share

公開日 

更新日 

  • 議事録作成AI

【無料】動画の文字起こしができるAIツール5選を紹介

動画の文字起こし作業は、インタビュー記事や議事録の作成に欠かせません。しかし、長時間の動画を手動で文字起こしするのは非常に大変で、多くの時間を費やしてしまいがちです。

しかし、このまま効率的な方法を探さずに、手動での文字起こしを続けていると、締め切りに間に合わなくなったり、作業の質が低下したりするリスクも出てくるでしょう。

そこで本記事では、無料で使える動画の文字起こしAIツールを5つ厳選してご紹介します。各ツールの特徴や使い方を比較しながら、自分に合ったツールを選ぶポイントも解説します。

スピーディーかつ高品質な文字起こしを実現し、生産性の高い働き方を手に入れましょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)

弊社SHIFT AIでは、AIツールの使い方をまとめた資料を、無料で配布しています。

AIツールを業務で活用して、生産性を高めたいと考えている方は、以下のリンクから資料をダウンロードしてみてください。

無料 & 30秒で完了!

動画の文字起こしはAIツールで簡単にできる?

インタビュー記事や議事録の作成などで欠かせない動画の文字起こし作業は、AIを活用した文字起こしツールによって、簡単に行うことができます。

AIを搭載した文字起こしツールは、音声認識技術と自然言語処理技術を組み合わせることで、高い精度で動画の音声を自動的にテキスト化することが可能です。

ユーザーは動画ファイルをアップロードするだけで、短時間で文字起こしが完了するため、作業時間を大幅に短縮できます。

たとえば、1時間のインタビュー動画を手動で文字起こしする場合、熟練した作業者でも4〜5時間かかることがありますが、AIツールを使えば、わずか数分で文字起こしが完了するのです。

また、AIツールは話者の区別や句読点の挿入なども自動で行ってくれるため、文字起こしの品質も向上します。

こうしたAIツールを活用することで、インタビュー記事の作成や議事録の作成などの業務を大幅に効率化できます。

作業時間を短縮できるだけでなく、人的ミスも減らせるため、業務の生産性と品質の両方を高めることができるでしょう。

【無料で使える】動画の文字起こしができるAIツール5選

本章では、AIを活用した文字起こしツールの中から、無料で使えるものを厳選して5つご紹介します。

  • Gladia
  • Google Gemini 1.5 Pro
  • YouTube Summary with ChatGPT
  • Whisper
  • PowerDirector

上記のツールは、いずれも高い精度での文字起こしが可能で、用途に応じて使い分けることができます。

それぞれの特徴を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

Gladia

Gladiaの公式画像
出典:Gladia

Gladiaは、高精度な音声認識技術を搭載したAI文字起こしツールです。Gladiaの魅力は、月に10時間分の文字起こしを無料で利用できることです。

ユーザーはYouTubeの動画URLを入力するだけで、簡単に動画の音声をテキスト化できます。また、音声ファイルのアップロードやリアルタイム音声入力にも対応しているため、利便性が高いです。

Gladiaは99の言語に対応しており、多言語の音声データを処理することができます。さらに、話者の自動識別機能や文脈を考慮した文字起こしが可能なため、高い精度での結果が得られます。

また、タイムスタンプ機能も備えているため、文字起こしされたテキスト内の特定の部分を簡単に検索できます。これにより、効率的な情報管理が実現し、会議の議事録作成やポッドキャストの文字起こしなど、さまざまな用途で活用されています。

Gladiaは、無料で利用できる上に、高精度な文字起こしと便利な機能を兼ね備えているため、文字起こし作業の効率化を図りたい方におすすめのツールです。

Google Gemini

Google Gemini の公式画像
出典:Google Gemini

Google Geminiは、高精度な音声認識技術を使って音声データを文字起こしできるマルチモーダルAIです。

会議やインタビューの録音をテキスト化する際に、Google Geminiを活用することで、迅速かつ正確な結果を得ることができます。

Google Geminiは、音声ファイルをアップロードするだけで瞬時に文字起こしを行うため、作業の手間を大幅に削減できるのが魅力です。

音声認識の精度が非常に高く、日本語のニュアンスを忠実に反映できるため、自然で読みやすいテキストが生成されます。

さらに、Google GeminiはGoogle AI Studioを通じて無料で利用できるため、コストを気にせずに試すことが可能です。

Google Geminiは、高精度な文字起こしと便利な自動文書生成機能を兼ね備えており、ビジネスでの情報管理や文書作成をサポートする優れたツールといえるでしょう。

YouTube Summary with ChatGPT

YouTube Summary with ChatGPTの公式画像
出典:YouTube Summary with ChatGPT

YouTube Summary with ChatGPTは、YouTube動画の音声を即座に文字起こしし、要約を提供する無料のChrome拡張機能です。

使い方はシンプルで、動画を再生しながら拡張機能のアイコンをクリックするだけで、音声がテキスト化され、同時に要約が生成されます。

これにより、長時間の動画を最初から最後まで視聴しなくても、重要なポイントを効率的に把握することができます。

また、YouTube Summary with ChatGPTは多言語対応しているため、さまざまな言語の動画を要約することが可能です。

英語だけでなく、日本語や中国語などの動画も処理できるので、グローバルに活用できるツールといえるでしょう。

無料で利用できる点も大きな魅力です。誰でも手軽に試すことができるため、とくに時間に制約がある方や効率的に情報を取得したい方にとって、非常に有用なツールとなっています。

