生成AIでレポート作成を効率化!コツ・プロンプト・注意事項を紹介

レポート作成に生成AIを活用できたら、非常に便利で効率良くレポートが終わるのではと思ったことはありませんか。実際、ChatGPTをはじめとした生成AIは、情報の収集や構成作成が得意であり、レポートの雛形を作成できます。
生成AIを活用して浮いた時間は趣味やバイト、遊びに費やすことができ、大学生活をより満喫できるでしょう。そこで、この記事では生成AIを活用したレポートの作成方法やプロンプト例、注意事項について紹介します。
1度、生成AIを活用したレポートの作成法がわかれば、大変なレポート作成も短時間で終わるのでぜひ最後まで読んでください。

監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
弊社SHIFT AIでは、業務効率が10倍向上するChatGPTの活用メソッドをお伝えする、無料のセミナーを開催しています。セミナー参加後に、ChatGPTを使って大学生で初月20万円を達成した人もいます。
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目次
生成AIを活用してレポートを効率的に作成!

レポートの段階により生成AIの活用法は異なりますし、1度の生成だけで完成させてしまうと生成AIの使用がバレバレなレポートになってしまいます。
ですので、レポートの作成手順に沿って、どのように生成AIを活用するべきか知っておくことが大切です。
- リサーチ
- 情報の共有
- アウトラインの案出し
- 本文の雛形
- 構成
生成AIを活用すればレポートの作成が短時間で終わるので、遊びやバイトに時間を費やせます。無事に単位を取得するためにも、ぜひ読み進めてください。
当記事では、文章を生成するAIを中心に説明しています。画像・動画・音楽の生成について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
生成AIでリサーチ・情報収集をする
生成AIは莫大な情報の整理や分析が得意であり、要点をまとめてくれるので、情報を整理した状態で着手できます。
なぜなら、インターネット上のテキストデータやプログラミングなどの技術データを学習しているからです。
生成AIがどれほどリサーチ・情報収集に優れているのか、実際にまとめてもらった内容を見てみましょう。以下の内容はChatGPTに「東京都心の家賃上昇による問題」を箇条書きでまとめてもらったものです。
出典:ChatGPT
- 家賃上昇の背景
人口集中
土地供給の仲介
再開発と高級化
インフレ・建築コスト増加率
民泊や投資用物件の増加- 家賃上昇が考える問題
生活費の増加
若者・低所得者層の流出
住宅の二極化
地域コミュニティの崩壊
中規模ビジネスへの影響
空気室問題発生- 影響を受ける層
単身者・学生
高齢者
中小企業・個人商店- 可能な対策
高層住宅の建設
空き家・空き室の有効活用
家賃補助の強化
低所得者層向けの家賃補助制度
若者向けの住宅支援策を強化
都市計画の見直し
公共住宅やシェアハウスの推進
企業の地方化
IT技術を活用し、リモートワークを推進
レポートの範囲を素早く要約してくれるので、データの読み込みであなたの時間が取られることを防ぎます。
生成AIに情報を読み込ませる
生成AIは、情報の整理や分析が得意である一方、指定された範囲の知識のみをまとめるのは難しいとされています。
ですので、講義の内容を生成AIにインポートし、まとめてもらうのがおすすめです。ChatGPTには、PDFファイルや画像の読み込み機能があるので、利用すると良いでしょう。
指示された内容と異なるレポートの提出を防げます。読み込み方法については、以下をご確認ください。
プラスボタンを押す
ChatGPTを開き、最初の画面にあるプラスボタンを押します。
ファイルや画像の保存場所を選択
続いて、読み込ませたいファイルや画像が入っている場所を選択します。
今回の場合、ファイルはパソコンのデスクトップにあったので「パソコンからアップロードする」を選びました。
ファイル・画像の選択
次に、ファイルや画像を選択し、右下の開くボタンを押します。この画面は、持っているデバイスにより違いがありますが、「選択→開く」の流れは変わらないので問題ありません。
読み込み完了
上記の画像のようになれば、読み込みは完了です。
生成AIでアウトライン(構成)の案出しを行う
生成AIでは、アウトライン(構成)の案出しも可能です。レポートで書きたいテーマを入力すると、アウトラインを作成してくれます。

レポートに慣れていない時は、アウトラインをどのような順番で作成すれば良いのかわからないので参考になります。また、アウトラインに過不足がある場合は、自分で編集するとさらに良いレポートになるでしょう。
生成AIで本文の雛形を作成する
文章生成が得意なAIもあるので、雛形として活用できます。実際にChatGPTを利用して、第1章を作成してもらいました。

