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【実績者インタビューVol.4】無職から4カ月で月収100万円の大逆転——複数の障害を抱える彼が選んだAIコンサルという働き方

【実績者インタビュー】では、SHIFT AIに所属し、AIを活用してユニークな実績を出している方々を『AIシフター』と銘打ち、インタビューを行います。彼らがどのような軌跡をたどり、どんな風にAIを活用しているのか。素朴な疑問をぶつけながら、その成功の秘訣を探ります。

今回登場するのはADHDとうつ病など複数の障害を抱え、一時は交番でお金を借りて帰るほど、生活に困窮していた星野和大さん(31歳)です。新卒を「内定式でブッチしてしまった」あとに待っていたのは「200社以上に落ちる」ほどの厳しい転職活動でした。追い込まれるようにして選んだのが「起業」という道でした。苦境をバネにAIスキルを身に着け、現在はAIコンサルとして月収100〜200万円を稼ぐまでに成長しています。

「AIは僕の思考を整理してくれる相棒になりました。精神疾患と障害で10年以上苦しんできた僕でも、AIとの出会いで人生が180度変わったって思っています」

SHIFT AIに加入してわずか3カ月でAIスキルを習得し、4カ月目には月収100万円を突破した星野さん。彼の「逆転ストーリー」を紐解きます。

職種・AIを活用したSEOコンサルタント
・戦略支援・オウンドメディア制作
・法人代表(個人事業からの起業)
SHIFT AI受講歴2023年5月頃にSHIFT AIへ入会
(ローンチ前から参加)
受講した講座プロンプトエンジニアリング講座
収入before→after無職から4か月で月100万円達成

「普通」に生きるのが難しかった僕の学生時代

星野さんの精神疾患との闘いは大学受験期から始まりました。受験の際に起きた「異常なほど本番に弱い」という症状がきっかけでした。

「模試のときに記憶が真っ白になることがあって、本当に何も思い出せない状態になるんです。それで“これはさすがにまずいな”と思って、大学病院に通ったところ精神的な障害を抱えていることがわかりました」

診断の結果、パニック障害とADHDとアスペルガー、さらに「算数障害」という学習障害があることが明らかに。日常生活では「お財布からお金を出そうとして地面にぶちまける」「家の中で頻繁に財布をなくして出かけられない」「スケジュールを間違えてミーティングを飛ばす」など、困難が絶えない日々が続きました。

就活では有名IT企業から内定を獲得したものの「内定式でどうしても起きることができず、寝ブッチしてしまった」ことから内定は取り消しに。その後は、厳しい転職活動が続き「200社連続で落ちる」というシビアな現実に直面しました。

「うつが最悪だったので、引きこもり期間が1年ほどあります。結局お金がなくなると日雇い日払いでなんとか食いつないぐ日々でした」と振り返ります。ときには帰宅に必要な交通費がなく、交番で数百円を借りて借用書を書いたこともありました。

生活のために、Amazonの倉庫作業や歌舞伎町のホスト、ラブホテルの清掃員など、日払いの仕事を転々としている間に「AIとの出会い」によって、星野さんの人生が大きく動き始めました。

SHIFT AIとの出会いが人生を変えた瞬間

なかなか仕事が続かず生活に困窮している中、星野さんが起業に踏み切ったのは、他に選択肢がなかったからでした。

「障害者雇用もうまくいかず、もう働く場所がなかったので、起業せざるを得なかったんです。形だけ社長になりましたけど…カネなし、コネなし、仕事ナシ。ネガティブ起業ですね

そう語る星野さんにとって、人生の転機となったのは、AIとの出会いでした。

「思考がパンクしちゃうことが多いと自覚していたので、それをどう整理していくかを考えていたんです。そんなときに、AIがいいんじゃないかと聞いて、ChatGPTに興味を持ちました」

さらに調べていく中で、星野さんは「SHIFT AI」というコミュニティに出会います。きっかけは、共通の知人を通じてSHIFT AI代表の木内さんと知り合ったことでした。

