【実績者インタビュー:01】地方×AIで「100万人に1人」の人材にーー。“未経験から月収100万円”のリアル

【実績者インタビュー】では、SHIFT AIに所属して、AIを活用してユニークな実績を出している方々を『AIシフター』と銘打ち、インタビューを行います。彼らがどのような軌跡をたどり、どんな風にAIを活用しているのか。素朴な疑問をぶつけながらAIの活用方法を探ります。今回テーマになるのは「地方×AI」。地方在住の『AIシフター』である安永智也さんにこんな疑問をぶつけました。

安永さんのキャリア自体がユニークです。もともとは広告代理店で働いていた安永さんは、突然、1年間の世界一周の放浪の旅へ。戻ってきてからは故郷・広島の災害支援のためにボランティアスタッフを束ね、数多くの困難を乗り越える力を身につけてきました。異色のキャリアの持ち主は、いかにAIと出会い、いかにして成功を掴んだのでしょうか。
「AIは全く使いこなせませんでした。でも、ChatGPTが出たときに”これだ”って思ったんです」
先駆者として『AI×地方』の可能性を切り拓いた軌跡を、リアルな言葉で紐解きます。
職種 | 広告代理店 ↓ 世界1周の旅 ↓ 災害ボランティア(NPO団体に所属) ↓ 金属加工工場 ↓ AIコンサルタント |
SHIFT AI受講歴 | 2023年8月入会 |
受講した講座 | ・生成AI入門 ・AI副業 ・画像生成副業 ・ChatGPTマスター ・プロンプトエンジニア ・AI コンサルタント ・AIライター ・AIマーケター ・AIエンジニア ・画像生成 ・法人営業 ・GPTs ・Dify ・Create, Replit Agent ・Perplexity ・生成AIパスポート ・Felo ・調査・分析 ・議事録作成 ・資料要約 ・スライド生成 |
収入 Before ↓ After | AIによる収益 0円→月収100万円 |
目次
AIコンサルタントとしての現在 ─ 地方発、月収100万円のリアル
AIコンサルタントとして、安永さんが手掛けたプロジェクトの一つに、福祉業界での業務効率化があります。頻繁に法改正が行われ、そのたびにマニュアルなどの作り直しなどに追われる様子を目の当たりにしました。
「現場のスタッフさんが“またか”と肩を落としている姿を見て、何とかしないとと思ったんです。生成AIの可能性を知っていたので、これは絶対に役立つはずだと提案しました」
そこで、マニュアルの自動作成やAIアバターによる研修動画を導入し、作業時間の大幅改善に乗り出しました。安永さんが大切にしていたのは、単なる効率化ではなく現場の「使いやすさ」と「安心感」です。導入後のフォローや質問対応も徹底することで、現場からは自発的な改善提案が出るようになりました。
「結局、AIがあっても、そこに人の気持ちややりがいがなければ意味がありません。現場の人たちが笑顔になると、利用者さんも自然と笑顔になる。そんな循環を作れるのが私のやりたいことなんです。」
AIとの出会い ─ 広告代理店時代に芽生えた違和感
安永さんがAIに興味を持つきっかけとなったのは、新卒で働き始めた広告代理店時代に遡ります。当時は生成AIが登場する以前の「ガラケー時代」でした。膨大なデータ分析に基づく広告施策の提案業務において、“これはAIでもっと効率化できるのでは?” と違和感を覚えていました。
「当時やってた仕事は、膨大なデータを分析して、次の広告施策を提案するっていうプロセスなんですよ。統計分析やアルゴリズムが得意なAIなら、もっと速くて正確にできるんじゃないかと考えていました」
広告代理店を退職し、世界一周の旅から帰ってきた安永さんに転機が訪れます。2014年8月に故郷の広島を深刻な土砂災害が襲いました。被災して3週間、ボランティアスタッフとして現地で人助けに当たるうちに、数千人のボランティアを被災現場に送る中心人物になっていました。
「ボランティアは非常にアナログな世界で、紙でToDoを書き出していくんですよ。AIなんてまだまだ先の話です」
被災地の復興の目処がついたタイミングで、結婚を機に山形県に移住し、金属加工工場で働く日々が始まりました。「全くの素人でしたが、勉強して詳しくなりました。新しい知識をインプットして、実際の仕事にアウトプットするのが得意なんですよ」と分析します。
紆余曲折の人生を歩んできた安永さんの前に、ついに登場します。ChatGPTです。
「見た瞬間、まさに『これだ!』と思いました。あの頃、自分が欲しいと思っていたAIが、ついに目の前に現れた感じでした。10年以上経って、やっとこの時代が来たんだなと、本当に興奮したのを覚えています。」
SHIFT AIとの出会い ─ コミュニティで掴んだ突破口
衝撃を受けたものの、周りにAIに興味がある人は皆無でした。「山形では最新のAI情報を知ることができない」ともどかしさを感じていた折、X(旧Twitter)で偶然目にした「SHIFT AI」の広告が人生を変えるきっかけになります。
「2023年8月、SHIFT AIのコミュニティが立ち上がると知り、すぐに申し込みました。地方では得られない最新情報を学べる場だと直感したんです」
災害ボランティアで運営を改善した経験から、行動することの重要性を知っていた安永さんは、SHIFT AIのセミナーを受講して、AIで生計を立てられる可能性を確信したといいます。
「月1万円の会費(当時の価格)を払う以上、絶対に回収しようと決めました。そのプレッシャーが逆にモチベーションになり、とにかく実践を重ねたんです」
SHIFT AIで学んだ「プロンプト活用術」を武器に、クラウドワークスでライティング案件に挑戦しました。最初こそ1500円という単価でしたが、経験を積み続けた結果「AI副業初月で20万円」を達成しました。
「最初は不安かもしれませんが、どんなに小さくても実際に成果が出た瞬間、『自分でもできる』という自信に変わります。初月で結果を出せたのは、SHIFT AIの具体的な学びがあったからこそです」
未来の展望 ─ 地方から世界へ、AIで変革を起こす
安永さんは「AI×地方」に可能性を感じています。
「AIを勉強している人でも、実践に移している人は1万人に1人でしょう。地方になるとさらに少ない。しかもAIコンサルという職種だと“100万人に1人”に本当になれると思います」
入会から1年経った後、AIコンサルタントとして独立、今では地方企業のAI導入支援に尽力する日々を送っています。その視野は国内だけにとどまらず、日本発のAI活用事例を世界に広げることを目指しています。
「今後は、私と同じようにAIを使って稼ぐ人を100人、200人と増やしたい。それが、日本全体の産業構造を変える原動力になると思っています」
まとめ : AIで未来を切り開く、あなたへ
安永さんはAIの勉強を通して「人生が変わった」と振り返ります。
「やってみないと分からないことばかりです。でも、AIの世界に一歩踏み出せば、きっと世界が変わる。私自身がそうです」
最後に、安永さんからAI人材を目指す読者へ、力強いメッセージが送られました。
「AIを学ぶことは、可能性を広げるきっかけになると思います。やっぱり、最初の一歩を踏み出す勇気が大事なんですよね。SHIFT AIを通して、同じように一歩踏み出せる人を増やしたいですね。」
地方から世界を見据え、AIで未来を切り拓く安永さん。その姿は、多くの人に希望と勇気を与えてくれるはずです。
ぜひSHIFT AIに加入して、AI人材として、新しい時代に向けて一歩を踏み出してみませんか?
取材・文:椎葉ともこ 撮影:渡邉柊子
記事を書いた人

椎葉ともこ
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