト比(縦横比)やシードの固定も可能です。
シードを固定すると、同じプロンプトであっても毎回ほぼ同じ構図・内容の画像を再現できます。

プロンプト入力や設定が完了後、プロンプト直下のキーワードからカメラワークや画像スタイルを選択できます。
「painted」「cinematic」「35mm film」などのスタイルを選択すると、画像の雰囲気を変更できます。スタイルを選択後「作成」を選択して画像を生成しましょう。

数秒ほどで画像生成を行い、指定した内容に沿った画像が画面右側に表示されます。
一度に最大4枚の画像が生成され、各画像をクリックすると拡大表示や詳細の確認できます。

生成された画像を編集する
ImageFXでは、生成した画像の一部だけを変更できる「編集モード」機能が搭載されています。細かな部分だけ修正したい時に便利で、画像をすべて作り直す必要がありません。
「鉛筆マークの編集アイコン」を選択すると、編集モードが起動します。

編集モードが起動すると、左側に編集パネル、右側に画像が表示されます。変更したい箇所をブラシで塗りつぶして選択します。ブラシサイズはスライダーで調整可能です。
編集内容は英語で入力します。筆者が日本語で入力したところはうまく反映されず、英語に翻訳して入力したところ正しく生成されました。

ブラシで選択した部分に「ポニーテールにして」と入力して変更
変更内容を入力後、左下の「編集内容を生成」をクリックすると、指定した編集が画像に反映されます。反映された内容は「編集履歴」に記録され、後から確認できます。

生成された画像を保存する
生成された画像にカーソルをあわせると、右上や下部に操作アイコンが表示されます。「ダウンロード」を選択すると、画像をJPG形式で保存できます。
そのほかにも「コピー」「共有」「ブックマーク保存」の操作が可能です。

気に入った画像を生成して、パソコンやスマートフォンに保存しましょう。
ImageFXと他の画像生成AIの違い
ここでは、よく使われている3つの画像生成AIとImageFXを比較します。
- Midjourneyとの違い
- DALL-E 3との違い
- Stable Diffusionとの違い
違いを整理しておくと「どの場面でどのツールを使うか」の判断ができます。
Midjourneyとの違い
Midjourneyはアート性の高い構図や光の演出に優れ、ImageFXは人物描写の自然さや質感再現に強みがあります。
以下は、共通のプロンプトを使って生成したMidjourneyとImageFXの画像です。
【プロンプト】a woman standing alone on a stormy beach, dramatic lighting, emotional expression
【和訳】荒れた海辺に一人で立ち尽くす女性

Midjourneyでは空や光の演出が際立ち、アート性の高い構図に仕上がっています。一方でImageFXは、人物の目線や髪の動き、雷や波のディテールまで自然に描かれており、リアルな雰囲気が感じられます。
印象的な構図や演出を求める場合はMidjourney、人物を自然に見せたい場合はImageFXを利用するとよいでしょう。
DALL-E 3との違い
DALL-E 3は、プロンプトに含まれる要素を正確に配置し、構図の整った画像を生成するのが得意です。
以下は、共通のプロンプトを使って生成したDALL-E 3とImageFXの画像です。
【プロンプト】a woman sitting in a cozy cafe, rainy window in the background, soft lighting, calm expression
【和訳】カフェで座る女性、窓の外は雨、柔らかい光、穏やかな表情

DALL-E 3では、カップや人物、背景がバランスよく配置されており、構成の正確さが目立ちます。一方でImageFXは、肌の質感や光の広がり、窓越しの背景までが自然で、リアルな空気感が感じられます。
構成の整った画像が必要な場合はDALL-E 3、人物や空間のリアルさを重視する場合はImageFXを利用するとよいでしょう。
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Stable Diffusionとの違い
Stable Diffusionは、プロンプトの自由度が高く、雰囲気や表情に個性を持たせた演出に強みがあります。
以下は、共通のプロンプトを使って生成したStable DiffusionとImageFXの画像です。
【プロンプト】a woman sitting in a wooden cafe, warm lighting, soft shadows, holding a cup of coffee
【和訳】木のカフェに座り、あたたかい光と柔らかな影の中でコーヒーを持つ女性

Stable Diffusionでは、女性の表情や背景の雰囲気に演出力が感じられ、感情のこもった印象に仕上がっています。一方でImageFXは質感や自然光の当たり方が非常に自然で、全体として実写に近いリアルな雰囲気が再現されています。
雰囲気や個性を演出したい場合はStable Diffusion、調整なしで自然な人物や空間を描写したい場合はImageFXを利用するとよいでしょう。
ImageFXを使う時の注意点
ImageFXを使う時にとくに注意すべきなのが以下の2点です。
- 日本語プロンプトよりも英語プロンプトの方が精度が高い
- 権利侵害のおそれがある画像は生成が制限される
どちらも使い始めてから気づくと不便さを感じやすく、思い通りの画像が得られなかったり、急に生成できなくなったりする可能性があります。
ImageFXをストレスなく活用するためにも、まずはこれらの注意点を確認しておきましょう。
日本語プロンプトよりも英語プロンプトの方が精度が高い
ImageFXでは、日本語よりも英語でプロンプトを入力した方が、精度の高い画像を生成できます。
実際にGoogleの公式でも以下のように明記されています。
Googleのツールで最良の結果を得るには、英語のプロンプトの使用をおすすめします。一部のプロダクトでは他の言語をサポートしている場合もありますが、生成されるアウトプットの品質は、プロンプトの言語と複雑さによって異なることがあります。
Google Labs
実際に筆者が以下のプロンプトを日本語と英語でそれぞれ試した画像です。
【プロンプト】A woman sitting on a wooden bench, holding an ice cream in her right hand and using a smartphone with her left. Behind her is a fountain, illuminated by sunlight.
【和訳】木のベンチに座って、右手にアイスクリーム、左手でスマートフォンを操作している女性。後ろには噴水があり、日差しが当たっている。

日本語プロンプトではベンチの材質や構図が曖昧でしたが、英語では木製ベンチと分かる形状が明確に描かれ、プロンプト通りの空間が再現されていました。
日本語でも高品質な画像は生成できますが、細部まで正確に反映させたい場合は英語で入力しましょう。
権利侵害のおそれがある画像は生成が制限される
ImageFXでは、内容によっては画像が生成されない場合があります。
Googleのコンテンツポリシーにより、暴力的・差別的な表現や過度な性的描写、有名人の顔など権利侵害のおそれがある画像の生成が制限されています。
実際にポリシーに違反するプロンプトを入力すると、以下のように「コンテンツが見つかりません」と表示され、画像が生成されません。

あらかじめ制限内容を把握しておくと、生成エラーを避けながらスムーズに目的の画像を作成できます。業務やSNSでの活用時にも、トラブルを未然に防げます。
ImageFXで好きな画像を生成してみよう!
ImageFXは簡単に精密でリアルな画像を生み出せる画像生成AIツールです。
とくに人物の描写に優れており、簡単なプロンプトからまるでプロのカメラマンが撮影した写真かのような画像を生成できます。
注意点に配慮しながら、本記事を参考にImageFXで好きな画像を生成してみてください。
また、ImageFXは商用利用可能であるため、SNS投稿や資料作成を通して副業や収益化にも活用することができます。
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記事を書いた人

西啓汰
大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。
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