share

  • 生成AIトレンド

2024年リリースで注目された生成AIツールカオスマップを公開!

日常やビジネスでのAI活用を後押しし、日本がAI先進国となるよう牽引する弊社SHIFT AIは、2024年リリースのさまざまなAIツールを8つの分野でまとめた『2024年リリースの注目ツールカオスマップ』を公開しました。
※2023年以前のツールでも、新機能や新モデルが実装されていれば紹介しています。

本カオスマップは、進化のめざましいAIツールが世の中にあふれるなかで、利用するAIツールの選定やその活用に悩む方へ向けたものです。

厳選した注目ツールやサービスの全体像をお伝えし、手軽かつ明確に日常生活でAIツールを活用していただくことを目的としています。

以下のリンクから、カオスマップで紹介しているツールを一覧にしたスプレッドシートを取得できます。

2024年リリースの注目ツール一覧

弊社SHIFT AIでは、本カオスマップを最大限に活用していただくために、無料のセミナーも開催しています。

AIツールを活用するための具体的なアドバイスをお伝えしますので、ぜひご参加ください。

【無料】AI人材の一歩目!

おすすめの文章AIツール

とくに文章作成で力を発揮するAIツールのうち、ChatGPTとGoogle Geminiをピックアップして紹介します。

ChatGPT

ChatGPTの画面
ChatGPTの画面
参照:ChatGPT

ChatGPT(チャット ジーピーティー)はOpenAIが開発したAIツールです。文章作成をはじめとして、リサーチや推論、コード生成にも長けています。

GPTs(ジーピーティーズ)と呼ばれる、各タスクに特化した機能の作成・利用が特徴的です。「ChatGPTのなかでアプリを使う」とイメージするとよいでしょう。

2024年12月には、12日間にわたるリリース・アップデートの発表がありました。

この発表では、推論が得意な「o1 pro」や「o3」モデル、新有料プラン「ChatGPT Pro」、電話機能との連携が発表されています。

ほかにも、文章やコード作成に有効な「Canvas」やWeb検索特化の「ChatGPT Search」、動画生成AI「Sora」が一般公開されました。

モデルの性能向上や日常になじむ機能のリリースがあり、とくに文章作成においては、高精度な生成と日常的な使いやすさが際立つAIツールといえます。

>ChatGPTの利用はこちら

運営元OpenAI
商用利用基本的に可能
利用料金・無料プラン
・Plus:月額20ドル(約3,000円)
・Pro:月額200ドル(約30,000円)

Google Gemini

Google Geminiの画面
Google Geminiの画面
参照:Gemini 2.0(Google DeepMind)

Google DeepMindが開発したGoogle Gemini(ジェミニ)はマルチモーダル対応のAIツールで、画像や動画、音声などを統合的に処理します。

とくに多言語対応である点と、検索データの統合によるリアルタイムの情報提供が特徴です。

Google検索との連携はもちろん、Gmailやドキュメント、マップといったGoogleの他サービスとの連携も手軽に行えます。

文章生成も高精度で、まるで人間のような自然な文章を生成可能です。

日常的にGoogle系のサービスを活用している方にとって、Google Geminiは文章作成をはじめとするさまざまなタスクを効率化してくれます。

>Geminiの利用はこちら

運営元Google
商用利用基本的に可能
利用料金・無料プラン
・Gemini Advanced:月額2,900円
※無料トライアルあり

おすすめの画像AIツール

画像作成で力を発揮するAIツールのうち、niji journeyとStable Diffusionをピックアップして紹介します。

niji journey

niji journeyの画面
niji journeyの画面
参照:niji journey

niji journey(にじジャーニー)は、アニメやイラストスタイルの画像生成に特化した、画像生成AI「Midjourney(ミッドジャーニー)」のアプリ版とも言えるツールです。

とくに日本のアートスタイルにフォーカスしており、キャラクターデザインやファンタジーアート制作に適しています。

高解像度で繊細な描写ができ、プロンプトベースで多彩なイラストを簡単に生成可能です。

アニメやマンガを活用したマーケティング施策や、若年層向けのコンテンツ制作において効果的なツールとして活用できます。

現在niji journeyは、モバイルアプリでのみ利用可能です。

>niji journeyについてはこちら

運営元Spellbrush株式会社
商用利用基本的に可能
利用料金月額10ドル(約1,600円)
※無料トライアルあり

Stable Diffusion

Stable Diffusionの画面
Stable Diffusionの画面
参照:Stable Diffusion(stability.ai)

