【初心者OK】Replitの4つの特徴を解説!始め方や使い方、料金も紹介
「プログラミングを始めてみたいけれど、環境構築が面倒…」「無料で便利なプラットフォームはないかな?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
Replitなら、インストール不要でブラウザから簡単にアクセスでき、50以上のプログラミング言語に対応した環境がすぐに整います。
また、リアルタイムでの共同編集機能やAIによるコード補完も搭載されており、初心者でも安心して学習を進められます。
本記事では、Replitの4つの特徴や料金体系、使い方について詳しく解説します。
さらに、実際に使えるアプリの作成方法や活用テクニックも紹介します。
本記事を最後まで読んで、Replitについて理解しましょう。
監修者
SHIFT AI代表 木内翔大
(株)SHIFT AI 代表取締役 / GMO他複数社AI顧問 / 生成AI活用普及協会理事 / Microsoft Copilot+ PCのCMに出演 / 国内最大級AI活用コミュニティ(会員5,000人超)を運営。
『日本をAI先進国に』実現の為に活動中。Xアカウントのフォロワー数は9万人超え(2024年9月現在)
弊社SHIFT AIでは、各AIツールの特徴や使い方、本記事では紹介してない活用例などをまとめた資料を提供しています。
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目次
Replit(リプリット)とは?
Replitは、ブラウザ上で手軽にプログラミングが行えるオンライン開発環境です。
従来、プログラミング環境のセットアップにはインストールや設定が必要でしたが、Replitではその手間が省け、インターネットに接続するだけですぐに開発を始められます。
たとえば、コードを入力すると、AIが自動で補完やエラーチェックを行い、開発効率を向上させます。
また、Replitの強みとしてリアルタイムでの共同編集機能が挙げられます。
チームメンバーや指導者と一緒にプロジェクトを進めることができるため、学習や業務でも効果的に活用できます。
このように、Replitは、プログラミング学習からプロトタイプの開発まで、幅広く対応できるおすすめのツールです。
Replitの特徴4選
本章では、Replitの特徴を4つ紹介します。
以下、Replitの特徴について詳しく解説します。
インストール不要のブラウザからアクセス可能
Replitは、特別なインストール作業や設定が不要で、ブラウザからすぐにアクセスして開発が始められる便利なオンライン開発環境です。
インターネットに接続できる環境があれば、パソコンやタブレットなど、どのデバイスからでもアカウントにログインするだけで、作業を再開できます。
たとえば、外出先で作業をしたり、異なるデバイスを使用したりしても、同じ環境でスムーズに開発を進められます。
初心者でも安心して利用を始められるため、気軽に学習や開発を始めましょう。
50以上のプログラミング言語に対応
Replitは、PythonやJavaScript、Rubyなど、50以上のプログラミング言語に対応しています。
以下が利用できるプログラミング言語です。
たとえば、データ分析にはPython、Webサイトの作成にはJavaScriptといった具合に、目的に応じて適切な言語を選んで使い分けられます。
新しい言語を学びたいときにも、Replitならすぐに試すことができ、習得の幅が広がります。
初学者から経験豊富な開発者まで幅広く利用できます。
リアルタイム共同編集
Replitは、リアルタイムで共同編集ができるため、教育現場やチームで作業ができます。
複数のユーザーが同時に同じプロジェクトにアクセスして作業ができるため、離れた場所でもリアルタイムでコードの編集や更新を行える機能です。
従来の開発環境では、複数の人が同時に作業を行うにはファイルのやり取りや個別の設定が必要でしたが、Replitならその手間がかかりません。
例えば、チームメンバーが離れた場所からReplit内で同時にプロジェクトを進められるため、リモートでの共同作業がスムーズに行えます。
エンジニアではなくても、Replitならプロジェクトにすぐに参加でき、リアルタイムでのフィードバックが可能です。
リモートでの開発が増えている現代において、リアルタイムでの共同編集機能は欠かせないツールとして注目されています。
AIがコードの補完やエラーチェック
ReplitにはAIが搭載されており、コードの補完やエラーチェックが自動で行えるため、初心者からでも簡単にコードを書けます。
このAI機能により、コードを書く際に構文ミスや誤字を検出し、適切な修正案を表示してくれます。
従来、プログラミングのミスを見つけ出すのは初心者には難しく、時間がかかる作業でしたが、ReplitのAIならば短時間で解決できます。
たとえば、関数名の打ち間違いや構文エラーが発生した場合に、AIが即座に指摘し、正しいコードを提示するため、初心者でもスムーズに修正が可能です。