一部、文章がおかしい点がありますが、いちから作成するよりも短時間で完成します。
生成AIは文章作成も得意なので本文執筆もできますが、あなたの考察が一つもないレポートになるので、箇条書きに留めた方が良いでしょう。
生成AIで校正・チェックをする
生成AIの中には、誤字脱字や文法のミスを確認できるツールもあります。実際に、Webメディアでも文章校正として活用しています。
自分で書いた文章のミスを見つけるのはプロでも難しいため、生成AIに任せてケアレスミスを防ぐと良いでしょう。
校正に特化した生成AIは、後ほど紹介するのでこのまま読み進めてください。
生成AIでレポートを作成する際の3つの注意事項
生成AIをレポートに利用するのは便利な一方、注意点が3つあります。
- ハルシネーションが起きる
- 文章が不自然になる
- 生成AI検出ツールでバレる
生成AIの利用がバレると、レポートの再提出や落単の可能性もあります。そうならないためにも、どこに注意すべきか確認していきましょう。
ハルシネーションが起こる
生成AIにおけるハルシネーションとは、生成AIが事実に基づかない内容を、真実かのように記載することです。学習データが古かったり、プロンプト(指示・命令)に問題があったりすると発生します。
たとえば「日本の首都は」と聞いた時に、「京都です」と回答したとしましょう。
平安京時代のデータを参考にしていたり、「日本の首都は京都」と間違った学習をさせていたりすると起きます。
専門家である大学教授が見れば誤情報はすぐにわかるので、講義内容の理解不足と判断され評価が悪くなるおそれがあります。
文章が不自然になる
生成AIを使用すると、文章が不自然になることもあります。聞き慣れない言葉や、大学生らしからぬ専門用語ばかり使っていることが原因です。
昔から「コピペ問題」とあるように、教授はあなたがどこかから引っ張っただけの文章に敏感です。
生成された文章を読んで、不自然な点がないか確認しましょう。
生成AI検出ツールでバレる
生成AIを使用したか検出できるツールでバレる可能性もあります。無料で使えるツールが多数あるので、生成AIに敏感な教授が使っている可能性はあるでしょう。
大学は自分の理論や考察を大切にしています。レポート全文をAI任せにせず、理論や考察は自分で執筆しましょう。
各大学の生成AIに対する見解