Stable Diffusion(ステイブル ディフュージョン)は、Stability AIが開発したオープンソースの画像生成モデルです。

テキストプロンプトから高品質で表現力豊かな画像を生成できます。

カスタマイズ性が柔軟で、カスタムモデルやLoRA(Low-Rank Adaptation)、VAE(Variational Auto-Encoder)などの利用が可能です。

バージョンの進化に伴い学習効率や解像度が強化され、とくに3.5では細部描写の精密さと生成速度が向上しています。

イラストやフォトリアル、ファンタジーアートなど多様なスタイルに対応しており、商用利用も可能です。

>Stable Diffusionについてはこちら

運営元Stability AI
商用利用基本的に可能(利用規約に従う必要あり)
利用料金・基本機能無料
・Pro:20ドル/月(約3,000円)
・Business:要問合せ
https://twitter.com/shota7180/status/1801004886743494895

おすすめの動画AIツール

動画作成で力を発揮するAIツールのうち、PikaとSoraをピックアップして紹介します。

Pika

Pikaの画面
Pikaの画面
参照:Pika

Pika(ピカ)はAIを活用した動画生成ツールで、テキストや画像から簡単に動画を作成できます。

無料でも、高品質でコミカルな5秒動画を生成できる点が魅力です。

特殊効果の付与も簡単に行えて、オブジェクトが砕け散る様や、風船のようなキャラクターがしぼんでいく様子を映像にできます。

商用利用にはProプラン以上が必要ですが、多彩なエフェクトや編集機能を備え、初心者からプロまで幅広く利用されているAIツールです。

>Pikaの利用はこちら

運営元Pika Labs
商用利用基本的に可能(有料プラン)
利用料金・Free:無料
・Standard:月額8ドル(約1,200円)
・Pro:月額28ドル(約4,200円)
・Fancy:月額76ドル(約11,400円)
https://twitter.com/shota7180/status/1847113137830744352

Sora

Soraの画面
Soraの画面
参照:Sora(OpenAI)

Sora(ソラ)は、OpenAIが提供するテキストから動画を生成できるAIモデルで、人間の現実世界の理解と表現を目指して開発されました。

幅広い表現力や多様な機能が話題で、5秒〜20秒の高画質動画(最大1080p)を作成でき、動画の拡張やリミックスなどもできます。

また、AI動画で問題視されている肖像権侵害や誤情報の拡散を防ぐ仕組みがある点も魅力です。

現在はChatGPT Plus・Proユーザーのみ向けにリリースされており、Plusプランでは最大50本、Proプランでは最大500本の動画を生成できます。

>Soraの利用はこちら

運営元OpenAI
商用利用基本的に可能
利用料金・Plus:月額20ドル(約3,000円)
・Pro:月額200ドル(約30,000円)

おすすめの3D AIツール

TripoSRの画面
TripoSRの画面
参照:TripoSR(stability.ai)

3D AIツールではTripoSRを紹介します。TripoSR(トリポ エスアール)は、Tripo AIとStability AIが共同開発した高速3Dオブジェクト再構築モデルです。

LRM(大規模再構築モデル)の原理を取り入れ、画像超解像技術を利用することで、1枚の画像から1秒以内に高品質な3Dモデルを生成できます。

「画像さえあれば手軽に3Dモデルを作成できる」という点は、ゲームや建築デザイン、美術の分野において作業を効率化してくれます。

技術的な活用でなくても、たとえばお気に入りのキャラクターを現実世界に呼び出すような楽しみ方もできるでしょう。

>TripoSRについてはこちら

運営元Stability AI・Tripo AI
商用利用基本的に可能
利用料金モデル自体の利用:無料(オープンソース)
https://twitter.com/shota7180/status/1766705624644304908

おすすめの音楽AIツール

動画作成で力を発揮するAIツールのうち、MAGNeTとStable Audioをピックアップして紹介します。 

MAGNeT

MAGNeTの画面
MAGNeTの画面
参照:MAGNeT(Hugging Face)

MAGNeT※は、Facebookで知られるMeta社が開発した、テキストから音楽や音声を生成するAIモデルです。
※Masked Audio Generation using a Single Non-Autoregressive Transformerの頭文字

音をトークン(言葉の単位)として扱うのが特徴的で、テキスト・画像・音声を統合的に処理し、再び音に復元して生成します。

16,000時間のライセンスされた音楽データを用いて訓練されているため、高精度な音楽を生成可能です。

音声コンテンツの生成やゲーム・映画のサウンドトラック作成など、多岐にわたる分野での活用が期待されています。

>MAGNeTについてはこちら(Hugging Faceのページに移動します)

運営元Meta
商用利用不明(明記なし)
利用料金モデル自体の利用:無料(オープンソース)