このAI機能により、Replitはプログラミング学習のハードルを下げてくれるので気軽にコードを作成しましょう。
【無料でも使用できる】Replitの料金体系
Replitは、個人からチーム、企業まで幅広いユーザーに対応する柔軟な料金プランを提供しています。
また、無料プランも用意されており、プログラミング初心者や個人開発者でも気軽に利用を開始できます。
プラン名 | 価格 | 主な特徴 | おすすめな人 |
---|---|---|---|
Starter | $0/月 | •基本的なワークスペース •制限付きReplit AI使用 •コミュニティサポート •パブリックプロジェクト3つまで | プログラミングを学び始めた人 |
Replit Core | $15/月(年払い) $25/月(月払い) | •フレキシブルクレジット$50 •AI チャット基本返信無制限 •Claude Sonnet 3.5とOpenAI GPT-4使用可能 •パワフルなワークスペース環境 •パブリック・プライベートプロジェクト無制限 •メンバーサポート | 個人開発者や複雑なプロジェクトを進めたい人 |
Teams | $40/メンバー/月(月払い) 近日公開(年払い) | •メンバーシッププランの全機能を含む •ユーザーごと毎月$80のフレキシブルクレジット •一括請求管理 •役割ベースのアクセス制御 •より強力なワークスペース •プライベートデプロイメント対応 | チームで協力して開発を行う企業やグループ |
Enterprise | 要問い合わせ | •チームプランの全機能を含む •シングルサインオン(SSO)対応 •GCPでのシングルテナント •カスタム料金設定 •専任サポート | 大規模な企業やセキュリティ要件がある組織 |
Replitでは、アプリケーションの自動スケーリングや予約VMのデプロイ、スケジュール設定されたデプロイなど、追加料金でさまざまなオプションが利用可能です。
各プランは目的や規模に応じて選択できるため、学習やプロジェクトの要件に最適なプランを選び、Replitでの開発を始めましょう。
Replitの始め方
Replitで開発を行うために、アカウント登録を行いましょう。アカウント登録は以下のステップで行います。
Replitアカウントを登録
次に、Replitの登録方法として、メールアドレス、Googleアカウント、もしくはGitHubアカウントのいずれかを選びます。
今回は、Googleアカウントで登録する方法を例に説明します。
「Continue with Google」ボタンをクリックすると、Googleアカウントの選択画面が表示されるので、登録に使用するアカウントを選択します。
Replitの基本情報と設定
アカウント登録後、Replitの基本情報と利用設定を行う画面が表示されます。
「What is Replit?」というポップアップで、Replitの主な特徴(セットアップ不要、AIによるコード補完、共同作業機能、ホスティング機能)が案内され、「Continue」をクリックして進みます。
「Welcome to Replit」画面で、名前、プログラミング経験(初心者〜上級者)、利用目的(仕事、個人、学習など)を選択し、「Continue」をクリックします。
最後に、利用の役割(開発者、デザイナーなど)とポジション(学生、エンジニアなど)を設定し、「Continue」をクリックします。
これで、Replitのアカウント登録が完了します。
Replitの使い方
Replitの基本的な使い方を紹介します。
- プロジェクトの作成
- Replit Agent機能
本章を参考に簡単な操作を確認しましょう。
プロジェクトの作成
Replitで新しいプロジェクトを作成するには、ダッシュボードの「Create Repl」ボタンをクリックします。
このボタンを押すと、プロジェクト作成のための設定画面が表示されます。
まず、使用したいプログラミング言語を選択します。テンプレート一覧からPythonやJavaScript、HTMLなど、プロジェクトの内容に応じた言語を選びましょう。
言語を選択したら、プロジェクト名(Title)を入力し、プライバシー設定を「Public(公開)」または「Private(非公開)」から選びます。
無料プランでは一部の非公開オプションに制限がありますが、公開プロジェクトはすべてのユーザーが利用可能です。
最後に、「Create Repl」をクリックすることでプロジェクトが作成され、編集画面に移行します。
この編集画面で、コードを書き始めることができ、ReplitのAI機能やツールも活用してプロジェクトをスムーズに進めることができます。
Replit Agent機能
「Replit Agent」は、開発したい内容を入力することで、AIがプロジェクトの構築する機能です。
ユーザーが作りたいアプリケーションやプログラムの内容を入力することで、Replit Agentが必要なコードやファイルを自動生成し、プロジェクトの雛形を作成します。