「AI関するコミュニティを立ち上げるから参加しないか、というお誘いをいただいて。それで入ることにしたんです。実はローンチ前の2023年5月頃から関わっていて、当初はまだ5人ほどの小さなスタートでした」

星野さんはSHIFT AIで初期のコミュニティマネージャーを務め、オフ会も半年以上一人で運営するほどのめり込んでいきました。会員やSHIFT AIの講師陣と交流するうちに自然とAIの知識が身についたのも大きな収穫でした。「SHIFT AIのFacebookグループでは、『Perplexityいいぞ』みたいな情報が流れてくるんです。それで使ってみたら『めちゃええやん』となりました」

星野さんがSHIFT AIで得た学びの一つが、「AIには良い質問設計が不可欠」という視点でした。これを機に、プロンプトの組み立て方が根本から変わったといいます。SHIFT AIでの学びを実践へと繋げたことで、星野さんはわずか数カ月で確かなスキルを身につけ、着実に実績を上げていきました。

AIで武器を手にした星野さんが描く「年商1億円」の未来

SHIFT AIでの学びを実践につなげた星野さんは、入会からわずか数ヶ月で成果を出し始めました。初月は5万円程度でした。

「最初はプロンプトをどう活かせばいいか、ひたすら試行錯誤していました」

急成長の理由は「行動量」と「改善の継続」だそうです。特に、SHIFT AIで受講したプロンプトエンジニアリング講座は「AIを使いこなすためには絶対に必要だった」と話してくれました。

また、自身の障害という特性とAIと相性が良いことに気づいたことで、働き方が劇的に変化しました。

「会社員時代は、タスクが整理できないと会話もうまくいかず、ずっと苦しかった。でもAIを使うようになって、思考が整理されて本当に楽になっんです」

試行錯誤の取り組みが実を結び、3カ月目には月収45万円、4カ月目にはその倍を達成しました。

時給15万円の高単価案件も

現在、星野さんは自身で会社を経営し、SEOコンサルティングやオウンドメディア制作を中心に事業を展開しています。弁護士法人、税理士法人、医療法人など、クライアントの業種は多岐にわたります。なかでも、生成AIを活用した業務効率化によって、高単価案件を受注したこともありました。

「上場してる不動産会社の新規事業のコンサルを受けたんです。普段ならコンサルファームに発注するような仕事だったんですが、僕が受注しました。そうしたら生成AIを使って短期間でアウトプットを出すことができたんです。結果的に時給で15万円くらい行くこともありますよ

AIを活用することで、「多分10倍くらい変わるんじゃないですか。1カ月かかるような仕事が、普通に1週間かからないくらいできちゃったりする」と明かします。

AIとの出会いを「やっと自分の力をフルで発揮できる武器を手に入れた」と表現する星野さん。いま彼は「年商1億円」を新たな目標に掲げています。

「ADHDなので、スケジュール管理が壊滅的に苦手なんですよね。そこを支えてくれる秘書やディレクターを早く雇いたいですね」

そして最後に、これからAIを学ぶ人たちへ、こんなメッセージを送ってくれました。

「僕は障害があって、右目も見えないし、金もコネも情報もない“デメリットだらけ”の状態でした。でもそんな僕でも、3〜4ヶ月で月収100万円を達成できたんです。普通の人なら、もっと早く行けるはずです」

困窮からの大逆転を実現した星野さんの姿は、AI時代に生きるすべての人にとって、大きな希望となるはずです。

AIスキルは、まったくの未経験者でもすぐに習得することが可能です。SHIFT AIでは来るAI時代に活躍する「AI人材」を育成すべく、様々なプログラムを準備しています。無料セミナーも頻繁に開催しているので、ぜひ気軽に遊びに来てください。

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取材・文:椎葉ともこ 撮影:渡邉柊子

記事を書いた人

椎葉ともこ