share

公開日 

更新日 

  • 画像生成AI

Midjourneyは無料で使える?制限は?代替AI6選も紹介

「Midjourneyを使いたいけど、無料で使える?制限はある?」と気になっていませんか。

クオリティの高い画像生成ができるMidjourneyですが、できれば無料で利用してみたいですよね。

本記事では、Midjourneyの無料版の制限内容と有料プランの詳細を解説します。さらに、Midjourneyの代替として使える画像生成ツールを6つ紹介します。

この記事を読むことで、予算や用途にあわせて最適な画像生成AIを選択できるようになるでしょう。

監修者

SHIFT AI代表 木内翔大

(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)

弊社SHIFT AIでは、画像生成AIの基礎知識から実践的な活用までをまとめた「画像生成AIの教科書」を無料で提供しております。

「AIを活用した画像生成を始めたい」と考えている方は、ぜひ無料で資料を手に取って、AIでの画像生成を楽しんでください。

無料 & 30秒で完了!

Midjourney無料版には制限があった

Midjourneyは、現在新規ユーザーに対して無料プラン・トライアルを提供していない状況です。

はじめはDiscord版が提供され、無料プランでは利用できる機能や商用利用、生成回数に制限がありました。

25枚の画像生成が無料で試せる期間がありましたが、2023年4月のアップデート以降は終了しています。

終了の理由は、ユーザー数の急速な増加や不適切な画像生成への利用です。

また、2024年8月にはWeb版がリリースされ、このタイミングでも無料トライアルが実施されました。

しかしWeb版の無料トライアルも1週間程度で終了し、現在は有料プランのみの提供となっています。

Midjourney公式のSNS等を確認すると、今後の無料プラン・トライアルの復活には言及されていません。今後の画像生成AI業界の動向により復活する可能性は残されているでしょう。

Midjourneyの有料プラン・料金は?

Midjourneyの有料プランは4種類で、プランごとの利用料金は以下のとおりです。

プラン料金できること
Basic月額:10ドル(1,565円)
年額:8ドル(1,252円)/月
GPU Time:3.3時間/月
Relax Timeでの生成:×
ステルスモードの利用:×
最大同時ジョブ数:3件
Standard月額:30ドル(4,694円)
年額:24ドル(3,755円)/月
GPU Time:15時間/月
Relax Timeでの生成:◯(無制限)
ステルスモードの利用:×
最大同時ジョブ数:3件
Pro月額:60ドル(9,388円)
年額:48ドル(7,511円)/月
GPU Time:30時間/月
Relax Timeでの生成:◯(無制限)
ステルスモードの利用:◯
最大同時ジョブ数:計15件
Mega月額:120ドル(18,776円)
年額:96ドル(15,021円)/月
GPU Time:60時間/月
Relax Timeでの生成:◯(無制限)
ステルスモードの利用:◯
最大同時ジョブ数:計15件
円は2024年11月15日現在の表記
2024年8月末頃にはWeb版リリースに伴って無料トライアルがありましたが、2024年9月1日で終了しています

年間収入100万ドル以上の企業の場合、商用利用するにはProプラン以上が必要です。

Standardプラン以下よりも円滑に利用でき、ステルスモード(生成した画像・プロンプトが公開されない)も使えるので、Proプラン以上への登録をおすすめします。

Midjourneyのプランや料金については以下の記事で詳しく解説していますので、利用を検討している方はぜひご覧ください。

Midjourneyの利用料金は?プランの違いや商用利用について解説
Midjourneyの利用料金は?プランの違いや商用利用について解説

Midjourneyの利用料金は?プランの違いや商用利用について解説

Midjourneyを使うにあたり、料金やプランの違い、商用利用の可否が気になるでしょう。料金やプランの違いを知らなければ、過度なコストがかかってしまいます。本記事では、Midjourneyの料金や各プランの違い、商用利用について解説します。

【無料で使える】Midjourneyの代替AI

高クオリティな画像を生成できるとは言っても、「有料プランしかないならMidjourneyは使いにくいな」と感じる方もいるでしょう。

そこで本記事では、Midjourneyの代替として利用できる画像生成AIを6つ紹介します。

  • Recraft
  • にじジャーニー
  • Canva AI
  • FLUX
  • Ideogram
  • Imagen 3

筆者が実際に利用したなかでおすすめできるものですので、「無料で使いたい!」「有料プランにするほど使わない」という方はぜひ使ってみてください。

Recraft

Recraft公式サイトのトップページ
Recraft公式サイトのトップページ

Recraft(リクラフト)は、生成のクオリティの高さはもちろん、画像の編集機能の充実さが注目を集めているツールです。

無料プランでは1日でおよそ50枚の画像生成が可能で、ブランドのロゴやアイコン、プロダクト画像の生成に適しています。

たとえば、製品のパッケージデザインやSNS投稿用の画像を生成する際に、独自のスタイル設定機能を活用することで、ブランドの世界観に合致した画像を作成できます。

Recraftのプランと料金、できることは以下のとおりです。

プラン名料金(月額)できること
Free無料・1日あたり50クレジット
・生成画像の公開(パブリック)
・作業の並行不可
・1プロンプトでの生成画像:最大2つ
Basic12ドル・1か月あたり1,000クレジット
・作業の並行:最大2つ
Advanced33ドル・1か月あたり4,000クレジット
・作業の並行:最大4つ
Pro60ドル・1か月あたり8,400クレジット
・作業の並行:最大10つ
円表記は2024年11月1日現在の金額

Basicプラン以上において共通している部分は以下のとおりです。

  • 生成画像の非公開(プライベート)
  • 生成物の所有権と商用権
  • クリエイティブアップスケール可能
  • 優先的な画像生成
  • 1プロンプトでの生成画像:最大4つ
  • 無制限のクレジット追加購入:4ドルで400クレジット