Stable Audio

Stable Audioの画面
Stable Audioの画面
参照:Stable Audio

Stable Audio(ステイブル オーディオ)は、Stability AIが開発した、テキストやオーディオファイルから精密な音楽や効果音を生成できる音楽生成AIツールです。

業界標準である44.1kHzのステレオ音源を出力できるうえ、ジャンルやムード、使用する楽器も指定できます。

無料プランでも月に20曲(1曲あたり最大3分)でき、有料プランになると商用利用も可能です。

Stable Audioは、AIを活用して手軽に高品質な音楽や音声を生成できるツールとして、多くのクリエイターや開発者に注目されています。

>Stable Audioの利用はこちら

運営元Stability AI
商用利用基本的に可能(有料プラン)
利用料金・無料プラン
・Pro:月額11.99ドル(約1,740円)
・Studio:月額29.99ドル(約4,350円)
・Max:月額89.99ドル(約13,050円)

おすすめの音声AIツール

動画作成で力を発揮するAIツールのうち、DeepL Voiceとにじボイスをピックアップして紹介します。 

DeepL Voice

DeepL Voiceの画面
DeepL Voiceの画面
参照:DeepL Voice(DeepL)

DeepL Voiceは翻訳ツールで知られるDeepLが提供する、法人向けのリアルタイム音声翻訳AIツールです。

日本語や英語、ドイツ語、韓国語など、複数の言語に対応しており、発話内容を即座に翻訳して字幕を表示してくれます。

オンライン会議向けのDeepL Voice for Meetingsや、対面での1対1の会話向けのDeepL Voice for Conversationsがリリースされています。

会議や交渉、作業など、多言語で行われるさまざまな現場で、円滑なコミュニケーションを叶えてくれるでしょう。

>DeepL Voiceの利用はこちら

運営元DeepL
商用利用基本的に可能
利用料金要問い合わせ

にじボイス

にじボイスの画面
にじボイスの画面
参照:にじボイス

にじボイス(旧DMMボイス)は、DMMグループの株式会社Algomaticが提供するAIツールです。

キャラクターに好きなセリフで喋らせることができ、使いやすさと音声のクオリティの高さから注目が集まっています。

利用できる声は20種類にもおよび、若者から年配者、さらには動物のようなコミカルなキャラクターの声まで、幅広いジャンルをカバーしています。

抑揚やイントネーション、間の取り方も自然で、速度調整も可能です。まるで人間が読み上げているかのようなクオリティの音声を生成できます。

>にじボイスの利用はこちら

運営元株式会社Algomatic
商用利用基本的に可能
利用料金・無料プラン
・スタート:月額490円
・ベーシック:月額980円
・スタンダード:月額2,940円
・プレミアム:月額9,800円
・プロ:月額44,980円
・ビジネス:月額82,500円
・エンタープライズ:要問い合わせ

おすすめの開発AIツール

動画作成で力を発揮するAIツールのうち、Dify・bolt・Createをピックアップして紹介します。 

Dify

Difyの画面
Difyの画面
参照:Dify

Dify(ディファイ)は、生成AIを活用したチャットボットや自動化アプリの開発をノーコードでできるプラットフォームです。

AIやプログラミングの知識がなくても、直感的な操作でAIアプリを構築できるので、業務効率の向上に一役買ってくれます。

OpenAIやGoogleなど複数のAIモデルとの連携や、アプリの使用状況の監視・分析機能も備えています。

オープンソースとして提供されているため、自社環境でのホスティングも可能です。

>Difyの利用はこちら

運営元LangGenius
商用利用基本的に可能
利用料金・無料プラン
・Professional:月額59ドル(約9,300円)
・Team:月額159ドル(約25,100円)
・Enterprise:要問い合わせ

bolt

boltの画面
boltの画面
参照:bolt

bolt(ボルト)は、StackBlitzが提供するAI駆動のウェブ開発エージェントです。

AIのサポートを活用し、ブラウザ上でフルスタックアプリケーションの構築や編集、実行、デプロイを行えます。

プログラミングの知識がなくても、AIがコードやUIを自動生成し、短時間で高品質なアプリを作成可能です。

AIモデルとWebContainers技術を統合し、ローカル環境のセットアップ不要な点も魅力です。

無料プランも提供されており、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーに対応しています。

>boltの利用はこちら

運営元StackBlitz
商用利用基本的に可能(Teams以上)
利用料金・無料プラン(Personal)
・Pro:月額20ドル(約3,200円)
・Teams:月額35ドル/メンバー(約5,500円)
・Enterprise & Self-hosted:要問い合わせ