生成AIは思考停止の状態で活用すれば成長が阻害される懸念がある一方、工夫して使用すれば思考や行動が向上し、効率が上がる便利なツールです。そのため、各大学により生成AIに関する見解が異なります。
あなたの大学がどのようなどのような見解なのかを確認すれば、生成AIの使用がバレないかビクビクする必要もなくなるでしょう。
東京大学
ChatGPTを始めとした言語生成系AIツールの教育現場での利用を一律に禁止することはしません。その問題点を理解しつつも教育・研究・業務利用における可能性を積極的に探り、活用する上での実践的な知識や注意、長期的な影響に対する対話を継続し、発信していく方針を取ります。
しかしながら、個々の場面、特に教育においては、場面ごとの教育目標・達成目標に鑑みて利用を禁止することが適切な場合があり得ます。もとよりAIツールに対するスタンスは授業ごと、課題ごとに適切に決められるべきもので、どちらの方針をとったにせよ、それはその教員(ないし教員のグループ)が、教育効果が高いと考えた教育手法の一部と位置づけられるべきものです。
引用:東京大学
東京大学としては生成AIの利用を禁止しないものの、授業ごとの判断を優先させると記載されています。
慶應義塾大学
各授業科目において、学部・研究科や担当教員が生成AIの利用を奨励もしくは許可する場合には、当該教員等が示す方針のもとで適正に活用してください。ただし、生成AIを利用してレポート等を作成した場合には、その旨を明記することが必要です。(中略)
各授業科目における課題や試験等に関して、独力で取り組むことが求められている場合には、生成AIを利用することは認められません。
引用:慶應義塾大学
慶應義塾大学も教員の方針に任せると記載しています。また、レポート時には明記が必要であり、独力が求められる課題や試験では認められていません。
上智大学
・ 担当教員は、担当する授業科目の活動における生成 AI の使用可否について、学生に対して明示してください。必要に応じて、方針の意図や、使用できる範囲についても説明してください。
・ 各科目における到達目標やポリシーを踏まえて、授業科目で使用することが望ましい場合は、積極的にご検討ください。その際には、技術の性質やリスク、適切な使用方法(引用等)について指導してください。(中略)
・課題(リアクションペーパー、レポート、小論文、学位論文等)への取り組みにおいて、生成 AI が出力した文章、プログラムソースコード、計算結果等は、受講生本人が作成したものとしては認められません。
ただし、この方針は科目としての学習目標や課題の性質を踏まえて生成 AI を使用することが適切である場合に、担当教員の判断によって使用を許可することを妨げるものではありません。
引用:上智大学
上智大学も教員の方針に任せると記載しています。
他にも複数の大学を確認しましたが、教員の判断に任せている大学が多数あります。生成AI利用の是非は、教員ごとに異なると覚えておくと安心でしょう。
生成AIの利用がバレないレポート作成とは?
生成AIの利用を許可している大学であっても、1から10まで生成AIで作成すれば評価は下がってしまいます。オリジナリティを保ったまま、生成AIを活用するには以下の4つに気を付けると良いでしょう。
- 部分的に生成AIを活用する
- 内容を確認する
- 文章を言い換える
- プロンプトをしっかり作成する
上記の内容を意識することで、効率的に評価の高いレポートを作成できます。レポートが多数あって、生成AIを活用したいという人はぜひ読み進めてください。
部分的に生成AIを活用する
生成AIをレポートに使用するなら、部分的な使用にすると良いでしょう。レポートの根幹部分をあなた自身で執筆すれば、オリジナルのレポートになります。
たとえば、リサーチや構成部分だけを生成AIにお願いします。または、本文を箇条書きで生成してもらい、肉付けは自分で行うのもおすすめです。
少し面倒だと思いますが、いちから行うよりもレポート作成時間が短縮し、趣味やバイト、遊びに時間を割けられます。
内容を確認する
生成AIが作成した文章の確認も大切です。生成AIは誤情報や、当たり障りのないさらっとした情報しか記載しないこともあります。
たとえば「地球温暖化は、人類にとって問題があります」のような、情報量の少ない文章が生成される場合もあるでしょう。
「どのような問題があるのか」「人類以外の生命にとってはどうなのか」など、情報の深掘りが必要になるので、深掘りしたいテーマで再度聞いたり、自身で調べたりすると良いでしょう。
また、独自の意見を生成することが苦手なので、追加するだけでも生成AIを利用している他の学生と差別化できます。
文章を言い換える
生成された文章を言い換えてみましょう。生成AIは専門用語のような、聞き馴染みのない言葉や文章を生成することもあるからです。
専門用語の羅列は「内容の理解不足」と捉えられてしまうこともあるので、馴染みのある言葉や文章に言い換えてください。
プロンプトをしっかり作成する
プロンプトをしっかり作成することも大切です。生成AIは指示をしないと、専門用語を多用した気難しい文章になります。
「あなたは大学3年生です」と、知識のレベル感を伝えると良いでしょう。
そうすることで、文章の書き換えが少なくて済むので、無駄な労力を省けます。
レポート作成で役立つ!プロンプトに必要な3つの要素
レポートで役立つプロンプトを作成するのに大切なのは、前提をしっかりと伝えることです。以下の3つの要素を含むと良いでしょう。
- AIの役職を伝える
- 出力形式
- 文体
実際に、レポートのアウトラインを作成する際に指示したプロンプトが以下の文章です。
#命令
あなたは成績優秀な大学3年生です。東京都心の家賃上昇問題についてレポートを作成します。
以下の制約条件に従って、内容をまとめてください。
#制約条件
・架空の表現や言葉を使用しない。
・箇条書きで出力。
・他国との比較を入れる。
・解決策の提案をする。
レポートに沿って制約を書き換えることで簡単に利用できます。
【無料】レポート作成に役立つ生成AI3選
レポートの段階ごとに、おすすめのツールを紹介を紹介します。
- リサーチ:Perplexity
- リサーチ:Elicit
- 構成:Shodo
どのツールも無料で利用可能なので、気になるものは使用してみると良いでしょう。
リサーチ:Perplexity
Perplexity(パープレキシティ)は対話型の生成AIであり、Webサイトからリアルタイムで検索し、文章を生成してくれます。
引用元も表示してくれるので、自分の目で情報の整合性を確認できる点が便利です。
機能・特徴 | 詳細 |
---|---|
日本語対応 | 有り |
無料プランで使える機能 | ・検索が無制限 ・1日3回のプロ検索(複数ステップでの質問) |
公式サイト | https://www.perplexity.ai/ |
リサーチ:Elicit
Elicit(イリシット)は、論文を検索して要約してくれる生成AIです。
キーワードが完全一致しなくても関連するものを出してくれるので、方向性の決まっていない初期段階でも使いやすい点が特徴です。
機能・特徴 | 詳細 |
---|---|
日本語対応 | 無し(キーワードを英語で入力する必要有り) |
無料プランで使える機能 | ・検索が無制限 ・1度に4つの論文を要約 ・回答のソースを表示 |
公式サイト | https://elicit.com/ |
校正:Shodo
Shodo(ショドー)は誤字脱字や同音異義語、変換ミスを修正してくれます。Googleアカウントがあれば、無料で利用可能です。
機能・特徴 | 詳細 |
---|---|
日本語対応 | 有り |
無料プランで使える機能 | ・AI構成(制限あり) ・記事の執筆 |
公式サイト | https://shodo.ink/ |
レポート作成で生成AIを活用しよう
生成AIを活用してレポート作成する方法を、活用するコツやプロンプト、注意事項に分けて紹介しました。
生成AIの使用に不慣れでも、プロンプトをレポートのテーマに沿って書き直すだけで作成できます。まずは、オールマイティーに活用できるChatGPTにログインをして、プロンプトを送信してみましょう。
ただ、生成AIに慣れるために勉強しなければと、面倒に感じることもあります。
ですが、いちからレポートを作成するよりも短時間で完成しますし、生成AIを使いこなせるようになると就職にも有利になります。あなたが希望する企業へ就職するためにも、時間に余裕があるうちに生成AIの知識を深めると良いでしょう。
弊社ではChatGPT活用のためのセミナーを行っています。他の学生と差がつくレポート作成や就職のために、無料のセミナーに参加してみませんか。
記事を書いた人

Nakagawa Saori
2019年からWebライターに。
旅行系・家具系のメディア長の経験あり。
今は動画生成のAIに興味があります。
【無料】30,000人以上が受講!