Replit Agentは有料プランでのみ利用可能ですので、使用する際は事前に有料プランにアップグレードしておきましょう。
「Describe what you want to make」の欄に、作りたいアプリケーションやプログラムの内容を自然言語で記載します。
例えば、「TODOアプリを作って」と入力するだけで、必要なコードやファイルが自動生成されます。
プログラミングに不慣れな方でも、会話形式で簡単にアプリの雛形を作ることができます。
画像のように、Replit Agentを使うと、画面右側の対話形式で要望を入力するだけで自動的にコードが生成され、アプリを作成できます。
【実演】Replitで作成したアプリ3選
本章では、実際に筆者が作成したを3選紹介します。
次に紹介するアプリを参考にして、「Replitを使えば、このようなアプリが作成できるのか」とイメージを膨らませてみてください。
①シンプルな計算機アプリ
数式を入力するだけで、基本的な計算ができる簡単なアプリです。作成時間は約30分ほどです。
②To-Doリストアプリ
タスクを管理できるシンプルなTo-Doリストアプリです。作成時間は約30分ほどです。
③チャットボットアプリ
ユーザーのメッセージに自動で応答するチャットボットです。作成時間は約1時間ほどです。
ReplitのAI機能やシンプルなインターフェースを活用することで、初心者でも簡単に作成可能です。
Replitを使いこなすための活用テクニック
本章では、Replitをさらに便利に、効果的に活用するためのコツを紹介します。
- Discord APIとReplitでのボット作成
- V0とReplitを使ったLP(ランディングページ)作成
これらのポイントを意識しながら、Replitでの開発を進めてみてください。
Discord APIとReplitでのボット作成
ReplitとDiscord APIを活用すれば、初心者でも簡単にDiscordボットを作成できます。
ボットとは、特定の指示やプログラムに従って自動的に動作するソフトウェアのことです。
メッセージに応答したり、特定のコマンドを実行する機能を持たせることが可能です。
たとえば、Replit上で「おはよう」と入力したときにボットが「おはようございます!」と返事をするように設定することも簡単です。
リアルタイムでの確認ができるので、試行錯誤しながらボットを構築できます。
対話型のボットをすぐに作成できるだけでなく、通知や自動応答機能なども手軽に実装できます。
V0とReplitでLP作成
ReplitとV0を組み合わせることで、LP(ランディングページ)を簡単に作成・デプロイできます。
Replitはブラウザ上でコーディングができる開発環境で、v0はテキストの指示に従って自動でUIデザインを生成するツールです。
この組み合わせにより、LPのデザインやプログラミングの知識がなくても、短時間で見栄えの良いLPを作成できます。
たとえば、ReplitでHTMLやCSSのコードを少し編集し、v0で生成されたデザインを組み合わせることで、企業のサービス紹介ページや製品のLPを簡単に構築できます。
詳しい組み合わせ方については、こちらの記事で解説しています。ぜひ参考にして、ReplitとV0を使ったLP作成をお試しください。
【プロ級LPを作成】Replit×v0で簡単にデザインする手順や使い方を解説!
Replitとv0を組み合わせることで、プログラミングやデザインの知識がなくても簡単にLPを作成できます。本記事では、Replitとv0の使い方やデザイン手順、LP作成事例を紹介!本記事を参考にして、LP制作に挑戦してみてください。
Replitでプログラミングを始めよう!
Replitは、ブラウザ上で手軽にプログラミングが行えるオンライン開発環境です。
Replitを使って、自分のアイデアを具現化し、さまざまなプロジェクトに挑戦してみてください。
本記事で紹介したポイントを参考に、Replitの魅力を最大限に引き出し、プログラミングを楽しんでください。
弊社SHIFT AIでは、はじめてReplitを使う方に向けて「15分でわかる『Replit』の教科書」を無料で配布しています。
本記事で紹介している活用例や応用方法などを解説しているため、ぜひ記事と合わせて資料も確認してみてください。
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記事を書いた人
西啓汰
大学での学びと並行して活動するフリーランスのSEO/Webライター。
研究テーマは「Music to Video」。音楽の歌詞や曲調を分析し、自動で映像を生成する仕組みの開発中。
生成AIツールを実際に触れ、体験を通じて得た知見を活かし、価値を届けるライティングを実践。
趣味は野球観戦とラジオ聴取。
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