Whisper

Whisperの公式画像
出典:Whisper

Whisperは、OpenAIが開発した高精度な音声認識モデルであり、音声をテキストに変換する機能を提供しています。

Whisperは、68万時間以上もの膨大な音声データを学習しており、とくに日本語の文字起こし精度は非常に高いと評価されています。

音声ファイルをアップロードするだけで、瞬時に文字起こしが行われ、生成されたテキストは議事録やレポート作成に役立ちます。

Google ColaboratoryやGitHubを通じて無料で利用できるため、コストを気にせずに試すことが可能です。

Whisperは、高い精度と多言語対応を兼ね備えた、非常に便利なツールといえるでしょう。

PowerDirector

PowerDirectorの公式画像
出典:PowerDirector

PowerDirectorは、CyberLinkが開発した動画編集ソフトであり、自動文字起こし機能を搭載しています。

この機能を使うと、動画内の音声を自動的にテキスト化し、字幕として挿入することが可能です。

ユーザーは動画を読み込むだけで、音声を迅速かつ正確に文字に変換できるため、編集作業の効率が大幅に向上します。

PowerDirectorは無料体験版を提供しているのも魅力の一つです。この無料版では、基本的な編集機能に加え、文字起こし機能も含まれています。

操作性も優れており、直感的なインターフェースで初心者でも簡単に扱うことができます。動画編集を始めたい方にとって、PowerDirectorは非常に有用なソフトといえるでしょう。

動画の文字起こしだけでなく、議事録作成に役立つAIツールも知りたい方は以下の記事もご覧ください。

無料のおすすめAI議事録作成ツール8選まとめ記事

【2024最新】無料のおすすめAI議事録作成ツール8選!利用するメリットや選び方も解説

会議や打ち合わせの議事録作成に時間がかかり、業務効率が下がることにお悩みではないでしょうか。この記事では、AIを活用した無料で使える議事録作成ツールを8選紹介していきます。AI議事録作成ツールを使うメリットや、選び方のポイントも解説するのでぜひ参考にしてください。

動画の文字起こしができるAIツールを比較してみた

動画の文字起こしができるAIツールは、それぞれ特徴や価格が異なります。

以下の表で、ツールの価格や特徴を比較してみました。

ツール名無料利用の可否無料期間/制限有料プランの価格特徴URL
Gladiaあり月10時間まで無料プロプラン:$0.612/時間(従量課金制)高精度な文字起こし、自動要約、多言語対応、Web会議ツールとの連携が可能。Gladia
Google Gemini 1.5 Proあり無制限(Googleアカウントで利用可)月額2,900円(Gemini Advanced)マルチモーダル生成AI、テキスト、画像、音声などの処理が可能。Google Gemini
YouTube Summary with ChatGPTあり無制限(基本機能は無料)プロバージョン:詳細未記載YouTube動画の要約を迅速に行うChrome拡張機能。YouTube Summary
Whisperあり無制限(オープンソース)API利用時:$0.006/分(約50〜60円/時間)高精度な音声認識、リアルタイム文字起こしが可能。Whisper
PowerDirectorあり30日間の無料試用版月額517円(年間プラン)動画編集ソフト、4K対応、豊富なエフェクトやトランジション、初心者向けの直感的な操作性。PowerDirector

Gladiaは月10時間まで、Google Gemini 1.5 ProとYouTube Summary with ChatGPTは基本機能を無制限で、Whisperはオープンソースとして無料で利用可能です。

PowerDirectorは、30日間の無料使用期間が設けられています。

用途や予算に応じて最適なツールは異なりますが、まずは無料プランを試してみるのがおすすめです。各ツールの特徴を把握し、自分のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。

上記のツールを活用することで、インタビューや会議の録画、YouTubeやZoomなどで公開されている動画の内容を、手軽にテキスト化できるようになります。

AIツールを活用し、動画の文字起こしを効率化しよう!

本記事では、無料で利用できる動画の文字起こしAIツールを5つ紹介しました。

これらのツールは、それぞれ特徴や価格が異なりますが、いずれも優れた性能を持ち、用途に応じて選ぶことができます。

AIツールを導入することで、これまで手動で行っていた文字起こし作業を大幅に効率化できます。

時間と手間を大幅に削減できるだけでなく、人的ミスも減らせるため、業務の生産性と質の向上につながるでしょう。

弊社SHIFT AIでは、AIツールを自身の業務で活用する方法や、副業に役立てる方法を無料のセミナーで発信しています。

AI時代に必要な人材になるためのスキル・知識を知り、AI副業で収入を得たいという方は、ぜひご参加ください。

【無料】AI人材の一歩目!

記事を書いた人

Chie Suzuki

SEO・インタビューライター歴4年以上。
AIを活用し、情報収集やライティングの時間を半分以上削減。
最近は動画生成AIで遊ぶのが趣味です。