Create

Createの画面
Createの画面
参照:Create

Create(クリエイト)は、AIとのチャットをとおしてアプリやサイトを作成できる開発AIツールです。

テキストだけで指示でき、機能の追加やデザインの調整もできるため、プログラミングの知識がない方でも手軽に利用できます。

Createの最大の魅力は、無料プランでも回数制限なく作成できる点です。機能には制限がありますが、基本的な機能だけでも充分な開発が行えます。

また、Createが用意しているAPI※を使用する場合は料金が発生しません。
※異なるソフトウェア同士をつなげるための仕組み

さまざまな生成AIのAPIを無料で使ってアプリやサイト開発ができるので、細部までこだわったプロダクト作成を行えます。

>Createの利用はこちら

運営元Create
商用利用基本的に可能
利用料金・無料プラン
・Pro:月額19ドル(約3,000円)
・Business:月額99ドル(約15,600円)
・Enterprise:要問い合わせ
https://twitter.com/shota7180/status/1838845868767941099

おすすめの検索AIツール

動画作成で力を発揮するAIツールのうち、Genspark・Perplexity・Feloをピックアップして紹介します。 

Genspark

Gensparkの画面
Gensparkの画面
参照:Genspark

Genspark(ジェンスパーク)は、AI技術を活用した次世代の検索エンジンともいえる検索AIツールです。

複数のAIエージェントが膨大なデータの中から適切な情報を収集し、ユーザーのニーズに合わせて最適化されたコンテンツを提示します。

Gensparkの魅力は、ユーザーの検索クエリに対してカスタマイズされた結果を1ページに統合する「Sparkpages」です。

さらに、広告や商業的バイアスの排除、情報の深ぼり機能、情報の正確性を担保するファクトチェック機能など、ユーザー体験を重視した設計になっています。

>Gensparkの利用はこちら

運営元GENSPARK LIMITED
商用利用基本的に可能
利用料金・無料プラン
・Pro:月額24.99ドル(約4,000円)

Perplexity

Perplexityの画面
Perplexityの画面
参照:Perplexity

Perplexity(パープレキシティ)は、リアルタイムで検索し、最新情報を提供してくれる検索AIツールです。

リサーチ作業を便利にし、その後のコンテンツ作成を効率的に行ってくれる機能も充実しています。

たとえばPro Searchは、深くリサーチして質問の意図によりマッチした回答をくれる機能です。

ほかには、ワークスペースのように使えるSpaces、そして検索内容を自動でドキュメント化してくれるPages機能などがあります。

情報のソースも明記してくれるので、ファクトチェックの手間を削減しながら、最新で正確な情報を手に入れられるツールです。

>Perplexityの利用はこちら

運営元Perplexity AI
商用利用不可
利用料金・無料プラン
・Pro:月額20ドル(約3,200円)
・Enterprise Self-Serve:月額40ドル/ユーザー(約6,300円)
・Enterprise Custom:要問い合わせ
https://twitter.com/shota7180/status/1846121399368536498

Felo

Feloの画面
Feloの画面
参照:Felo

Felo(フェロー)は国産の検索AIツールで、2億4,500万以上の学術論文を含む膨大なデータベースから情報収集してくれます。

多言語対応であり、日本語だけでも世界中の情報にアクセスできる注目のツールです。

ニーズに沿った情報収集機能が豊富で、中でもフォーカス機能は、学術研究やビジネス分析など、特定の分野や目的に特化した検索を叶えてくれます。

また、情報収集だけでなく、パワーポイントのスライドやマインドマップも手軽に作れます。検索結果をもとにして生成するため、複雑な情報でも視覚的にまとめてくれるのが魅力的です。

>Feloの利用はこちら

運営元Felo
商用利用不可(12月27日現在調整中)
利用料金・無料プラン(スタンダード)
・プロフェッショナル:月額2,099円
https://twitter.com/shota7180/status/1863878358901354643

2024年リリースの注目AIツールを活用!

2024年リリースの注目ツールカオスマップ

本カオスマップに掲載しているAIツールは以下のとおりです。

以下のリンクから、カオスマップで紹介しているツールを一覧にしたスプレッドシートを取得できます。

2024年リリースの注目ツール一覧

とくに今回ピックアップして紹介したAIツールは、どれも高性能かつ使いやすいものばかりですので、ぜひあなたも一度使ってみてください。

弊社SHIFT AIでは、本カオスマップを最大限に活用していただくために、無料のセミナーも開催しています。

AIツールを活用するための具体的なアドバイスをお伝えしますので、ぜひご参加ください。

【無料】AI人材の一歩目!

記事を書いた人

木村凛日

フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。