にじジャーニー

にじジャーニーの画面
にじジャーニーの画面

にじジャーニーは、日本のアニメやイラストに特化した画像生成AIで、Midjourneyのアプリ版とも言えるツールです。

無料プランでは月間300枚の画像生成が可能で、日本語でのプロンプト入力に対応しています。

たとえば、アニメ調のキャラクターやマンガ風の商品イラストが必要な場合、日本語で細かい指示を出して求めるイメージに近い画像を生成できます。

アニメやマンガを活用したマーケティング施策や、若年層向けのコンテンツ制作において効果的なツールとして活用できます。

にじジャーニーのプランと料金、できることは以下のとおりです。

プラン名料金(月額)主な特徴
Free無料・20回分のトライアル
・基本機能利用可
ミニ700円・月で最大80回生成可能
ベーシック1,460円・月で最大200回生成可能
スタンダード4,390円・通常生成:15時間分
・リラックスモード:無制限
ブロ8,800円・通常生成:15時間分
・リラックスモード:無制限
・ステルスモード利用可能

アプリのインストールは以下のURLからでも行えますので、ぜひ使ってみてください。

Androidの方はコチラ(Google Playのストアに移動します)
iPhoneの方はコチラ(Appleのストアに移動します)

Canva AI

Canva AIの画像
Canva AIの画像

Canva AI(キャンバ エーアイ)は、デザインプラットフォームCanvaに統合された画像生成AIです。無料でも基本的な画像生成機能を利用でき、生成した画像はCanvaの編集機能と組み合わせられます。

AI機能は一部制限されていますが、AI画像や動画、文章の作成などができるので、無料でも充分使える生成AIと言えるでしょう。

たとえば、プレゼンテーション資料やSNSの投稿画像を作成する際に、生成した画像に直接テキストを追加したり、フィルターを適用したりすることが可能です。

デザインの知識が少ないユーザーでも、プロフェッショナルな成果物を作成できます。

Canva AIのプランと料金、できることは以下のとおりです。

プラン名料金(月額)主な特徴
Free無料・基本的な画像生成機能
・標準テンプレート利用可
Pro1,180円・無制限の画像生成
・プレミアム素材利用可
・ブランドキット機能
Teams1,500円(3人以上で利用可能)・チーム共有機能
・ワークスペース管理
・高度な権限設定
記載は税込価格です

FLUX

FLUXの画面
FLUXの画面

FLUX(フラックス)は、製品画像やブランドビジュアルの生成に強みを持つAIです。

FLUXの利用はクレジット制です。月額料金を支払うのではなく、画像生成ごとに所持しているクレジットが消費されます。

新規アカウント作成時には1ドル分のクレジットがもらえます。たとえば「FLUX.1 Pro」であれば20回程度の生成が可能です。

Ideogram

Ideogramの画面
Ideogramの画面

Ideogram(イデオグラム)は、テキストやロゴデザインの生成に特化したAIです。無料版では1日最大50枚の画像生成が可能で、文字とグラフィックを組み合わせた表現が得意です。

たとえば、企業ロゴやブランドネームの視覚化、広告バナーのデザインなど、文字を主体としたビジュアル制作に活用できます。

さらにIdeogramはどのプランであっても商用利用が可能とされています。ただし法的・倫理的な面では使用できない場合もあるので注意が必要です。

Ideogramのプランと料金、できることは以下のとおりです。

プラン名料金(月額)主な特徴
Free無料・通常生成:1日10クレジット(約40枚分)
・標準品質の出力
Basic8ドル・通常生成:1日100クレジット(400枚分)
・高速生成:月400クレジット(1,600枚分)
Plus20ドル・通常生成:無制限
・高速生成:月1,000クレジット(4,000枚分)
・プライベートモード
・画像のアップロード
Pro60ドル・通常生成:無制限
・高速生成:月3,000クレジット(12,000枚分)
・商用利用可能
・プライベートモード
・画像のアップロード

Imagen 3

Imagen 3の画像
Imagen 3の画像

Imagen 3(イマージェン 3)は、Googleが開発した高品質な画像生成AIです。「Gemini」と「ImagenFX」を通じて無料で提供されていて、写実的な画像生成に優れています。

とくにGemini(ジェミニ)で利用するのがおすすです。Geminiでは画像生成の指示をすれば、自動でImagen 3が起動します。

製品カタログや不動産の内装イメージなど、リアルな表現が求められる場面で効果を発揮します。

企業の製品紹介やサービス説明において、説得力のあるビジュアルコンテンツを作成できます。

まとめ:Midjourneyは有料プランでのみ利用可能!

Midjourneyは、Discord版・Web版ともに、リリース当初には無料プラン・トライアルがありました。2024年11月現在は有料プランのみの提供です。

しかしMidjourneyには、有料でも使いたくなるほどのクオリティの高さや生成の幅、機能性があります。

もっともグレードの低いBasicプランでも充分に活用できますので、ぜひ使ってみてください。

「やっぱり無料で使いたい」という方は、今回紹介した6つのAIツールを利用するとよいでしょう。

弊社SHIFT AIでは、画像生成AIの基礎知識から実践的な活用までをまとめた「画像生成AIの教科書」を無料で提供しております。

「AIを活用した画像生成を始めたい」と考えている方は、ぜひ無料で資料を手に取って、AIでの画像生成を楽しんでください。

無料 & 30秒で完了!

記事を書いた人

木村凛日

フリーランスのSEOライター・ディレクター。
AIツールを活用したリサーチ・画像生成を日々行っています。
200名以上のWebライターの育成経験あり。
メディア分析・リライトも担当しています(他メディア)。
パンダが好きです。